ベナンの現地社員に事業の可能性を理解してもらう

どうも、ベナンでドローン事業の(といっても最近はECサービスばかりやってますが)内藤です!

更新が遅くなってしまいましたが、僕はといえば日本で一時帰国中、ようやくコロナワクチン1回目を打つことができました!

一時帰国中は毎日業務についてのやりとりを現地スタッフとWhatsApp(日本でいうLINE)でやり取りしたり、週に一回プライベート含む報告会をしたりしていますが、今回はあたらしく始めたGanjiというECサイトをスタートするにあたって、どのように現地スタッフに説明をしたかというお話をしたいと思います。

Ganjiの可能性を時間をかけてしっかりと伝えるようにした

当たり前の話をしますが、新しい事業を行うときは、それに関わるメンバーたちにはしっかり理解してもらう必要があります。

「理解」という意味は、「Ganjiというサービスがどんなものか」ということだけではなく、「Ganjiが解決する課題と、僕たちがここまで頑張ればそれが実現する可能性」まで理解してもらう必要があります。

なぜならば、今回のサービスは、ある程度の価値が認知されるまで、超ド営業スタイルでお客さんを獲得しなければならないからです。

ベナンにとっては、このようなECサービスは使ったことがない人がほとんどなので、「つかってみて〜」くらいの声かけでは誰も響きません。伝えるメンバーが「これは絶対にあなたにとって使った方が良いサービスだよ!」と自信を持って言えることが大切です。

というわけで、彼女たちが本気で理解してくれるまで、日本や世界でのECサービスの成長の話や、それによって企業や消費者がどれだけハッピーになったか、など、さまざまなメリットについて何度も伝えたり、逆にデメリットや疑問をとことんぶつけてもらって回答するみたいなことをしました。

その甲斐もあってか、一番最初に理解してくれた女性スタッフシルビー(真ん中)が、途中から残りのメンバーたちにメリットを伝えてくれて、ようやく全員が「Ganjiをたくさんの人に使ってもらいたい!」というようになりました。

そんなやる気満々な僕たちは、これから起こる予想外な出来事はまだ知るよしもなく、テンションを上げておりました。

日本一時帰国のご報告

どうも、ベナンでドローン事業の内藤です。

実は先日、家族の都合で日本に一時帰国いたしました。


今回はオリンピック選手団と入国が重なったからか、入国時コロナ検査の結果が5時間以上かかりまして、家についたのは午前3時頃になりました。

そのせいか、なかなか時差ぼけと疲れが抜けきれない感覚がありますね。

現在絶賛隔離中ですが、日々現地のメンバーと連絡を取り合って事業を進めております。

また、隔離が明けた頃に、現在の事業についてのご報告を再開させていきたいと思います。

日本では気にする必要がなかったサイト作りで大事なこと

どうも、ベナンでドローン事業の内藤です。

今回は現在運営中のECサイトで最も大事にしている部分をお話します。

 

気をつけることはごまんとある

私もブログとか会社のホームページを自分で作ったことはありますが、ECサイトの運営は初めてなので、経験値のあるメンバーに聞きながらやってるんですけど、まあ気をつけることの多いこと。

このサイトを始める前に競合を調べたりしてましたが、ほとんどが作って終わりになっており、結局誰にも使われてないみたいなことが起こってます。

一方でアフリカでも結果の出ているサイトは日々テコ入れされており、ユーザーのイライラが起こりにくい工夫をされてるなと感じます。

一番気にするべきは〇〇だった

では、最初に我々が意識してサイトを作ったのはなんでしょう?

デザインでしょうか?

説明のわかりやすさでしょうか?

すぐにお問い合わせできる仕組みでしょうか?

みんな大事ですが違います。

 

正解は、「表示速度の速さ」です。

日本では皆さんだいたいどこのエリアでも下りで10Mくらいの速度が出るのでそこまで気にしなくていいかもですが、ベナンだと使ってる回線、デバイス、エリアによって1Mも出ないことがあります。

そうなると、そもそもアクセスしても開かないので、「なんだ!このサイト重いからあかんやん!」って事で閉じられちゃうんですね。

ですので、我々はサイトをアップデートしたら、実際に都度色んなエリアに行って、さまざまデバイスと回線を使って開いてみました。

すごく良いデザインでも、開く速度がどうしても遅くなると分かるとデザインを変えてでも表示速度にこだわりました。

これによって、うちのサイトは遅いことを理由で諦められることは今はほとんどない状況です。

 

このように、日本では考える必要のないローカライズが大事になってくるので、ローカルメンバーの意見を積極的に聴きまくることが鍵だと感じています。

ECサイト名「Ganji」に込められた意味とは?

どうも、ベナンでドローン事業の内藤です。

 

さて、今回は新しく始まったECサイトのサイト名についてお話します。

 

サイト名は「Ganji」。読み方は「ガンジ」です。

そう、あのガンジです。どのガンジ?と思った方は正解です。

実はこれ英語でもフランス語でもなければ、造語でもありません。

 

 

現地語で「いいね!」という意味

実はベナンには40言語以上の現地語が存在しています。

日本人として育つと不思議な感じがしますが、アフリカ諸国の多くは現地語が存在しています。

そもそも、公用語である英語やフランス語などは、植民地支配をしていた国が使っていた言語がほとんどなのです。

なので、彼らにとっては現地語こそが自分たちの言語なんですね。

その中でもGanjiという言葉を使ったこの言語はフォン語といいまして、今回私たちがターゲットにしている経済的首都圏で一番使われている言語です。

意味は「いいね!」というときに使われることが多く、具体的には「アフォンガンジャ(おはよう!元気かい?)」に対して「ガンジ!ガンジ!(元気!元気!)」みたいな流れで使います。

このサイトも「いいね!いいね!」と思ってもらいたい訳ですね。

 

現地の人たち向けだと思ってもらうため

実はGanjiという名前を付けたとき、現地スタッフからは反対されたんですね。

それは、ベナンでECサイトを一番使う可能性があるのは、収入が多くありITリテラシーが高い外国人であるからです。

そうなったときにGanjiの意味を理解している人は少ないので、わかりやすく「Benin Easy Buy And Sell」みたいなサイト名にしたほうが良いのではないかと。

たしかに正しいかなと思いつつ、最終的にはGanjiにしたのは、「私たちのサービスはあくまで現地の人たちが豊かになるために作っているものである」ということを貫きたかったからです。

もちろん、結果的に外国の方がたくさん使ってくれるのは良いことですが、私たちは、特に今回のコロナ禍でいまだにお金に困っている人たちがGanjiを使うことで、少しでも「Ganji使ってよかった〜」と思ってもらえるようなものにしたいのです。

新プロジェクトのチーム編成

どうも、ベナンでドローン事業の内藤です。

 

そろそろマンゴーが美味しい時期になりましたが、だいぶん前にアフリカのマンゴーが美味しすぎて毎日食べていたらアレルギーになってしまったので、あまり食べられず悲しい思いをしております。皆さんも気をつけてください。

 

以前から新規事業のお話をさせていただいておりましたが、今回はこのプロジェクトを行なっていくにあたり、新たなチーム編成を組みましたので、そのお話をしたいと思います。

↑前回のブログです

エンジニア

まずは、ECサイトを作るためにはエンジニアが必要です。

私もウェブサイトくらいは作ることができますが、決済機能だったり、細かい機能を自分で作るような技術はないので、プロのエンジニアにお願いしております。

弊社社長のお知り合いの方が、私たちの理念に共感していただき、ほぼボランティアに近い条件で、日本から遠隔で行ってくれています。

言語も文化も全く違う国のWebサービスを遠隔で作るというのは、かなり大変だと思いますが、文句ひとつ言わずに日々改善に取り組んでいただいております。

 

プロダクトマネジャー

以前のブログでもご報告しておりましたが、このポジションは好美さんが担当をしてくれました。

年齢は私より遥かに若いのですが、前職でバリバリIT系をやられていたこともあり、プロダクトマネジャーという、実際の顧客からのフィードバックを元に作った改善案を、エンジニアにわかりやすく伝えるという、このプロジェクトの核となるポジションを担当してくれています。

次に紹介する現地メンバーたちと同じ女性ということもあり、私よりも仲良い関係も築き上げて、チームのムードメーカー的存在にもなっています。

 

営業&カスタマーケア部隊

そして、このチームで最も顧客と近い存在であり、私たちでは絶対にできないポジションをやってくれているのが、ベナンの現地メンバーになります!

このポジションは、まずはサービスがスタートした時に、顧客になりうるであろうターゲットに連絡を取り、一からサービスの説明をする必要があります。

ベナンではECサービスを使ったことがない人がほとんどですから、まずアカウントを登録してもらうのも一苦労。

先述したように、今回は女性ファッションの、特に文化になかった国内での古着売買を流行らせようということでやっていますので、「えー、自分の来た服を売るの恥ずかしい!」といって売ってくれないのが当たり前です。

それでも「試しにやってみようよ!」と説得してもらい、出品されたら今度は別なユーザーに「これ、古着なんだけどほぼ新品で金額は半額以下だからお得よ!」みたいに、ある程度使い方や価値を感じてくれるまでは営業し続けないといけません。

断られる時とかは落ち込んでいることもありますが、それでも月間目標を常に達成し続けてくる現地メンバーに、日本サイドは何度も驚かされています。

 

 

というわけで、今回は新事業のチームメンバーを紹介しました!

古着が存在しないベナン?

どうも、ベナンでドローン事業の内藤です。

 

ベナンは先日から雨季がスタートしまして、1時間かけてやっと終わった洗濯物が数時間後に突然の大雨でやり直しになる、という不毛の時間を過ごしております。

 

さて、以前からお伝えしておりました、新規事業の話の続きとなります。

 

前回はベナンのEC市場状況に驚いたお話をしましたが、今回はどのようにしてターゲットを絞り、そして何を指標にして事業を進めていくことにしたかをお話したいと思います。

ベナン人が熱狂するものとは?

Afric-Drone社が目指す方向性として「ドローンで現地産業に革命を起こす」というのがあります。

これをもう少し言い換えると、「これまでになかった技術や文化を導入して、現地の人が豊かになるものを創る」となります。

今回作ろうと考えていたECサイトは、ベナン人にとって新しいものであると同時に、新しい価値を提供して、現地の人たちが喜ぶものにすると決めていました。

そこで、今現在、多くのベナン人が熱狂しているものはなんだろう?というリサーチをしたんですね。

すると、スマートフォン、サッカー、音楽などが出てくる中で「女性ファッションアイテム」がECコマースとの大きな可能性を感じることができました。

創立からのメンバーであるシルビー

うちの社員であるシルビーさんは、給与の7割をファッションや美容につぎ込むほどのファッショニスタです。

彼女だけが特殊なのかと思いきや、結構な割合で熱狂して女性ファッションアイテムを買っている人が多かったのです。

古着が存在しない?

そして、彼女のようなファッショニスタから色々とアンケートを取ってみると、セレモニーなどで着るワンピースやドレスなどは、数回着たら倉庫に入れてしまうという人がほとんどでした。

多い人では1000着くらいが自宅に眠っているという答えもありました。凄い。

でもおかしいと思いません?それらの服はほぼ新品なのですから、売ったらいい訳ですよ。そう思って調べてみると、「ベナンでは古着を売り買いする文化はないわ」と言われました。なんと。

しかしです。実際に彼女たちが購入している服のほとんどは、海外からきたH&MとかZARAなどの古着なんです。そのことを伝えると、「海外から来てる古着は買うけど、国内での古着は買わないわ」という謎の答えが返ってきました。

つまり、文化的に国内の古着を売り買いしないだけで、もともと古着をきているのだから、そのステレオタイプさえ打開すればビジネスチャンスじゃないのか!と思いました。それが実際はとても難しいことだと後々知ることになるのですが・・・

ということで、我々のECサイトの最初のターゲットは「ファッションが好きな女性の古着」ということに決まりました。

まずは出品者と出品数を追う

CtoCという形で売買を成立させていくわけですが、最初に追いかけるべき指標は出品者と出品数であるということがメルカリなどの似たようなビジネスモデルを研究していると分かりました。

出品者は購入者にもなりうる存在ですので、出品者や出品数を追いかけることにより、購入者も生まれ、売買が増えていくのではないかという仮説です。

どのようにしてこのターゲットを獲得して行ったのかは、また別のブログでお伝えしたいと思います。

ベナンのEC市場を調べてビックリ

どうも、ベナンでドローン事業の内藤です。

以前からお話をさせていただいている、ベナンでEC事業をやるための下準備につきまして。

前回のブログでは「世界のECサイトやアプリの研究」についてお話をさせていただきました。

世界を調べたら次には対象国だということで、「ベナンのEC市場の研究」についての書いてみたいと思います。

Amazonもアリババも無い!

まず、世界のECサイトといえばAmazonやアリババです。

日本に住んでいればAmazonを使ったことがない人の方が少ないのではと思いますし、昔カナダに住んでいたときもAmazonは重宝しておりました。

しかしながら、ベナンには両方とも存在しません。この時点でチャンス!と思うこともできますし、市場がないから大手が入ってこないのでは?とも考えられます。

ECサイトがほとんど無い!

ではその他のECサイト、なんならローカルでのEC市場はどうなっているのか調べてみました!

おおおおーあるある!あるじゃないですか!

大体10サイトくらいは見つかりました!

よかったよかった!ちゃんと市場はあるんだね!どれどれ、どんなものが売っていて、どういう決済方法なのだろうか?

……購入ページに飛べない?

……在庫が全部ない?

なんと、ほぼ全てのサイトが表面上はちゃんとしているのですが、最終決済までいけるサイトがほとんどなかったのです。

なるほどだからEC市場がないのね

またもや不安が強くなり、色々とデータを調べてみました。

日本ならGoogle先生に聞けば一瞬でIT市場の情報が出てくるのですが、ベナンはほとんど出てこないので、いろんな細切れの情報をくっつけて分析しました。

すると、こんなことが分かりました。

事前情報としてベナンの人口は1100万人くらいでFacebookユーザーは120万人もいますので、いい感じに思われますが、

・クレジットカードを持つ人が人口の6%

・モバイルマネーアカウントでも18%

・人口のわずか4.5%がインターネット上で購入

・国連貿易開発会議によると、オンライン貿易決済の準備と能力により、ベナンを151か国中138位

こんなデータが集まりまして、要するに、「ベナンでは50万人ほどしかネット決済をした経験をある人がいない」というわけです。

なるほど、そりゃ大企業は進出しないし、ローカル企業はサイトは作ったものの、きっと全然売れずに放置しちゃった状態になってるんだなぁと思いました。

それでも最終的にはECサイトを作ったわけですが、その理由にまつわる話を次回お話しようと思います。

ベナンでECサイトを作るための下準備

どうも、ベナンでドローン事業の内藤です。

 

先日は、長期的にドローン配送にもつなげられるようにするための新事業についてお話をさせていただきました。

 

今回はこのサイトを立ち上げるにあたり、やってきた下準備についてお話をしたいと思います。

 

・日本や世界のECサイトやアプリの研究

・ベナンのEC市場の研究

・ターゲットの選出とKPIの設定

・チーム編成

 

主にこの4つになります。今回は「世界のECサイトやアプリの研究」についてお話をしたいと思います。

 

現在と立ち上げ当初のサイトは違うということ

世界には多くの大成功をしているECサイトやアプリがあります。

日本でも馴染みが深いものでいいますと、Amazon、楽天、ZOZOTOWN、メルカリなどなど。

これらのサイトをただ眺めているだけではダメで、どのような経緯でサービスを立ち上げ、どういった課題に直面しそれを解決してきたのか、そして同競合に勝ってきたのか、という歴史も含めて研究しなければいけません。

 

例えばですが、Amazonでいえば、今でこそなんでも通販で手に入るイメージですが、最初は本に特化して販売を行っていました。

その背景には、当時はオンラインで本を売っている競合が少ない割りに市場が大きかったり、既存の本屋さんの在庫を代理販売する形ができるので、コストリスクも低いなどという理由がありました。

そのような情報を片っ端からチームメンバーで検索したり、時にはその会社に関係されている人にお話を伺ったりもしました。

 

また、サイトのボタン配置や大きさなど、その時に伸ばしたい数字に直結するところをしっかり強調するような工夫を行っている企業が、やはり結果を出し続けているのだなということがわかりました。

 

国によって好まれるデザインも全く違う

日本発のECサイトをみていると、非常にポップなデザインが多く、かつ説明についてはしっかりとした文章で書かれているものが多いです。

一方で、アメリカやヨーロッパではシンプルかつ余計な情報が少ないものが多いイメージでした。ヨーロッパと言いましたが、フランスとイギリスではやはりまた違ったデザインが好まれていることがわかりました。

そしてもちろん、アフリカ内にもECサイトは存在します。

最近では「アフリカ大陸のアリババ」と呼ばれるアフリカ最大のECプラットフォーム「Jumia」などもあります。この企業がユニコーン企業になったことで、アフリカにもたくさんのEC事業者が生まれています。

 

この辺りから僕を含めチームメンバーは検索&研究疲れを感じていました(笑)

 

実際に使ってみるとさらに分かることがある

そして、調べるだけでなく実際に利用してみることで、「うわー!めっちゃ便利!」とか「ここはAmazonより楽天の方が使いやすいな」という感想が出てきます。

その感想も、感情的なものではなく「なぜそう感じたのか?」というところまで掘り下げて考えることで、「サイトのこのデザインやオペレーションがそう感じさせているのか」というところまで理解することができました。

 

 

大体、この「世界のECサイトやアプリの研究」は2週間ほどかけてチームメンバーで調べまくりました。

次回はベナン国内のEC市場についてお話をしますが、ここでも色々と衝撃の事実が発覚いたします。

ベナン人が誰でも売買できて配送もやるECサイトを作ってます。

どうも、ベナンでドローン事業の内藤です。

 

本来であればベナンに入国できているのですが、飛行機がキャンセルになってしまい、振替でとった飛行機もまたまたキャンセル。なんとか9日には出国できそうかも?!という状況です。

 

さて、昨年からブログ内で「新規事業」と言ってるだけで、全然詳細をお伝えできておりませんでしたが、ようやく内容を発表したいと思います。

 

それは、「ベナン国内で誰でも売買が出来て配送もできるECサイト」を作っております。

これは実際のサイトのスクリーンショットでして、すでに100名以上のユーザーが合計1000出品以上のアイテムを出してくれております。もちろん、サイト内で購入も発生しています。

 

今まで公開出来なかった理由としては、「競合他社がこのブログをみている可能性が高かった為」となります。

 

ベナン国内、または周辺国にて競合になりうる会社がありまして、そこの担当者が私のFacebookを知っているため、初期段階だと一気に真似をされてしまい、ターゲットのお客さんを根こそぎとられてしまう恐れもあったからです。

 

半年ほど回して改善を繰り返した結果、簡単には真似できない状況にまでなりましたので、この度の発表とさせていただきました。

 

「ドローンと関係ないじゃないか!」というツッコミもいただきそうなので、こちらについてもご説明いたします。

 

以前、政府とドローンの話をしていた際、「ドローン配送」に非常に興味を持たれていました。物流のための道路や交通機関が発展していないので、ドローンでそれを解決できないだろうかという話でした。

 

もちろんそれは近い将来可能でありますが、ベナンにはAmazonのようなたくさんの素敵な商品がネットで簡単に購入できて、自宅にまで届けられるサービスがなかったのです。(実際はあるのですが、ちゃんと機能していないという表現が正しいです。)

 

そして、お金を稼ぎたいけど稼げない人が多かったこと、コロナによりオンラインの需要が高まっていることなどを加味し、主にCtoCの売買サイト、すなわちメルカリのようなサービスが作れないか、ということでスタートしました。

 

少し遠い未来にはなりますが、このサイトが多くのベナン人に利用された時に、エリアによってはドローン配送を試験的に行うことに繋がるかもしれません。

 

そういった理由でこの新規事業がスタートしています。

 

半年の間にこの新規事業でもさまざまな発見や困難(主に困難が多め)がありましたので、少しずつブログでも共有させていただければと思っております。

 

なんにせよ、早くベナンに戻りたいです!笑

来月、ベナンに戻ります!

どうも、ベナンでドローン事業の内藤です!

前回から更新が遅くなってしまいました。無事に2週間隔離を終えまして、毎日現地で頑張ってくれているスタッフからの報告に励まされながら、次に戻った際の計画をしておりました。

そして、ようやく4月にベナンに戻れる日が決まりました!

アントレアフリカさんからのご支援により、コロナの影響を強く受けている今でも、ベナンでの現地経費を払うことはできているのですが、私自身の渡航費や生活費などは自分で作らないといけない状態です。

コロナの影響で渡航費は1.5倍くらいまで上がってしまったり、日本とベナンでのPCR検査代でも5万円を超えていたり、双方の隔離期間中はどうしても業務効率が下がってしまう為、いまだにアフリカで事業をやっている身としては大変な状況です。

今回の帰国中は、その為のお金を集めたり、戻った後の計画を立てたりしておりました。

ベナンに戻った後は、またもや隔離期間があるのと、大統領選挙が始まるため、事業スピードも場合によっては影響が出る可能性があります。

とはいえ、この状況でも尊敬する先人の事業家の方々は止まらずにやってきているので、私も彼らに負けないように、一歩一歩でも前に進むことを意識して頑張っていきます。

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