乾燥地域のパイナップル農家との連携
コーストのマリンディの街から北に約70kmに位置する農村地帯のグループを訪問しました。地域の人々の暮らしを良くしたいという情熱的なリーダーのもとに、68のパイナップル農家が結束し、共同販売のためのひとつのグループを形成しています。
(グループのリーダーに初めて会ったときに撮影。2015年10月)
昨年10月にWorld Visionのオフィサーから電話をもらい、このグループとの連携の可能性を感じて、2週間後にグループを訪問。その後、World Visionのオフィサーがドナーを見つけて、天日乾燥の施設が先月、見事に完成しました。それを受けて、この地域の農家が製造したドライフルーツを買い取るという可能性に賭けて、加工トレーニングをWorld Visionのオフィサーの協力のもと、実施しました。真剣に学びたいという農家の方々が大多数でした。
彼らが直面している問題は、収穫期に雨が降ると道路がふさがり、トラックでパイナップルが運送できないということです。運送できずに腐ってしまうということに何度か直面しており、農村部で乾燥加工して、販売することに大きな希望を託しています。
今回現地に行って、初めて聞いて驚いたことは、World Visionのオフィサーは、管轄下の2グループに対して、2つの天日乾燥施設を完成させていたんです。凄い実行力、、、。しかも、天井に2つの排気口が設置された文句なしの出来ばえ。
今回のトレーニングの目的は、グループが衛生的な製造方法を理解し生産体制を整え、質のいいものを将来的に弊社に供給するようになるということ。彼らの甘~いパイナップルの製品化はとても魅力的。
グループ加工の運営を見守りながら、一緒に最善策を考えて、彼らとのビジネスを成功させていきたいです。