紛争地初のサーフブランド

紛争地初のサーフブランド を立ち上げています。

ソマリアといえば、「海賊」。そんなイメージを持っている方も少なくないと思います。 実は数ヶ月前まで日本の某刑務所でソマリア海賊の青年が服役していました。

2011年3月5日に起きたソマリア沖商船三井タンカー襲撃事件の主要メンバーです。 アラビア海を航行中だった商船三井のタンカーを乗っ取ったのです。

https://youtu.be/osiyiJEMpPc
海賊による襲撃の映像

彼は今ソマリア北部に強制送還され、ひっそりと暮らしています。私は現地NGOに協力いただき、彼と連絡を取り合っております。

彼の住む地域では有名な樹脂である乳香が取れます。現在その乳香を活用し、日本の有名サーファーとコラボしてサーフプロダクトの試作品を作っております。
その乳香の仲介役として活躍してもらっております。

来年春までにプロダクトを販売予定で翌年には元海賊の彼をモガディシュに呼びスタッフとして働いてもらいます。

彼は「もう二度とあんなことはしない。これから社会のために生きていきたい。」と話してくれています。

サスティナブルなビジネスを構築していくことで、彼らの人生を担うことができるのでれば、死ぬ気で構築しない他ありません。

またコンパウンドと言われる地区で建物を借りれることが決まっており、ここをソマリアでの拠点および簡易工場にしていく予定です。

どれもソマリア政府や地域の人と密に繋がっている現地NGOとコラボしているから実現できることです。

また随時進捗報告をさせていただきます。

昨日会った元ギャングのブルブル。彼もまた一人のビジネスパートナーになり得ます。
一緒に海に入りました。

そもそも紛争地ソマリアとは。

東アフリカに位置し、広大な大海に面している国、それがソマリアです。

1991年から2012年まで全国的な内戦により、無政府状態だった国。
首都は南部ソマリアにあるモガディシュという街です。

政府が存在している今でも「アル・シャバーブ」によるテロ行為が続き、難民・国内避難民が発生し続けています。

さらに過酷な状況下にある若者の怒りや不満に付け入り、組織加入への勧誘を行います。そのため激戦地である南部ソマリアでは、アル・シャバーブへ加入する若者が多いのです。今も8,000人以上の構成員がいるとされており、状況は非常に深刻です。

現在私はモガディシュに滞在しており、コンパウンド(セキュリティ地区)というエリアにおります。

元ギャングのアブディファタハは中部ソマリアの地域に住んでおり、必要に応じてこちらに来てもらい、新規ビジネスの説明をさせてもらっています。

紛争地ソマリアで如何にリスクを最小限に抑え、進めることができるか。試行錯誤と実働を通して構築して参ります。

紛争地ソマリア在住の元ギャング「アブディファタハ」との約束。

今年で24歳になる彼との交流を密に行なっております。
彼は治安の関係で、一時期ケニアのイスリーに移住し、暮らしていました。

アブディファタハと飛行機

そこではろくな仕事にありつくことは難しく、それが故にギャングとして悪行を仕事にする毎日。しかし、「自分の故郷がどうなったのか知りたい。最後まで見届けたい。」そんな思いから、ギャングという肩書きを捨て、ユースリーダーとしてモガディシュに戻ってきました。実はかなりのおばあちゃんっ子で家族が心配だったというのもひとつの理由です。

アブディファタハとモガディッシュの海

現在、首都に位置するコンパウンド(セキュリティ地区)からバスで30分ほどのところに住んでおり、すぐ側にはテロ組織アルシャバーブがいる地域です。

コンパウンドの外で軍人にアテンドしてもらいながら再会

今回そんな彼の密着撮影をしております。彼はテロ組織などに対しての言及することすら恐れています。

現在は市場で働きながら、自分らしくあり続けられるためにどう生きていきたいかを考えているようです。

私の仕事についても非常に関心を持っており、カメラワークや撮影の方法などを伝授しました。実はこれは私が計画していたこともであり、彼を映像クリエイターとして育てようと考えております。

企画次第では、いくらでもマネタイズできる映像時代。
遠隔でも働ける環境を作り出すことを一つ目的としておりますので、映像に関心を持ってもらうためにもあえて、彼自身を密着をさせてもらっています。

ただこちらからお願いするのではなく、如何に自ら発言させるか。約束させるか。最初の決め事や約束を交わす上で非常に重要です。

前に進もうという揺るぎない意志があるのか。
もう数日様子を見て、判断したいと思います。

久々の海にテンション上がってました

世界一危険な国ソマリアでのビジネス -Start-

みなさん。初めまして株式会社KNOW代表の齋藤悠太と申します。

http://know.jp.net/


先日から世界一危険と言われているソマリアに入国し、活動しております。


弊社映像制作をメインとした事業展開しておりますが、あくまでにビジネスの一つとして走らせており、問題をビジネスを軸に本質的に解決していく。
それをテーマに展開しております。

そしてこの度ソマリアにおいて、サーフブランドを立ち上げ元テロリスト、元ギャング、元海賊をスタッフとして雇い、紛争解決の一助となるビジネスとして展開していきます。

ソマリア政府、日本国内唯一ソマリアで活動するNPOアクセプト・インターナショナルと共同で来春までに日本国内で販売を始める予定です。

現状、
・サーフブランドのプロダクト(サーフボードにつけるフィン)の素材調達として元海賊を雇うことが確定。
・ソマリア内での生産場の確保
・プロダクトの試作品を日本国内で生産中
といった状況です。

職がないことで悪の道に進む人を止める。それを目的としたビジネスです。
また本ビジネスと主体に、元海賊を映像クリエイターに育てることも確定しており、ソマリアから生粋の映像クリエイターを育てます。

早速今回の渡航で現地人経由で日本産のカメラをソマリア北部にいる元海賊に送付しました。

今後もソマリアで活動している予定なので、適宜その他の情報もアップして参ります。

Thanks guys

ソマリアの海