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ビニール袋規制

ケニアでは8月29日から法律でビニール袋の製造、使用、輸入が禁止されるようになりました。環境汚染を抑制することが目的だそうです。違反者には最長4年未満の懲役か400万KSHの罰金が科せられることになっています。

製品の一次包装に使用されるビニールは規制外ですが、スーパーやお店で買物しても袋はもらえないので、エコバッグを持ち歩くようにしています。施行されてから約3週間が経ちますが、ナイロビやティカでは、どのお店に行ってもビニール袋はすっかり消えています。ケニア全土でごみが軽減され、環境がきれいに保たれるようになるのでしょうか。

異例の再選挙

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ケニアでは大統領選挙が再度実施されるという異例の事態が起きています。

8月8日の大統領選挙で現職大統領が当選という結果が出て、すんなりと就任するのかと思いきや、野党が不正があったと不服を最高裁に申し立てて、最高裁が再選挙を実施するという決定を下しました。
「こんな結果を予想した人はいないんじゃないかな。競馬で言うと万馬券だ」と在ケニアの日本大使はおっしゃっていました。
再選挙日は10月17日です。もうしばらくは情勢を気にしながらの生活になりそうです。
そんななか、明日は年に一度のケニアの日本人会のお祭りです。皆で集まって気を緩められそうです。

JETRO主催のセミナー

9月7日に大阪で開催されたJETRO主催のアフリカ起業セミナーで、JETROケニア事務所の島川さん、ウガンダで衛生商品を取り扱っておられるサラヤの森さん、ケニアでヘルスケア商品を販売されているロート製薬の阿子島さんとともに弊社の果物加工事業について少しお話させて頂きました。

資金力・技術力・人材を兼ね備えた大企業の海外展開とはあまりにかけ離れた泥臭いことをやっていますが、他と比べることなく初心貫徹で道を切り開いていきたいと思います。

今回の事例発表者は全員女性で、協力隊出身者でした。参加者のなかにも協力隊出身者で日本企業のアフリカ進出に一役買いたいと奮闘されている方もおられ、アフリカで協力隊を経験した後に日本企業で、海外進出の業務に携わる人は今後も増え続けていくのではないかと想像します。

9/4-9/6にJETROが東京で主催した3つのアフリカ起業セミナーは定員を大幅に超える盛況ぶりだったと聞きました。アフリカでのビジネスに興味を持つ個人や会社が着実に増えているようです。治安が悪い・汚職がはびこっているなどマイナス面もありますが、私はアフリカの国々の将来的な経済発展を肌で感じながら見守っていくことを楽しみにしています。

来年2月(今年10月から変更)にJETROがケニア・起業支援ミッションを企画されています。ご関心のある方はご検討ください!!

製造拡大にむけて

8月下旬に、新たに購入する大型乾燥機のデポジットの支払いが済みました。10月中にはケニアに届く見込みです。

乾燥機を設置する場所をこれから関係者と協議して決めて、乾燥機が届くまでに設置場所にセメントで土台を用意します。

製造容量は現在の約8倍に増え、一日の約6,500個のマンゴーを毎日加工することになります。加工スタッフは12月に約25人を増員して、トレーニングを開始します。

食品製造の知識や経験を持った方の協力なしにはこれ以上は進めていけないということがはっきりしています。最適なチーム作りができれば何とかなるという心境で体制を固めていきます。

 

日本で

先週、日本で(株)ケニア・フルーツ・ソリューションズを登記するために、法務局に申請書類を提出しました。

ケニアで会社を立ち上げた当初から、いずれは商品を日本で販売するための会社を設立したいと考えていました。青年海外協力隊員時代に同じ任地でお世話になった先輩隊員の大内純子さんのご協力のもとに、遂に日本での一歩踏み出しました。

ケニア人の社員たち、原料を仕入れている農村の人々、取引先の人々と苦楽をともにしながら、少しづつ前進していく過程を日本の皆様にお伝えしていくとともに、其々の専門性を活かして一緒に協働して下さる仲間を増やしていきたいです。

質問や関心のある方はinfo@kenyafruitssolutions.comまで気軽にご連絡ください。

(↑日本での対応窓口として、いつも支えて頂いている中小企業診断士の大内さん。)

現職大統領の再選

一時帰国で日本に戻ってきました。
さて、ケニアでは8月8日の大統領選挙の公式結果が11日に発表され、現職のケニヤッタ大統領が野党連合の候補者のオディンガ氏を9.6%引き離して当選しました。政権がひっくり返った際には大きな混乱が起こり得たと考えられていたので、それを避けられたという意味ではこの結果はまずまず良かったと思います。

野党側は選挙の集計時にハッキングがあったと主張し、結果を受け入れない立場をとっています。一部の地域で結果に不満をもつ支持者たちにより暴動がおきたと報じられています。

今回の選挙日の8日前に、選挙管理局のICTマネジャーが暗殺されるという事件があり、衝撃が走りました。ケニアで、政治に関することで人の命が奪われたり、血を流す人がいるという事態がいつになればなくなるのでしょうか。
(写真:8月13日の日経新聞の記事)

製造管理のツール

ケニアでは大統領選挙が一週間後(8月8日)に迫ってきており、緊張感が若干漂っているように感じます。混乱なくピースフルに選挙が行われることを大多数の人々が願っています。

今回は、ケニアで食品製造業を泥臭くやりながら模索してきた製造部門のマネジメント手法に関して書かせてもらいます。ごく普通のことで何も特別なことはしてないですが。とにかく、分かりやすくシンプルに噛み砕いて実践することを心がけています。

今後進化していくと思いますが、現時点では以下の4つのツールを重要視しています。

  1. Planning & Reviewing
  2. SOP (Standard Operation Procedure)
  3. KPI (Key Performance Indicator)
  4. Training

一つ目は、計画とその見直しです。毎週金曜日にその週の実績の確認と翌週の計画を立て、計画通りいかなったことはなぜ達成できなかったのかを話し合います。

二つ目は、標準的な作業手順書を作成し、監督者はその通りに製造することに責任を持ってもらい、細部に至るまで手順書通りに進めることを製造の核としています。製造スタッフには、商品の規格を守るという概念を理解してもらうことから始まります。食パンやスプーンなど身近なものを例に挙げて、味・触感・色・サイズなどは勝手に変更されることは製造者として、許されないということを完全に理解してもらうように努めています。注文をもらっている規格を個々の判断で変更することなど有り得ないということを知らなければ、そこから伝えることになります。

三つ目は、目標の達成具合を評価する指標を設定することです。単体ではなく、複数の要素を組み合わせて、適正な品質・生産性・コストで行われているかを確認しています。

四つ目は、スタッフに対する食品衛生と品質管理のトレーニングです。毎週20分程時間をとって、食品製造業で働くうえで大事なことを浸透させています。

 

人材育成に手間が掛かり、めげそうになることもありますが、幸いなことに「今は大きくなっている企業も最初は弊社が直面しているような問題に直面していた」と周りのケニア人が励まして下さるので大変有難いです。約40年前に未経験の人たちが月給約1,000kshで製造スタッフとして働き始めて、会社の成長とともに給与もあがり、約30年後の定年時には月給は約50,000kshになっていた人たちを実際に見てこられた人からの言葉に希望をもつことができました。

中国とケニア産マンゴー

昨年お世話になった報道記者の方から、“Mango farmers find market in Kenya’s Chinese community”というタイトルの記事を共有して頂いたので、紹介させてもらいます。(参考になるかは分かりませんが。)

http://africa.chinadaily.com.cn/world/2017-02/26/content_28353139.htm

ケニアのマンゴー農家が中国への輸出を目指しているという記事です。中国からケニアへの昨年の輸出額が32憶ドルで、ケニア側は貿易格差を埋めていく一助になると考えているようです。

実際に中国へのマンゴーの輸出が促進されていくのか、ちょっと気になりました。

ハクナ・マタタ

製造マネジャーのジョセフは、先週の5日間、QMS(品質管理システム)の外部研修を受けてきました。「今週はKFS(弊社)のQMSを確立する」と言って、今日は1日中書類作りに取り組んでいました。

今回は弊社に立ちはだかっている障壁を書かせてもらいます。ケニアでは商品代金の支払いが遅れるということは頻繁に起こることです。ケニアの大手のスーパーマーケットチェーンのひとつであるNakumattが業者に対して、商品代金を約1年間支払っていないというのが報道されています。店舗の拡大に多額の資金を投入し資金繰りがまわらない状況のようです。

大手スーパーが商品代金を払わないと直接供給している業者だけでなく、供給業者に原料等を取引している会社にまで影響がでます。弊社にも影響が及んできているようです。3、4ヶ月前から取引先からの支払いが期日から大幅に遅れるようになっています。少しづつ分割で支払いをして頂いていますが、未納分の税金(消費税)を支払ったら手元には残りません。

お金が支払われるまで、2、3ヶ月間くらいは製造を一時的に止めようと考えています。こういうこともあるというくらいに軽く受け止めるようにしています。今後の会社と自分自身の成長のために今できることは何かを考えて行動していこうと思います。時間に余裕ができるので、考えようによっては好機かもしれませんー。Hakuna matata(ハクナ・マタタ/スワヒリ語で問題ない)。

地道なレベルアップ試行中

8月8日のケニアの大統領選挙まで、あと1ヶ月となりました。各地で政治家のキャンペーンが繰り広げられています。在ケニアの大使館は選挙とその後の大統領の就任式まで、治安面で何が起こるか分からないので注意を喚起されています。

さて、私たちは繁忙期ではないこの時期に、今後のためにレベルアップを図ろうとしています。

製造に関することでは、商品の品質改善のための試行錯誤や、HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)という食品衛生の国際レベルの認証下で運営するための書類作成をして、トライアル運用を開始するところです。その次の段階として、QMS(Quality Management System)といわれる品質管理システムを導入するために製造マネジャーに外部研修に行ってもらう予定です。現在の弊社の規模でHACCPとQMSを導入するのは一般的には早いのかもしれませんが、国際的に販売をする食品企業になるという明確な方向性のもとに、今から始めたいと考えています。大学を卒業して初めての就職先として弊社に入社した25歳の製造マネジャーの能力向上のためにもできるだけ幅広く挑戦してもらう機会を提供するようにしています。

また、加工時にでる果物の皮や種などの廃棄物の処理方法に関しても調べています。次のシーズンはより多くの廃棄物がでることが想定されるので、衛生状態を維持するために適切なハエの防除法と低コストであまり手間をかかけずに堆肥にして土に戻す方法を模索しています。

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