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カンパラに名創優品(MINISO)出店予定

みなさま、名創優品(MINISO)を知っていますでしょうか?

http://www.miniso.jp/

 

日本にも店舗があるので、知っている人も多いかもしれません。日本の店舗はここ数年で出来たようです。恥ずかしながら、私は2013年頃から日本にほとんど滞在していない事もあり、知りませんでした。

数日前、友人のFacebookの投稿で、名創優品がカンパラに店舗を出店する事を知りました。

日本人デザイナーによるブランドと銘打っているのに知らなかったので、調べてみたところ、凄い事が起きているのではないかと思い、本投稿をする事にしました。

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久しぶりのKikubo Market

日本からのゲストの案内もかねて、久しぶりにKikubo Marketに行ってきました。
Kikubo Marketはウガンダの地方物流の要所。

いまだにTraditional trade(個人商店への流通。キオスクなど)が主流であり、
特に地方はそれが5%以上となっています。
Traditional tradeの要所です。

非常に混みあっており、スリなどもいるため気を遣う事もあり、最近は数か月に一度訪れる程度になっていました。
(以前、物流業を始める前は、ここで調査、営業もしていたので、週に数回は訪れていました。)

土曜日にも関わらず、相変わらず凄い人。
非常に狭い通りに、強引に大型トラックが入り込みます。

 

(Kikuboの中を強引に入るトラックを後ろから撮影)

 

色んな店があり、専門店もあります。

鍋だけ専門で売る店なども連ねています。


(写真は、鍋専門店の一つ)
また、Kikuboの周辺には大きな建物があり、中は一坪程度の小さい店が乱立しています。(昔の秋葉原の電気街やラジオ会館などと似ているかもしれません。)

大きな建物同士で通路が勝手に出来上がり、生き物のように導線がつながっていきます。

 


(この写真、通りのように見えますが、建物と建物の間です。左が建物の3階、右が2階だったと思います)

非常に活気があり、商人のエネルギーを感じる場所ですが、買物するには便利な場所とは言えません。
何度も通うと、買う場所が分かってくるのですが、
渋滞の激しいダウンタウンの中心街にあり、この地域に行くだけでも大変。
さらに、このエリアに足を踏み入れた後も、目的地までたどり着くのに人込みをかき分けてすすみます。
相場を知るため、複数の店に聞きながら確かめます。
そして、偽物も多いです。(セキュリティ用品や携帯などは特に)

歴史を見れば、経済発展の家庭で、Traditional tradeがModern Tradeに徐々に変化する過程で、こういう商域もどんどん減少するでしょう。

 

 

では、先進国や現在の新興国が歩んだような、いわゆる大型スーパーによる流通になるのか?なるべきなのか?

 

世界的にも新しい、持続可能性の高い新たな流通が生まれる可能性があるのか?

そこがアフリカの楽しみの一つなのかもしれません。

明瞭な価格設定

今週、簡易な宅配価格の検索システムをWEBサイトにオープンさせました。

www.couriemate.com/quote

 

目的地や距離、重量などを入力すると、その場で宅配料が表示され注文できるシステムとなります。

まだ、トライアル段階で簡易なものとなりますが、これで顧客の反応を見たいと思います。

 

なぜ、検索システムを作ったのか

ウガンダで商売をしていて困るのが、決まった価格がない場合が多い事です。(定価がない)

スーパーマーケットで買えば、値札の価格でレシートも出ます。

ローカルマーケットや商店で買った場合、定価もなく、仮に領収書が出ても当てになりません。

 

宅配サービスについても同様です。

 

国際郵便であれば、ある程度の価格表はあります。

ただ、EMSについてはウガンダポスト(郵便局)が運営していますが、価格表が複数存在しています。

 

国内の配送になると、価格表はありません。

 

さらに、多くの宅配業者は、こちらから電話で問い合わせても料金を教えてくれません。

 

よくあるのが

『いいから、オフィスに来なさい。そこで価格を伝えるから。』

いやいや、まずは価格帯だけでも条件だけでも知りたい。といっても

 

『オフィスに来なさい。』ブチ。っと電話が切れます。

 

実際にオフィスに行っても、価格は担当者やタイミングによって変動します。

 

もちろん、会社によっては社内の価格表を持っている事も多いですが、担当者の裁量?もあり、大きく変わります。

(例えば、5キロのものを3キロと称して、会社と顧客からお金を得る)

 

価格の透明性がない事は、売り手企業にも買い手企業にも問題を起こします。

売り手に対しては、内部の従業員の不正や横領の機会を与えます。

 

買い手に対しては、価格を得る事自体が面倒という面に加えて、

買物を頼んだ従業員が支払価格を誤魔化す機会を与えます。

 

定価も証明するレシートも無い(あっても信用性が低い)ため、一部をポケットに入れる事になります。

 

自分達で仕事をする中で、透明性のない価格を無くしたい。という思いもあり、検索システムを作ってみました。

支援先に選定頂きありがとうございます。

CourieMate代表の伊藤です。
「第二回日本Africa起業支援イニシアチブ」の支援先として選定頂けたこと嬉しく思います。

改めて簡単な自己紹介と事業紹介をいたします。
2014年に起業し、4年弱となります。当初は人材育成事業をメインにしておりましたが、昨年6月より宅配事業を行っています。
起業前は、新卒から9年弱ほど、コンサルティング会社でコンサルタントとして働いておりました。当時、企業ボランティア制度を活用したところ、たまたまケニアのマサイ族の村で組織改革のボランティアをしたのがアフリカに携わるきっかけでした。

(マサイでボランティアしていた時の写真)
その後、本業のコンサルタントとしてアフリカで働く経験もしながら、2013年末に退職し、起業に至ります。

 

宅配事業とは?

一般的な個人客のC2Cの宅配に加え、国内外で20社程度の法人顧客がおります。国外のお客さんの多くは通販やオンラインショッピングのお店で、彼らのウガンダ国内でのラストマイルデリバリーを担っています。
USA、UK、UAE、ロシア、ポーランド、フィリピン、ケニア、ナイジェリアなど世界中の方の配送をしています。

www.couriemate.com

 

バイク便サービスは、現地企業も提供しており競合も多いのですが、一方で、サービスの品質にバラツキがあり、本当に必要な配送サービスが提供できていない事から、潜在的な配送ニーズの多くが満たされていませn。
CourieMateでは、現金代引き、返品対応など、人がやりたがらない部分で付加価値を付ける事で、ニーズにリーチするようサービスを設計・提案しております。
今年初めから、食材デリバリー、オンラインショッピング運営、DM(ダイレクトマーケティング)ソリューションの提供など、宅配に関連したサービスも徐々に行っております。

また、新たな配送手段として、今年の5月より低温物流(コールドチェーン)のサービスを準備しています。
現在は、トライアルでケニアの乳業加工メーカーの商品のカンパラ市内の配送を行っています。
来年には本格的なサービスとして展開できるように考えています。

CourieMateの理念は『誰もが、安心して便利にいつでもモノを送れる社会の実現に寄与する。』です。
物流とは社会の血液循環であり、モノの流れをスムーズにする役割を担います。
アフリカの土地から持続可能な社会に沿う新たな物流の形を模索したいと考えています。

 

なぜ、コールドチェーン配送なのか?

ウガンダの高い成長率を背景に、中間層の伸びが期待されている中、整備が行われていないコールドチェーン物流。背景には、高い初期投資コスト、国内での冷凍車、冷蔵・冷凍施設の整備・修理が困難な事、スペアパーツの入手が困難な事、停電が多く電源供給が不安定な事など、様々な課題があり、コールドチェーンは普及していません。

未整備なコールドチェーンは、40%を超える食糧廃棄の無駄、廃棄の無駄からの小農家の収入を抑えるだけでなく、年間130万人以上の深刻な食中毒被害を出しています。
また、地方へのワクチン輸送も困難で、せっかく輸送したワクチンも杜撰な温度管理から廃棄される事も少なくありません。

インフラ未整備な土地では、既存のグローバルスタンダードな冷凍車によるコールドチェーン物流は高コストで整備維持も容易ではありません。
高性能な保冷ボックスなどを組み合わせて、ウガンダのようなインフラ未整備な国に沿ったコールドチェーン物流を考えています。既存のコールドチェーン配送と比較して、大幅な初期投資・運用コストの削減(50~70%以上の削減)、柔軟性の高い配送(温度混載、サイズ混載)、そして一般貨物トラックの荷台のスペース貸による配送、50%以上のCO2排出を削減した輸送が実現可能だと思っています。
まずはウガンダでのパイロットを起ち上げモデルを作り上げる。その後、東アフリカ、アフリカ、南米や東南アジアなど、今後コールドチェーン需要が伸びる国々へ展開し、持続可能性の高い低温輸送手段として世界のスタンダートにしていきたいと考えています。

 

なぜアフリカなのか?

4年前に起業するきっかけであり、当初から変わっていない目標があります。
『 アフリカ発の世界に共通する持続可能性のあるプラットフォーム/エコシステムを構築。その仕組みを世界に輸出している事。』を実現する事です。

私自身は、ポジティブにいけば、今後20-30年で世界は既存の資本主義(大規模バリューチェーン・大量消費)の仕組みとは大きく異なる方向に動くと捉えています。
それは地産地消、コミュニティ、ボトムアップをキーワードにした、世界。既存の資本主義を追い求めるのではなく、単なる原点回帰(伝統的な生き方への回帰)という非現実な社会ではなく、”今は見えていない”次の経済・社会・政治の在り方を模索していく事だと思っています。
その最先端がアフリカで起こるとの確信からアフリカにいる事は、アフリカで起業して4年弱経った今でも変わりません。辺境から生まれたイノベーションが、地球全体の持続可能性の低いレガシーシステムを変えると思っています。

(物流)商売において付加価値をつけるとは

先日の一時帰国の際に、知人のご厚意で日本の物流を支える倉庫見学をしてきました。

倉庫業の付加価値を目の当たりにする中で、商売の基本を再確認する事ができ、ウガンダの物流において足りない事、自分達が価値を出すべき事がより明確になった気がします。

再確認させられた商売の基本とは、『人が面倒だとおもう仕事、やりたくない仕事を引き受ける』という事。

倉庫とは、物流の五大機能(輸送、保管、荷役、梱包、流通加工)のうち、保管を行うところだと思っていましたが、実際は、多岐にわたる業務を行い、サプライチェーンの中で上流のサプライヤー、下流の卸・小売業者・消費者の間にはいって様々な付加価値をつけています。

 

例えば、

・段ボールで運ばれたバルクの商品をばらして、一つずつにシール貼りをしたり
・ケースや中身など非常に細かいレベルで検品したり
・別々の段ボールで運ばれた商品をピックしてチラシなどをいれて、一つの袋にパッキング。キャンペーンのパッケージを作ったり。

倉庫業ってここまで何でもやるんかい!!という気づきでした。
確かに、サプライチェーンにおいて、拠点と輸送しかなくて、輸送中に通過する拠点をなるべく少なくしたいとなると、本来はメーカーや卸、小売りがやっていた作業を倉庫で引き取るのは大きな付加価値になります。

 

(左は東京湾に浮かぶ物流拠点の道路。右はウガンダの地方物流の拠点となる通り)

 

昨年、本格的にバイク便事業を始める際に、なぜ、これだけバイク便があり、グローバル大手も参入する中で、宅配のニーズが満たされないのだろう?と考えていました。

ウガンダで宅配事業をする中で、DHLやAramexなど大手が国内宅配を始めてもなお、潜在的な宅配ニーズは満たされていません。配送という機能はあっても分断されています。

我々の意義は、単なるバイク便配送会社として配送を担うだけではく、そのサプライチェーンをスムーズに流すために存在するのだと実感しています。

最近の例でいうと、

・住所システムの無い国だからこそ、会社名から住所を見つけて届けたり
・海外からの通販のラベルを貼ったり
・通販のコールセンターの代わりを務めたり
などしています。

 

都市宅配、地方宅配、近隣国への宅配、輸出など、モノの流れ、情報の流れの中で、お客さんの潜在ニーズと向き合う中で、やるべき事が明確になっていきます。

 

 

現地スタッフだけでのオペレーション成功!

起業以来、特にバイク便事業を始めて13か月。

やっと現地スタッフに、宅配オペレーション、運営、お金の管理、営業問合せ対応を任せられる体制が整いました。

これまで、数日でも数週間でも、オフィスを空ける際は、ボランティアインターン(日本人)にモニタリングをお願いしていました。

今年の5月に、2年半ぶりに2週間に日本に出張した際に、インターンがいたにも関わらず、オフィスからドライバーの年収以上の商品が消えました。(後日、内部のドライバーの犯行と判明)

2年半、日本に戻れなかった理由の一つは、自分がいなければ、営業だけでなくオペレーションがストップする、トラブルがあった際に対処できない。という理由でした。

今回、初めて日本人インターンもいない中、3週間の日本出張。

現地スタッフだけで良く回してくれました。大きな問題もなく、小さな問題は自分達で対処し、適宜報告してくれました。

やっと、ここまでの体制を築く事ができました。

昨年、振り返ってみると、ウガンダ国外に出なかった事はもちろん、

カンパラ市内から外に出たのが2回だけ。

それだけ需要の確保と現地オペレーションの安定に力を入れていた事になります。

今年に入って徐々に体制を整えていきました。

最初は一日オフィスを空けてみる。

数日の国外出張。

数週間の国外出張。

間に、従業員の持ち逃げなどのトラブルがありその都度、皆で話し合い、体制を変えて臨みました。

(現金代引きをしているため、常にお金の誘惑がある)

今回、現地スタッフだけで回る体制が整ったので、私自身がもっと自由に動き回れます!

新サービスの立案、調査、営業。

新規事業の仕組化。

国内外へのネットワーキング。

ここから第二ステージに入ると確信しています!

(※注:写真は今年前半のもの。ドライバーは多くが辞めて入れ替わっており、人も増えてます)

ウガンダにおける低温物流(4)

コールドチェーンの必要性の三つ目の理由です。

保健衛生においても、コールドチェーンは非常に重要な役割を担います。

3.食の安全性の向上
食品輸送においても、コールドチェーンの未整備は食の安全性にも影響を与えます。

ウガンダで、食関係の疾患は年々増加しており、2015年時点で、年間130万人以上のウガンダ人が食関連の病気にかかっているとの事です。これは、治療が必要な全疾患の14%に当たるものです。

 
弊社でも、先月、牛乳の輸送時の保管状態が悪いものを飲用し、従業員がお腹を壊し寝込んだことがあります。

私自身も、2年ほど前に、賞味期限内のヨーグルトをキオスクで購入したところ、蓋を開けたらヨーグルトが暴発したことがあります。内部で発酵が進み腐敗していたようです。

同様に、賞味期限内の牛乳をかったら、ヨーグルトのように発酵されており酸っぱい味がする。という経験もしています。

 

 

4.ワクチン・血液の輸送
コールドチェーンの対象は食品だけではありません。医薬品も大きな品目の一つです。
複数の医薬品卸企業と話していますが、『高価なワクチンや血液サンプルは主要地方都市への配送はお金をかければ可能だが、安価な薬や物流が不便な地域・需要が小さい地域への配送は出来ていない』現状があります。

ワクチンや血液サンプルはヨーロッパからの輸入品であり、非常に高価な事から破損や廃棄は少ないですが、そのため、限られた地域にしか配送できません。
一定の温度を長時間保つ事で、アクセスできる地域がぐっと広がります。

(ウガンダ最大手の医療検査機関。各種サンプルや薬などを市内配送するバイク)

 

ウガンダにおける低温物流(3)

コールドチェーンの必要性の二つ目の理由です。

 

2.コールドチェーンが格差の小さい平等な経済成長を支える基盤になる

 

ウガンダは言わずと知れた農業大国です。兼業農家を含めると全人口の85%程度が農業に従事し、輸出の85%程度が農産物から稼ぎ出されています。

 

まず、生産地から消費地への40%に上る食糧廃棄を改善することは、それ自体が生産性の向上につながり、生産者の収入向上につながるだけでなく、消費者としての消費者物価を抑える事に繋がります。

 

例えば、ウガンダの乳業製品の場合、生産量のおよそ25%、生乳価値で2万3000ドルが廃棄されていると言われています。
これがチーズ、バター、ヨーグルトと加工品になれば、その価値は2~5倍になります。

(業界2位のJesa milk。カンパラ市内のキオスクや小規模スーパーへの生乳の配送は、天日にさらしたまま運ばれる。Fresh Milk(生乳)の賞味期限は4日程度だが、直射日光を浴びて配送されるため、賞味期限内であっても腐ったまま消費者に届く事になる。)

 

同じく、ヴィクトリア湖で漁獲される魚。輸出品目の2~3位のウガンダを代表する品であり、現地でも広く食べられています。
こちらは、年々漁獲量が減っていますが、22万トンもの廃棄が出ているとも言われています。

 

 

 

生産した食料が廃棄される事自体での損失も大きいですし、その損失は、バリューチェーンに関わる、生産者、ブローカー、卸業者、食料加工業者、流通、そして地元の消費者が被っています。

 

次回は、保健衛生、医療、食の安全性からみるコールドチェーンの必要性について述べます。

 

 

ウガンダにおける低温物流(2)

低温物流の整備が求められている理由は色々あります。

低温物流で配送されるものは、大きく食品と医療品となります。(日本などでは精密機械やゲノムなどもあるらしいです)

食品は、乳業(生乳、チーズ、バター、ヨーグルト、アイスクリーム、生クリーム)、精肉・魚、果物、野菜など多岐にわたります。

コールドチェーンと聞くと、富裕層向けも”贅沢”なサービスと思われるかもしれません。

実際に、経済が発展することで中間層が増え、食の質が向上したり多様化する事で、ニーズが急増している背景はあります。

一方で、爆発的な人口増加をしている地球、特にアフリカ大陸においては、持続可能性のある平等な社会を築くには、コールドチェーンの普及が非常に重要だと思っています。

食の安全性、食糧廃棄の改善、貧困削減、医療の充実など様々な分野でコールドチェーンの必要性が叫ばれています。

一つずつ説明していきます。

1.深刻な食糧不足と食糧廃棄の改善

食糧廃棄問題は世界中で申告となっており、特に途上国では40%以上の食糧が廃棄されている現実があります。

人口爆発が問題となるアフリカ(※アフリカ大陸の人口は現在10億人程度。2100年には4倍の40億人になります。)

食料危機が叫ばれる中、大量の食糧が廃棄されています。

先進国における食糧廃棄の多くは、調理後の食材の廃棄と言われています。(日本のレストランやホテル、コンビニなど)

一方で、途上国の食糧廃棄の多くは、生産地(農地)から消費地(市場や小売店、家庭)に届くまでの間に起こっています。

(カンパラ市内のローカルマーケットで売っているヴィクトリア湖から漁獲された魚。)
(カンパラ市内のナカセロマーケット付近で廃棄されている野菜や果実)

現在、IMechEWRI、ロックフェラー財団、BMGF(ゲイツ財団)、AGRAIDRCなど非常に多くの団体が、食糧廃棄の撲滅に注力しています。2013年、UN FAOSAVE FOOD イニシアティブを立上げ、150以上の団体が参画しました。

食料廃棄の多くは適切な温度管理(コールドチェーン)の仕組みを構築する事で改善できると言われています。

実際に、インドとタンザニアで行われた実験では、コールドチェーン技術により、ポストハーベストの食材廃棄が30%から15%に改善されました。

インドでは、年間1830万トンの食材(生産地における加工前の価値で39億ドル)、タンザニアでは190万トンの食材(生産地における加工前の価値で43200万ドル)の廃棄を減らせるとの事です。(*)

これが消費地における市場価格になれば数倍になりますし、加工後の価値はさらに数倍以上になります。

*2014年のPostharvest Education Foundationによる研究結果『Exploring the Potential for Cold Chain』

急増する人口を支えるためには、農業の生産性向上も必須ですが、今ある食料を有効活用する事も重要だと思います。

次回は【2.コールドチェーンが格差の小さい平等な経済成長を支える基盤になる】事を語りたいと思います。

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