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食材配送サービスの利用開始

キガリからこんにちは、Asian Kitchenのカラトチサです。

今日は画期的なサービスを導入しました。

それは、「食材配送サービス」です!どどん

配送サービスのGroce Wheels。

えっ今までどうしてたの?

今までは、毎日、朝と夕にスタッフが買い出しにマーケットまで行ってました。

Kimilonko Market

 

以前からこの配送サービスのことは知っていたのですが、品揃え、価格、フレキシビリティにあまり魅力を感じず、大きなチェーン店でもないうちでは、結局自分たちで買いに行った方が早い・安い、という状態になっていました。

何せ郵便配達サービスなんてない国です。

EMSもDHLもFedexも、個人の場合は「届いたよ」という一報をもとに自分でタウンまで取りに行きます。

日本の配送サービスなんか、天国です。二時間刻みで時間指定とか神業です。

が、最近この手の業者が増えてきたからか、サービスが急に向上している様子。

同時に二社から営業があり、サービスは似ていましたが、優秀な営業の方に決めました。

 

従来の方法には、いくつかデメリットがありました。

 

 

①スタッフの不正を完全には防げない。

②税法上認められているレシートが出ないので経費計上に支障をきたす

③スタッフの業務過多

 

①スタッフの不正

ローカルマーケットではもちろんレシートなんて出ないので、

「今日はピーマンがkgあたり1,000RWFだった」とスタッフが申告したらその額にアグリーせざるを得ないのが大きなデメリットでした。

時々私も抜き打ち的にマーケットへ行き、そこで掴んだその日の相場と、スタッフが買ってきた価格に乖離があった場合、

「えっなんで今日ニンジン1,000/kgなの?」

なんてふっと聞く、などのけん制はもちろんする必要。

あと不正ではないですが、交渉をさぼるスタッフも出てきます。

会社のお金だし。言い値でいっか。みたいな。

そういうのも困ります。

結局、一番安く買ってくるスタッフを購買担当にしました。

②経費計上できない

税法の話はややこしくなるので簡単に書きますが、ルワンダでは、経費として計上するには、とある形式の領収証が公式なものとして必要になるのです。

なんですけど。

そんな領収証が出る業者・スーパーの方が少ないんです。

あんな混沌としたローカルマーケットで野菜を売ってる多くのおばちゃんやおじちゃんがそんな領収証発行してくれるわけがないんです。

ですが、税務局の回答は、

「そんな人から買うのが悪い。」

・・・。ローカルマーケットが主流の国でそれ言う?

市場で寝てる人

 

③スタッフの業務過多

この買い出し作業、結構な時間と労力をとられるので、

人手不足の今、外注しちゃえたら楽!というタイミングでした。

 

早速今日から利用。

張り切って契約しましたが、初回の配送16時に来るって約束したのにまだ来ませんね。

想定の範囲内でーす。

 

衛生管理の話@アジキチ

キガリからこんにちはカラトチサです。

最近電気が安定してないので、ついたり切れたり。そうすると電化製品がすぐやられます。

電子レンジ何回買い替えたことか…

ちなみにそのうちの一回は、スタッフが「きれいにしようと思って」と分解して中まで水洗いして、もちろん一発で壊れました

全くの善意だったのが逆にどうしようもない。

そうか、「電子レンジは分解して水で洗ってはいけません!」って言っとかないといけなかったか…ちょっとそこまで気が回らなかったなぁ~ほんといつも斜め上から来ます。

 

冷蔵庫修理を「テクニシャン」にお願いしたらこの状態で「やっぱ直せないかも」てなった日常の一こま

 

そしてもう一つの弊害は、食品の管理温度が不安定になる。

日本で最近ニュースになりましたね、お総菜屋さんの食中毒の話。

本当に恐ろしいです。

飲食店をやる身として、一番気を付けているのが衛生管理です。基本中の基本ですが、一番大事。

 

ルワンダでの「衛生」の概念は、もちろん日本のそれとは全く違います。

例えば基本中の基本、手洗い。

ユニセフもまさに手洗い啓発キャンペーンをやっていますが、有名人が出てるプロモーションビデオを使ったりしないと一般人は関心が全然持てないほど、「手洗い」の重要性が浸透していないのです。

目には見えないけど手には「ばい菌」がついていて、でも石鹸で洗えばそれが「落ちる」という知識がないのです。

それには、そもそも水道などのインフラが整っていないことが大きく壁としてあります。

© UNICEF Rwanda/2014/Muellenmeister

 

さてそんなルワンダで飲食店。

開店準備中に、神のお告げとも言うべき出来事に遭遇しました。

それは…食中毒。にかかった。

 

日本から友人が遊びに来てくれて、牛肉を焼いてくれたんです。

彼は飲食店経営に向けて修行中の身で、「牛肉はこう焼くとうまい!」というやり方で焼いてくれたんですが。

 

所変われば品変わる。

 

そもそも牛肉のと殺工程からして、そしてその後の輸送・保存の段階すべてにおいて、日本と比べたらそのレベルは想像に難くないかと思われます。

 

ミディアムレアで食べた私たちは、見事に全員激しい食中毒にかかったのでした。

 

かつその重さは、これまでかかった食あたりで最大級のものでした…

高熱にうなされて丸一日くらい記憶がありません…マラリアの血液検査しました…

 

なんですが、衝撃だったのが、同じお肉を食べたルワンダ人二人、無傷

 

男子A「う~ん ちょっとゴロゴロしたような気もする」

女子Bに至っては、「生理痛しんどかったけど薬でだいぶ良くなりました」

 

・・・ねぇ何の話?

男子A

 

 

と、まぁ何等か条件が重なってその二人だけ症状が出なかったのかもしれませんが、生まれ育った地域によって同じ食材でも症状の出方が違うこともある、とりあえず衛生管理には本当に気を付けよう、と思った出来事だったのでした。

 

実際にレストランで取り入れていることとしては、

肉を切る階と調理の階を分けて、物理的に強制的に離すことで、生肉を触った手で他の物を触るのを防ぐ、アルコール除菌を徹底する、毎日の掃除はもちろんのこと毎月第一火曜は徹底的に大掃除、消費期限内でも必ず味見をしてから提供、など励行しています。

 

今では大人気メニュー生春巻きも、導入したのは開業半年以上経ってから。

しばらく衛生管理にうるさく言って聞かせてやって見せてしないと、社員にもその重要性を理解してもらってからじゃないと、生もの・サラダ系は怖いなと思ったので。

今や看板メニュー

衛生管理に「十分」はない。常に気を引き締めて今日も安全な食事を提供したいと思います。

 

ちなみに前回、続きは新メニュー開発の試作について続きと書きましたが、あんまりたいした話じゃなかったので題材変えました。新メニューのリリースにあたっては、とにかくABテストをやりまくっているという話でした。

メニュー開発② 新メニューの選び方

はい、また水が止まっています…

スコールで雨漏りしてるけど水道水止まってます…

こんな逆転現象も、もうルワンダ3年目ですからね、慣れました。

水道局の人を呼んで原因徹底解明!と息巻いていたブログが過去ありますが、そんな昔の自分がちょっとかわいく思えてしまう、そんな今日この頃です。

水道から水が出ない?じゃあ他から運びましょう。

 

さて本題ですが、新メニュー投入祭り、今回は、どうやって新メニューを決めるか?です。

 

まずは、お客様の声。

リクエストが多かったものはメニュー入りします。

マーケットリサーチなんて仰々しいことは、この小さなマーケットでは非効率。

前回も書いたように常連さんを大切にするお店ですから、まずはお客様との会話から。

特にトムヤムスープなんかはこの例です。

手前味噌ですがキガリイチです

 

次に、エンタメ性のあるもの。

キガリは、残念ながら、エンターテイメントが超少ないです。

最近巷で話題のイケてるスポットとしては、

①映画館。なんと9Dシネマも。もう時空超えてます。

②スパイダーマンゲームセンター。エスカレーター、空港以外で初めて見ました。

③ジェラート屋さん。おいしいジェラートが食べられるお店が2017年に初めてキガリに上陸しました。もうここ以外でジェラート食べられません。31には負けますけどね。

次世代スパイダーマンゲームセンターでの誕生日会に参加している息子

 

というわけで、のんびりしていいところなんですが、正直退屈なんです。住んでいる人にとっては。

なのでワクワク感のあるもの。これも一つのポイントです。

そこで何かないかな~と考えてできたものに、例えば季節を感じる冷やし中華。

そもそも四季がない国なので、季節は作っちゃえ!ということで。

 

冷やし中華、始めました。

ネーミングもこだわりました

 

 

後は、横展開のしやすさ。

仕込みで煮込んだフォーのチキンを、例えば他のメニューにも使えないか?

ガパオの変化バージョンはどうだろう?(ガパオチャーハン、ガパオコロッケはこうしてできました)

どうせ米麺を外から入れるなら、それでもう一品開発しよう、

などなど。

なんだかんだ、すごくイケてるメニューを作ったところで、オペレーションが複雑すぎると、ローカルスタッフがついてこれませんし、スピードにこだわっているアジキチの競争優位がぶれてしまいます。

それだけのために購入する材料だと、ロスも出て利益率にも響きます。

仕込み食材チェック

 

その他、当然ですが売上向上の意味から、ついで買いを促進するものや、カフェ利用を促すためのカフェメニュー充実、単価アップのための選べるトッピングなど。

もちろんこういう細かな改善も日々しています。

 

こんな感じで新メニューにあたりをつけたら、そう、次は試作に次ぐ試作です。つづく。

 

メニュー開発① Always Something Newを目指して

本日も順調に息子にアジキチ飯を運んでおります。

手抜きじゃないですよ。

新メニューはテイクアウトで1時間後に食べたらどうなるか、特に麺系、これ試さないと。作って終わりじゃだめですからね。

テストオペレーションの一環です。

そうです、新メニューローンチ月間なのです。

新メニュー第一弾はヤムウンセン(なぜこれまでなかった?)

 

三本柱の二本が抜けてどうなったかって?大丈夫かって?

あんまり大丈夫じゃないです。

カオスです。

カオスだし、他に充てる予定だったリソースも通常オペレーション保つのに取られるし、なかなか大変なのですが、

いい面もありました。

いい意味で意識が変わった従業員がチラホラ。

もうちょっと落ち着いたら記事にします。

団体さんご来店で大忙し

 

そんなカオスの中ですが、でも、進めるものは進めます。

話を戻しますと、そう、今アジキチは新メニューリリース祭なのです!!

 

繰り返しますが、キガリのような小さなマーケットでは、新規のお客さんがどんどん来てくれるなんてことはありません。

新規のお客さんだけで回るようなマーケットではありません。

一度来てくださったお客様に、リピートしていただかないと未来はありません

単価の高い高級店でもないですし。

(現地の人には高級店なのですが)

 

そう、飽きられたらおしまいなのです…

なので、常にsomething newを用意できるように努めておる次第です

 

自分で言うのもなんですが、私は毎日味見も兼ねてアジキチ飯を食べて早1年9か月。

私も息子も半分はアジキチでできています。

それでも飽きは来ません。味の面では。

でもお金を出して来てくださるお客様には、味以外の面でも、「おっ」って思っていただけるようなものが何かないとですよね。

 

という原則に基づき、ここひと月で投入したのは、

-Bean Noodle Salad (ヤムウンセン)

-Spicy Thai Curry Noodle Soup (カオソーイ)

-Asian Kitchen Fried Chicken (アジキチ風フライドチキン)

-Green Tea Latte(抹茶ラテ)

-Fresh Noodle Salad (冷やし中華始めました)

-Custard Pudding(なめらかプリン!)

等おつまみ・メイン・ドリンクやデザート、全部で10種類!

いくつかは、アジキチの看板商品になる予感…!

自分でもオーダーしてしまうプリン

 

新メニュー開発の流れなどは…つづく

キーマン二人、同時に退職…

先日平和な記事を投稿した矢先。事態は起こりました。

9月頭、重要ポストにつく三人のうち二人が国を離れる=退職することに。

 

一人はキッチンコントロールの女の子ジゼル。

ジゼルと。パンチパーマがチャームポイント

大学で農業を学び優秀な成績で卒業した彼女ですが、

いかんせん職のないルワンダであぶれていたところをゲット。

彼女には、キッチンの在庫管理や売り上げとの突き合わせ、仕込み量に合わせた食材の発注などを取り仕切ってもらっていました。

一年半、高く要望し続けましたが、とても頑張ってくれました。

イスラエルに農業を学びに留学するプログラムに受かった、とのことを7月末に伝えてくれ、8月丸々を後任の引継ぎに使えました。

あー引継ぎはある程度できたものの、彼女の退職は痛手だ…と思いながら送り出した翌日。

 

フロアリーダーのランバートくんから突如、

あさってウガンダに引っ越すことになりました…奨学金プログラムに通過した連絡がきて。昨日。」

シュッとしたさわやか青年。何頭身?

 

えええーーーー

あさってぇぇーーーー??

っていうか昨日のあさってで別の国行くーーー!?

国の奨学金プログラム、その段取りあり得なくなーい!?

でもルワンダだったら全然あり得るー残念ながら2,000%あり得るー

 

ランバートはディナータイムのフロアをほぼ一人で回していたようなもの。

とても頭が良く、最初の集団面接で注文をとるロールプレイングをした際、

正確にオーダーをとれていたのはほぼ彼のみ。

 

「えーと。レッドカレーのチキン。飲み物はセットの対象外だけどタイミルクティーで。あと単品でナゲット。あっやっぱりカレー、チキンじゃなくてベジにしてください。」

 

さぁいくらになるでしょう?

 

っていうのをやると、まぁたいていできない。

リスニングなのか理解力なのか計算力なのか、逆に発想力豊すぎなのか分かりませんが、

いやいやそれ頼んでない・・・というかそもそもメニューにない・・・といった珍回答が続きすぎて、メニューのシンプル化が決定しました。

 

とにかくお伝えしたいことは、この二人は逸材なんです。

出現率数%なんです。

不正しない。というのがアジキチの採用の第一条件ですが、

その上で計算ができる、さらに「自分で考えて動ける」能力まで備わった人はまぁ本当に見つけるの大変です。

 

その安定感たるや。

代わりが簡単に見つかるとは思えない。。。

同時にこの二人が抜けるとは・・・

三本柱の二本が抜けるとは・・・

 

でも二人とも、めったにないチャンスを勝ち取ったわけで、それ自体はとても喜ばしいことです。

不正してクビにしないといけないとか、そういう理由ではない退職も、めでたいことです。

 

だいぶローカルスタッフに任せられるようになりましたーなんて余裕かましてた矢先。

二年放置してきた息子と、そろそろ和食の夕飯でも囲む日常を送りたいなーなんて密かに思っていたのですが。

 

母の日にもらった手紙に、

「いつも ごはんとか もってきてくれて ありがとう」

って書いてありましたからね。

「つくってくれて」

じゃなくて。

私、ガパオとか持ってくる人になってる…。

まぁそうね、実際つくってるのはアラファトとかオリビエッタあたりなので、表現としてとても正確です。子どもってよく分かってますよねほんと。

 

なかなか思ったようには行かないなぁ~。

まぁでも前回の記事、書きながら普通過ぎて特に面白くないなって自分でもちょっと思ってましたから。

いいんです。

スタッフ間にも動揺が広がりつつ一旦記念撮影

 

さぁどうする!!

 

つづく

アジアンキッチン in Kigali 営業中

ご無沙汰しております…

最後のブログ更新から1年近くが経ってしまいました。

実はお店に大きな危機が訪れたりいろいろあったのですが、お店は今日も営業しています!

 

昨日のクローズ後。とあるスタッフの卒業祝いでウガリ

 

ざっくりと、その後・・・

-売上は格段に向上!

-スタッフが増えた

-メニューが増えた

-オペレーションをだいぶ現地スタッフに任せられるようになった

 

 

そう、何より一番大きいのは、スタッフの成長

危機を経て、会社もスタッフも一回り成長しました。本当に。

(別途ブログにも書きたいと思います)

実際当時はもうアジアンキッチン閉めるしかないと思っていました。

関係各所の皆さまにはご迷惑をおかけしました。

お客様はじめ周りの皆様に助けられ、スタッフが踏ん張ってくれて、今があります。

 

プライベートの方で言うと、7歳の息子は長い長い夏休みが遂に終わり、

今日から地元の学校の新学期。

Grade 2。二年生。

 

宿題のフォローとかまたできなくて学校に怒られるかな~なんて思いながらも、

今日も平和に暮らしています。

 

ルワンダに来て丸二年。

先週VISA更新に移民局に行きました。パスポートの行方含め、相変わらず音沙汰なしです。

いつもフレッシュな気持ちでいたいと思います!

 

またブログ、更新していきます!

 

大切なこと④ 誰から見ても「公平」なこと

前回、ルワンダ人スタッフのマネジメントの難しさを書きました。

実はもう一つ、ルワンダならではのポイントがあります。

 

それは、「公平」であること

 

ルワンダには主に二つの民族がいます。

長い歴史の中で、二つの民族の関係は複雑に続いており、それが最悪の結果に表出したのが1994年。

それは、突然始まりそして終わったことではありません。

(過去記事:それぞれの1994年と2016年の日常

 

日常生活では民族問題はタブーなので、どちらの民族だとか直接的に会話には出てきませんが、

うちのスタッフもよーーく見ていると、

あまり関わらない二人とか、

何かとうまく行かない組み合わせとか、

あります。

民族との関係もゼロではないでしょう。

普段はまとまり感もあり面白い人たち

普段はまとまり感もあり面白い人たち

 

なので、誰かを昇格させるときなどは、細心の注意が必要です。

「誰が見ても納得できるように評価・褒賞する」ことが大事です。

「●●だから昇格した」

「△△だから評価されている」

ということのないように、昇格のときでなくても、普段のコミュニケーションから、特に褒める際には、

どの行動がどう良かったか、その行為自体を具体的に言及するようにしています。

 

また、ポジションは様々ですが、

職業に貴賤なし、

どのポジションの人が偉いとか、上とか、そういうのは排除するように心がけています。

 

長年、支配されてきた、虐げられてきた、他方が富を独占することによって不遇に遭ってきた、

そういう思いが根底にある社会、

そして今ここに厳然と存在する格差、

長年日本で育ってきた身としては自分ごととしてはなかなか直感では入ってこないですが、

私なりに最大限想像力を使って。

 

そして、まだまだ微力ですが、いずれは、

民族とか、生まれとか、そういうのに関係なく、

努力・能力・結果自体が評価される、

頑張ったらチャンスを掴めるかもしれない、という希望が持てる、

そういう土台がある社会に貢献していけたら、と思っています。

大切なこと③ Visionを共有する

Visionを共有する、とか、聞こえはとってもそれっぽいけど、実際どういうことなのだろう?

自分が雇われの時にもよく聞いていたこの言葉。

数年後の自分がこの記事を見返して微笑ましい気持ちになっているかもしれないけど、

Asian Kitchenの一年目の私なりに、書いてみようと思います。

 

Asian Kitchenでは四半期に一度、スタッフとのKick Off MTGを開催。

Asian Kitchenがどういう店でありたいか今後どういうことをしていきたいか、少し先のことを具体的に語りました。

その一方で、スタッフにも、

将来、それか少し先でも、どうなっていたいか?

そのために、Asian Kitchenという場所で何ができるか?

という問いかけをしました。

 

その二つが交差するところをそれぞれに見つけてもらう

そうすることで、日々の業務、自分のポジションへの取り組み方が変わってきます。

 

要は、

スタッフに対して、「存在を認めている」ということを示す

-ゴールを共有することで、苦境時や、それぞれの判断が分かれる場合でも、立ち返る場所を作ることで組織としての目的達成からぶれないようにする

この二つがポイントなのだと思います。

まりんちゃんが印刷して見えるところに貼ってくれています

まりんちゃんが印刷して見えるところに貼ってくれています

 

こういう写真、FBにアップするとなんだかリア充に見えると思いますが、

実際のところは、経営側と従業員の利害は基本相反するものですし、いろいろなせめぎ合いは毎日のようにあります

だし、相手は自分のもつ常識を飛び越えたところから来ますから、もういろいろカオスです。

ただ、こういうMTGの場を持つようになってから(その後月一で全員集合の定例MTGを持っています)、少しやりやすくなったと思います。

 

私自身、こうした取り組みに半信半疑だったのですが、

インターン生のまりんちゃんが素直な気持ちで、

「やってみましょう!千紗さんの考えてること、スタッフに伝わってないのがもったいないです!」

ときっかけを作ってくれました。

 

まりんちゃんはちょうど今日が最終出社日だったのですが、

彼女の多大なる貢献の一つが、オーナー社長とスタッフの間で、うまく調整役を果たしてくれたことです。

 

私は当たり前ですが、 利益の最大化、 それしか考えてないです。考えないようにしています。

利益の最大化、Asian Kitchenの継続、

そのための施策、そのためのカット、そのための新ルール・・・

なのですが、スタッフからは、時として締め付け、としか感じられないときもありますよねきっと。

実際その頃、7月頃の私は、夏季休暇による売り上げ減と、長引くドライシーズンでのコストアップに、正直焦っていたので、だいぶ眉間に皺が寄っていたと思います。

 

 

私は正面から逃げ場なく注意してしまうことがあり(要改善)、スタッフの方も はいそうです としか言えず、鬱憤が溜まる面もあったと思いますが、彼らの不満が本格的になる前に、なんらか立ち回ってくれました。

というのもあって、私も安心してバシバシ厳しくできました。(結局厳しい)

 

マネジメントへの不満をアラファト氏主導で話し合っていると思われる場面。こういうとき言葉通じないっていいですね

マネジメントへの不満をアラファト氏主導で話し合っていると思われる場面。こういうとき言葉通じないっていいですね

 

ルワンダ人はおそらく近隣のアフリカ諸国と比べると、その国民性はとても穏やかな方だと思います。

多分陽気なケニア人と比べてしまうと陰気なくらいだと思います。

日本に近いところもあるかもしれません。

心では相手を嫌いだと思っていても、それを態度には出しません。笑顔です。

 

それゆえに、一見従順なんですが、コミュニケーションがやや複雑になることも時々あります。

私は日本にいるときよりも意識的にずっとストレートな物言いをしていると思いますが、

それでも変化球しか返ってこなくて困ったりすることもあります。

 

うーん。

でも総じて、うちのスタッフはみんないい人です。採用こだわりましたし。

いい人というか、みんな「いい目をしている」っていう表現がいいかもしれません。

バックグラウンドは、本当に様々なのですが。(過去記事:それぞれの1994年と2016年の日常

 

先日とある方に事業についてアドバイスをいただく機会があり、

経営者としての私に対しては全部ダメ出しでしたが、

(起業後のダメ出しをいただける機会は、びっくりするくらい貴重です)

唯一褒められたのが「スタッフ、死んでる目の人がいないね」ということでした。

 

嬉しいですね!

 

でもやっぱり、このテーマは難しいですね。

まだまだ暗中模索です。

今日も、とあるスタッフの要望を断りましたが、あー。なんかもっとやりようあったのかな?とかとか、夜な夜な考えてしまったりします。

寝ます!

3時間後は息子の起床時間ですが、最近私がベットから起きれなくなりすぎて、勝手に学校に行ってくれるようになりました。

おやすみなさい。

いろいろ紛糾しつつも、MTG後は何かと記念写真をとるとなんだかまとまり感が出てくる

いろいろ紛糾しつつも、MTG後は何かと記念写真をとるとなんだかまとまり感が出てくる

 

 

大切なこと② まずはなんでも自分でやる

まずはなんでも自分でやる。

これも大事です。

大きく、二つのポイントがあります。

一つは、自分の目で見たもの以外、基本は信用できない、という点。

もう一つは、自分がなんでも率先して足を運び手を動かさないと、周りはついて来ない、という点。

 

一つ目について、

これは、前回の記事の「対人関係における前提」にも紐づいてきますが、部下や業者に出した指示・依頼が自分の思った通りに完遂されることはまず、ないです。

 

 

買い物系だと、買いに行った人と、店が結託して実際より高い額の領収証を出し、差額を折半して懐へ。

特に自分が相場を知らない場合、結構な額をぼられます。

 

毎日の食材買い出しは、基本スタッフにお使いを頼んでいますが、

時々は自分が行って相場の変化を確かめないと、良くないことになります。

 

雑然としたローカル市場では、次から次へと売りつけようと人が割り込んできます

雑然としたローカル市場では、次から次へと売りつけようと人が割り込んできます

野菜くらいならまだ良いですが、お店の施工では、結構痛い目を見ました。

当然相みつをとる、他の飲食店等にリサーチをするなどは一通りしましたが、それでもやはり高く、それを防ぐには、自分が資材マーケットまで足を運び、鉄材の相場、木材の相場、それぞれを全部自分で確かめないと、見積もりを提示されたときに、「ここおかしくない?」という指摘ができない、ということを学びました。

 

そして、ドアの取り付け一つにしても、見張っていないと、指示と全く違うことをします。

一度、スライドドアの取り付けに際して、

現地語でも説明して、youtubeでスライドドアの動画まで見せて、

あぁあのドアをスライドさせるのに必要な、上下に取り付ける部品売ってるところ知ってる、

という会話までして、

開戸がつきました。(やっぱりどや顔)

部屋半分潰れてますけど…

 

なので、まずはなんでも自分でやってみて、

相場やポイントをつかんだ上で、他の人でも不正なく回せる仕組みを作る。

本当に、細かいところまで、全部マニュアルにして、特に画にして落とさないと、なかなかその通りになりません。

言われた通りにできる、約束通りできる、ズルをせずできる、これは日本のビジネス環境って本当にすごいなと改めて思います。

 

二つ目については、これは日本でも結局同じことだと思います。

お店はお客様にたくさん来ていただけると、当然忙しくなるし、閉めるのも遅くなりますが、それでもスタッフがフレキシブルに働いてくれるのも、マネジメントが誰よりも働いているのを見ているからだと思います。

時々来て、できてないところだけを指摘して、さっさと帰るような人の言うことを、スタッフは聞き入れません。

日々それぞれのポジションに順々に入って、実際に自分でオペレーションを回して気づくこともたくさんあります。

前に私が指示したやり方は実際やりにくいな、とか、ちょっと無理があるな、とか、自分で実際に回してみて初めて分かります。

これをやらずに指示だけされても、スタッフ側も不満がたまるだけでしょう。

 

とういわけで、お察しの通り、かなり気力と体力が要ります!

 

 

大切なこと① 日本での前提を捨て去る

アフリカでビジネスで成功するためには何が必要だと思いますか?の問いを、ここのところ私なりに考えてきました。

それを数回に渡りお送りしたいと思います。

 

今日は、まず最初に必要になると思われる、超基本の心構えについて。

これ、私のブログの中で一番有益な情報かもしれません。いきます。

それは、

日本での前提を捨てること。

「●●は△△なものだと【置く】」こと。

はい、文字にするとフツーですね。でもこれが、なかなか難しいんです♪

平和な国、日本

平和な国、日本

 

水は止まるもの。

電気も止まるもの。

ネットは途切れるもの。

相手はアポには来ないもの。

雨の日には仕事に来ないもの。

口約束は果たされないもの。

目を離したら不正はされるもの。

 

などなど。

今日も電気がおかしくて一個冷蔵庫動きません。

水と電気が止まってもなんとか営業

水と電気が止まってもなんとか営業

 

先日はトイレが故障し、すぐさまプランバーを呼んで原因究明&応急処置。

なんですが。

プランバーが二日かかりでいろいろ調べてのソリューションがこちら。

「トイレ使用後は、よく水を流しましょう」 (どや)

よくってなんや!Flush Wellってなんなん…

論拠が「子どもがいる家庭のトイレの方が詰まりやすい」ってどゆこと?

便器外して何見てたの?

画期的すぎる提案に思わず膝を打ちつつ、ルワンダの前提がまた一つ更新されました。

トイレは詰まるもの。

 

その後も何度か故障しました。

でも安心してください。

トイレは詰まるものですからね。

 

トイレなんかは、日本とは比べてはいけない最たるものです。

もう日本のトイレは最早トイレではないです。医療機器ですね。

でもちなみにアフリカの中ではルワンダはとてもきれいな方です。

また、最近日本に帰国したときに実家でシャワー浴びたとき、その水圧の高さ(←いえ普通の水圧です)が、ちょっと痛かったですからね。いつもチョロチョロですからね。

停電してると浴びれませんしね。

 

一時帰国時のもう一つの感想:

「わぁ~みんな毎日シャワーしてるって感じ」

 

話が水回りの話になっちゃいましたが、でもこれはあくまでも、「前提」の話です。

こういうものとして諦める、という話ではありません。

この前提の中で、何ができるか考える、という話です。

 

もちろんレストランのトイレをそのままになんてしておけないですからね。

ルワンダの水洗トイレは水洗と言い切れない、というところからの、何ができるか、です。

そもそも水の供給が安定しないので工夫が必要です。

うちはトイレの清潔感にはこだわりがあります。日本人のプライドとして。

鬼気迫る感じで掃除し直す私に、スタッフは最初ポカーン。(引いてる)

でも、トイレを褒められる度、スタッフのモチベーションもどんどん上がっていったようです。

是非お気軽に見にいらしてください。

 

このあたりは、「便利」か「便利じゃない」か、の話なので、大したことではないです。

なきゃないで。

 

ただ一方で、医療なんかはシビアですが。それはまた書きます。

 

あとは、対人関係の前提。これもなかなかやっかいです。

 

例えば業者とのやり取りでも、相手の言葉を鵜呑みにしていては、何も進みません。

 

10時に来る、という約束だったら、

実際に10時に来てもらわないとまずい場合、

朝イチから

「おはよう今どこ?」

「ねぇ今どこ?」

「んで今どこ?」

ストーカーばりに確認を入れないと来ません

 

というか入れても来ないことの方が多いので、ギリギリの時間、日程は指定してはダメです。

たいてい彼らは”I’m coming”と永遠に言い続けます。

近所の人なのに朝から夕方まで”I’m coming”の返答しかありません。

一体どこから来てるのでしょうか。

で だいたいcoming中に親戚的なネイバー的な誰かの葬式が発生して今日は行けない、ってなります。

 

なので一度捕まえたら、その時に全部タスクをなるべく完了までもっていくことが肝要です。

「続きはまた次回」というのは、「ここらで逃げます」という意味です。

いろんな意味で一期一会です。

 

あと”Don’t worry.” “No problem!” って言われたときは、たぶん由々しき事態が勃発しているので注意が必要です。

 

あとは雨だと来ません。

先日息子に「今日空手どうだった?」と聞くと、

「あー今日雨だからね、先生来なかったよ。」

 

えっ…?いや私空手の心構えとかは詳しいわけじゃないけど、それでいいの?ねぇいいの?

っていうかアンタもしょうがないとか言ってたらアカン!

次、大雪の日の首都圏交通情報のyoutubeを見せてやる!!と思いましたが、

まぁあれはあれでちょっと狂気の沙汰なので、やめました。

(と思いますがいかがでしょうか)

 

 

ルワンダに来た当初は、それはまぁイライラしました。

治安はいいけどこのままじゃ憤死する。

ということで、開き直り。これ大事。

 

ただ何度も言いますが、

だからと言って流しちゃダメなのです。

その中で、何ができるか。何をすべきか。どうやるべきか。

私も日々模索中ですが、新鮮な毎日です。

高確率でエンスト

高確率でエンスト

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