今、「就職する」ということについて。

ルワンダはキガリよりこんにちは、アジアンキッチンのからとです。

 

11月。日本は冬でしょうか?ルワンダはほぼ赤道直下なので冬感は全くありません。

昼間は年中夏の日差しルワンダ

 

さて今回からは、時々聞かれる、「前職の経験はどのようにアフリカでのビジネスに役立っていますか?」「飲食店の経験があるのですか?」「起業前はどのくらい準備をしたのですか?」

について、数回に分けて書こうと思います。

 

結論から言うと、

・前職の経験→役立っています。

・飲食店の経験→ありません。

・起業前の準備→特にこれといった準備期間はありませんでした。

 

前職で学んだ「仕事の進め方」

前職の経験がどのように役立っているかというと、ものすごくざっくりになりますが、「仕事の進め方」を学べたことかと思います。

 

前職は、どこかのプロフィールとかでも書いてるので会社名も特に隠さず書きますが、2008年に株式会社リクルートに新卒入社し、人材系事業部で営業、企画の仕事に従事しました。

よく「元リク」のキラキラプロフィールの人がいますが、私は特に売れず特に表彰もされず「わーみんなすごいなー」と周りに圧倒されつつ常にパツっていたリクルート時代でした。

 

仕事って、どんなに複雑でステークホルダーの多いプロジェクトになっても、結局は一つひとつの「タスク」を「締め切りまでに」「狙った成果で」「終わらせること」だと思うのですが、5年間で(2015年までいましたが途中子育てで休んだので)

 

・自分なりの「クセ」が見つけられたことと、

(タスク分解が下手で、複雑なことを複雑なまま取り組もうとして途中で行き詰ってしまう等)

・優先順位の付け方について訓練できたこと、

(どれもまんべんなくするのではなく、重要性や緊急度で、最悪できないものを捨てる判断をする等)

・またタスクだけではなく結局はそこに絡む「人」にいかに気持ちよく動いてもらうか、そのためのコミュニケーションのお作法や原理原則、時にはテクニックを学べたこと、

(特に営業職では全然売れず、「人と仕事してるって分かってる?理屈だけじゃ人は動かないよ。」と指摘されることが多かった。。等)

 

これらが大きかったと思います。

 

会社ではなくても身につくか?

会社ではなくても学べると思いますが、私は個人的には企業勤めして良かったなと思うのは、

組織であることと、営利目的であることが大きいと思います。

 

営利目的であること

さくっと終わるのでこっち先に書きます。

当然株式会社は営利目的であり利益を生み続けることが至上命題なので、商売の基本の基をベースに回っています。

 

これって当たり前なんですが、私はサラリーマンの父、専業主婦の母に育てられ、親族も商売人よりは学者や教師が多い家系だったので、私としては新しい価値観に気づくことができました。

 

就活中、コンサルの面接(いやホント見事に脈絡のない就活をしていました)で、コンサルタントに「頭の使い方には二種類あって、学者的・研究的な頭の使い方と、ビジネスをする上での頭の使い方、あなたは前者ですね」って言われたりしてました。今思い出した。

 

勤め人時代の写真が見事にないのでとりあえずアジキチの料理の写真をば。新定番ハーフ&ハーフです

 

組織の中で働く=役割がある程度明確

組織の一員として始める方が、自分の役割がより具体的で明確になっている場合が多いので、スタートし易いというのはあると思います。

 

日本はそれでこそガラパゴスな新卒一括採用という特殊文化で、入社後も明確なジョブスクリプションがないどころかローテーション人事が当然という稀なキャリア形成ですが、それでもある程度「あなたの仕事はこのあたり」と決められることが多いです。

 

ちなみに、日本の新卒採用文化は賛否両論ありますが、個人的には新卒にとっては美味しい話だと思います。

何の専門性もなくても、会社が育てるよ、と採用してくれるのですから。

(その代わり定年まで滅私奉公してね、というシステムだったわけです、当初は。なのでこのシステムの終わりは始まっていますが)

海外だと最初から「であなたは具体的に何ができるの?実際どんな経験積んできたの?」と問われます。

まぁこれも、逆に言うとキャリア教育が高校までで全くなされない、大学も入りさえすれば遊んでばかりという日本独特の背景とのニワトリタマゴではあるのですが。

 

 

話を戻します。例えば私だったら営業職からのスタート。

入社して一応の「研修」を終えると(研修といってもとりあえず民家以外飛び込んで名刺交換する、といった時代でしたが)、ではいつまでに〇〇万円売ってください。以上。くらいの素晴らしいOJT企業でしたが、

それでも商材は決まっているし、

「いつまでに〇〇万円売ってください」と言われた時点で、スケジュールって自動的に決まるんです。

 

受注確率がいくらくらいと過程すると、そのためには何個商談を作らないといけなくて、そのためには何個アポが必要で、そのためには何件電話しないといけなくて、というのは逆算でほぼ自動的に出ます。

それがいつまでとなると、週に使える時間は××で、受注までに最低△回会って、というのも決まってきます。

 

なので、特にスケジュールなんかは全く上司から管理されない会社でしたが、

それでも、「目標」を会社が決めてくれる時点でやることってほぼ決まってくる

あ、もちろん新人時代はそんなこと全く分からずてんぱってパツって「私営業向いてません」とか言って泣き出す典型的なイマイチ新人ちゃんでしたが。笑。

 

まずは与えられた役割を極めてみる

リクルートは人材輩出企業と言われたりしますが、実際本当に多くのすごい方々と働かせていただいたと思います。

 

リクルートのすごさは、

管理型ではないものの実はものすごく型化・体系化された営業集団でありながら、

会社として自分に〇〇円売って欲しいならここをこう変えて欲しい、これ売ることになってますけど、こんなサービス考えてみたんで売りたいです、この仕組みこう変えた方がいいと思うんでこうさせてもらいますね、という人が常に何割かいました。

 

型化された職務で徹底的に行動して成果を出しつつ、自分の頭で考え経営者としての視座も常に持っているようなすごい人たちでした。

多くの人は、一ポジションで終わるところを、ポジションとして極めつつも俯瞰できる人。

歯車としての役割をきっちりとこなしながらも、歯車で終わらないわけです。

 

そして組織としても、そういう人たちを受け入れる器があり、むしろそれをガンガン奨励するような風土でした。

 

マインドの根底には、その会社に入っていれば将来安泰、といった思考は微塵もなく

将来起業したい、いつまでに転職する、これからは変化の時代、こうした前提でまずは与えられた職務を極めることで次にどうつなげるかという意味付けを自分でしている方が多かったんだと思います。

 

なのでノルマも上から与えられるものでありながら、

この四半期この数字を何%で達成することが自分の将来にとってどういう意味をもつかを自分で自分の腹に落としているので、そのコミットたるやすごかったです。景気とか関係なく。

 

一ポジションから始め、いろいろ考えた結果そのポジションでプロになる、という選択をする方ももちろん多くいました。

 

繰り返しますが私はこうした視座を勤め人時代持っていた訳ではなく、

ライフイベントが怒涛に押し寄せ、元来の計画性のなさと相まって、

結果にっちもさっちもいかなくなり辞めて起業、今になって初めて、ああ、そういうことだったんだな、と今書きながら気づいている次第でございます。笑。

 

そんな私にも学生さんから、就職か起業で迷ってますという相談をいただくことが時々ありますが、

というわけで私のおススメは、一旦の期間を決めた上で、組織で働くところから始める、です。

 

組織に利用されるのではなく

あくまでも、自分にとってどういうメリットがあり今この仕事に取り組むのか、そこは常にしっかりと自分でコントロールすることが大事だと思います。

 

自分で事業を始めて強く思いますが、やはり経営者と労働者の利害は当然相反するものですし、

こう使われておく、と自分で決めている場合はいいですが、

劣悪な労働環境で搾取されていたり、いわゆるブラック企業にはまってしまい抜け出せなくなる、なんてことはないように気を付けないと、と思います。

特に日本は同調圧力が異様に強いので。

 

組織に利用されて終わる「社畜」になるのではなく、

組織を利用する、くらいのマインドがいいと思います。

 

こう書くと日本では、何様だといった批判や、どんなに苦しくても三年、といったような根性論が出てきそうですが、

滅私奉公と引き換えに終身が保証されるようなシステムはもう崩れてますし、

一定期間苦しむことが社会からの免罪符みたいなところがありますよね。

「社会」=神様というか、日本って無宗教だけど常に「お天道様が見ている」というのがあり、イコールそれが「世間の目」というある種宗教だと思います。

 

最近ますます大きさに磨きのかかったイチゴ、ルワンダでお買い求めいただけるのはアジキチのみ!

 

組織で働く=身内がいる

もう一つ、組織で働くことの利点。

「組織」と言っても定義によるので、一人でフリーランスで働いていても、お客様なりパートナーなり投資家なりいろいろステークホルダーがいるので、ある意味「組織で働く」になるかもしれませんが、

一つの会社や団体の一員として働く場合、利点として「身内がいる」があると思います。

 

社会人経験が浅い場合、こうした身内の人たちは、厳しくも、優しくも、やはり色々教えてくれますからね。失敗しても、組織に担保してもらえます

新人時代を振り返ると、怒りながらも教えてくれる取引先の方々にも多く恵まれましたが、それもやはり自分のバックに看板あってのこと

 

一人でいきなり始める場合は自分のミスが相手の損失に直結するので、そうしたハードルもあると思います。

 

過渡期にある日本の労働市場

今まさに外国人労働者の受け入れ態勢について日々議論がなされていますが、

上記で書いたようなことも、またすぐに変わってくると思います。

日本で教育を受けて大学まで出ました、という人の価値が相対的にどうなっていくのか

例えば日系企業がケニアに進出したとして、英語堪能、折衝能力も高くインドでインターンしていましたみたいな現地のピカピカ大卒が日本の新卒の何分の一みたいな給料で雇える時、日本人ってどうなるんでしたっけ、といった。

 

これは私も息子の育児でも結構考えます。

何を身につけてもらうのがいいのだろう?と。

でも全然答えが出ません。結局ブログ書くから静かにしてと、マインクラフトを延々やっているのを放置しております。

 

 

というわけで、起業か就職か、新卒のキャリア、に寄った内容になってしまいましたが、

前職で学んだ「仕事の進め方」をベースとしながら、アフリカならではの難しさに次回触れられればと思います。では!

自動車事故@ルワンダ 後編:汚職のない警察組織

ルワンダはキガリよりこんにちは、アジアンキッチンの唐渡です。

 

10月末。

日本はハロウィーンムード一色でしょうか。

アジキチも便乗してハロウィーン商戦と行きたいところですが、

特定の宗教イベントを盛り上げることは、この国ではどうかなと。いうことで。あまり目立ったことはしません。

その観点からすると、日本のハロウィーンは何を盛り上げたいのか、世界からは結構不思議に見えるでしょう。

 

では前回の続きから。

 

その後無事きれいに直りました♪

 

一切汚職のない警察

さて事故の加害者の態度に辟易した私ですが、事故を通して改めて素晴らしいなと思ったのは、警察の汚職のなさ。

 

事故後、警察はすぐに来てくれましたが、もちろん何かを要求されることなどありません

英語よりもフランス語が得意な警官だったのですが、

事故直後の写真とムービーを見せると、

すぐに加害者側に保険の手続きを促してくれました。

相手が権威ある立場だからと言って、それにおもねるようなこともありません。

 

ルワンダの賄賂根絶ぷりはかなり徹底されていて、

例え実際に交通違反で捕まった際に警察にキャッシュを渡そうとしても、頑なに拒否。

銀行でしか振り込めません

 

当日は、警察官とWhatsApp番号を交換し、では明後日警察署に来てね、書類出します、とあっさり終わりました。

 

オーソリティーともWhatsApp

警官に保険の写メを早速送ると、すぐにThanks Broと返信が来ました。(なぜか男と勘違いされている)ファンキーです。

 

こちらではオーソリティーとも、もちろんビジネスでもWhatsAppが浸透している文化なので、

それに慣れると、e-mailでの

 

「会社名

肩書

〇〇様

 

平素よりお世話になっております。△△の××でございます。」

 

というファーストステップが障壁すぎて面倒くさい。

挨拶に何行使うねん。

日本の役所も担当者へはLINE連絡でどうぞ、とかなればいいのに。と時々思います。

 

後日警察署へ行くと、相手方ドライバーとその夫も来ていて、

よっぽど保険会社を通したくなかったのか、警察署の履歴に乗りたくなかったのか、分かりませんが、

修理費を見積もり通りの額面をキャッシュで渡され、示談成立となりました。

修理費があまり大きくなかったので、スムーズにいって良かったです。

 

ちなみに警官は机の上のゴキブリを素手で殺し、鼻をほじっていました。

「お世話にはなったけど、握手はしたくないなぁ…」と思いましたが、

お世話になったので握手をして警察署を後にしました。

 

ちなみに、免許証の交付については、交付の順番待ちにはお金を払った方が早くいくとかいかないとか…

スタッフの一人も免許取得のための交通信号に励んでいて、

「交通標識の勉強」を趣味欄に書くほどです。いやいくらエンタメの少ない国だからって笑。

インターン生が作ってくれたスタッフ紹介ボード。店の入り口に飾っています

 

では和んだところでまた次回!

自動車事故@ルワンダ 前編:特権階級意識

ルワンダはキガリよりこんにちは、アジアンキッチンの唐渡です。

 

さて。先日、事故に遭いました。

と言っても、けが人が発生するような事故ではなかったので良かったのですが、

そこで見えたネガティブな面と、ポジティブな面をつづってみたいと思います。

まずはネガティブ編から。

 

シルバーが私の車。左の車が強引に巻き込んできたことがタイヤの向きから明らか

 

渋滞中に事故

事故は、渋滞中に起きました。

キガリはここ三年で車の量も倍以上に増えた気がします。

と言っても、それでもナイロビやカンパラなどに比べたらまだまだマシな方。

 

10分ほど全く動かずに停まっていると、一台、大きなランクルが、列を無視して対向車線にはみ出しながら進んできました。

いるんですよね、こうやってますます渋滞を悪化させるやから。。

私はそうはさせまいとやや左に寄って停まっていましたが、そこをゴリゴリっとやられました。

あんなにゆっくりかつ大胆に車を擦れるなんて、逆にすごかったです。

 

速攻で降りて、動画、写真を撮りまくりました。

目撃者情報なんてみんないい加減なことを言うし、どんなに自明なことでも、

誰が見ても分かるような分かりやすい証拠がないと水掛け論に終始することを、

この三年で痛いほど身に染みていましたから。

 

その後警察を呼びました。

警察には写真を見せ、一発で相手側の過失と認めてくれました。

が、相手側が食い下がる食い下がる。

よくもまぁ、というような支離滅裂な嘘をひたすら警察にまくしたてています。

どうやらドライバーの女性は、議会で働く、地位の高い人のようです。

 

「特権階級」意識

ルワンダで、好きではないところの一つに、

「相手が自分より格上か格下か判断してからコミュニケーションする」

というものがあります。

どんな時も、自分は相手より上なのか下なのか、みな意識しています。

そして態度の変え方がものすごく露骨です。

私にはとても丁寧でも、自分の使用人をゴミのように扱う人も何度も見てきました。

まぁ無意識に日本人もやってるかもしれないけど、態度変えるのがここまでありな文化は、正直好きになれません。

 

この女性は、自分のことを特権階級だと思っているのでしょうか。

街中で、とっても横柄な運転をする高級車は多いです。

ルールを無視する権限が自分だけはある、自分は他の人より忙しい、そう言った感じで。

 

今回の事故もそんな行動が招いたものです。

 

ちなみに、私の運転するのはPOLOという小さめの車ですが、

たまに友人に借りて大型高級車を運転すると、割り込みに遭う頻度が実際低いです。

そういうところにも出るんですね。

 

相手は警察署に行くことを逃れたい一心で(立場上でしょうか?事故りすぎて点数ヤバいんでしょうか?)ずっと警察官に取り入っていましたが、とりあえずその日はお開き、後日警察署に来て、ということになりました。

 

続く。

 

テイクアウトに関する慣習の違い

ルワンダはキガリよりこんにちは、アジアンキッチンの唐渡です。
今日は「テイクアウトパッケージ」というニッチな事柄について触れてみたいと思います。
(こちらではテイクアウトのことを”takeaway”と言います)
テイクアウトについて、日本と大きく違う習慣が二つあります。

テイクアウトはどんなレストランでもあり

一つ目は、どのレストランも、テイクアウト可能が大前提なこと。
日本だと、ファミレスなんかはテイクアウトサービスがありますが、
例えば街のフレンチレストランに「テイクアウトで注文お願いします」と電話オーダーを入れることって、あまりないですよね。
キガリでは、ファストフードでなくても、イートインかテイクアウトか選べます。
また食べ残しも、全て持ち帰れます
日本だと、衛生面から断られることも多いですよね。
勿体ないですよね。まだ食べられるのに、破棄になっちゃう。
かつ、お客さんも量に慎重に注文するので、店側も機会損失です。

テイクアウト容器は有料

二つ目。テイクアウトパッケージが有料なこと。
そうなんです。
キガリでは、たいていの飲食店で、持ち帰りの容器は有料です。だいたい一個40円くらい。
たまに、キガリに越してきた人が、容器代チャージ!?は!?となることがあります。
が、悲しいかな、キガリで相応のパッケージを仕入れると、結構お金かかるんですよね…
なぜなら、ルワンダでは国産容器が存在しないからです。
全て輸入です。
この国では輸入=輸送費+関税がかかります。
(ケニアなど東アフリカは協定内ですが)
最近、これまでで一番ちゃんとした容器屋さんを見つけました。
中東からプラスチック容器を入れているようです。
一個20円など。
悪くないです。
プラスチック容器は環境うんぬんの議論はありますが、
こちらでは例えば一度どこかのレストランでテイクアウトしたプラスチック容器は、
家でタッパー代わりに何度も使います。
日本で、例えばコンビニでプッチンプリンを買って、
その容器を何度も洗って繰り返し使っている人はまれかと思いますが、
こちらでは当たり前。
一回では捨てません。貴重ですから。
一番コストが低い容器は、アルミホイルで、厚紙で蓋をする形。
地元のレストランなどは汁物もこれに入れちゃってるのですが、
家で開けるときに手はベトベト、
車で汁漏れ、なんて嫌ですよね。
(という感覚は日本人ならでは、まではいきませんが、我々は世界的にはかなり潔癖と言えるでしょう)

輸入コストがいちいちかかる

アジアンキッチンではカレーやスープなどを温かいまま、汁漏れせずにお届けしたいので、
容器はアジアのとある国から仕入れています。
そのままレンジでチンできる優れものです。
が、高い。
自国で作ってないものに関税かけないで欲しい。
それでも、
多少不便でもとにかく安いものを買いたい、というよりは、
そうではなくても良いものを、というお客様がターゲットなので、
コスト勝負ではなく高付加価値の方向を目指さないとしんどい戦いになるマーケットだと思っています)
見た目も良く機能的なパッケージを採用しています。

汁漏れなし、そのままチンOKなアジキチのパッケージ◎

少しずつ細かい工夫を重ねて、サービスに磨きをかけていきたいと思います。

銀行のシステム改修で大混乱

ルワンダはキガリからこんにちは、アジアンキッチンのからとです。

先月9月も店の売り上げは昨対目標値をクリア。

日本からの来訪者もとても多く、二つのスタディーツアーも、アジキチを訪問してくださいました。

(こちらまたブログでもご紹介したいと思います。)

最終週にはODA視察の参議院議員の方もキガリ視察に。

中学生の頃TVで応援していた元バレーボール選手の朝日議員も!

 

 

日本の生活に慣れているとこちらではどうなるか

さて、本日は、この一ヵ月私を苦しめた、銀行のシステムアップグレードについて綴りたいと思います。

特に高尚な内容にはならないと思われますので、忙しいビジネスパーソンのために先に要旨を手短にまとめます。

 

日常生活の些細なことが、日本のように「当たり前」に進まないのですが、

それがどのくらいストレスフルなのかは、実際に体験してみないと分からない部分が大きいです。

生活面では日々のことなので地味にストレスですし、

便利か不便かの問題ならまだしも、

今回のように「銀行」という経営の三大資源の一つを握るインフラがここまでおかしなことになると本当に死活問題になり得ます。

それをイメージングするにあたり、こちらの記事が一助になれば幸いです。

 

銀行のシステム改修でカオス

アジアンキッチンを経営する私の会社では、とある銀行をメインバンクとして使っているのですが、そちらが8月末にシステム改修をしました。

告知は、前日にメールが一通こっそり来ていたくらい。

 

そのシステム改修前に、かなりの額のルワンダフランを、ドルに両替する手続きをオンラインバンキングでとりました。

海外とのドルでの取引も控えていましたし、USドルが強くなる一方でしたから。

 

その時私は日本にいたので、レート交渉や、一日のオンラインバンキング限度額を外す手続きなど、一つひとつやたらと手間がかかるプロセスを遠隔でやり切りました。

そして、オンラインで両替の手続きも完了。

 

ここで、システム改修。それが8月31日のことです。

 

そして、次に私が残額を確認できたのはなんと…9月18日

それまで残額確認すらできなかったわけで、引き出しや送金など全てのトランザクションが滞った訳です。

あり得ない事態ですよね。大混乱です。

 

やっとページ開けたら身に覚えのない鳥と初期設定

 

そして、あれだけ手間取ってやった両替が…できてない

まぁ想定の範囲内ですが。

 

また一からやり直しです。

それだけでも打撃ですが、なんとレートまで上げてくる

銀行のVIPルーム(大したVIPではなくても通してもらえる)で激しくクレームすると、

 

「わかる~、うちら社員もこのシステム改修で超大変で~。」

 

これ、なんて答えればいいんでしょうか?

分かる人おしえてください。

 

レートに関してもこちらに落ち度がないのに同じレートが適応されないことが納得できない旨激しく抗議すると、

 

「じゃあ、間をとったレートでこちらが折れてあげますよ痛み分けだ★

 

と。

 

しまいには、「こんなに譲歩してあげたんだから、あぁ~お腹空いたなぁ~あそこの角でタルト二つ買ってきて欲しいなぁ~♡」とおねだりされました。

「タルト」というのは賄賂的な何かの隠語なんでしょうか。

(ちなみに官僚レベルの汚職はほぼありませんが、しょうもないレベルでの会話で「ソーダ」をメンションされたらそれは賄賂だったりします。それもほぼないですけどね。)

 

アジキチで生春巻きならごちそうできるけど、と言って逃げました。

ごちそうする筋合い一ミリもないですが、敗北感満載。

 

うちの被害はこれでもまだ全然マシな方で、

他からも、残額も分からないし引き出しすらできない、家族を養っているのにどうしてくれるんだ、海外への送金ができずビジネスが飛んだ、CEO辞任しろ、などのクレームも噴出しまくっていました。

そりゃそうですよね。

この改修のおかげでうちも給与支払いが滞ってスタッフも迷惑しています。

 

日本で、例えば三大メガバンクの一つがシステム障害を起こし、

そのVIPルームで抗議したら顧客対応部長の返事が

 

「我々社員も大変っすわ~。じゃあ生じた損害については、何も補償はできないけど、じゃあこのくらい譲歩してあげもいいかな?あーお腹空いたなぁそこの角でまんじゅう二つ買ってきて欲しいなぁ♡

 

だったら腰抜かしますよね。

 

 

このオンラインバンキングが問題なく使えるようになるのはいつなのか…半年~一年くらいを覚悟しておいた方が良さそうです。(←だいぶ順応した人)

 

そして何がつらいって、じゃあこの銀行のサービス最悪だから、銀行変えてやる!!

と言ったところで、他も大して変わらない、というところだったりします。

 

なんだか希望がない感じの結末で恐縮ですが、

それでも今日もキガリの気候は最高です。

良い10月をお過ごしください!

アフリカ側から見た日本企業コラボの難しさ

ルワンダ、キガリのアジアンキッチンからこんにちは、からとです。

おっと!少し間が開いてしまいました、もう9月ですね。

9月に入ってから、なぜか日本人の方のルワンダ訪問の、多いこと多いこと!

ビジネス、インターンシップ、観光、世界一周中の旅行者、学生さんから社会人まで年齢も幅広く、連日日本人の方がお店にいらっしゃり、賑わっています。

元同期も遊びに来てくれました!

バケーションから帰ってきた常連さんもチラホラ。

 

山本歩さんと、アフリカからのゲストたちと

●イベント登壇

8月はお店のプチ改修や、東京で開催された農林水産省主催のイベントに登壇させていただいたりしていました。

イベントは、その名も “Africa Hack Collab” 。

東アフリカにおけるビジネス開発の豊富な経験と知識をもった現地インキュベーターと起業家が東京に大集結。」

と銘打たれていましたが、実際、アフリカ側のゲストはVIPばかり!

エチオピアから、同国のみならずアフリカで最も著名なインキュベーターの一人であるエレーニ博士

ルワンダから、ルワンダ開発庁のビラサ博士など。

 

イベント本番の前に、アフリカからの参加者を対象に、日本文化やビジネス慣習を知るワークショップもあり、私の立場からはとても新鮮でした。

 

彼らはダイレクトに、

「で、このイベントで、日本企業は何を具体的に求めて来るの?

私たちは具体的に何を得られるの?

日本企業と会話しても、具体的な要望が分からないし、なので何をすればいいか分からないことが多い」と。

 

背景には、日本のハイコンテクスト文化でそもそも会話の芯が異文化の立場からしたら見えづらいという側面と、

もう一つはステージの違いがあるのかなと個人的には思いました。

 

●アフリカスタートアップ側と日本企業側のステージの違い

ステージの違いというのは、アフリカのスタートアップ側は、

こういう技術をもつ会社を探しているとか、この観点でのアドバイザーが欲しいとか、もっと端的に言うと〇〇ドルの投資が欲しいとか、求めるものがとても明確で、それをもとに具体的な次のステップを描いています

 

一方日本側は、アフリカビジネスと言っても、まずは情報収集。という段階であることが多いように思います。求めている情報もゼネラルです。もちろん、まずはそこから、なのですが。

 

両社が対面した時、日本側の意図は得てして「情報収集」であることが多く、

そのことに対して相手側ががっかりする、という場面は、正直何度か出くわしたことがあります。

そして情報を得た後も、その場で次のアクションがとんとん決まるというよりは、一旦「検討」に入る、という流れが多く見られます。

 

表敬訪問が多かったり、まずはご挨拶まで、というのが日本の商慣習ではありますが、

変化のスピードの速いアフリカスタートアップ界隈では、チャンスはどんどん他へ行ってしまいます

 

●ビジネスのスピード

前段でお伝えしたのは「段階」の違いですが、

いざ協業となるとよく見るのは、今度は日本側が現地に対して「なんでそんなのもまだ進んでないの?なぜ一週間で進捗がない!?」と憤慨しているパターンです。

 

なぜって…例えばこっちでは企業同士のアポだって、当日まで決まらないことが普通。

アポもドタキャンが多数。

例えば竹重さんの最近のブログを読むと、とってもリアルですよね。

キーマンの政治家が行方不明、年末年始で何も動かない…よし海外視察へ行こう。っていう。

 

ルワンダ起業のリアルをざっくばらんにお伝え

 

と、いろんなフェーズにおいて、両者の違いにお互い戸惑うこともありますが、

もっと日本とアフリカのビジネス交流が進めばいいなと思っている一人でございます!

ブログは、ありのままを綴ってますので、アフリカビジネスを検討されている方のご参考になれば嬉しいです!

ではまた!

社員間の横並び意識

ルワンダの首都キガリよりこんにちは、アジアンキッチンの唐渡です。

先週は「官民合同ミッション」と言って、日本から大きな官民合同の使節団がルワンダを来訪。

中国・インド・モザンビークトップの相次ぐ来訪で多忙を極めるカガメ大統領と、しっかりと対談の機会が設けられたようです。

カガメ大統領、何頭身でしょうか

この時期は観光客も多く、逆にいつもの常連さんはホリデイに出られている方が多いので、

アジキチのお客様の顔ぶれが夏バージョンになります。そんな平和な毎日です。また水止まってますけど。

 

●創業時メンバーの離職

さて前回、ポールくんを筆頭にスタッフがしっかりと留守を守り切ってくれていたことを書きました

 

ただ序盤、私が日本に到着し成田エクスプレスでwifiにつなぐや否や舞い込んで来ました、古株コック離職のニュース。早速かい。

 

私が旅立った日、Pくんが勝手に彼女の勤務態度を厳しく批判するレターを書いて本人に通告するという事件が起きたようです。

Pくんは基本的には大変温厚な性格なのですが、とにかく圧倒的な当事者意識とコミットメントがあり、だからこそ現場のリーダーに抜擢したのですが、時々他の社員にとても厳しくしてしまうことがありました。それ自体はいいことなのですが、マネジメントの不在時に許可なくレターを書くというのは、彼の権限以上の行為だったと言わざるを得ません。

 

彼女の方は彼女の方で、「Pは自分より後から入ってきたのに指図されるのは気に入らない。もともとFriendsだったのに。」ということは前々から言っていました。

周りからも、「Pは自分より前に働きだした人を全員駆逐しようとしている」という密告があったり、

まぁ要するに、最初は並列だったのに途中から差をつけられるのが気にくわない、という主張が多いように思います。

 

ここで私が下した判断としては、そのくらいの競争原理も理解できず、私が指名して仕事を任せている人について来れない人は、離脱してもしょうがない。ですね。学校じゃないし。慈善事業じゃないし。

 

●市場原理とルワンダの文化

この判断については、日本で働いている人の感覚からしたら普通かもしれませんが、

実はルワンダの文化に寄り添っているとは言えないかもしれません。

 

以前もブログに書いてきましたが、ルワンダは管理社会であり、資本主義というよりは文化的には社会主義に近いところもあり、多くの組織では風通しは最悪です。

ポジションについても、権力を持っている人とのつながりさえあれば、逆にどんなに仕事ができなくても地位が保証されたりするので、より高いパフォーマンスに対してより多くの報酬が与えられる、ということが経験則で理解できない人もいるのかもしれません。ただの市場原理なんですが。

このあたり、ケニアでビジネスしてる方の話など聞くと、同じ東アフリカでも全然違うなぁと感じます。

 

時間をかけて、従業員にはなぜポールを選んだのか、彼が他の人よりもどういう面で実際会社に貢献しているかは客観的な事実として社員に説明してきましたですが、「えこ贔屓している」という妬みが払しょくし切れていないのは私も知っていました。

本文とは関係ありませんが、最近我ながらハマっているミルクプリンマンゴーソース

 

●一対一でのグリップ

なので、全体の場ではポールを全面に立てつつも、辞められたら困る人とは個人的にコミュニケーションをとり、頼りにしているよというメッセージを出したりして、私がグリップしてきました。

 

が、それを意識的にここ数カ月してこなかったんですよね。いつまでもそれじゃダメだと思って。

実際「辞められたら困る」人は少なければ少ないほどいい(脱属人)わけで。

 

その結果が、今回はこのコックの離職に繋がったのだと思います。

彼女は創業時からのメンバーで、料理はもちろんできる上に、プレゼンテーションのセンスが良く、キッチンの整理整頓が得意な子だったので、実際の穴は痛手ですが、他の人員&仕組で埋めていくしかありません。

最終的に彼女に居心地の良い職場を提供できなかったのは私の責任であることは肝に銘じつつ、引き留めることはしませんでした。

彼女には、有給を全部買い上げ、しかるべきwork certificate を出し、円満退職となりましたが、この余波がどう出るか、あまり介入せずに見守るつもりです。

 

さーて、9月の繁忙期に向けて、今月はプチ改修予定です★

 

 

キガリに帰ってきて。素晴らしい!!

ルワンダはキガリからこんにちは、アジアンキッチンのからとです。

キガリに戻り、しばらく経ちました。

いやー快適ですね。本当にルワンダの気候、最高です。日本暑すぎです。

 

●久々の日本での体験

息子より一足先に帰ってきましたが、息子も日本の小学校を満喫。

「今日学校の図書室でゾロリ借りたよ。タダだったよ!?

「〇〇ちゃん、図書館行こうよ!!タダなんだよ知ってた!?

「ママ、なんであのティッシュもらわないの!?タダだよ!?ボクもらってくる!」

最後のはともかく、概ね、日本の公共サービスの質の高さにカルチャーショックを受けていたようです。

 

そして私は日本の飲食店のサービスの高さを改めて実感。

ファミレスのジョナサンに行ったのですが、そこでとあるメニューをオーダーすると、店員さんがマジで申し訳なさそうに「申し訳ありませんっっ・・・!本日、そのメニューはご提供に、通常よりも5-10分長くお時間いただいておりますっ!!よろしいでしょうか!?」と聞かれて目が点になりました。

そして料理はすぐ来ました。

オープン間もないアジキチにて、ライスをご注文いただいてから20分後に「あ、すみません今ライス切らしてます」という大失態があったのですが、その時のうちのスタッフの20倍くらい申し訳なさそうな顔をしていました、このジョナサンの店員さん

日本、このサービスとこのおいしさでこの価格、やはり無理があるのでは…という気持ちになりました。

 

こういうエピソードだけで長文ブログを書けてしまいそうなのでこの辺にしておきます。

 

●ローカルスタッフの安定のオペレーション

本題は、一か月不在にしたけれど、ちゃんとオペレーションを回していたうちのローカルスタッフ、素晴らしい!!ということが、手前味噌ながらお伝えしたいことです。

 

直近の集合写真。あと二人女子がいます。

 

現場責任者のポールくんを筆頭に、大きな問題もなく、ちゃんと店を回してくれました。

ポールは大変真面目な性格で、だから現場責任者にしたのですが、何よりも当事者意識がすごい。

毎日売上報告をちゃんとくれ、売上の少ない日には、”I feel ashamed!!”のコメント付き。

私が出国した直後に、一番古株のコックともめて彼女が辞めてしまうという失敗はしてくれましたが、概ねとても頑張ってくれたと思います。

最初の頃は「今日は〇〇がドタキャンです!!どうしましょう!?」というレベルで連絡が来ていましたが、「そのくらいなんとかして」と適度に突き放すと、ちゃんと自分で考えて対応してくれました。

他のスタッフについても、常連さんでもある友人が、アジキチに食べに行ったときに「〇〇くん頑張ってたよ」とメッセージでおしえてくれたり。

 

日本人インターン生がいてくれたのも、もちろん安心材料の一つです。

ただ、前にも書いた通り、通常オペレーションはローカルスタッフだけで回るようになっているので、彼には企画よりのことをしてもらっていて、通常オペレーションへの介入はあまりありません。

 

そして、あの食文化豊かな日本からの帰国後に食べるアジキチ飯がまた普通に美味しいんですよこれが。(これまた手前味噌失礼します)

スイーツ大国日本にも引けを取らない!と思う!ミルクプリン

 

初めてルワンダを一週間とか留守にした時は、帰ってきたら燃えてるんじゃないか(比喩ではなく)と本気で思ったりしたものですが、ローカルスタッフがそれまで食べたこともないタイ料理を提供し外国人のお客さん相手に普通にオペレーションを回すというのはすごいことです。

WhatsApp越しに社員に雷を落とす事件が三回くらいありましたが、それはまた別のお話)

本当に、ここまで成長してくれたことに、ローカルスタッフには感謝でただただ頭が下がります。

まぁ帰ってから早速給与交渉とか休暇交渉とかオンパレードですが、目下その面談中です。

 

さーて明日から習近平国家主席のルワンダ訪問。どのくらいアジキチ前の道路が封鎖されるかなー。

では良い週末を!

 

 

 

一時帰国!

ルワンダのキガリからこんにちは、アジアンキッチンの唐渡@一時帰国中です。

ご無沙汰してしまいました。

2015年にルワンダに移住してからもうすぐ丸3年、その中で初めて二週間以上の一時帰国。

結構ゆっくりできるかと思いきや、久々の日本の湿気に体調・PCともどもやられておりました。。

 

日本に帰って「ルワンダから来た」と言うと、

「また暑いところから来たねぇ」とほぼ100%言われるのですが、

いえ、日本の方がよーっぽど暑いです!!

そしてこの湿気。

ルワンダの方が100倍快適です…高地ロス。。

そのせいか、急性出血性結膜炎とやらにかかり、顔面が左半分お岩さんのようになり熱まで出る、という事態に・・・

幸いだったのが、例のイベントの後の発症だったことです!!

 

ここで、例のイベントを遅ればせながらご報告。

河野外務大臣からのビデオメッセージ!

 

普段支援してくださっている投資家のみなさんへの中間報告、というのが発端ではありましたが、

渋澤さんとNewspickさんが素敵な企画に仕上げてくださり、

リスナーの方はどうやら「アフリカでのビジネスに興味がある」方が大半な模様。

 

ということで、投資家向けというよりは、

有料の中お越しくださっている皆様に、少しでも「リアル」に近い情報をお届けできれば、と、ルワンダでのビジネス環境をありのままお伝えしました。

少しでも情報がお役に立っていれば幸いです。

来てくださった皆様、改めて、ありがとうございました。

 

講演の後もネットワーキングに花が咲き、とても有意義な時間となりました。

渋澤さん、改めて、企画&当日のファシリテーション、ありがとうございました!!

 

その他、東京に帰ってきた時の大事な仕事といえば、

アジアンキッチンの内装プロデュースをお願いしているデザイン事務所との打ち合わせ。

イラレとフォトショでイメージがどんどんカンプとなり、

A案B案検討して、

サンプルも依頼したらすぐ届く。

素晴らしいビジネス環境!!

この大量のディスプレイ資材をルワンダまで息子も動員して運び込みます!

 

PCの故障により少し淡泊なブログになってしまいましたが、また次回!

(タッチパッドが完全に反応しない&マウスの接触が超悪い…これ直るのかしら)

政府の力が絶大であることのいい面・悪い面

ルワンダからこんにちは、アジアンキッチンの唐渡です。

来月の一時帰国にあたり、渋澤さんはじめ本コンソーシアムの方々があのNewspicksとともに素敵なイベントを開催してくださることになり、今から緊張しておりますが、楽しみです!

(詳細はこちら

さて、5月のTransform Africa Summitもあり(私の書いた記事はこちら)、日本のメディアで取り上げられることが多くなってきたルワンダ。

最近はサムライインキュベート出身の寺久保さんによる”Leapfrog Ventures”の設立が話題になりました。(記事はこちら

そんな中、ルワンダのメディアでの報じられ方が実態と乖離している、というケニアで活動される日本人起業家の方のツイートが、twitterで盛り上がりを見せました。ルワンダが「IT大国」って日本で広まっているけど、それってどうなの、と。

まとめ記事がこちらタケダさんというルワンダブロガーの方の記事です。

 

●ルワンダの両極端なイメージ

ルワンダというと、

ジェノサイドの凄惨なイメージや「貧困」というネガティブなイメージ、

または「IT立国」という煌びやかなイメージ。

この両極端な印象に偏っている気がします。

キガリに住む私(地方はまた全く違います。正直地方へ行くと、その「貧困」に全然に違う気持ちになります)の感想としては、どっちも当てはまりません。

 

最近よく見かけるルワンダが「既に」IT立国であるかのようなメディア。

どこから来ているのか?

それはまさにルワンダ政府のマーケティングであり、外交戦略

そうやってイメージ戦略で人材や外資をルワンダへ引っ張って来るのがルワンダ政府の狙いだったりするわけです。

キガリの未来(予定)

 

●ルワンダ政府の卓越した「見せ方」

ルワンダ政府は本当に見せ方が上手です。

魅せ方と言いましょうか。

経済は未発展なので、外国からの支援がまだまだ必要。そんな中、資源がなくてもICT立国を打ち出したり、「アフリカのシンガポール」というポジションを謳ってみたり、ビジネスの立ち上げやすさ整えたり、とにかく外資welcome感満載。(特に近隣のエチオピアに行ったとき、比較するととても顕著でした。その時のブログ

でもハッタリもそのうち本当になったりしますからね。その様子を見守るのも面白いかもしれません。

というかそういう戦略なんだと思います。

でもビジネスの面からルワンダを選ぶかどうかは自己責任ですヨ!

(私は息子との暮らしやすさでルワンダを選んだクチです)

夜中まで光り輝くのコンベンションセンター

●とにかく強いルワンダ政府

そういったイメージでルワンダに来たとしたら、びっくりするのがその「超強力なリーダーシップ」(良く言って)だと思います。

実際国のステージを考慮すると、独裁的なリーダーシップというのは必要なのだと思います。

カガメ大統領は憲法まで変えて、三選目。

選挙の時も、数時間後の速報で得票数9割超えてて、この国は民主主義なのか…と思ったのを覚えています。残りの1割…

シンガポールが明るい北朝鮮と言われますが、そういう意味では確かに、ルワンダはアフリカのシンガポールと言えるでしょう。

 

●いいところ。治安がいい、汚職がない

政府がここまで強いと何がいいか。

まずは、圧倒的な治安の良さです。

政府が軍と警察を完全に握っているからです。もはや三位一体なイメージです。

街のいたるところに銃を持った警官が立っています。逮捕も結構身近です。

 

そして驚きなのが、私は3年近く住んでいて、警察から賄賂を要求されたことは一度もありません

 

先日、私としたことが、車検の更新を忘れて運転していたのですが、警察に道で止められ(止められることはよくあります。が、暇だから止めてみただけなのか、そのまま世間話して解放されることが多いです)、期限切れを発見され、イエローペーパーという車のIDのようなものを没収されてしまいまいした。

「25,000RWF(約3千円)の罰金だ」

「ぎゃーごめんなさい。急いでるんで今キャッシュで払いますのでID返してください。」

「いやだめだ。銀行に行って振り込みなさい。振り込んだら領収書持ってきなさい。そしたら返す」

「え?銀行行かなきゃだめ?ここで払うのじゃだめ?」

「ダメ。絶対」

この会話、他の多くのアフリカ諸国在住の方が読んだら驚かれるのではないでしょうか。

キャッシュを頑なに拒み、銀行送金を強制する警官。すごいです。

 

(ちなみに銀行に振り込んだ後、その振り込みと私のIDを照合するのに時間がかかり、取り返すの時間かかった…それが見えていたからキャッシュで払いたかったんだけど…なんというかこの国らしい)

 

●カスタマーとしての弊害

逆に、この軍隊仕込みさながらのオペレーション、サービス業、特に政府のお金が入っている企業ではカスタマーにとって弊害も起きます。

お客さんではなく、上を見て仕事をするからです。

お客さんの求めているものに興味はなく、トップが何と言っているか、トップが決めたルールは何か、そこから外れたらどんな懲罰が待っているのか。行動は全てここに則ります。

某航空会社(一つしかありませんが、どことは言いません)なんかはその傾向が超顕著です。CEOも軍出身ですし。そこのカスタマーサービスはまぁ本当に最悪です。体験談は多分30スクロール分くらい書けてしまうので割愛します。

 

逆に、担当者と話して全然埒が明かなくても、政府系知人の名前を出すとすんなり行ったり…

合言葉は、「持つべきものは政府系友達」。です。(こちらもルワンダブロガー根本さんとのtwitterの会話から生まれました)

 

●民間のビジネス面での弊害

ルワンダは手続きの面での起業のしやすさはお墨付きですが、その後は内需がとても小さかったり、課題は山積です。

そして。政府の力が絶大ということは、どういうことか。

シンプルに言うと、「政府の気に障らない」ことがビジネスをする上でマストになってきます。

政府系組織の利益に競合するものだったり、政府系組織の利権を脅かすようなことがあると・・・(あとはご想像にお任せします。)

 

例えば独り勝ちしているような外資のバーは、「若者のドラッグ乱用を促進する要素のある店」として名指しされていました。アジキチも、外資というだけで、その薬物乱用禁止フォーラムみたいなのに呼ばれてシビアに出席確認されました。

大通りに面したオープンレストランでグリーンカレーとか食べながら麻薬売買されてたら面白いですよね。

薬物禁止フォーラム。大臣や軍の方々

 

と、言うわけで、今回はルワンダ政府の強さについて書いてみました。後からこの記事が削除されていたら、その時は察してください。

ではまた!

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