より愛情をもって
製造場所をお借りしている食品会社の工場では、第一月曜日の午前8時から10時に休憩スペースにマネジャーと全従業員が集まって、教会のミサのように歌唱や説法が行われます。マネージャーや従業員のなかから選ばれた方が説法を行うのですが、発言で爆笑が湧き上がることもあり、とても和やかな雰囲気です。月に一度、このような機会を提供することにより組織内に家族のような一体感が醸成されていくのだなといつも勉強になります。ケニアでは先月下旬に大統領選挙が再度行われて、一部の地域ではデモが発生しているなどの民族間の対立も払拭されていない状況下におかれていることもあり、今月の説法のテーマは“LOVE”でした。
端的にいえば、『出身地など関係なく、愛情を持って他人に接し、親切にしましょう。誰かが間違いを犯しても寛容に対処しましょう』という内容でした。最近の自分自身に当てはめて考えてみると、製造のピークシーズンが来る前に、スタッフのレベルをあげようと少し力が入っていて、厳しいことを言うこともあったことを省みて、より一層愛情をもって一人ひとりに接していこうと心に決めました。気を楽にして、20代の若い人たちが成長していける環境づくりにこれからも努めていきます。