選ばれた柄が商品になるまで

新年明けましておめでとうございます!!

2020年もベナンの仲間たちと日本の皆様にたくさんの笑顔を届けられるよう、より一層努力してまいります。

本年も何卒宜しくお願い申し上げます。


さて、今日は、昨年の記事

1つの柄が決まるまで

の続きを書きたいと思います。

布の買い出し

シェリーココの厳しい基準を合格し、商品化が決まった柄ですが、まだ手元にはサンプル用の1枚しかありません。

なので今度は商品になる布を、再度往復5-6時間かかる布市場に買いに行くのです。

この作業は基本的にベルアンジュに行ってもらうことが多いです。

布って意外と重いんです…

なので、私としては、ベルアンジュと2人で行った方が人手も増えて一気に何十枚も買えると思うのですが、ベルアンジュはいつも1人で行ってくれます。

なぜかって?

彼女曰く、私はまだまだべべ(赤ちゃん)なので、足手まといだと。笑

思い当たる節はあり、、、

いまだに都市部のバイクが多い交差点は怖くて、渡る時は常にベルアンジュのことをギュッと掴んでるので、それとかですね。笑

布が重い上に私のことまで面倒見なくてはならないのは、確かに足手まといです。笑

ということで、頼れるベルアンジュ!!

布選びは一緒に行きますが、決定した柄の買い出しはほとんど彼女がしています!!

布がない?!

基本的に、布のサンプルを買い、家で試し洗いをし、GOサインが出た後、買い出しに行くまでには、数日ほどです。

早ければ次の日には買いに行くことも。

ですが、週末を挟んだりすると、まさかのことも起きるのです。

それが…

布がなくなる!!!

ということ。

え、昨日一昨日までは、大量に積まれていたあの布は何処???!!!

という状況になることも、たまにあるんです。

お揃いの布を着て、フェット(お祭り)を行うベナン人。

フェットの規模が大きくなると、何十人、何百人で同じ布を着るので、シェリーココが目をつけた布と同じ柄をベナン人も目をつけてしまい、売り切れ!ということです…

色落ちの確認をするまで、お店の人に取っておいてもらうこともできず。

こればっかりは、仕方ないですね。

そうなったときは、また振り出しに戻ります。

でも、ベナン人はとっても優しくて、

その布、こっちで見たぞ!

あっちにあったぞ!

と、関係ない人たちまで探し回ってくれることもしばしば。

そして、遠い倉庫から見つけてきてくれることも。

本当にたくさん助けられながら、シェリーココ成り立ってます。

色落ち防止加工

こうして、みんなの努力の末、購入できた布は、一応シェリーココの色落ちテストに合格はしているものの、100%大丈夫とは言い切れません。

シェリーココの全ての商品は、製作前もしくは後に色落ちをなるべく抑えるために、色落ち防止の加工をしています。

簡単な加工法だと、現地での水通し。

以前は、手作業でした…

一緒に住んでいる弟くんが手伝ってくれていました。

何十枚、何百枚もの布を手作業で水を絞るの、マメはできるし、時間もかかる。。

水通し加工だけの人を雇うことも考えましたが、こんな大変な作業、お金もらってもしたい人いないよ…とのベナン人からの助言もあり、2年ほど前に洗濯機を購入!

それからは、現地での水通し加工は、文明の機器に頼っております!

ニ槽式ですが、手洗いのときよりもかなり楽になりました。

庭にたくさんの柄が干されているこの景色、綺麗でとっても好きです。

なお、浴衣に関しては、1着5mほどの布地を使用することから、なかなか現地での洗い加工は難しく、日本で業者にだしています。


商品にするまでだけでも、様々な工程があるのをお分かりいただけたでしょうか。

皆様、鮮やかな色合いで色落ちが心配なアフリカ布ですが、シェリーココの商品は安心してお使いください♪

Au revoir 2019 -私のモチベーション-

2019もあと少しで終了します。

ベナンと出逢って6年目。

今年もベナン人に泣かされ、ベナン人に笑顔にしてもらいました。

先日、あるウェブメディアのインタビューを受けたのですが、やはりこういう場面で毎回なるのが、私のモチベーションの話し。

私は、アフリカでビジネスがしたくてしているわけではありません。

大好きな人たちと一緒に頑張りたいんです。

なので、例えば、今付き合っているベナンの人たちと人間関係が壊れてしまったら、他の人たちを探してまで頑張ろう!とはきっと思えないと思います…

同じように途上国でものづくりをしている経営者が、工場丸ごと逃げられたけど違う工場を探したと言っていましたが、私の場合、ものづくりよりそこにいる人たちが大事なんです。

逆に言えば、経営的に難しくなったりしても、今の人たちがいる限りは、どんなことがあっても続けていくと思います。

このモチベーションのおかげで、気付けばベナン歴6年、会社も設立して来年で4期目を迎えます。

2019年振り返ってみたら、ベナン人への愛が溢れてきてしまったので、少しここに綴って、2020を迎えたいと思います(〃ω〃)

年越し、ベナンのみんなと一緒に過ごしたかったなぁ…と思いながら、今年は日本で過ごします。

それではみなさま、良いお年をお迎えください。

1つの柄が決まるまで

シェリーココの要ともなる部分、それが

布選び

布が可愛いか可愛くないかで、売れる売れないでてきますからね(*_*)

柄一つ一つこだわっているシェリーココにとっては、とってもとっても大事な部分です。

そしてこの布選び、そんなに簡単なものではありません…

交通手段

まず、布市場の場所ですが、うちから往復5-6時間かかります。

アジョウン(アトリエ)

↓バイクタクシー

ポルトノボ(乗り換え地)

↓乗合タクシー

コトヌー(布市場)

バイクとバンを乗り継ぎ、布市場に到着します。

基本は日帰りで訪れます。

最近は暗くなり始めた頃に帰ってくるようにしていますが、少し前まで21時22時の帰宅になることもしょっちゅうでした…

布選び

基本は、私が柄を選んでいるのですが、私実は…

好みがとっても偏っているんです。笑

そのおかげで、

シェリーココの柄はセンスがいいね

他のブランドとは少し違うね

アフリカ布っぽくないね(私にとって褒め言葉)

と言っていただけます。

ただ、こだわりがありすぎて、丸一日布市場にいても、1柄も見付けられない日もあったり…

調子が良い時は、4-5柄見つかるんですが。

そんなわけで、往復5-6時間の買い付けを週に何度も行うときもあります。

色落ち具合

これ、可愛い!

と、素敵な布に出会えても、まだ何枚も大量には買いません。

まずは、1枚(6m)買います。

※コトヌーの大きなの布市場では、6m単位で購入可能

そして、その買った布を家に持ち帰り、一部分切り取って、水洗いします。

その際に、チェックするのは色落ち具合。

・水の色がどの程度変化するか。

・乾かした際に変色してる部分はないか。

アフリカ布のほとんどは、色落ちをします。

しかし物によって色落ち具合はそれぞれで、ひどいものをこの段階でハネるのです。

一目惚れして、とっても可愛い布も、色落ちがひどければ、商品にされることはありません…

泣く泣く諦めます。

ちなみに、布の値段は高い安いありますが、値段が高ければ色落ちしない、というわけではありません。

そして、この方法に至る前は、馬鹿正直に店員さんに

『この柄は、色落ちする?』

と聞いて、買っていました。笑

もちろんみんな、色落ちなんてしないしない!

と言いますよね。笑

1番信じられるのは、自分の目だ!

ということで、サンプル購入費として費用がかかってしまいますが、必ず試し買い、するようにしてます。

こうして、私の目に留まり、色落ちテストに受かった柄のみが、シェリーココの商品として使用されるのです!!!

…続きます

ものづくりのこだわり

先月、渋谷で1日のみ開催した販売会

『シェリーココの軌跡』では、

シェリーココがこれまでに製作してきたアイテムで、現在販売はされていないものなどを中心に販売いたしました。

その中の一つに、こちらのアフリカ布を使用した財布がありました。

色鮮やかなアフリカ布がとてもかわいく、中もきちんとしています。

これを現在販売していないのは、実はこれ…

ベナンで売られているナイジェリアもしくは中国から来た財布に、布を貼り付けているだけなんです。。。

先週末も、ベナンの協力隊員に紹介してもらった職人に会いに行ってきました。

事前に、作品を見せてもらっており、これが本当に作れるなら、すごい!!!

とドキドキしながら行ってきました。

左下のバッグや右下のスニーカーなんて、とっても可愛い!

期待して行ったのですが、話しを聞くとやはり

「そこの市場でスニーカー買ってきて、剥がして好きな布をつけてあげるよ!!」ドヤっ

…やはり。。。

貼り付けタイプの作品でした(;o;)

自分が使う分には、貼り付けただけでもなんでもいいんですけどね!可愛いから!

ただ、市場で買ってきただけでは、同じ型を何十個、何百個と作るのは難しいし、

なにより、これって本当のものづくり…?と疑問に思ってしまいます。

私は今までも、ゼロから立体物作れる職人がいるのではないか?!と何人にもサンプル製作をお願いしてきました。

ですが、元々洋服などを主に作っているベナンの職人たちは、ここまで細かい立体物は作ったことがありません。

機械の問題もあると思いますが、やはりなかなか難しいのです。

街には、貼り付けタイプの可愛い作品がたくさん売っています!

自分では、使ってもいいかなぁ?とも思います!

お客さんの中にも、そんなの気にしない!と思う方もいるかもしれません。

ですが、ファスナーはYKK日本製、ピアスのパーツなども全て日本で調達している私たちからすると、どこから輸入されているか分からないバッグやスニーカーに布を貼り付けただけの商品をお客様に提供するのは、やはり違うかなと思うのです。

変なこだわりかもしれませんが、これが私たちがベナンで行うものづくりのこだわりです。

使用言語

昨日、第四回 日本Africa起業支援イニシアチブの支援先が発表され、私たちシェリーココもご支援いただけることとなりました!!

本当にありがとうございます。

引き続き、ベナンの仲間たちとお客様、より多くの方の人生を彩っていけるよう頑張っていきますので、応援の程、宜しくお願い申し上げます!

さて、私は3日前から現地入りしております。

基本的な滞在中の流れは、

①サンプル製作

②生地選び

③製作

④検品

となり、現在は①と②を同時進行で行っています。

サンプル製作中、よく出会す光景がこちら。

現地パートナー、ベルアンジュと職人たちが、現地語でひたすら議論をする時間です。

私がベルアンジュに伝えたことを一瞬で彼女は理解してくれます。

それをじっくり時間をかけて、あーだこーだ言いながら現地語で議論します。

その間は、正直暇です。笑

基本、私の使用言語はフランス語なので、フランス語が話せない職人たちとの議論は、ベルアンジュを挟みます。

しかし、たまに、現地語だけの時間もあり、その間私は、誰が何を話しているのか想像しながら、観察しながら、待ちます。

そして議論が落ち着いた20分後くらいに、議論の結果を教えてもらうのです。

現地語で直接議論ができたら、仕事も一段と楽になるのですが…

ベナン歴6年目でも現地語は挨拶くらいしかできず、ベルアンジュに頼ってしまう日々です。

新入り

今年の夏に、シェリーココラインナップに加わったシャツとワンピースです!

今までは、浴衣やエプロン、ネクタイに小物などを作っておりましたが、最近アパレルも始めました。

浴衣やエプロンにはなく、上記シャツやワンピースに新たに必要となったものとは、なんでしょうか。

それは…

ボタン!!!!

そう、アパレルを作り始めたことによって、ボタンを付ける必要がでてきました。

ボタンを付けるのは簡単ですが、ボタンの穴、つまりボタンホールを作るのが一癖あるのです。

というのも、シェリーココにあるミシンは直線縫ができるもののみになります。

この夏に売り出した商品のボタンホールは、わざわざ片道2時間の大きな都市にいる職人に依頼していました。

シェリーココのアトリエがある田舎町には、綺麗なボタンホールを縫えるミシンを持っている職人はいません。

今後も毎回片道2時間の職人に依頼するのも難しい…

そこで私たちは、ボタンホールが縫えるミシンの購入を決めました!

最初は現地ベナンでのミシンの購入を考えていましたが、日本には、ミシンに取り付けるだけでボタンホールが縫えるようになるものがあることを発見!

購入してみました。

購入前に確認した口コミも、ばっちりです!

日本は便利ですね。買う前に口コミを確認することができます。

ベナンではそうもいかず、不良品を掴まされてしまったことが何度も…

さて、次のベナン渡航は、明日です!!

さっそくこの機械を持って行って、ボタンホール縫い、試してみます(^^)

販売会『シェリーココの軌跡』

最近は、来週末に控えた販売会の準備をしています。

今回の販売会は、いつものポップアップストアとは違います。

『シェリーココの軌跡』

シェリーココは、今年で活動を始めて5年目になります。(会社は3年目)
今回の販売会では、この5年の間に製作した、普段のポップアップストアには並ばない商品を中心に、特別価格で販売します。
・サンプル品
商品化されなかったクラッチバッグやパスケースなど

これらは、主にシェリーココ初期に製作したアイテムです。

現在の正規販売の商品をご購入してくださったことのある方は、少し驚かれるかもしれません。

私も久しぶりにみて、よくここまで成長したな…と感慨深かったです。

・ミス商品
高いクオリティレベルを求めるために販売に至らなかった浴衣やミトンなど
普段の正規販売の商品は、とても厳しい目で検品を行っています。
どれくらい厳しいかというと、自分で行ってB品としてはねた商品の2回目の検品で、どこがB品ポイントだったか、分からなくなってしまうことがあるくらい…です(^^;

それくらい、

そんなの言われなきゃ分からないよー!

と思ってしまうようなものでも、お客様に満足してもらいたい、ベナンの職人たちすごいんだね!と褒めてもらいたい一心で頑張っています。

しかし、そうやってB品に振り分けられてしまった商品も、大切なベナンの仲間が作ってくれたものです。

もちろん捨てるわけにはいきません。

最初は、私が自身で使ったり、家族にプレゼントしていたりしました。

しかし、身内では使いきれないくらいの量にもなってきました。

なので、正規販売の商品とは混ぜずに、お客様に商品の状態を確認していただいた上で、お安くご提供する販売会が今回のものになります。

少し歪んでたり、もともとの生地不良で小さな穴が空いていたり…

使用には問題ないものばかりです。

今回、手に取りやすい価格にし、ご自身で使っていただくことで気に入っていただき、今度は正規品をギフト用に…など、またシェリーココファンがたくさん増える、そんな販売会になれば嬉しいです。

もちろん、1番の目標は、B品の数を少しでも減らせるようになることですけどね!

『アフリカ布×◯◯』なぜ??

さて、シェリーココが一番最初に製作したアフリカ布商品…

それは…

浴衣です!!!

アフリカの布で、日本の浴衣を…??

最初はやはりみなさんとても驚かれます。

ですが、この組み合わせ、意外ととっても合うんです!

ではなぜ、私たちはアフリカ布で浴衣を製作することにしたのでしょうか。

まず、私が活動を始める前から一つ決めていたことがあります。

それは

日本をマーケットにする

ということ。

理由は、

ベナンには既に仕立て屋の数が飽和状態であり、本業の仕立て以外の商売をしなくては生活していけないベナン人が多くいたからです。

そのため、メメママがベナン人相手の仕事をすることになった場合、他の職人の仕事を奪いかねないと考え、ベナンでの販売は考えていませんでした。

また、実はベナンに行く前の私は、元々アフリカ布というものを知りませんでした。エスニックな服装をしていたわけでもありません。普段は無地を着ることが多かったです。

ですがそんな私でも、ベナンに着いてから目にした色鮮やかなアフリカ布というものにとても心を奪われました。

こんな素敵な布を日本のみなさんにも広めたい!

その思いから、日本をマーケットに決めたのです。

ベナン人は、前回紹介したように、普段から洋服などに仕立てて着用しているアフリカ布。

もちろん私もベナンではワンピースなどを仕立てて着ていました。

しかし同じワンピースを日本でも着る勇気は、当時の私にはありませんでした。

でも日本でもどうしてもアフリカ布を着用したい…

日本でも着やすいものは何だろう…

そして思いついたのが、浴衣でした。

サンプルを製作してみると、もともと全面総柄の浴衣は、アフリカの柄もとても相性が良かったのです。

また、浴衣の製作は、意外なメリットもありました。

・おはしおりでサイズ調整が可能

・直線縫が多く、まだ技術レベルの高くないベナン人でも製作が可能

こうして、シェリーココの目玉商品となったアフリカ布浴衣。

現在までに、1000枚近く製作し、たくさんの方に愛されています。

アフリカ布『パーニュ』

アフリカ布を使用したものづくりをしているシェリーココですが、さて、アフリカ布とは?なんでしょう。

こちらの画像をご覧ください!

色鮮やかな布がたくさん積まれています!

こんな素敵な布が、ベナンには溢れているんです…

アフリカ布、色々定義の仕方はあるかと思いますが、アフリカの方向けに作られている布を私はそう呼んでいます。

というのも、産地は様々で、プリントをしているのはアフリカ大陸内に限られてはおらず、アジアやヨーロッパから来ている布もあるからです。

もちろんアフリカ産のものもございます!

そして最近読んだ本には、昔は京都でアフリカ布が作られていたことがあると書いてありました…!こんなところに日本とアフリカの接点があったとは、なんだか嬉しいですね♪

このアフリカ布たちは、基本的にアフリカの人たちが普段の生活で使う用に作られています。

そして、アフリカ布の中でも、西アフリカで流通しているものは、フランス語圏で『パーニュ』と呼ばれています。

このパーニュ、ベナンでは普段から多くの人が着ています。

伝統的な形にするもよし、ワンピースなどにするもよし、大人から子どもまで、老若男女に愛される布です。

ベナン以外の国では、特に最近の男性はあまりアフリカ布の服を着なくなっていると聞いたことがありました。

しかしベナンでは、まだまだ男性も含め多くの人が普段から着ているので、街中がとてもカラフルです!

見ているだけで、楽しくなる、そんな素敵なアフリカ布を使って、シェリーココは何を作ることにしたのでしょうか。

次回に続きます!

メメ親子との出逢い

お待たせいたしました!

今の活動を始めるきっかけとなった、親子との出逢いについて書きたいと思います。

写真左が、出逢った当時は2歳だったメメ

右がメメのお母さん、ママメメです。

メメ親子は、ベルアンジュ一家と仲良くしていたので、私がベルアンジュと仲良くし始めてから、頻繁にベルアンジュ家で会うようになっていました。

人見知りで、肌の色が違う私を見ては泣いてばかりだったメメ。

いつのまにか懐いて、可愛い笑顔を見せてくれるようになったときには、嬉しくて仕方なかったのを覚えています。

そんなメメ。

お父さんはおらず、お母さんと二人暮らしでした。ですが、結構頻繁にママメメと遭遇。仕事をしている様子はありませんでした。

気になった私はベルアンジュにきくと、ベルアンジュ家を含め、仲の良い友人たちが、おかずや小銭を分けてあげているとのこと。

私もせっかく仲良くなったので、サポートしてあげたい!という気持ちはあったものの、彼女たちのサポートの仕方に少し疑問も…

そして、ベルアンジュ一家も決して裕福な家庭ではないから、大丈夫なの?と聞いたら、やはりこれをずっと続けるのは厳しいと話してくれました。

物やお金のサポートではなく、私にできることはないだろうか?そう思って、ママメメ本人と話しをしてみることに。

すると、彼女は仕立ての学校は卒業しているものの、ミシンを買えずに仕事ができないでいるということ、そして働く意思はしっかりあることが分かりました。

私がサポートできる部分はここだ!

そう思った私は、ベルアンジュとも相談し、ベナンにある素敵なアフリカ布を使ったものづくりの仕事をするプロジェクトの始動を決意しました。

こうして、メメ親子との出逢いがきっかけとなり、アフリカ布を使用したブランド、

シェリーココ

がスタートしました

1 2 3 4 5