キオスク店改革③一筋縄にはいかない。。

こんにちは、
ウガンダでアプリの受託開発と店舗向け事業をしている相木です。

店舗改革はじまったわけですが、なかなかうまくいきません。
ぐうう。
値下げですが、値札をつけたところ、ずっと店に眠ってるから値下げしたんだろ、と客に不満がられたそうで、すぐに値札をはずしたそうです。本当は新しい商品もあったのですが。

店のコンセプト、安くて良い商品の提供のためにまずは、お客さんが安く買えるようにしてるんです、セイユーのようなエブリデイロープライスですと、言えればいいのですが、どうもそんなのウガンダ的にあり得ないわけで、なかなか言えないし伝わらないようです。店舗の見た目からがらりと変えたほうがいいのかもですね。

そして、理由の見えない値下げを人があやしむのは、言われてみれば確かにそうだと学びでした。どおりで、日本では、値下げのときには、やたらと理由がついてるんだなと思いました。

とりあえず、値札の書き方が、もともとこの値段がこんなに安くなりましたという書き方だったので、そういうクレームにつながりやすかった説もあるので、もう少し落ち着いた、現状の値段だけ書いた値札に変えることにしました。

現場にたってお客さんの反応を見ながら、スピーディにこういったトライアルと修正をしていきたいのですが、日本からの遠隔だとなかなか進めれませんね。

早く現場に戻ります。

相木

キオスク店改革②

こんにちは!アプリ開発と、小売店経営をしている相木です。今回は前回の続きで、自社小売店(キオスク)の改革として行った施策を紹介します。

②売れない商品を原価で販売

小売はキャッシュフローが命です。

売れない商品をずっと置いておいても、資金が眠り機会損失になってしまいます。

そこで、売れない商品の大幅ディスカウントを実施して、資金に変えます。

同時に、お客さんは普段の値段より大幅安く商品を買えて、喜んでくれるはずです。

③安かろう良かろうのため一手間

生鮮品やコメなどは、一手間かける。

例えば、米は、石が取り除かれている(sorted)ものと、取り除かれていないもの(unsorted)の米が売られています。もちろん、取り除かれているsortedのこめは少し高く、kgあたり100シリングほど高いです。これまでは、sortedを仕入れて、そのまま販売していましたが、「安くて、良い」を目指すため、unsortedのこめを仕入れて、店員が店で石を取り除き、100シリング安い値段で、sortedの米を販売します。

おまけ

ウガンダでは、高所得層向けのスーパーでしか値札が使われていません。

他店より安いことを、よくよくお客さんに知ってもらうために、

大きくてみやすい値札を作成しました。

すでに、来店するお客さんの数は増えたという店員からの報告をうけています!今後の結果が楽しみです。

それでは。

キオスク店の改革①安かろう良かろうのお店をつくる!

こんにちは、アプリ開発をキオスク経営をしている相木です。

オープンから1年経ち、いまだに赤字の自社店舗の改革をスタートすることにしました。

お客さん目線で、「安かろう悪かろう」から、「安かろう良かろう」品を提供できる店を目指します!

そして、2020年内に売上5倍を目指します。

そのために、3つの施策を開始しました。

今回は1つ目を紹介します。

①値下げ

>他店と同じ、横流ししてるだけの商品はとにかく安く提供できるように。

まずは、粗利を減らし、お客さんの絶対数を増やします。

絶対数が増え、商品回転数が上がると、仕入れが増えるので、徐々に仕入れ時の運送コストや仕入原価を下げることができます。

とういことで、オーソドックスなアイテムの値段を100シリング(3円程度)ずつ安く販売を開始しました。

この手法が面白いのは、1950年代60年代の日本で、家族経営の店舗から繁盛店に切り替わっていく時に実践されうまく言った手法であること、

そして、もう一つは、ウガンダのジンジャ県でも、同じ手法で大きくなった店舗の実例があるということです。

弊社メンバーのエスタは、ジンジャ県近くの出身です。

その地域で、ひときわ有名だったお店がその手法を使ったお店ということでした。

最初は、どこにでもあるキオスクだったそうです。

ただ、100シリング安いので、遠くからもまとめ買いにくる主婦があらわれ、次第に繁盛していった。それにともなって店舗も拡大を繰り返し、今ではスーパーマーケットの規模になっているそうです。

つづく。

お店で、お金が盗まれました!

こんにちは。

ウガンダでアプリ開発と小売店舗経営をしている相木です。

自社店舗にて、先日、盗みが発生しました。

この1年で3度目です。。。笑

1度目は、巧妙な盗みで、お米を10kg単位で買いたいからと、持参した秤で10kg量り、実は量るときに小細工をして10kgを超える米を10kg分の値段で、買って行くという盗みでした。どうやら噂によると、安く僕らの店からせしめて、近隣で転売してたらしいです。。。売り上げ上がって嬉しがってたら、実は盗まれていてショックを受けた記憶が懐かしいです。
自社開発の帳簿アプリを使っていたからこそ、その盗みに気づけたのが救いでした。

2度目の盗みは、高額紙幣を持ってきて、お釣りがないから周りからもらってくるねと店員両替に行ってる隙にモノなりお金をそのまま持ち逃げる手法でした。

そして今回3度目は、2度目と始まりは少し似ています。まず、高額紙幣を持ってきて、お釣りをお店のキャッシャーがわりにしている引き出しなり、箱から出させます。そうすることで、普段お金をどこにしまっているか把握します。その後、お米とか量りが必要なものを注文して、店員が量っているうちに、お金のしまい場所からお金をごっそり奪って逃げるという大胆な手法でした。19万シリング(6000円程度)持って行かれました。。。

近隣の店舗もやられたとのことでした。。ただでさえ利益率の薄い小売業で、盗みは辛いですね。

盗まれないための仕組み作りたいですね。こういう盗みリスクがある途上国だからこそ、キャッシュレス決済ですかね!
模索してみます。


相木

日本の商業からまなぶ

こんにちは!
ウガンダで、小売店舗向け帳簿アプリ開発をしている相木です。

ウガンダの流通を考える上で、日本から学ばない手はないということで、渥美俊一さんの書いた「商業経営の精神と技術」という本を読み始めました。

日本の流通を支える名だたる企業の創業者、(ダイエーの中内功、イトーヨーカ堂の伊藤雅俊、ジャスコの岡田卓也)が所属したチェーンストア研究団体(ペガサスクラブ)を設立したのが渥美さんです。

流通って何をやっているのかよくわからない、商品を横に流してるだけの存在にもみえる。小売の役割って何なんだろうか。そう考えていたときに、たまたまこの本に出会いました。

まず、本の冒頭で、社会的任務についての考えがしっかりと出てくることに驚きました。

いまの日本の小売流通をみていて、正直な肌感として、社会的意義を強くもっている会社はいないような気がしていました。であれば、きっと渥美さんの本にもそのような話はでてこないだろうと。正直にいうと、そんな風に思っていました。

けれど、冒頭は商業の役割から始まります。

「暮らしを営む人たちに必要なものを提供するのが、商業である。

そのために生産者を探し、生産者がいなければ生産を依頼して作ってもらう。作ることができない場合には、そのための技術を共に考え、共同開発をして、生活用品の供給をする。」

そして、渥美さんが活躍される時代。

第一次産業革命が日本に一気に行われ、江戸時代まで続いていた上記商人の精神が崩れ、商業界は、単なる配給業者、ブローカー、取次業者になってしまっていたというのです。

その腐り始めた商業界を変えるべく、アメリカのチェーンストアの考えを輸入しながら、日本の商業界を変えていくこと、それを目指されていたのが渥美さんということでした。

すごい、そうだったのか。当時の商業界。
心を動かす理念があったからこそ、人を巻き込み、業界全体が変化したのだなあと強く実感させられました。

また、渥美さんは、商業界において、科学的に再現可能な経営ノウハウ=テクノロジーを体系化することの重要性を考え行動を始めたそうです。

その結果として、今の様々なチェーンストアができてるのか。

当時の日本の状況は、今のウガンダとリンクする部分も多い感覚があります。

やすかろう悪かろうで、「安くて質の良いもの」がない社会。

あくまで地域のパパママショップ。外国人向けのスーパーはあれども、一般層向けのプロの商業者がいない社会。

この本から学べることは多そうです。

ウガンダ版ペガサスクラブをつくるくらいの気持ちで、いろいろ仕掛けていけると良いなと思いました。

オフショア開発徐々に大きくします!

こんにちは。ウガンダ人エンジニアとともに、帳簿アプリ開発や受託開発を行っている相木です。

実は、現在日本へ帰国中です。

というのも、日本からのアプリ開発案件を獲得するためです。

アフリカマーケット向けの帳簿アプリは、損益分岐まで時間がかかる事業です。そこで、短期的な収益のため、Webやスマホアプリの受託開発を行ってきました。

現在の私たちのアプリ開発チームは、ウガンダ人エンジニアが4人と、私と、日本側でWebのアドバイザーをしてくださっている方の6人体制です。

ウガンダのエンジニアは、向上心高く日々能力を高めていってくれています。

たとえば、古株のBrianは、当初Android開発は個人の趣味レベルでしたが、最近は一人で、設計にも気を使った形で実務レベルの機能をある程度作れるようになりました。

メンバーがパワーアップしていくのは見ていてとても嬉しいです。

1年以上ウガンダの若手エンジニアと仕事をしてみて思うのは、実務経験と学びを促進するコミュニティさえあれば、しっかり伸びてグローバルに戦えるレベルになるのではという感覚です。

逆に、実務経験の場とコミュニティが圧倒的に不足している感覚を感じます。

そんな背景もあり、受託開発部分を事業として大きくしようと思っています。

ウガンダのフリーランスエンジニアのコミュニティを作り、案件ベースで一緒に仕事していく。

日本のシニアエンジニアの方にも参画してもらい、品質の担保や、コードレビューやアドバイスをしてもらう。

ということで、

アプリ開発依頼したいよという方、

エンジニアで、副業から手伝えるよという方

いらっしゃいましたらご連絡ください。

info@croppre.com

就労ビザ取得に向けた奮闘 Part3

こんにちは、ウガンダにて、小売店向けの帳簿アプリを開発している相木です。

就労ビザ取得にいたるまでの道のりについて話していた、前回、前々回の続きです。

営業許可の取得まで終わったわけですが、観光ビザの期限が迫っていたので、2018年12月日本に帰国しました。

所用で3月まで日本に滞在し、4月から再びウガンダに渡航し、就労ビザをかけた戦いが再開しました。この3か月で、次こそ取得してやるぞ、と思っていました。

これまでサポートしてくれていた、弁護士が解雇されていました笑

新しい担当には、何一つ情報共有されていないみたいでした。。。

そんなこんなで時間をとられたあげく、

就労ビザについて相談したところ、丁寧に教えてくれましたが、ビザ取得に必要な入国管理局に払う費用が間違っていました。。。

もう弁護士に頼むのはやめよう。

たまたま、入居しているシェアオフィスに詳しい業者の人がいたので、その人に相談することにしました。

その後は、スムーズに入国管理局への法人登録が終わり、ついに就労ビザの申請を出すことができました。

しかし、、、事前の話では日本の私個人の銀行口座残高で大丈夫ということだったのですが、ウガンダの銀行の法人口座3か月分の取引履歴が必要とのお達しがやってきました。。

銀行にいくと、就労ビザがないと開設できないと言われます。

だから、就労ビザとるために銀行口座開設しにきてるのに、なんで就労ビザ必要なんだ~。とまたしてもこのパターンでした。

ツテで、就労ビザなしで開設できるという担当者の銀行を見つけ、お願いしました。

そして、待たされること2か月、、、(長い。。。)

ようやく銀行口座を開設できたのでした。2019年9月30日のことでした。

あとは、3か月分取引履歴をためて、就労ビザに申請するのみです!

申請は、2020年ですかね。。

引き続き、励んでまいります。

相木

就労ビザ取得に向けた奮闘 Part2

こんにちは、ウガンダにて小売店向け帳簿アプリを開発している相木です。

就労ビザ取得への道のりについてお話ししていた、前回の続きです。

当初頼みにしていたスペシャルパスの申請が発行拒否され、やむなく日本帰国したところで終わっていました。
ウガンダに改めて観光ビザで入国すれば、次の3か月は時間が稼げるのですが、大きな問題が起こっていました。

法人の営業のために必要な、Tax Indication Number (TIN) の取得が必要だったのですが、取締役のスペシャルパスか、就労ビザが必要だというのです。。。

スペシャルパスが拒否された今、就労ビザを使うしかありませんが、
就労ビザをとるには、法人のTINをとる必要があります。

せっかくここまで進めてきたのに、
これまでか、、、との思いがよぎりながら、
困りはて、いろんな方に相談させていただきました。
制度がおかしいと、TINを管轄する税務局の人にかけあってくださった方もいました。それでもうまくいきませんでした。

そうこうするなかで、解決策が見つかりました。
今思えば単純なのですが、ウガンダ人に取締役になってもらえば良いことが判明しました。

これまで、事業の調査など手伝ってくれていた一番信用できるエスタさんに取締役になってもらうことになりました。

そして、10月TINを取得し、11月6日の誕生日に、営業許可(Trading License)を取得することができました。

ようやく、就労ビザを申請する準備が整ったのでした!

就労ビザ取得に向けた奮闘 Part1

こんにちは。ウガンダで小売店向けの帳簿アプリ開発を行っている相木です。
昨日、ようやくウガンダで法人の銀行口座が開設できました!! ついに、就労ビザ(ワークパーミット)取得に王手がかかりました。


ということで、これまでの法人設立と、就労ビザ取得の道のりを今回は書いてみようと思います。

2018年4月、昨年までアプリのプロトタイプを作って調査していましたが、現地に法人をつくり本腰をいれて滞在する心づもりで、ウガンダに降り立ちました。

観光ビザ3か月で入国。

当初の計画では、3か月が切れる前に、スペシャルパスという就労ビザ取得前の特殊なビザに切り替えて、長くて半年後の10月にはワークパーミットをとる目論見でした。

法人登記は、さくさく進む

就労ビザ取得のためには、 法人登記や、営業許可(Trading License)取得など、営業を行うために必須の申請や許可をとる必要があります。
そこで、最初は、日本人の先輩起業家の方々に紹介いただいた弁護士さんにたのんで法人登記を行いました。資本金や事業内容、日本本社の子会社として設立する旨など伝えると、サクサク進めてくれました。

ついでに、定款の事業目的には、僕からヒヤリングした事業内容に加えて、30以上ものよくあるな事業内容をばしばし記載してくれました笑。新規事業始めるときにいちいち変更するの面倒なので、そういう慣習になってるんですかね。

5月18日、登記完了。思ったよりさくさく進みました。
なんだ、意外に簡単じゃないか、すぐに就労ビザまで取得できるんじゃないかと、思いました。

当時の写真(就労ビザ関係ないですが笑)

スペシャルパス取得が、まさかの。

次の手順は、スペシャルパスの取得です。
意気揚々と、登記証明とともに申請を出しました。
待たされること2週間、追加の資料を提出せよと連絡が来ました。
追加資料を提出して、改めて申請。

申請を出して数日後、
入国管理局に来いと連絡が来ました。
嫌な予感がします。

おもむいて、今回のスペシャルパス取得の経緯を説明しました。
ウガンダに法人をたてて、ソフトウェアの会社をするのでスペシャルパスを発行してほしい。
資本金が足りないからだめだ。

え、そんな規定ないよね。。。

ほかの会社も、資本金小さくてもみんなスペシャルパス取れてるはずだけど。
抗議してもだめで、いまは発行できないと言われてしまいました 。

不安にさいなまれながら、弁護士にも相談。
もう一度申請できると言うので、申請しなおしました。

また、入国管理局の別の担当者にも相談し、申請中ならビザが切れても滞在できるから大丈夫という言葉をもらい、ひやひやしながら滞在していました。
しかし、またもや発行拒否。

あとから知った話では、入国管理局の体制が変わり、スペシャルパスを極力出さない方針に変わったとのことでした。。

これで、当初の予定がすべて崩れさりました。
ビザはすでに切れているので、急遽日本に帰国することになりました。。。

次回に続く

ウガンダ国営放送にとりあげてもらった話


こんにちは。ウガンダで、商店向けスマホ帳簿アプリを開発・運営している相木です。

少し前の話になりますが、7月26日、ウガンダ国営放送UBCに弊社サービスをとりあげてもらいました。

そのときの裏話です。

ーーー

作戦会議

7月19日、グーグルプレイストアにリリース。
ただ、リリースしただけでは、インストールは増えない。
これからどうマーケティングしていくか話していたところ、一番の新人メンバーMaximo(エンジニア)が言いました。

「友達に聞いたんだけど、テレビ局に突撃したら、テレビ出れるかもしれないらしい。明日行ってくる!」

え、そんな簡単にテレビ出れないでしょ。と日本人感覚でおもいつつも、すぐさま資料を作って準備始める彼の熱意をみて、任せてみたのでした。

テレビ局突撃

翌朝、Maximoからメッセージ「テレビ局によってから出社するので遅れる」とのこと。
彼が向かったのは、ウガンダ国営テレビ局UBC。日本でいうとNHKのような立ち位置でしょうか。期待せずに、続報をまっていました。

Maximoが気になりながら、普段どおり仕事をすること2時間
Maximoからメッセージが来ました。

「テレビにでることが決まった」

予想だにしないメッセージに驚き興奮しました。

しかも25分もうちのサービスShoptoだけで枠をもらえたらしいのです。絶好のチャンスです。

急遽テレビ用に、Shoptoのポロシャツを作成。 諸事情により僕は行かずに、Maximoと、営業担当のEstherが番組に出演してくれました。

25分の成果

放映時間のあいだ、僕はオフィスに待機して、インストールやサインアップが増えるのを見届けました。

25分もとりあげられて、これは、100件くらいインストールあるのではと思っていましたが、たったの7件。そううまくはいきませんね笑

国営放送人気あまりないのか、そもそも店舗オーナーが店にいてテレビ見れない時間に放映されても難しいということもあるのか、反響は大きくはありませんでした。

おわりに

正直本当にテレビ出れると思っていなかったので、計画や作戦なしの単発勝負で成果は大きくはありませんでした。が今回のおかげで、突撃でもある程度話ができ、出演の可能性もあるということを学んだので、次は、良いタイミングで良いターゲットに対して届けれるテレビ出演の活用したいと思います。

Maximoに感謝!

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