農村加工支援の取り組み
現状の課題をクリアすることと同時並行で、農村加工グループの支援にも取り組んでいきます。10月半ばから2月末までの間に、4地域5つの農村加工グループからの研修生を計10名、3週間~3ヶ月の期間で受け入れます。
8月末にNHKで弊社の取り組みを取り上げて頂いた映像を見ると、農村加工のトレーニングをしたグループのリーダーは「アユミは神様だ」と語っていました。彼は、パイナップル・マンゴーの加工を開始することによって、貧しい地域の住民の収入向上につなげることができるのではないかと大きな希望を抱いています。車で12-13時間離れた地域ですので、輸送費も掛かるうえ、頻繁にモニタリングに行くこともできません。この壁を弊社と地域住民ががっちり手を組むことにより、将来的には農村部グループからの安定的な買取ができるのではないかと期待はしています。しかし、決して安易には考えていません。弊社が必要な品質と100%衛生的なオペレーションに固執してもらえるのかということが肝になります。
品質を維持するために自社生産を基盤とし、農村部からの買取は全取り扱い量の最大3割までという明確な基準を設けています。弊社の生産・販売規模が大きくなっていくことに比例して、農村グループからの取引量も増やしていくことができます。