協働者たちとの挑戦 in CHAMARI Vol.2
今週は、ティカの製造現場は社員たちに任せて、今月2回目のChamari訪問です。
ナイロビ空港からマリンディ空港まで飛行機で約1時間。マリンディからマタツで約2時間のMarafaという町を経由して、そこからバイクタクシーで約40分。
今回もドライパイナップルの品質向上と衛生的な製造のための指導。まだ、グループが製造したものを買い取れるレベルには到達していません。もう一息です!!国際的な食品衛生水準を満たす、果物加工事業をケニアの貧困層が多く、電気は整備されておらず、携帯電話が通じる場所は限られている農村部でやろうという無謀ともいえる試み。
『アフリカだからできないということはない、ケニアの農村部だからできないということはない。』と勝手に信じこめるのでラッキーです。ひとりではできませんが、World vision(NGO)と他の地域から移ってきた頼りがいのあるグループリーダーとがっちり組んでやっています。農家が仲買業者に売るよりも少し高い値段で買い取り、農家が売り先がないときには売りにこれる仕組みができればいいという思いを共有しています。
今回はたまたま訪問した日が、Relief Foodといわれる政府からの食糧の無料配給の日でした。かごがをもった女性たちが200人以上集まっていました。月に一度のとうもろこし粉5-6kgの配給は一世帯には僅かな量。雨が少なく、農業だけでは生活ができない地域。
自転車の荷台に写真のようにパイナップルをくくり付けて、片道3-4時間掛けてマリンディまで自転車で売りに行く人を4、5人見かけました。この人達は農家ではなく、農家から買い取って売りにいく、仲買業者です。
ChamariからMarafaのWorld visionの事務所に戻ったら特別に、皆でグリルした鶏とウガリのお昼ご飯!おもてなしが嬉しかったです。
↑Marafaの中心地。ここの周辺は電化されています。