TICAD7に参加しました!そして本日報道ステーションにて取り上げられます!

今年8月28日(水)〜30日(金)まで横浜で開催されたアフリカ開発会議(TICAD7)に参加させていただきました。日本での開催は6年ぶり。前回同様、横浜が一瞬にしてアフリカ色に染まりましたね。

開会式では大変光栄なことに、安倍首相の基調演説にてRICCI EVERYDAYの事業内容についてご紹介いただきました。人生で一生あるかないかなことに、大変驚きました。

演説内容はこちらから

https://mainichi.jp/articles/20190828/k00/00m/030/197000c‬

ブランドを創業してからの4年間を(先日4周年を迎えました!)このように表現していただけたこと、大変ありがたい気持ちでいっぱいになるとともに、これからも身を引き締めて頑張ろうと心新たにした次第です。

そして本日、9月6日(金)21:54 – 23:10に放送されるテレビ朝日「報道ステーション」において、RICCI EVERYDAYをご紹介いただきます。

番組内「金曜特集」のコーナーでは、ウガンダの工房での商品づくりの様子や、日本初の実店舗での取り組み、また4周年を迎えた私の想いについて、特集いただく予定です。

以下詳細です。

<報道ステーション>

▷日程:2019年9月6日(金)21:54~23:10内

▷チャンネル:テレビ朝日系列局 https://www.tv-asahi.co.jp/hst/

※速報が入った場合、番組内容が変更となる可能性がある旨、ご了承ください。

お時間ございましたら、ぜひご覧ください!

4年間が何だか一つの区切りのような気がしています。これからもますます、事業の成長に向けて邁進していきます!!!

Chizu

東京・代官山に直営店舗オープン&クラウドファンディング開始

5月6日にRICCI EVERYDAYの日本で初めての直営店舗を、東京・代官山に出店することになりました!

「アフリカに直営工房を持つブランドであるRICCI EVERYDAYらしさを、お店で存分に表現したい」

「単に製品を買う場所ではなく、訪れたひとの五感にフルに訴え、ものづくりの背景に思いを巡らせるようなお店にしたい」

「多くのひとにお店の存在を知ってもらい、新しいファッション体験を楽しんでもらいたい」

こうした思いを伝え、実現するのにもっとも適しているのはクラウドファンディングではないかと思い、今回の出店に伴い、人生で初めてのクラウドファンディングに挑戦します。

https://camp-fire.jp/projects/view/149020

RICCI EVERYDAYというブランドの歩んできた道と、直営店にかける思い、また、これから進もうと考えている未来について、思いのたけを綴っています。ぜひクラウドファンディングサイトをご覧になってください。

正直に言うと、日本での店舗事業も初めてですし、クラウドファンディングも初めてです。

今はただただ不安しかありません。

しかし、事業のビジョン達成には直営店舗の存在が不可欠であること、多くの方にものづくりの現場を体感していただき、アフリカをより身近に感じてもらいたいこと、新しいサステイナブルなファッションの形を打ち出していくこと、などなどを考え、100%不安しかありませんが、30日間走り抜けようと心に決めました。

もしわたしの取組みに賛同いただけるようでしたら、周囲の方に拡散していただけると嬉しいです。

また普段セールをやらないRICCI EVERYDAYですが、今回のクラウドファンディングに合わせ、お得なリターンを数量限定で準備いたしました。ぜひそちらも合わせて、ご覧になってみてください。

クラウドファンディングは初速が大事だということなので、もしご検討いただけるのであれば、できる限り本日中にご購入・ご参加いただけるとうれしいです(笑)。

どうぞよろしくお願いいたします!!!

https://camp-fire.jp/projects/view/149020

Chizu

頭を柔軟に

 

最近は今後会社をどのように、そしてどれくらい成長させていこうか、友人にディスカッションに付き合ってもらいながら、様々な角度から考えるようにしています。

その時に気付くのが、自分は今まで無意識的に、思考の限界を設定していたということ。

目指すべき世界がある一方で、自分にできるのかと問いかけると急に不安になり、そこで思考をストップさせていました。何だかんだ理由をつけて、成長は考えないようにしていた自分がいました。

でも今は、その不安はちょっと横に置いておいて、凝り固まった思考回路を溶かしながら、いろんな可能性を柔軟に考えてみようと前向きになっています。

そこに到達するために、どんな人を巻き込んでいったらいいか、どんな仕組みを用意したらいいか、どれくらいお金が必要か、、、考えるべきことはまだまだたくさんありますが、頭の体操だと思いながら、夢を膨らませている今日この頃です。

 

Chizu

テイラーさんの繁忙期と閑散期

新規事業の準備の中で、テイラーさんたちへのインタビュー調査を実施したのですが、すごく面白い発見がありました。私も「なるほどぉぉぉ!」と思わず唸ってしまうほど。この発見を活かしつつ、テイラーさんたちの仕事が増えるような仕組みづくりができたらなぁと妄想を膨らませる毎日です。

どうぞご覧ください!

 

 

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みなさん、こんにちは!

RICCI EVERYDAYインターンの竹内です。

前回の記事で、ウガンダ人がアフリカンプリントの洋服をどのように仕立ててもらっているのか、ということについて紹介しましたが、今回は、そのテイラーさん(仕立て屋さん)たちを対象に、現在準備中のお洋服に関する新規事業のために行ったインタビュー調査の中で興味深かったことを紹介しようと思います。

(説明:インタビュー調査をしたテイラーさんたちの働いている様子。)

 

ちなみに、ヒアリングで目的としていたのは、大きく分けて以下の3つです。

  • 洋服の生産の状況の調査(例えば、1着作るのにどのぐらいの時間がかかるのか?、注文が多い時期はいつか?、ミシンは何を使っているのか?などなど…)
  • 販売の状況の調査(例えば、どこで売っているのか?、いくらで売っているのか?、どのようにカスタマーを得ているのか?など)
  • その他困りごとの調査(家賃が高すぎる、カスタマーが代金を支払わない、などなど問題や山積みです…)

 

(説明文:テイラーさんたちがところ狭しとミシンを並べて働いているビルの一角。)

 

今回の記事でインタビューの中でわかったことをすべて紹介することはできないのですが、特に興味深かったことの一つが、閑散期と繁忙期についての実情の話を紹介します。

 

キリスト教信者が多い国であることから、インタビューを実際に始める前から、「11月〜12月頃はクリスマスに向けて忙しくなるだろう」という想定を立てていて、実際にどのテイラーさんもそうだと言っていました。

特にパーティー用のドレスが多くオーダーされるようです。

 

それならば、逆にクリスマス以外の時期はすべて閑散期なのか?!ということを疑問に思いながら、インタビューを続けていくと、「学校の長期休み明けは特にお客さんが少ない。」ということがわかりました。

 

それは、ウガンダの学校(公立校でも私立校でも)では、長期休みが明けて学校が始まるタイミングで授業料を支払わなければならないという支払いのタイミングと、テイラーに洋服をオーダーしに来る客の年齢層と関係がありました。

 

つまり、アフリカンプリントのドレスやワンピースをオーダーするのは、いわゆる子育て中のお母さん世代が多く、子供達の授業料の支払いが求められる時期には、そのほかの出費を抑えるためにお財布の紐がきつくなる、ということです。

(実際にウガンダの小学校などでは、授業料が支払うことが厳しくて中退してしまう子や、授業料が払えない子を多く抱えるがために経営が厳しい学校は多くあり、「授業料」が家庭の中でも大きな出費の一つとなっています。)

 

(説明文:アフリカンプリントのドレスたち)

 

日本でも年末年始にかけてお金が動く時期になるのは同じなので、クリスマスが繁忙期だと聞いたときは驚きませんでしたが、家庭の季節的な出費の中に、「授業料の支払い」というイベントが入ってくるという事情までは想像が及ばず、驚いたとともに、たしかに!と納得しました。

 

それと同時に、日本でも子供の教育費は家庭内でも出費の中でも大きな部分を占める、ということに、まだ学費を支払ってもらっている学生の身として深刻に考えておらず、親に感謝の気持ちすらも生まれました(笑)

 

アフリカの国々は若年層人口が多いということは、子供達のための出費(教育費など)に左右される家庭のお財布事情が経済に与える影響も大きいということだと思うと、気になるポイントですね。

 

RICCI EVERYDAY インターン

竹内芙実香

洋服の仕立てについて

RICCI EVERYDAYインターン第4号のふみかちゃんが、今回はウガンダにおける洋服の仕立て事情について調査してくれた内容をまとめてくれました。

実はRICCI EVERYDAYでは現在新しく洋服事業を立ち上げようと、準備を進めています。ウガンダにたくさんいるテーラーたちがどのようにして仕事を進めているのか、ぜひご覧いただけたら幸いです。

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みなさんこんにちは!

RICCI EVEFRYDAY(以下RE)インターン学生の竹内です。

 

今回は、REが商品に使っているアフリカンプリントを使って、ウガンダ人はどのようにお洋服を仕立ててもらっているのかをご紹介します!

 

ウガンダだけではなくアフリカの女性は、REがバッグなどに使っているアフリカンプリントの布(東アフリカではキテンゲやカンガ、西アフリカではパーニュなどと呼ばれる布)で作ったドレス(ワンピース)を日常的に着ています。

 

聞くところによると、ウガンダでは最近はセカンドハンドの安い洋服が入ってきてしまっていて、アフリカンプリントの洋服を作る習慣は少し廃れ気味だそうですが、それでも特に日曜日の協会に行く時には、多くの女性がアフリカンプリントのドレスを着て、男性もアフリカンプリントのシャツを着て出かけているのを見かけます。

 

では、そのドレスはどんなところで手に入れるのか??ということですが、既製品を作って売っているお店も存在するものの、多くの場合テイラーさん(仕立屋さん)のところで1からオーダーメイドで作ってもらっています!

 

日本ではあまり仕立ててもらうといことがないと思うので、個人的には、生産者側の顔が見える関係で自分の毎日着るような服が作られているという点が、このアフリカンプリントを仕立てる習慣の素敵な部分だなと思っています!

 

さて、本題に戻りますが、まず、アフリカンプリントの布がたくさん売っているマーケットで好きな柄の布を購入します。

ウガンダの首都カンパラのダウンタウンには、アフリカンプリントを棚いっぱいにぎっしり積んで売っているマーケットがあり、そのから自分のお気に入りの柄の布を探し出して購入します。

 

 

ウガンダでは、だいたい価格は平均的には6ヤード(5.5メートル)で千円強ほどです。

実は私はこのお気に入りの布を探すお買い物が、楽しくてしかたがありません!最初はあまりに個性的な柄が多くて圧倒されますが、お店の人に「あの柄の布、見せて!」と言って取り出してもらって見せてもらう瞬間のワクワクは、日本では経験できない感覚です!

(優柔不断の私は、いろんな柄に目移りしてしまってどの柄を買うか散々迷うのですが…笑)

 

さて、お気に入りの布を購入したあとは、自分のお気に入りのテイラーさんのところに持って行き、洋服を作ってもらいます。

テイラーさんはダウンタウンの中のビルの一角に自分のお店を持っていたり、ビルの廊下にミシンを一台おいて働いていたりしており、いたるところで出会うことができます。

 

テイラーさんのところに行くと、自分の体のサイズを測ってもらえて、自分の好きなデザインで作ってもらうようにオーダーできます。

 

(仲良しのテーラーさんたちと)

 

写真を見せただけでも、布を一から裁断し、ミシンで仕上げてくれるその仕事の早さは、まさに職人技!

 

デザインやサイズにもよるようですが、シンプルなワンピースなどであれば2時間もあれば出来上がるようです。

私は家庭科でミシンを習ったのにもかかわらず全く使えないので、毎回感動してしまいます(笑)

 

 

ちなみに、このオーダーの時に、「こんなデザインどうかなー?」と相談したり、「ここの丈はこのぐらいがいいと思うよ!」と提案してもらったりするのも楽しいです。

 

実際私はウガンダ滞在7ヶ月間の間に、完全に虜になってしまい、相当の量の服を作ってしまっています(笑)

 

みなさんも、ウガンダ(アフリカ)にいらっしゃった際には、ぜひお気に入りの布を見つけて、この世で一枚だけの特別なシャツやワンピースを作ってみてはいかがでしょうか??

 

実は今回のインターンでは、このようなテイラーさんのお仕事事情などを聞くヒアリング調査を行ったので、次回の記事で調査のことについて少し紹介させていただこうと思っています!

 

RICCI EVERYDAYインターン

竹内芙実香

インターン第4 号がインスタで活躍中!

実は7月よりインターン第4号のふみかちゃんがRICCI EVERYDAYに来てくれています。

8月に入って、うちのインスタ(@riccieveryday)が非常に活発化しているのをお気付きの方もいるのでは!?実はこれは全て彼女のおかげです。彼女の提案により、インスタライブにもトライしてみたり!新たな風を送りこんでくれています。

そんな彼女からのメッセージです。ぜひご覧になってみてください^^

(前回から引き続き、なぜか写真がアップされません涙)

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みなさん、初めまして!

7月からインターンとしてRICCI EVERYDAYでお世話になっています、一橋大学4年の竹内芙実香と申します!

今回、ビジネスサイドから社会の課題を解決していくことに関心があり、大学を休学してウガンダにてインターンをさせていただいています。

 

RICCI EVERYDAYのインターンシップとしてお世話になる前は、同じウガンダ内の別の日系企業で3ヶ月間インターンさせていただいていたため、ウガンダでの滞在はすでに4ヶ月半になります。最初はウガンダ人と話すことすらビビっていた私ですが、RICCIのメンバーとも仲良くさせてもらい、生活もかなり慣れてきました!

 

さて、RICCI EVERYDAYの第4号のインターンとして何をやっているかと言いますと、大きく分けて2つあり、一つはSNSマーケティングとして、来たる8月26日に迎えるブランド創業3周年(めでたい!!)に絡めたオンラインPR企画と、もう一つは工房メンバーに対するトレーニングワークショップの実施などです。

過去にインターンの方々が取り組んでいらっしゃったことを受け継がせていただきながら、自分なりの課題意識からアウトプットしてアップデートした内容で取り組んでいます。

 

(ちなみに現在、公式インスタアカウントで、RICCIの商品の写真を指定のハッシュタグと一緒に投稿するとクーポンがもらえるキャンペーンをやっていますので、ぜひご応募ください〜〜!)

 

実は私、ウガンダに渡航してからRICCI でのインターンを開始するまでの3ヶ月の間に、千津さんと同様に私もアフリカンプリントの虜になってしまっており、すでに何着も服を作ってしまっているぐらいです(笑)

なので、毎日工房に行って可愛い柄や明るい色の生地に囲まれるだけで、本当に楽しくて仕方がありません!♡(一度でもRICCIの商品をご覧いただいたことのある方は共感いただけるかと思います♡笑)

 

 

また、ウガンダ人メンバーが本当に優しく、毎日一緒にランチを買いに行ったり、時には昼休みに私の髪の毛を結ってくれたり、と私は本当のお母さんのように頼りにさせてもらっています!

 

そして何より千津さんのパワフルさ、芯の強さ、ウガンダ人に対するマネジメントスキル、仕事の進め方など、挙げていったらきりがないほど多くのことを間近で学ばせていただいています!

 

これから何度かブログを書かせていただきますが、どうぞ宜しくお願いします!

 

ふみか

2号店をカンパラにオープン

ウガンダに戻って来ています!カンパラの工房で仕事をしたり、北部の都市グルを訪問したりと、相変わらずバタついている日々ですが、そんな中でRICCI EVERYDAYの2号店をカンパラ市ムエンガにオープンさせました!!!

今回お店を出した場所は、ウガンダで初の日本人による日本食料理を提供するレストラン”YAMASEN”の入っているTank Hill Parkというモール内。この建物自体も、日本人建築家による現地の素材を活かした工夫が凝らされていて、本当に美しいんです。

お店の内装は、私が心から彼女のデザイン力を信頼しているインテリアデザイナーのEvaに、ウガンダ特産のバーククロスを使用したものにまとめてもらいました。

(なぜか写真がアップできないのが悲しい…)

新しくショップスタッフも加わり、うちの会社も総勢20名の大所帯になりつつあります。

さてお店は無事にオープンさせましたが、ここからが勝負。お店は生き物のようなもので、どう育てていくかが肝になってきます。スタッフと議論しながら、いいお店にしていけたらと思っています。

今回、お店オープンに伴い、インスタアカウントを作りました。

@riccieveryday_ug

ウガンダのお店で販売しているものなどを、ご紹介できたらと。

こちらもぜひフォローしてくださいね!

またRICCI EVERYDAYのオフィシャルアカウントでは、ブランド創業3周年を記念して、ブランドの軌跡を振り返る企画や、新たに加わったウガンダ人モデルLilianの紹介などをお伝えしていきます。

@riccieveryday

こちらもぜひフォローいただけたら嬉しいです。

 

Chizu

 

シーバス・ベンチャー2018 世界大会に日本代表として参加中!! オンライン投票・シェアによる応援をお願いします

 

https://www.chivas.com/ja-jp/the-venture/finalists/people/jp-chizu-nakamoto

「アフリカの真珠」と呼ばれるウガンダ共和国。

その首都カンパラに構えた小さな工房で、

現地のシングルマザーたちと一緒に、

色鮮やかなアフリカの布をふんだんに使い、

ハンドメイドのバッグやトラベルグッズを作る。

そして、作ったバッグを世界中の人たちに使ってもらう。

自分たちがつくった作品をたくさんの人に使ってもらうことで、働くママたちが誇りと自信を取り戻す。

そんなブランドを創りたい。

 

創業者の仲本千津です。

リッチー・エブリデイのストーリーは、わたしが2014年ウガンダに赴任して出会った3人のシングルマザーが、みなそれぞれに生きづらさを抱えながら暮らしていたことがきっかけで、スタートしました。

「わたしの生活には、希望がなかった。」(創業メンバーのグレース)

学校の授業料を支払うことができないために、彼女の子どもはいつも、他の子が学校に行くのを軒下に座って眺めるだけでした。

「こうなったのは、自分のせい。子どもたちには自分のようになってほしくない。」

彼女はいつも自分を責めていました。

都市部に暮らすシングルマザーは身寄りがないことが多く、家賃や食費、教育費、医療費などすべての費用を自分の稼ぎで負担しなくてはなりません。

しかし負担が大きいにも関わらず、まともに働く場所が、ウガンダにはないのです。

なぜなら、いい職業に就くには、いい教育を受けていること、そして何らかのコネを持っていることが、この国の暗黙のルールだから。

シングルマザーの彼女たちは、周囲に借金をしながら、惨めな気持ちをかかえながら、必死に家族を守って生きていました。

そんな彼女たちに、安心して働ける場所があってもいいのではないか。

彼女たちがもつ、才能ややる気を最大限に発揮できる場所があってもいいのではないか。

彼女たちが失いつつあった自信や誇り、自尊心を、仕事を通じて取り戻す機会を提供したい。

そんな思いで、この3年間走り続けてきました。

初めは3人だけの小さな工房でしたが、今では現地スタッフの数は20人近くに増え、間接雇用のスタッフを合わせると約40人になりました。

彼女たちは定期収入を得て、生活が少しずついい方向に改善されてきたように思います。

前述のグレースの子どもたちは、この3年間継続的に学校に通うことができるようになり、中でも長女のハミダは、政府の奨学金をもらって今年大学に進学できるところまできました。

そして何よりグレースが、自分の生活の変化について自信をもって話してくれるようになったことは、予期せぬ大きな変化でした。

自分の収入によってこんなに生活を変えることができた、日本のお客さまに喜んでもらえる高い品質の商品を作っているのは自分たちだ、私たちはもっと成長したいと、目を輝かせながら話してくれるのです。

まさに仕事が生活を変え、人のマインドを変え、行動を変えているなと感じた瞬間でした。

 

▷ウガンダ北部の話

昨年夏より、新たな試みも始まりました。ウガンダ北部に暮らす、「元子ども兵」と呼ばれる人々へのサポートです。

実はウガンダ北部は2006年まで内戦状態にあり、その際に有名になったのが「子ども兵」。

「元子ども兵」の彼女たちの中には、幸いにも自分の村に戻るチャンスを得る人もいますが、戻ったら戻ったで困難な道のりが待ち受けています。

長年村を離れていたため、農業などの生計を立てる手段がなかったり、村の人々や親戚からの差別に耐えなければいけなかったり。

彼女らには、生計を立て、生活を守っていく手段が必要だったのです。

そこでRICCI EVERYDAYは、日本の認定NPO法人テラ・ルネッサンスと協働し、彼女たちが自立して生活を営めるよう、収入源を増やす取り組みを行っています。

RICCI EVERYDAYはデザインと品質管理を担当し、細かくチェックを重ねながら、彼女たちのものづくりトレーニングを行っています。そして今年4月に、カタログ雑誌「通販生活」を通じて、新製品を発表しました。

 

▷未来の話

RICCI EVERYDAYはこれまでに、ブランドとしての成長を遂げながら、ウガンダ国内の都市部に暮らすシングルマザーや元子ども兵など、社会的に疎外された女性たちを包摂し、彼女たちに安定した雇用を提供し正当な対価を払い、福利厚生を充実させることで、安心して働ける場所を提供してきました。

そして私たちが長期的に成し遂げていきたいこと。それは、

「仕事を得ることで家庭が安定する。安定した家庭が増えることで、コミュニティが安定する。安定したコミュニティが増えることで、社会が安定する。」

この連鎖を生み出すことです。それも、紛争を経験した脆弱な社会で。

ウガンダのみならず、紛争経験国はサブ・サハラアフリカには多く存在します。

例えば、南スーダンやブルンジ、コンゴ民主共和国。

今後はウガンダを拠点に、日本のNGOと協働しながら周辺国にも事業を拡大していきたいと考えています。

 

▷シーバス社によるベンチャー支援プログラムの世界大会へ参加

シーバス社はイギリスの本社を置くお酒の会社です。

ヨーロッパを中心とした世界各地に拠点を持ち、そのネットワークやレピュテーションは計り知れません。

私たちは今回シーバス・ベンチャーに参加することで、シーバス社のサポートを得ながら、より多くの人々にRICCI EVERYDAYの事業内容やブランドストーリーについて知ってもらう機会を得られると考えました。

工房で働く女性たちの夢でもある、世界中の人々に私たちの製品をお届けする。

その夢の実現への布石を打ちたいと思っています。

また、事業をウガンダ以外の国に広げていくには、多大なる資金が必要です。

シーバス社からの資金サポートを得ながら、ポジティブな連鎖をどんどん広げていきたいと考えています。

ぜひ私たちの夢の実現に、ご協力ください。

よろしくお願いいたします!

https://www.chivas.com/ja-jp/the-venture/finalists/people/jp-chizu-nakamoto

 

 

より詳細に、当ブランドの事業内容や設立経緯を知りたい方は、以下リンクの記事をご覧ください。

・With news 「伊勢丹バイヤーを動かした一人の主婦の熱意 アフリカ布バッグの奇跡」

https://withnews.jp/article/f0170130001qq000000000000000W05u10301qq000014572A

・日経DUAL 「銀行員から一転 ウガンダで起業し、バッグを販売」

http://dual.nikkei.co.jp/atcl/column/17/101200003/013000059/

インターンの悩み

インターンまいまいによる、第2回目の投稿です。どうやら、女性の大半が嫌いなアイツとの戦いが、ここウガンダでも繰り広げられているようです(ちなみに写真と本文は全く関係がありませんのでご注意を)。普段の真面目な顔して仕事をスピーディーにこなす彼女とはちょっと違った一面が見れて、わたし的にはツボでした笑。

どうぞご覧ください!

 

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皆さん、こんにちは!

インターンのまいまいです。今回は、現在2ヶ月間ウガンダに滞在している私が、ずっと悩まされている事について書きたいと思います。

 

RICCIの工房がある首都カンパラに来る前に、ウガンダの北部にあるグルという町に1ヶ月ほど滞在していました。そこでは、小さなゲストハウスに泊まっていたのですが、私の悩みはここから始まりました。

私の泊まっていた部屋は、トイレ・バス付きの6畳ほどのお部屋。グルはマラリアに感染する確率が高いと言われているので、部屋の窓は全て完璧に締め切ることができるようになっています。(実際は隙間だらけの部屋も多く、自分でタオルやテッシュを詰めて塞いでました)

トイレとバスに扉があるとはいえ、同じ部屋の中にあるので、お風呂あがりはどうしても湿気が部屋にこもります。マラリア原虫を持つ蚊は夜に活動するということで、夜は窓も開けられない。隙間も全てタオルなどで塞いでいるので完全に密閉状態。

また、洗濯機なんてないので、毎日夜に服を洗濯し、それを自分の部屋に干していたため、プラスで湿気!湿気ムンムンな部屋のできあがりです。そんな湿気の多い部屋、彼らが黙っているわけがありません。

 

 

そうです、ゴキブリです( ;  ; )

 

 

ある日の朝、床でベビーゴキブリを見かけました。もちろん、踏み潰しました。すると、何分後かにそれよりもちょっと大きくなったゴキブリ(子キブリと名付けます)もでてきました。踏み潰しました。その夜、お風呂からあがるとママゴキブリと子キブリが床をはっていました。さすがにママはでかいので踏み潰せずホテルのスタッフを呼びました。

 

 

なにかおかしいぞ、とここで思い始めた私、、、

 

次の日も次の日も出てくる出てくるゴキブリ、、、

 

これは、この部屋で繁殖してるに違いない!!!

 

 

怖くなった私は、当時インターンでお世話になっていた会社のウガンダ人に相談することに。すると、めちゃめちゃゴキブリに効くらしい殺虫剤を教えてくれたので、早速その夜使ってみました。粉末タイプの殺虫剤を、部屋の四隅にふりまいて、就寝。

朝起きると、大量のゴキブリの死体、その数約30匹が床やトイレや机の上にまで!!!

 

あの光景は忘れられません。この世の終わりのようでした。

 

大量殺ゴキブリの後も、続けて出てくるゴキブリに降参し、部屋を変えてもらうことで一件落着かと思いきや、またもや出てくるゴキブリ。夜は早く寝、朝はゆっくり起き、ゴキブリに会わないようにする生活を始めなんとか乗り切りました。

グルからカンパラに移ってからも、やはり時々ゴキブリがでます。

ちなみに、グルのゴキブリは日本のチャバネゴキブリほどの大きさでしたが、カンパラの家にでてくるゴキブリはありえないほどでかい。3倍はあるのではないでしょうか!?というでかさです。動きはゆっくりなので殺しやすいのですが、そういう問題じゃないというレベルの大きさです。

ウガンダ人によると、今(雨季)はゴキブリのシーズンだからしょうがないと言われました。ゴキブリにシーズンなんてあったのですね。ならばこのシーズンが一番嫌いです( ;  ; )

今まで虫はそこまで嫌いではなかったのですが、ウガンダに来て大嫌いになってしまった、私のトラウマ体験でした。

 

(写真はゴキブリとは全く関係なく、先日工房のスタッフと食べたパパイヤです。やはり、ウガンダ人のスタッフみんな剥くのが上手!ぱぱっと剥いてしまう早業に感心でした。)

マラウィ・ザンビアへ行ってきました

テーブル・フォー・ツーの視察に同行し、先日マラウィとザンビアを訪問してきました。去年もモニタリングに行ったのですが、今年も引き続き、現地で動いているプロジェクトの進捗を確認してきました。

事業内容としては、ソーラーパワーを利用し地下水を汲み上げ、それを学校菜園に利用することで換金作物を育てます。それらの売上で給食に必要な資材を購入し、持続的な給食事業を行おうというものです。前回からの変更点としては、給食事業の持続性を担保するために農業ビジネスの強化を明確に打ち出していたこと。換金作物ができたとしても、学校の先生たちに「さあ自分たちで販売先を頑張って見つけてね〜」というのは酷な話で、今回事業実施団体であるFISD内に農業ビジネス部門が設置され、プロジェクトオフィサーが販売先を事前にリサーチし、契約農家としての学校と販売先を結ぶということを行っていました。そうすることで、学校側は既にマーケットが見つかっているので安心して生産に注力できますし、既に農作物(今回はガーリック)の買取価格が決まっているため、給食事業の詳細の計画を立てることが可能となります。一方販売先(バイヤー)にしても、事前に買取価格と生産量の見込みが立っているため、それをどのようにマーケットに卸していくか、事前に見積もることができます(ただウガンダでよく聞く話としては、契約内容はそっちのけで、農家側が他の高い買値を提示したバイヤーに農作物を売ってしまったりとか、バイヤー側も品質に難癖をつけ契約量を買い取らないとかそういうこともあったりするそうです。契約書があったとしても機能しないウガンダあるあるですね。。。)。

今回は契約農家制度を導入して初めての収穫を迎える直前だったので、このアプローチがもたらす効果について検討することはできませんでしたが、来年また訪問できるのであれば、いい報告が聞けるといいなと期待しています。

Chizu

 

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