4年間の日本人起業家が設立したケニア法人数の推移

今回は日本人起業家が設立したケニア法人数の推移に関して書いてみたいと思います。
ケニアで法人登録する起業家、ビジネスをしたいと調査にやってくる個人、日本企業進出のお手伝いをする開発コンサルタント、ビジネスを学びたい大学生インターンが増えてきていると感じています。
私が起業した2014年から昨年までに、日本人起業家がケニアで法人登録した会社数を書き出しました。誤りはあるかもしれないですが、大体こんな感じではないでしょうか。
(日本法人の現地法人として登録された会社は除いています。)
2014  2社
2015    3社
2016  1社
2017  3社
2014~2017年の4年間で計9社で、毎年平均2.25社のペースで設立されています。
暫くはこのペースで増加すると仮定した場合、2018年から2020年の3年間で7社増え、2020年末には2014年以降に日本人起業家が設立した会社の総数は、16社に到達するのではないかと予測します。(単純計算ですが。)
ケニアでの事業運営における成功・失敗事例が毎年蓄積されていくことでより新たに参入される起業家の方にとってより良い環境が整うことや、バックグラウンドや個性の違う人たちが交じり合い、アフリカ社会に有益な産業の発展に貢献していくことを期待しています。
私自身も最善を尽くします。
勢いのある起業家の玉ねぎの流通事業をしている河野さん(写真左)と奥さん(写真右)のお宅訪問したときに玉ねぎポーズで撮影。

マンゴーバリューチェーンのフォーラムに参加して

先週、IGD(Initiative for global development)というワシントンD.Cに本部がある団体とロックフェラー財団が主催するケニアのマンゴーバリューチェーンに関わるプレイヤーが集まる第4回目のフォーラムに招待され参加しました。

マンゴーの輸出業者、加工業者、NGO、研究者、投資会社、テクノロジー企業、欧米のビジネスコンサル会社などから約40人が集まりました。

内容はEUマーケットへのアクセス、最新のテクノロジー、ファイナンスへのアクセスの3本柱で構成され、最後には今後に向けて、ケニアのマンゴー産業がより発展していくための’’コラボレーション’’の重要性を確認し、主催者側は積極的に後押ししていくということで閉会しました。

マンゴー産業に関わる人たちに限定されており、繰り広げられる議論や提供される情報もビジネスに直結することが多く有意義でした。

同じティカに製造拠点をおく、ドライフルーツを製造販売する競合2社とも情報交換をしました。競合の1社はイギリス人夫婦とフィリピン人女性の三人が共同経営している会社で、ケニアの外国人居住者をターゲットにしているだけでは市場規模が小さいので、ケニア人消費者にも積極的にアプローチをして、国内での売上を伸ばしているそうです。彼らの方が年齢もずっと上で、外部組織との良好な関係性を築き、資金や技術面での支援を上手に活用されています。その点は見習いたいです。

参加者の中には、私よりもちょうど10年早くケニアで起業したドイツ人女性もいました。彼女は唐辛子を輸出するビジネスを軌道にのせて、2つ目の事業として、農産物を農家から買い取る企業向けの原料買取を円滑にするためのソフトウエア販売事業をアフリカ6カ国に展開しているとのことでした。

井の中の蛙大海を知らずとならないように、果物産業に携わっているケニアや欧米資本の企業のなかで自分たちがどのポジションに現状いて、どこを目指すのかということをより意識しようと思いました。

年間600万個のマンゴー加工を目指して

ビジネス環境は整ってきて、今後5年間で段階的に規模を拡大していきます。年間600万個のマンゴーを加工し、製品を販売することを目標としています。適した機材や施設の選定をして、必要な乾燥機・加工機械・原料の保冷施設に掛かる設備投資総額は約5,000万円くらいになりそうです。

ケニアの大企業と組み、ケニアの果物加工産業の発展に挑み、道を切り開いていきます。『諦めないこと、信じること』という言葉が頭のなかを駆け回りました。ここまで辿り着いたので、この先も突き進んで目的地に到達できると信じています。

これまで日本人は私ひとりでやってきましたが、弊社のCFO・CTOの候補者を募集しています。ケニアでの果物加工や農業分野に関わるビジネスに意欲がある方がいらっしゃれば、先ずはお気軽にご連絡下さい。info@kenyafruitssolutions.comまで。

今月、取り組んでいること

ナイロビは昨日から急激に暑くなっています。日中の気温は26度。寒い日が続いていたので、温かくなると気分もあがってきますね。

先月から引き続き、商品開発と乾燥機の改良に取り組んでいます。

今年の1月から製造と平行して、新商品の開発を少しづつ進めてきました。今月末までには、私が担当している商品のレシピ作成は完了する目処がたってきました。同じ商品郡で、4種類のフレーバーを作っています。

一緒に仕事をさせて頂いているパートナー企業内に部署を横断した商品開発のための委員会があり、そこで承認されてから商品化のためのプロセスにはいります。

KEBSの認証取得、パッケージのデザイン、包装資材の印刷などに時間が掛かるので、ケニア市場で販売開始されるには、約1年後になると思います。

乾燥機に関しては、現在の問題点を解決するために、日本に一時帰国した際に、岡山県の乾燥機メーカーを訪問しました。創業時に小型乾燥機を購入したとき以来で、4年ぶり2度目の訪問。昨年、購入した南アフリカ製の乾燥機の改良点と今後の乾燥機選びに関する助言も頂きました。大紀産業の安原社長と石井さん、ありがとうございました!

9月15日(土)はナイロビ日本人会の年に一度のふれあい祭りが開催されます。楽しみです!

 

嬉しい節目となる7月

4、5、6月と変化の渦のなかにいました。6月末に理想的なかたちで収束して、安堵を感じています。

4月頃から加工所の移転、製造規模の拡大に伴い、資金の工面や製造現場の監督など私自身が負った重責で押しつぶれそうになっていました。株主になって頂いているKenya Nut Companyと最適な事業の進め方を協議をするなかで、日々の製造のオペレーション、原料の調達と支払い、製造スタッフの雇用というこれまで私が80%以上の労力を費やしてきた部分を全部ごっそりと請け負ってもらうことになりました。私は商品開発や今後の果物加工事業発展のためにやるべきことに集中していくことになります。

常識にとらわれない柔軟な発想で、最適な方法を提案して下さったKenya Nut Companyのトップの判断に感謝し、ケニアの果物加工の発展に少しでも貢献していけるように努力していきたいと思います。マカダミア産業がケニアの経済の柱のひとつに大きく育ったように、30、40年後に果物加工がケニアの産業として今の何十倍、何百倍も発展している可能性に賭けるという思いがより強くなりました。ケニアの果物加工に関わる会社が競りながら、いいシナジーを産みだしていくことを期待しています。

仕事面での変化だけでなく、6月末に生活拠点はティカからナイロビに移しました。ケニアでの事業創出に意欲のある他の日本人2人とシェアしながら、楽しくやってます。

インタビュー記事のリンク

JICAケニア事務所のいつもお世話になっている2名の職員の方に取材に来ていただいた際の記事がアップされました。↓

https://www.jica.go.jp/kenya/office/others/interview/180601.html

ご質問等があれば、いつでも連絡下さい~。

今週末から日本に一時帰国します。10日間だけの滞在ですが、できるだけ多くの方とお会いして、お話できれば嬉しいです。

「基本に立ち返るとシンプルになる」

ケニアで仕事をしている様々な分野の人たちと話をする度に、いつも学びがあることが有難いです。

 

「経験を積み重ねるに連れ、基本に立ち返って考えるようになると、大事なことが見えてきて、シンプルになる」というある方の話を聞いて、共感しました。まさに、基本に立ち返えって考えるとシンプルにやるべきことが見えてきます。

 

私は技術者ではないから、専門の人に代わりにやってもらいたいという他人頼みの考えは改めて、専門知識を持った人たちとともに、トコトン極めようという気持ちで、今の課題を突っ切っていこうと思っています。

 

ネスレが撤退&就労許可証の再確認

ケニアは、6月1日が祝日で3連休でした。最終日はお世話になっている方から、ケニアの海岸地域で取れた新鮮な伊勢えびが手に入った!と食事会によんでもらい、伊勢えびのお寿司を食べて日本酒を飲みながら、楽しい&学びのある時間を過ごしました。

今回は、ケニアで働いている日本人たちの間で最近話題になるトピックから2つ取上げようと思います。

○Nestle East Africa Regionが事務所を閉めて、撤退すると先週報じられました。世界的規模の大手企業がなぜ撤退することになったのかというのが気になります。コーヒーより紅茶を飲む文化であることや、MaggiよりもUniliverのRoycoという調味料が市場のシェアを占めていることが関係しているようです。市場の規模が大きくない割にオペレーションコストが掛かるというのが主な理由なようです。商品は今後も流通業者を通じて市場に流れます。参考までに新聞記事のリンクを貼り付けておきます。↓

https://www.nation.co.ke/business/Layoffs-loom-in-Nestl–Nairobi-office-closure/996-4586694-4js3td/index.html

 

○5月にケニア政府は外国人労働者の就労許可証の再確認のために移民局に行って、手続きをする必要があると発表されました。手続きが完了するとデジタル認証カードの引換券が交付され、3週間後、デジタル認証カードが発行されるそうです。中国人の不法労働者が多く、取り締まりが強化されています。ケニアで就労許可を得ている外国人は3万4,000人いるが、不法労働者は10万人以上いると見積もられています。詳しくはJETROケニア事務所のビジネス短信で確認下さい。↓

https://www.jetro.go.jp/biznews/2018/05/5154e48656b8f012.html

創業5年目に突入

久々に投稿します。4月に創業4周年を迎えて5年目に突入しています。この1年間に待ち受ける変化と成長がとても楽しみです。

 

3月初旬に新しい加工所に移転して、6月初旬までの3ヶ月間で、毎月に必要な量を供給できるようにしますと関係者に宣言しているので、目標達成にフォーカスしています。

 

製造量を10kg、20kg、30kgという数え方から、100kg、200kg、300kgと数えるようになり、その後1トン、2トン、3トンという単位で数えるようになる日を心待ちにしています。そういう日がやって来るように、日々の業務のひとつひとつと向き合うことを積み重ねていきます。

先週は1万個以上のマンゴーを海岸地域のLamuから仕入れました。今はオフシーズンで、品質のいいマンゴーを仕入れることは簡単ではありません。バイヤーが買いに来ると十分に熟れていないのに農家が収穫してしまい、甘みが足りないということが頻繁に起こるので、オフシーズンに購入するときは慎重になります。

 

3月に加わったスタッフも慣れてきて、スムーズに進むようになってきて嬉しいです~!

働いている人たちがハッピーでやりがいを感じてもらえるように、今週もひとつでも、改善できることを見つけて、アクションを起こしていきたいです。

 

新しい加工所に移転して

ティカ近郊の新しい加工所に移転して、3月9日から加工を始めました。廃棄を最小限に抑えるために、製造キャパの1~2割くらいの製造規模から始めました。今は13名が働いています。昨年、設置した大型乾燥機を使い始めたばかりで、変色等の廃棄がでていますが、試行錯誤を繰り返しながら安定していくと思います。

新しい加工所に移って、これまでの製造キャパの約8倍増加が見込めます。一日も早く、取引先に十分な量を毎月供給できるオペレーションに到達したいです。現状は、取引先が必要な量の10%も供給・販売できていません。昨年後半からずっとこのような状況で、いつも笑顔で接してくれていた取引先のマーケティングや販売担当者の表情が商品の話になると険しくなるようになった頃に、事の重大性を感じるようになり、何とか現状を打破しようと取り組んできました。自分たちで何とか現状打破できるという考えが甘かったと身をもって知り、周囲のケニア人の食品加工の経験者の方々に積極的に相談しています。ここを乗り切れれば、月々の売上はアップ♪ 急ぎ過ぎず最適な製造コストで製造量を上げていきます。問題点を日々改善していくことにより、製造が安定していくと希望をもっています。

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