40人が「来る!」といって6人しか来なかった無料説明会

どうも、ベナンでドローン事業の内藤です。

 

今回は、私たちの行なっているドローン研修事業の広告のお話です。

 

ドローン産業自体がまだまだ始まったばかりなベナンは、ドローンの操縦に興味がある人はいわゆる「アーリーアダプター」と呼ばれる方達までとなっています。

 

アーリーアダプターとは、マーケティングに関する用語で、新たに登場した商品、サービス、ライフスタイルなどを、比較的早期に受け入れ、それによって他の消費者・ユーザーへ大きな影響を与えるとされる利用者層のことである。

引用:Weblio

 

ベナンではまだラジオやフライヤーを配ったりする方が、オフラインの広告が日本よりも多くの人たちに届くんですけど、アーリーアダプターな方がいる比率はとても低めです。

 

したがってドローン研修の広告については、アーリーアダプターが多くいるやり方で届ける必要があるのです。

 

メッセージ広告をやってみる

色々と検証をした結果、アーリーアダプターに届けやすい広告がFacebookやInstagramなどを頻繁にやっている人たちです。

 

そこで、今回はドローン研修のみに絞ったメッセージ広告というのをやってみました。

 

メッセージ広告とは、彼らのメッセンジャーや受信箱の中に広告を載せる機能で、まるで私たちからメッセージが来たような感じで広告が届きます。日本でもやっている企業がありますが、日本人はそういうものを「詐欺的だ」と思う人が多いのであまり使っている企業は少ないです。

 

今回の広告は、主にフェイスブックメッセンジャーとinstagram、あとは日本のLINEのようなアプリWhatsAppに対してうちの広告が流れるようなものにしました。

メッセージを広告から送れるようになっています

しかもいきなり有料のトレーニングの宣伝ではなく、無料で概要を説明する「ドローン研修無料説明会」という形で行いました。

 

40名から「行きます!」の連絡が!!

15ドルかけてやった広告でしたが、「興味がある!」とメッセージをくれたのは3日間で332人も集まりました!コメントも90件きてますね!

 

やったぜ!とスタッフ一同で大喜び!

 

ずっと喜んでる暇はなく、その日は丸1日かけて連絡を返していました。

 

ただ、今回予定していた説明会の日取りを伝えると、「ちょっとその日はいけない」や「場所が遠すぎて厳しい」という返信もあり、最終的に40名が名前や連絡先や希望の時間をいただいて参加希望をもらえました。

 

それでも40名もくれば万々歳です!

 

うちのスタッフも前日が日曜なのにも関わらず、色々準備をしたりしてくれて、当日は朝5時くらいに失敗しないか不安で目が覚めてしまったそうです(笑)

 

時間になっても誰も来ない

そして当日の週明け月曜日の朝。

 

9時、15時、18時と3回開催をして、ほとんどの人たちが9時を希望されていたので、8時頃には会社でスタンバイをしていました。

 

9時になりました。一人も来ません。

 

9時半になりました。一人も来ません。

 

10時前にようやく二人が来ました。

 

ガッカリしているスタッフ達を鼓舞しながら「二人でも来てくれたことに感謝して思いっきりワクワクする説明をしようじゃないか!」と伝えました。

 

とはいえ、内心僕も「40名は来ないと思っていたけど、ここまで来ないか」と自分の予測の甘さと現実に少し落胆していました。

 

その後15時と18時の部で合計4名が来てくれました。

 

残りの34名はどこにいったのでしょうか?

 

うちの女性スタッフが午後の段階で電話をして「今日説明会の予約をもらっていましたが、どうされましたか?」と連絡をしました。

 

すると「あー、ちょっと他の予定が終わらなくていけなかったんだ」とか「あ!忘れてた!」という反応が多かったです。

 

自分でお金を払っていないイベントというのは、キャンセルリスクがないのでこういった判断になることは日本でも多くあります。

 

とはいえ今回は「いきなりお金を払うほど興味がない人に来てもらって興味を掻き立て研修に参加してもらう」ことが目的だったので、目的は達成できています。

 

もう一度改善してチャレンジします!

ただ、振り返ってみると、メッセージの返信方法や、曜日や時間帯のバリエーションに改善点が多くあることがわかりましたので、今週もう一度チャレンジしようと思っています。

 

結果的に6名来てくれたうちの1名は即決で研修に進んでくれ、3名が今週中にどうするかを決めてくれるそうなので、やり方によっては広告の費用対効果が高いレベルまで持っていけると思っています。

 

引き続きスタッフを鼓舞して頑張ります!

蜂や蛇による落下事故をドローンで防ぐ通信インフラ業務とは?

ベナンでドローン事業の内藤です。

 

今回はドローンを通信インフラ事業に使ったときのお話をします。

 

日本ではすでに多くの会社が電力インフラなどの点検業務にドローンを導入しています。

ドローンで送電線を巡視・点検 今後は異常個所自動検出も
引用:DRONE PRESS

 

ベナンには日本のように高い建物自体が少ないので、屋根点検などの需要はそこまで多くはないのですが、インターネット産業がどんどん伸びており、通信会社は毎月のようにアンテナを新しくしたり増やしたりし、サービスを向上させています。

 

私の古くからのベナン人の友人が通信会社からアンテナの増設業務を受注していまして、彼から「ドローンを使って作業をしてみたい」と依頼がありました。


対象はこちらのアンテナです。

実際に行く前に入念にチェックポイントを打ち合わせします。

 

そこで分かったのですが、「なぜドローンでやるのかという理由」が面白かったです。

 

日本であれば人が直接登って行う作業よりも、ドローンで行うことで安全性や効率性が上がるというのが大きな理由となります。

 

しかしベナンの場合は・・・

蜂の巣や蛇による落下事故が多い

実際にあった事故では、登った際に蜂の巣があったり蛇が絡まっていたことでびっくりして落下して死亡してしまったという事件があったそうです。

 

登ってみないと蜂の巣があるかは確認できないため、毎回登る方は命がけで登っているとのこと。

先にドローンを飛ばすことで、少なくとも蜂の巣や蛇がいるかどうかは確認でき、どこにいるかが事前にわかれば対処可能とのことです。

 

そもそもデータが間違えている

こちらも日本ではほとんど無いケースだと思いますが、最初に基地局を建てた際に「このアンテナはGPS上ここに位置しており、高さはこのくらいである」という情報が必ずデータ化されています。

 

通信会社からアンテナ増設を依頼されたときは、このデータを元に「どのくらいの大きさのアンテナをこのくらいの角度で増設する」と決めて登るそうです。

 

ただ、実際に上がってからデータを測りなおすと、位置も高さも全然ズレていることがかなりのケースで発覚するそうです。

 

すると、用意したアンテナではダメで、一旦降りてもう一回調整してから上がらないといけないそうです。とっても二度手間ですよね。

それをドローンを事前に飛ばすことで、実際の高さも位置も把握できるため、上記の二度手間になることを防げるとのことです。

 

今回は試験的に二つのアンテナのみで行いましたが、かなりいい感じだったようで、次回の通信会社から依頼があった際にドローンを導入する提案をしてみるようです。

こんな感じで飛ばしております。見えますでしょうか?

飛ばしていると子供達が集まってきます。

 

「飛行機だ!飛行機だ!!」

 

と興奮しているので「これはドローンっていうんだよ」と教えてあげたりしています。

会社のロゴを作るのも一苦労

ベナンでドローン事業やってる内藤です。

僕がやっているドローン会社はAfric-Drone(アフリックドローン)という名前です。

 

これはベナンだけでなく、将来的には他のアフリカ諸国でも展開していきたいという思いから名付けました。

 

アントレアフリカの記事を読んでいますと、会社を立ち上げるだけでも苦労されている方が多くいまして、僕もそれは例外でなかったのですが、なんとか5月に設立できました。

 

しかし一つ重要なことを忘れていました。

 

「ロゴを作ってないじゃないか」

 

特に大きな会社や組織にいくときは「まずレターを提出すること」が鉄則なベナンでは、ロゴがついている書面を作って送るのは日常茶飯事なのです。

 

というわけで、ロゴを作ろうと決めたわけですが、これまでなら日本の友人のデザイナーにお願いしたりしてました。

 

しかし今回は現地のデザイナーにお願いすることにしました。

 

理由はふたつ。

 

一つ目はお金が無かったこと。日本のデザイナーさんにお支払いするお金があれば、1ヶ月経費が払えるくらいです。こちとら無給でやってますから、削れるところは削りたい。

 

二つ目は現地の会社なんで現地の人が作った方が魅力的になるだろうということ。日本人にとってかっこいいロゴでも、ベナンの人にとってかっこよくないと思われることもあります。この会社はまずは現地の人への事業をやるので、やはり現地のデザイナーにお願いしよう!と決意しました。

 

僕の友達でベナンで会社をやっている人に

 

「良いロゴを作れる友達いない?」

 

と聞いてみました。すると早速紹介してくれました。

 

「コイツは簡単な希望をいうだけで思い通りのロゴを作ってくれるんだ」

 

それはすごい。もしかしたら日本人よりも才能があるかもしれない。というわけでAfric-Droneの文字と、「スタートアップっぽいクールな感じでベナン人にウケが良さそうな感じでお願いします!」と伝えました。

念には念をで「こんな感じのイメージです!」とこの画像を送りました。

 

数日後。

 

あがってきたロゴ候補がこちら。

「し、シンプルか・・・?!」

 

しかし繋いでくれた友人は

 

「どれもシンプルでクールなデザインだな!もうお前の会社は成功したも同然だ!」

 

と言われました。

 

その友人には申し訳なかったのですが、本当にこれがベナン人にとってクールなデザインなのか色んな現地の友人に聞いてみることにしました。

 

「いいね!特にラストがプロフェッショナルだ!」

これのこと


と、ラストのこちらが圧倒的な人気を誇っていました。

 

「そ、そうなのか。ベナンの人たちはこれがカッコいいと思うのか…」

 

日本人のデザイナーにお願いしていたら、おそらくこのデザインは上がってこなかったと思うので、現地の人にお願いしてみてよかった。

 

そしてお値段を聞いてみると・・・

 

「え?日本とあんまり変わらなくない?」

 

提示された金額は日本円にして数万円。友人価格で少し割り引いてもらいましたが、それでもあんまり日本でお願いするのと変わりませんでした。

 

「彼は人気なデザイナーだからな。」

 

と友人は言います。

 

ここで普通に払えばいいわけですけど、金額的にもロゴ的にも100%腑には落ちていない状態でしたので、もう一度お願いしてみることにしました。

 

「わかった。その金額はOKだからもう一回もっとシンプルな感じで作ってみてもらえる?」

 

シンプルでウケがよければそれが一番いい。なぜなら書面とか名刺、広告とかに印刷しやすいからなんです。

 

数日後に上がってきたのがこちら。

もうAfric-DroneのAが読めません。

 

これがベナン版シンプルなのか。

 

もう分からなくなってしまったので、これをまたベナン人の友人たちに送ってみました。

 

「ん〜ちょっとシンプルすぎるなぁ。前の方がよかった」

 

シンプルすぎるんですかコレ!だめだもう完全に分からない!

 

悪あがき気質な僕は、どうしても頭の中にあるシンプルバージョンを現地の人たちがどう思うのかを知りたかったので、自分で作って聞いてみました。

これはCanvaというフリーソフトで5分で作りました。

 

現地の皆さんの反応は・・・

 

「いやいやいや!!これがぶっちぎりに良い決まってるじゃん!なんでこれを最初から出さない?」

 

ということでぶっちぎりにこのシンプルバージョンが選ばれました(笑)

 

ベナン人有名デザイナーの方には半額だけお支払いして、いつかまた他の機会にお願いすることでお断りさせていただきました。申し訳ない。

 

会社のロゴを作るのも一筋縄でいかないのがベナンで事業をやる魅力です。

誰もやったことが無いことをアフリカでやる厳しさと面白さ

どうも、ベナンでドローン事業をしてる内藤です。

西アフリカのベナン共和国のドローン産業は、人間で言うとようやくオギャーと産声を上げたような状態です。

 

日本ではドローン元年と呼ばれるようになったのは、航空法が改正された2015年からです。

 

とはいえ、2015年時点ですでに業務用ドローン市場で約30億円に達しています。つまりそれ以前からドローン産業は動いていたのです。

 

それでいうとベナンはまだドローン元年にも達していないんです。産声を上げたといいましたが、もしかしたらまだお腹の中というのが正確かもしれません。

ベナンのドローン会社は3社のみ

2年前からドローン事業に取り組み始めてますが、私たち以外でドローンを専門に扱っている会社は調べる限り3社ほどしかありません。

 

ひとつは会社といってもフリーランスで片手間でやってる感じですし、もう2社はアメリカのロボテック系の会社の出資で研究機関的に動いている会社です。

 

本格的にビジネスとしてやっている会社はうちしかないんです。

そう言うと競争相手がいないブルーオーシャン、さらに日本のドローン成長を理解した上で動けるタイムマシンビジネス、これは勝ったも当然!!!

 

と思われる方もいるかもしれませんが、世の中そんなに甘くありません。

 

ドローン自体を知らない人が多い

日々、ドローン営業をしたりしてる訳ですが、営業対象の会社に行って話をすると、まずそもそもドローンを知らない人が結構いるんです。

 

今でこそドローンが手元にあるので、デモンストレーションをして見せることができますが、2年前とかはドローンすら手元にありませんでした(笑)

 

どうやって営業してたかというと「ドローンというものがありましてね、空飛ぶスマートフォンみたいなものなんです」とまるでおとぎ話のような形でプレゼンをしていました(笑)

 

そしてようやくドローンが伝わり、いかに会社にとって経費削減や効率化に良いと論理的にお伝えしたとしても、「他がやってないから今はやめとく」と言われてしまうのです。

アポは取れるが契約は取れず

日本も比較的「周りがやるならやる」国民性ですが、ベナン人も結構そうです。

 

初受注を取るまでの数ヶ月間は、毎日汗だくでバイクタクシーで営業しながら、帰りは落ち込みながら帰る日が続きました。

 

たらい回しにされまくる

これは現在までも続いている出来事なのですが、この国にはまだ正式なドローン免許というものが存在していません。

 

本来であれば、去年に法律が施行された時点で免許ができてるはずなのですが、航空局が忙しすぎて、免許申請に必要なテストなどの準備が追いつかなかったのです。

2年前の航空局とのミーティング

なので、許可が無いと飛ばすことが許されていないエリア(大学や公共施設)などは、「ドローン免許を提示すること」と言われるのですが、その免許がないんです。

 

航空局に「免許ないから許可がおりない!」と相談しにいくと「わかった!じゃあ臨時許可証を出そう」と言われ、それに必要な項目をもらうと「現地のドローン保険に加入してあること」と書いてあります。

 

それで現地の保険会社に「すいません、ドローン保険加入したいんですけど」というと、「ベナンにはまだドローン保険がないから0から作らないといけない」と言われます。

 

「じゃあお願いします!」と言って、それに必要な項目をもらうと「航空局からのドローン免許証明」と書かれているのです。

 

完全に出口のない迷路に迷い込んでおります(笑)

 

 

このように、ドローン事業をやっている会社が全くないと、ひとつひとつのアクションで壁にぶち当たります。しかも棒高跳び程度のジャンプじゃ登れないし、ダンプカーで突っ込んでも壊れないほどの壁です。

 

これを超えていくことが、ベナンのドローン産業が少しでも早く成長していくことになると思えば、辛いですが頑張れます。

 

日々、3人の現地社員と鼓舞しながらこの壁に挑戦しています。

ベナン人ドローン操縦士を輩出!

ベナンでドローン事業をしてる内藤です!

ベナンには蛇を神と崇めるブードゥー教があります

僕たちがドローンをやり出したのは2年前からというお話を前回しました。

 

まだまだ今に至るまで笑っちゃうようなトラブルやドラマがあるのですが、一回いま現在のお話をしましょう。

 

今ビジネスとして行なっている事業をご紹介します。

 

ひとつめはドローン研修です。

 

現地の人にドローン研修

現地の人たちにプロとしてドローンを使えるようになってもらい、未来のベナンのドローン産業を一緒に盛り上げてもらいたいと思っています。

 

ドローンは空飛ぶスマートフォンのようなもので、一般的にはラジコンのように飛ばしたり、空から撮影して「わーい」ってなるイケてるオモチャだと思われてます。

 

ですが、近年スマホでフリーマーケットが出来るようになったり、お金を払えるようになりましたね。

 

ドローンもこれからはスマホのように、どんどん色んなことができる時代がくると言われています。というかもうなってきています。日本でも農業や配送でドローンが使われています。屋根点検とかもやっています。

 

しかし、スマホがあれば全自動で出来るわけではなく、スマホを操作する人間が必要ですよね?

 

同じようにドローンにもオペレーターが必要です。その人をドローンパイロットと呼びます。

 

小さいドローンを家の庭とか人がいない広場で飛ばすのは、スマホゲームができれば簡単にできちゃうので研修は必要ありません。

 

でも、商用の場合はまた別です。だから研修が必要なんです!

 

ベナンがドローン大国になる為に

例えばプロ用のドローンでは測量が出来ます。

 

これまでは測量計で沢山の人と時間を使って汗水垂らして体積を測ったりしてました。本当にご苦労様です!

 

しかし、ドローンは数日かかっていた測量を数時間で終わらせることができます!しかも一人で!!

 

それには専門技術が必要だったり安全に行うための知識や配慮も欠かせません。適当にやったら墜落の可能性もありますからね。

 

日本は皇居にドローンが落ちたりして一気に規制がかかり、日本のドローン産業は歯止めがかかりました。

 

ベナンもそういうことにならないように、ちゃんとプロのドローン操縦士を育てます。

 

あとはこれからベナンだけでなくアフリカ全体に、外国からドローン会社も次々と参入してくるでしょう。

 

その時に現地の人たちが蚊帳の外にならないよう、そこで働くことができたり、現地ドローン産業も生まれたりするといいなぁと思ってます。

 

様々な方法で集客

研修をしたい人を見つけるために色々な手段を試しています。

 

車の窓に貼ってみたり、ラジオで語りかけてみたり、Facebook広告出したり。

 

でも一番上手くいってるのは、実際に外で飛ばしてフライヤーを配ることです。

ドローンを飛ばすと、ほんの5分くらいで30人以上の人たちが「なんだなんだ?」と集まってくるんです。

 

飛ばしてるところを見てもらうと、ドローンの可能性がダイレクトに伝わり、「俺にも飛ばせるの?」と目を輝かせて翌日には研修を受けてもらったりしてます。

 

収益化への道

お陰様で毎日のように「ドローン研修を受けたい」と連絡が来るようになってます。

 

日本で研修を受けると数万円から何十万円のものもありますが、ベナンの人たちはほとんどの人がそんな額は払えません。

 

皆さんが払える額を見極めつつ、会社としても利益を上げられるように、合同研修化したり、企業向けと個人向けと学生向けプランを用意して収益化に励んでいます。

ドローン研修のやり甲斐は、初めてドローンを飛ばせた方の感動の顔と、卒業時に渡す証明書で喜んでる姿です!

 

それでは別なドローン事業については次回にご紹介します!

ベナンでドローン事業の始まりは2年前。

ベナンでドローン事業をやっている内藤です。

右の彼も立ち上げから関わってくれています

ようやく本題に入れます。

選考に入る前にこの話ができてホッとしています。

 

会社を設立したのは今年の5月なのですが、実はベナンでドローン事業をはじめたのは2年以上前に遡ります。

 

2年前に友人と語ったドローンの夢

一番最初にドローンの話が出たのは2016年末でした。

 

アフリカにも行ったことがある日本人の友人との会話です。実は彼はビジネス業界では結構有名な方でもあります。

 

Aさんとしておきましょう。

 

Aさん

「内藤さん、ぼくアフリカでドローン事業をやりたいと思ってるんですね。ケニアでモバイルマネーが日本よりも早く浸透したように、ドローンも発展途上国であるアフリカの方が広がる可能性があるし、ドローンは色んな産業を革命的に変える力があるんですよ。」

「ドローンですか!あの空飛ぶ機械ですよね。確かにスゴいのは知ってますが、本当に色んな産業を変えることができるんですか?」

Aさん

「はい。例えば測量とかって今までは人が測ったりしてましたよね?これってすごく時間もお金もかかる作業なんです。大きさにもよりますが、一つの測量案件を数人がかりで数日かけてやります。恐らくアフリカも同じか、それ以下の仕組みでやってるはずです。それがドローンを使えば1人で1時間とかで終わっちゃうんです。」

「ええ?!そんなに変わるんですか!」

Aさん

「それだけじゃありません。今後は物流だってドローンで物が運べる時代がきます。日本はすでにAmazonでその日に物が届くようになってますが、アフリカはまだまだ自宅に物すら運べないし、物流用の道路も不十分です。ドローンなら道路作らなくても空で運べるから自然も守れます。」

「ドローンにそんな可能性があったなんて知りませんでした!」

Aさん

「ぼくはドローンのノウハウや戦略などには強いですが、現地でやる現地力が足りません。こういった新しい事業は、成功するまでかなりの忍耐と現地力が鍵になります。内藤さんなら現地の人たちと強い信頼関係と築けてると思うので、一緒にやれるんじゃないかと思っています。」

 

現地の仲間も大興奮

この話をベナンのパートナー・ゾマホンや現地の仲間に早速話しました。

 

僕の中で決めているルールがありまして、どんだけ僕自身がその事業に乗り気だったとしても、一緒にやる現地メンバーが反対だとやらないと決めています。

 

それは、先ほどAさんからあった現地の信頼関係が成功に関わってくるというのもありますが、個人的にも「現地の人が求めていないものは今やるべきではない」と思っているからです。

 

資本主義でグローバル化が進んでいる為、仕方がないとは思っていますが、外国人のエゴで、現地の人が求めてないものを作り上げるのはアフリカが大好きな自分としては違和感があるのです。

 

そんな想いで仲間たちにドローンの説明をすると、

 

「スゴい!!!このテクノロジーは、おれたちベナンの現地産業を大きく成長させることができるぞ!絶対にやりたい!」

 

と、彼らも僕と同じように興奮してくれました。

 

決定打は一緒にやってる僕の友達であるというところも大きかったようです。

 

ベナン人の多くは、利害よりも義理と人情を重んじる性格で、どんなに合理的に正しかったとしても、「なんかこの人が気に食わない」という理由でそのサービスを使わないという選択をします。

戦略を共に練る日々

そこからすぐにスタートというわけではなく、やはり新しい産業でもあるので、どのようにしてベナンでドローン事業をやっていくのかを日々、Aさんと僕たちで話し合いました。

 

現状でのベナン政府や国民がドローンに対してどういう考え方をしているのか、すでに他の競合が入ってきているのか、それを踏まえてどうアプローチをかけていくのか、などです。

 

そして遂に、数ヶ月経った2017年5月に既存の現地会社のトライアル事業としてスタートさせました。

  

今回はここまで。また次回に続きをお話しします!

ベナンの魅力はゾマホンさんと八村塁選手だけじゃないんです

ベナンでドローン事業をしている内藤です。

真ん中が私です(そりゃそうです)

前回までは私の自己紹介をさせていただきました。

 

ドローン事業の本題に入るまでもう一つだけ語らせてください。

 

私がドローンをやってるベナン共和国についてです。

 

1分で分かるベナン

ベナンは西アフリカにあります。鍵のような形をしてるので「アフリカのキーカントリー」と勝手に命名しています。

 

日本人にベナンというと、30代以上の方だと「ゾマホン」、

最近だとバスケットの八村塁選手がベナン人とハーフということで注目されました。

 

でも、ベナンの魅力は他にもあるんですよ。

 

パイナップルが世界一美味い

NPOで主催したツアーでの一枚

ベナンのパイナップルは芯まで食べられます。そして甘さが尋常じゃありません。「砂糖かけたんですか?」というくらい。私は毎日食べ過ぎてついにはアレルギーになってしまいました。

 

ブードゥー教発祥の地

とても安全な蛇です

ブードゥー教と呼ばれる世界的にも有名な土着宗教発祥の地です。

 

信者にならないと教えてもらえないことが多いので、謎だらけなのですが、不思議な力を使って国民を守っていたり、時には悪い呪いもかけることができるそうです。蛇を神様的な扱いとしており、今でも蛇の寺という神聖な場所があります。

 

ベナン人が明るくて優しい

ベナン人はとっても明るくて優しいんです!

 

アフリカの魅力はベナンに限らず「人」だと私は思っていますが、ベナン人は人懐っこい人が多く、ツボが浅すぎるんじゃないか?と思うほどに笑いまくります。日本にいるときの10倍は僕も笑っていると思います。

 

まだまだベナンについては語り尽くしたいですが、これからはドローン事業を紹介しつつ、その魅力を伝えていきたいと思います!

東証上場企業を辞め婚約解消してアフリカへ

ベナンでドローン事業をしている内藤です。

一応僕も運転できます

前回に引き続きまして、

なぜ僕がベナンでドローン事業をやってるかをお伝えします。

 

前回の記事はこちら

まだ自己紹介の続きです。お付き合いください。

 

ルワンダで2年間青年海外協力隊で活動

ルワンダ協力隊時代

4年務めた東証上場企業を辞め、7年半お付き合いし結婚前提に暮らしていた彼女ともお別れさせていただき、もう何も失うものがない状態で青年海外協力隊に参加しました。

 

「なぜそこまで全てを捨てて行ったのか?」

 

こんなご質問をされることがあります。正直別れずに続けることもできたし、会社にお願いして2週間ほど休みをもらってアフリカにまず行ってみるという選択肢もあったかもしれません。

 

でも自分の過去を振り返ってみて、また本気で何かに取り組んでいる人たちを見てきて、リスクをとって覚悟を決めてやらないと、自分のような凡人には大きな夢を叶えることは難しいんじゃないかと思ったんです。

 

不安もありましたし、彼女はもう身体の一部のような付き合いでしたから、忘れるためにアルコール中毒になりかけたこともありました。自分でフっておいて自業自得でありますが。

 

ルワンダで得たものは無力感とアフリカ愛

ルワンダではお土産屋さんの支援をしてました

ルワンダの2年間を語ろうとすると、その記事だけでアントレAFRICAさんの選考が終わってしまうので、割愛させてください。

 

2年間現地の人たちと切磋琢磨しながらやってきて、結果が少し出たり全然出なかったり大失敗したり、振り返ると彼らのためにできたことなんて殆どなかったんですよね。

 

「自分はなんて無力な人間なんだ」

「そもそもここにいないことが一番の支援では?」

 

とすら思ったことさえあります。

 

しかし同時にそんな何もできない野比のび太くん状態な僕を、現地の人たちは本当に優しく助けてくれたり、一人の友達や家族として接してくれる人が多かったんです。

 

やっぱり彼らと一緒にもっといたい!働きたい!

 

いつのまにか「彼らの為に」から「彼らと共に」頑張りたいと思うようになりました。

 

本気で国を変えたい現地人と共に

もうそろそろ僕の自己紹介は終わります。お付き合いください。

 

ルワンダの活動が終盤になった頃に、ひとりのベナン人と出会います。

 

左がゾマホン(分かるわ!)

ゾマホン・スールレレという人です。

 

彼は山形大学に国費留学生で来日し、そのあと日立製作所で働き、日本人の奥様と結婚。現在は4人の子供にも恵まれています。

 

そんな彼が会社を辞め、会社とNPOを設立したのです。

 

その理由が「自分が目の前にいるのに、大企業の超優秀な日本人の人に何度伝えてもベナンやアフリカへの偏見はあまり覆らなかった。そして日本とつながりを持ったベナン人として自分の国を変えていきたい。じゃあ自分でやるしかない!」と思ったからだそうです。

 

その考え方を聞いて、

 

「彼となら一生賭けて戦える気がする!」

 

そう思ったのです。

 

2015年から彼の会社Africa Networkの副社長として、NPO法人AYINAの副代表として一緒に活動をしてきました。なんども倒産危機にも面していますが、「辞める辞めない」の話には一切ならずに「どうやって乗り越えるか」を実践して乗り越えてきた戦友であり家族でもあります。

 

そんな彼と2017年あたりからドローン事業を現地会社のトライアル事業として始めました。

 

そして2019年に遂にドローン専門の会社として独立するわけですが、そのお話はまた後ほどお話しします。

 

次回はベナンという国についてお話をします!

ベナンでドローン事業しております

はじめまして。

ベナンでドローン事業をしてる内藤獅友と申します。

一番右が僕です

獅友は「しゆう」と読みます。

 

僕があまり長くムズカシイ文を読むのが得意でないこと、あとはせっかくなのでアフリカに馴染みがない方にも読んでほしいので、高校生くらいの方にもわかるようなボキャブラリーと文量でお話ししたいと思います。

とかいいながら、実は本人にただ語彙力がないことは内緒です。

 

現地での細かい奮闘記に入る前に、

①内藤獅友について

②ベナンについて

③ドローン事業をはじめた理由

をお話ししていきたいと思います。

 

内藤獅友について

ここについてはあまりニーズがないかもしれませんので、出来るだけ短く僕の人生を振り返ってみます。

 

父の死

昔出たテレビの画像です(以前は俊輔という名前でした)

いきなり暗い雰囲気がでてしまってますが、本来はとても楽天的な性格ですので軽い気持ちで読んでください。

 

中学まではごく一般的な家庭でした。建設会社で働く父と専業主婦の母。そして妹です。家族にはなんの不満もなくスクスク育ててもらってました。

 

そんな中、父がガンになりました。中学1年生のときでした。40代で健康体だったこともあり、ガン細胞もスクスク育ち1年ちょっとで父は亡くなりました。

 

父親が死ぬ前に泣きながら語っていた「パイロットになる夢に挑戦しなかった後悔」がずっと頭に残っていました。

 

告別式がおわって落ち着いた頃、ようやく父の死の実感がわきました。

 

「あれ、もう親父に親孝行できないのか」

 

そう思うと涙が止まらなくなりました。

 

色々考えた末、親父にできる親孝行は「後悔しない人生を僕が代わりに送ってみせる」というものでした。

 

もしかしたら自分が将来もつ夢は、周りに反対されまくるかもしれない。それでもこの時の決意を忘れずに、夢に挑戦することを誓ったのでした。

 

2年で係長になった東証上場企業を辞めた

爽やかだった会社員時代

アフリカに出会うまではバンドを本気でやったりもしましたが、色々あって挫折してしまいました。そのあとはやりたいことが見つからず、19歳のときに出会った彼女と結婚しようと思い、がんばったら稼げる会社を選んで入社しました。最年少上場記録を持っていた勢いのある会社でした。

 

成果を残せば給与の倍くらいインセンティブをもらえたり、年上の先輩が僕の部下になったりと、その楽しさと若さもあって4年くらいは毎年360日くらい働いていました。その結果、2年で係長になりました。

 

最初の2年くらいは稼ぐことが楽しかったのですが、ふと我に返ったときに「自分のやりたいことやれてないじゃないか。このままだと親父の年になったときに絶対後悔してしまう」と急に焦りだしました。

 

僕がとった行動は「本気でやりたいことをやってる人の話を聞く」ことでした。

 

友人に紹介してもらい、合計20人以上の「夢を追いかける人」に会わせてもらいました。それぞれ全くちがう業種でしたが、共通して感じたのはとにかくやりたいことに真っ直ぐに行動し続けていること。そして仕事を語る目がギラギラと輝いていたことでした。

 

その中でアフリカで活動してる方の話を聞きました。アフリカについて何も知識がなかった僕は「貧困」や「紛争」などネガティブな偏見ばかりを持っていました。

 

しかし、その方の語るアフリカはワクワクするような話ばかり。「現地の人たちはとても優しいしパワフルだ」「日本よりも勢いのある国だってあるぞ」目をギラつかせて語っていました。

 

さらに僕の持っていたネガティブなイメージも事実だと肯定しつつ、「その環境を作り出しているのは、実は俺たち日本人も関係してるって知ってたか?」と、コンゴにおけるスマートフォンなどに使われるレアメタル紛争の話などもそこで初めて聞きました。

 

帰宅する途中、アフリカに対するワクワクと、日本を含む世界的な問題が詰まっているアフリカをなんとかしなければ、という二つの想いが出てきました。

 

その翌日には会社を辞める決意をしていました。

 

そして7年半続いていた彼女とも別れを告げることにしました。

 

周りから反対しかされなかったアフリカへの挑戦でしたが、「後悔しない人生を送る」と決めた父の死を思い出し、僕は青年海外協力隊としてルワンダへ渡ったのです。

 

もうちょっとだけ自己紹介は続きます!長いので次回に続きます!

西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)とフランセーファの今後

前回の投稿でフランセーファについて簡単に紹介しました。

今回は、フランセーファの歴史、西アフリカ経済通貨連合(UEMOA)と西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)、そしてフランセーファの今後について簡単に記してみます。

 

フランセーファとは(歴史など)

フランセーファ(Franc CFA)は、1945年のブレトン・ウッズ協定を機に創設されました。
通貨の名前ですが、「フラン」はいまは無き「フランス・フラン(Franc francais)」から、「CFA」は「Communaute financiere africaine(アフリカ金融共同体)」というフランス語の頭文字を取ったものです。

西アフリカ経済通貨連合(UEMOA)と西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)

西アフリカ経済通貨連合(UEMOA)は、名前こそ経済通貨連合となっていますが、まだEUのような経済通貨連合にはなれておらず、経済政策は国ごとにまちまち。いわゆる通貨連合にとどまっています。加盟国は前回の記事で記したフランセーファが利用可能な以下の8か国です。

(ギニアビサウ、コートジボワール、セネガル、トーゴ、ニジェール、ブルキナファソ、ベナン、マリ共和国)

 

西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS Economic Community of West African Statesの頭文字 仏語ではCEDEAO)は、以下の西アフリカ15か国からなる機関です。

(ガーナ、カーボヴェルデ、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、コートジボワール、シエラレオネ、セネガル、トーゴ、ナイジェリア、ニジェール、ブルキナファソ、ベナン、マリ、リベリア)

経済共同体とありますが、現在はその理想の実現には至っておらず、実際の主たる活動は経済統合の基盤構築に向けての活動、具体的には政治的安定のための紛争解決などを行っています。先日のガンビア新大統領就任の際の動きは記憶に新しいところです。

フランセーファの今後

現在、上述のECOWASでは「ECO」という域内通貨構想を掲げています。
2020年までの実現予定で動いていましたが、先日ニジェールで開催されたECOWASの会議についての以下の記事を見るに、難しいようです。

 
West African bloc’s 2020 single currency goal fails(Vanguard)

 

まずはUEMOA域外からECOを導入し、その後UEMOAと統合という事になっていますが、仮にUEMOA域外での導入が実現できたとしても。UEMOAとの統合は難しいのではないか、と思います。UEMOAは通貨価値下落の心配が無いこのユーロ固定通貨からの脱却を望むとは思えないからです。

という事で、フランセーファは少なくとも今後10年は無くならないでしょう。

 

 

以上、何かの参考になりましたら幸いです。

 

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山田一雅

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