アフリカ名物たらい回し地獄

ベナンでドローン事業の内藤です。

 

昨年に引き続き、ドローン事業をやるにあたって、随時航空局や内務省などに許可を得ないといけなかったりするのですが、今年もやられております。

 

まずはレターを書かないといけない

 

たらい回し地獄の入り口は大体「レター」になります。

 

日本もまだ役所系は書類を出すのが一般的かもしれませんが、ベナンも例外ではありません。

 

例えば、「許可証を取るために航空局のお偉いさんに会って話を聞きたい」という場合も、まずはレターを書かないといけません。

 

レターを書いて、日本のように便利な電車は通ってませんから、ボコボコ道を車やバイクで渡り、受付に渡します。

 

 

レターの返事をもらうための鬼電話

 

そして、レターを出してそのままだと返答がくる可能性は50%以下です。

 

たいていのレターは読まれないか、後回しボックスに入れられてしまうのです。

 

だから受付に渡したときにその人の連絡先を聞いておいて、3日おきくらいに「あのレターの返事はどうでしょうか〜?」と催促をするのです。

 

 

それでもダメなら待ち伏せ大作戦

 

それを2〜3週間ほど続けてもダメなことも全然ありますから、そうなったらもう特攻するしかありません。

 

レター無しで乗り込んだ場合は、「レターを出しなさい」と追い返されてしまいますが、「2週間前にちゃんとレターを出しましたよ」と答えると、「ふむ・・・ではそこのベンチで待ってなさい。もしかしたら誰かが対応できるかもしれない」と待つための許可をもらえます。

 

ここで、丸一日待ったりすると、誰かしたらと会える可能性が出てきます。

 

 

アウトローな裏技を使う

 

ここまでのやり方でも全然会えないこともあります。

 

そうなるとセオリー通りのやり方ではもう無理です。

 

そこでやる方法としては「別な分野の有名人経由で会う」ということです。

 

例えば僕はベナンの桑田佳祐並みに有名な歌手とドローンでコンサート撮影の契約を持っています。

 

彼を経由して、政府系のお偉いさんに繋がり、その人から会いたい方に連絡を入れてもらって会う、という方法です。

 

これが一番会える可能性も高いですし、交渉の成約率もグッと上がります。

 

ただ、デメリットとしては「紹介の見返り」を何らかの形で渡さないといけなかったりしますので、それを用意できない限りは信用を失うことになります。

 

 

こういったやり方は日本だと「邪道」と呼ばれ、やらない方がいいという意見も多いのですが、アフリカで中小企業がやっていくにはむしろ「王道」だと思っています。

サハラ砂漠からの貿易風「ハルマッタン」で生産性ガタ落ち中

ベナンでドローンの内藤です。

 

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

 

ベナンの年末年始は、ほとんどの人たちが12月30日まで働き、1月2日から仕事始めをするという、日本人よりも休みが少なかったりするんです。

 

とはいえ、僕たちAfric-Droneはベンチャー企業なので、これまで土日もぶっ通しで働いたり、朝の8時から翌日午前4時まで働いたりと、相当社員に無理をさせてしまっていましたから、年末年始はがっつり休んでもらいました。

 

というわけで今週6日から仕事はじめになった訳なのですが・・・

 

全然仕事がはかどらない

 

休みボケで動きが悪くなってるのもありますが、それよりもハッキリとした理由があるのです。

 

それが、

 

ハルマッタン

 

という貿易風が吹いてきたのです。

ハルマッタン(Harmattan)は、西アフリカで吹く貿易風である。熱風ではないが、きわめて乾燥しており湿気を奪う。また大量の0.5 – 10マイクロメートルのきわめて細かい砂塵を含んでおり、その砂塵は遠く北アメリカ大陸まで届く。ハルマッタンはサハラ砂漠から南のギニア湾岸地方に向けて、11月から4月にかけて吹き込み、この地域に乾季をもたらす。サハラ砂漠中央部・チャドのボデレ低地から莫大な量の砂塵を巻き上げ、モーリタニアからカメルーンあたりにかけての西アフリカ一帯の諸国に砂塵を降らせる。ハルマッタンが吹くと視界がかすみ、太陽がぼやけ、空はいつも曇りがちとなる。雨季の間に流出した土壌を回復させる効果もあり、また夏の酷暑多湿に比べてしのぎやすい気候を作り出すものの、降り注ぐ大量の砂塵は市民生活にさまざまな支障を引き起こしている。

ウィキペディア

 

そう、大量の砂塵が風にふかれてやってきて、ベナンは湿度が高いのですが乾燥した感じになり、気温も通常よりも5度ほど下がる時もありますし、何より砂っぽくなるので目や鼻がやられてしまうのです。

毎日掃き掃除しないと砂だらけになります

うちのスタッフたちもモロにその影響を受けております。

 

出勤してもずっと目をシパシパ、鼻をグスングスン。

 

頭がボーッとするのか、僕の話も聞いてなかったり、取引先に作る書類も通常の3倍くらい時間がかかったりしています。

 

とはいえ、これは毎年全員公平にやってくる行事です。

「ここにもまだ砂が・・・」と姑のような口調になります

これが数週間続くので、ぐだぐだ文句を言わずに、なるべく頭が働かない状態でもできるようにタスクを簡易化して社員に振っています。

 

僕はというと、あまりハルマッタンの影響は受けておりません。もう3年ほどこのシーズンを迎えてますが、毎年大した影響がありませんね。

 

ハルマッタンとの相性が良いのか、はたまた目や鼻がベナン人の皆さんよりも小さいからなのか、分かりませんが、年始は彼らの分もがんばって成長しまくります!!

 

今年もよろしくお願いいたします。

孤児院でサンタしながらドローンを飛ばしてきました

ベナンでドローン事業の内藤です。

 

僕が別でやっているNPOのお仕事の繋がりで、ベナンのとある孤児院と1年以上前から日本人ボランティアを送ったりなどをしています。

 

その孤児院のオーナーさんから少し前に連絡がありまして、

 

「内藤、今年は子どもたちにクリスマスを体験させてあげたいんだ。協力してくれないか?」

 

もちろん僕にできることなら何でもやるということで色々話し合った結果、二つのご協力をさせていただくことになりました。

 

ひとつは「クラウドファンディングをして開催費のご協力」です。

 

polcaという少額なクラウドファンディングができるプラットフォームを使い、13名様から15000円ほどのご支援をいただき、僕個人的にも1万円をそこにプラスして送らせていただきました。

 

そしてふたつ目は「当日にサンタで現れること」です。

 

オーナーに確認すると「サンタがプレゼントを持ってきてくれたという理由で、当日はサンタ無しでプレゼントだけ渡す予定」といっていたので、たまたま(?)家にサンタのコスプレがあったため、サンタとして当日盛り上げることにしました!

 

 

そして当日。

 

なんとも怪しいサンタが出来上がりました(笑)

 

子どもたちは僕のことを1年前から知っているので、子どもたちの夢を壊さないように頑張りました。

 

どうやらバレずに済んだようです。

 

そしてもう一つお願いされていたことがありました。

 

それは「ドローンを飛ばすこと」

 

サンタがドローンを飛ばすってもう意味がわかりませんが、オーナーさんに頼み込まれたのと、子どもたちはドローンをまだ見たことがないとのことだったので、令和のサンタということでドローンを飛ばしました!

 

子どもたちどころか大人たちも大興奮してくれました!

 

今回はサンタという姿でドローンを見せるだけのプレゼントでしたが、来年以降はAfric-Droneとしてドローン産業を盛り上げるというギフトを作り上げていきたいと思います!

 

それでは皆さま、良いお年を〜

お金が払えなくなったお客さんへの対応。

ベナンでドローン事業の内藤です。

 

売掛金問題。

 

売掛金とは

いわゆる「カケ」とか「ツケ」といわれるもので、得意先との通常の取引によって生じた営業上の未収代金のことをいいます。

引用元:https://advisors-freee.jp/article/category/cat-big-03/cat-small-08/6728/

 

これはアフリカに限らず、日本でも起こる問題ではあると思いますが、ベナンで売掛金の回収は日本とは違う大変さがあります。

 

売掛金の例「お葬式の撮影」

ベナンでは55歳くらいを超えて亡くなると、「よくここまで生きました〜」的な感じでパーティー形式のセレモニーをやります。

僕も参加したことがありますが、DJがいたり、個人がうちわになっていたりと、本当に楽しいスタイルになっています。僕も死んだらベナン式がいいですね。

 

野外で行われることも多いため、お葬式をドローンで空撮してほしいという案件も最近は増えてきました。

 

撮影後に「ちょっと待ってほしい」

もちろん最初にオーダーいただいたときには、「撮影後にすぐに払ってください」と伝えて了承してもらっています。

 

ですが、当時になって撮影が無事終わると、

 

「ごめん、ちょっと今手元にないのと、後片付けで忙しいから明日まで待ってもらえるかな?」

 

と言われてしまいます。

 

ここで食い下がって待ったりすると、深夜まで待たされて払えないというケースがほとんどなので、渋々帰ります。

 

翌日行くと「予想外の出費が・・・」

そして次の日に依頼者へ電話をかけると、

 

「もうちょっと待ってほしい」

 

と言われます。こうなるともう黄色信号です。

 

すぐにでも依頼者の家やオフィスに駆けつけてもらおうとしなければ、返ってこない確率が格段に上がります。

 

僕らはすぐに彼の職場のレストランに駆けつけました。

 

何やら悲しい顔をしている依頼者。

 

「実はお葬式をやるためのお金を親戚から集めてたんだけど、そのうちの一人が病気になってしまい、払えなくなってしまったんだ。そこから空撮のお金を出そうと思ったんだよ」

 

こう言われてしまいました。

 

ベナンでは「家族のトラブル」は最重要事項です。日本もそうだとは思いますが、比にならないくらいです。この時点でうちの現地スタッフは、

 

「うーん、じゃあ仕方がないか。内藤、データを渡して待とう!」

 

と優しさが上回ってしまいます。

 

僕は経営者としての立場もありますから、気持ちはわかりますが、

 

「いや、データは払ってもらえないと渡せない。少しずつでもいいから返してほしい」

 

と伝えます。依頼者はガッカリ。現地スタッフは僕の態度にドン引きしています。

 

この時点で少しずつでも払おうとしてくれれば、まだ返ってくる望みはあります。

 

しかし大抵の場合は、

 

「わかった。今月末までには必ず払う」

 

という返答になり、今月末に連絡をすると、

 

「今度は違う親戚の奥さんが病気になってしまった」

 

と言われてしまうのです。本当のことを言っていると信じたとして、日本よりも出生率が高いですから家族のトラブルが多いでしょうし、貯蓄文化が全然ないので、何かトラブルが起きると一気にお金不足に陥ってしまうのです。

 

そうなると、

 

「まあ、お葬式の写真や動画はすでにあるし、ドローンのは諦めるよ」

 

と言われて終わってしまうのです。

 

これで、不良債権が確定し、その日に働いた時間やコストはほとんど無駄になってしまうというわけです。

 

企業に対してだと少ないかというと、中小企業レベルでは同じことが起こります。

 

売掛金を制する者はビジネスを制す?

もちろん出来る限り前払いでもらう方が良いに決まってるのですが、先述したように貯蓄文化がなかったり、銀行の融資がなかなかもらえなかったり、グローバル化で色んな最新のものは入ってきてるのに収入が追いつかずにニーズが収入に追いついてなかったりしているので、売掛金まったく無しでビジネスができるようになるには、強者にならないか富裕層のみの商売をしないと難しいんじゃないかなと思っています。

 

だからこそ、この売掛金問題を上手にマネジメントしている企業はめちゃくちゃ伸びています。

 

そして根本の問題解決は、我々がドローン事業でベナンの産業を伸ばしまくって、ニーズに収入が追いつくくらい産業発展をさせることだと思っているので、頑張ります!

Google系イベントに乱入し300人に囲まれました

どうもベナンでドローン事業の内藤です。

ベナンのとある民族の王様の帽子です

 

今週の土曜にGoogleのプロダクトのファン達が主催するDevfestというテクノロジー系のイベントにAfric-Droneメンバーで参加してきました。

 

少人数化と思いきや300人ほど集まっていました!おそらく国内最大規模のテックイベントだと思っていいでしょう。

 

最初はこんな感じで真面目に(?)聞いていたのですが、まずフランス語が全然理解できるレベルでないので理解ができず、さらにはアドリブのフリートークが入りまくり、休憩なしで4時間ノンストップで話しつづけるという状況でした。

 

元からのこの会に参加したのは、休憩中に参加者やオーガナイザーさんと仲良くなるためでしたが、このままでは終わってしまう!もしくは僕が倒れてしまう(笑)とのことで、

 

「よし、ステージに乱入しよう」

 

とスタッフに告げました。

 

うちのスタッフは超優秀で、トイレに行くふりをしてオーガナイザーに声をかけにいってくれました。そして、

 

「僕たちはドローンの会社だ。数分でもいいから話させて欲しい。きっとみんなも喜ぶはずだ」

 

と、交渉してくれたのです!素晴らしい!!

 

そして・・・

 

本当に登壇してしまいました(笑)

 

会場は大盛り上がり!オーガナイザーの一人が「もう時間だから!」と止めているのにも関わらず「あとちょっと!あとちょっと!」と質問が止まりませんでした。

 

さらには集合写真を外で撮るとなったのですかさずドローンを飛ばしました。

 

 

するとまたもや人が群がってきて・・・

 

30分ほどスター並みに写真をせがまれながらオーガナイザーの方々とも写真を撮らせてもらうことができました。

 

「次回はドローンを主体としたイベントをやろう!」

 

とアチラからご提案いただいたので、早めにその件の打ち合わせができるように日程を調整中です。

 

「ドローンといえばAfric-Drone」と呼ばれることを一つの目標にしていますが、そうなる未来も遠くないかもしれません。

ベナンでドローン事業ご支援決定のご報告

ベナンでドローン事業の内藤です。

 

昨日、正式に日本AFRICA起業支援イニシアチブ様から支援決定の発表がありましたので、僕からもこちらにてご報告をさせていただきます。

 

まずは日本AFRICA起業支援イニシアチブの審査員の皆さま、お選びいただきまして本当にありがとうございました。

 

ドローン事業は日本でもようやく火がついてきた産業でして、とてつもない未来を秘めていることは勉強すれば確信になるのですが、そうではない方が理解するのは僕もそうだったので大変でして、そんな中で5分という短いプレゼン時間と拙い説明で、ご理解いただき期待を込めて選出いただいたことに本当に感謝しております。

 

そして、元からの友人、このブログを通じて応援いただけるようになった方々、サポートいただきまして本当にありがとうございました。

 

最後に、今回の選考に応募された皆さま、全ての方のブログを拝見させていただき、ライバルというよりは「共にアフリカで戦う同士」という気持ちでおりまして、「自分も頑張らなければ」と多くの勇気と刺激をいただきました。本当にありがとうございました。

 

お選びいただいたからには、恩返しはやはり「成果を出すこと」だと思っておりますので、より一層気持ちを引き締めて、結果に貪欲に、現地のみんなと頑張っていきたいと思います!

 

おまけに。スタッフに対して支援決定を報告した瞬間です。

 

僕と同じくらい喜んでくれています(特に女性スタッフ)。

上手くいかなくても前に進んで時には笑う。

ベナンでドローンの内藤です。

 

私ごとですが、会社員時代は営業マンでして、旅行系の広告営業だったので、会社から渡されたリストを元にアポをとり、HPみて研究して訪問するという流れでした。

 

リストが尽きてしまっても、ネットに繋げば飲食店なら「食べログ」、ホテルなら「楽天トラベル」などを見るとあっという間に新店舗の情報も手に入ります。

 

 

しかし、ベナンでは同じようにはいきません。

 

まずリストを作るのも、ネットで少しは出てきたりするのですが、実際に電話してみると「は?そんな会社知らないよ」とか、「会社だけど今は建設じゃなくて飲食業やってる」とか言われたりします。

 

そしてアポイントを取らせてもらって、いざ行ってみると、「その担当者は今出ちゃってる」とか、「あれ?うち建設じゃなくて結婚式のデコレーション会社だよ」ってなってしまうこともしばしば。

 

しかも僕はフランス語がほぼ話せないので、アポをとってくれるのはスタッフなのですが、最初の方は一回断られただけで「もう気分が悪いから今日はかけたくない」とふてくされてしまったし、今ではすっかり慣れてバンバンかけるんですけど、コミュニケーション力が上がりすぎて20分くらい話し込んでて「おっ!さぞかしドローンの話で盛り上がってるんだな」と思ったら、「私の好きな服のブランドの話で盛り上がってたわ」と驚きの返答がきたりします。

 

これだけ営業先を見つけるだけでも苦労するわけですから、逆にいえば、めっちゃ努力して出会えた場合は他にも営業が入っていない可能性が高いため、成約率も高くなるかもしれないのです。

 

しっかりした戦略と行動があることは大前提ではありますが、それでも起業なんてもんは、トラブルや思ったようにいかないことの連続ですから、ポジティブにとらえ続けたり、時には笑いに変えたりして突き進むことが大切だと考えています。

 

2019年もまもなく終わりがみえてきましたから、笑える年末を迎えられるように頑張ります!

シングルマザーと激マジメなスタッフ達。

どうも、ベナンでドローン事業の内藤です。

 

本日は建設会社とドローン測量の営業のアポイントに行きましたが、

 

午前中

「ごめん、1時間ほど待っててくれる?」

 

1時間後

「ダメだ、まだ終わらないから昼過ぎにまたきて!」

 

午後

「あっ忘れてた!今お客さんきてるからちょっと待って」

 

1時間後

「ごめん、今から他の仕事があるの忘れてたからまた明日きて!」

 

と1日中こちらの会社のセキュリティ警備かってくらいオフィスの前でただ突っ立ち続けただけの日となりました。

 

こんなときは「きっぱりリスケする」か「待ちながら別タスクをやる」が、ベナン在住歴3年の僕の選択肢ですが、今回は後者をとりました。おかげさまで雑務が捗りました(笑)

 

さて、今回は僕と一緒にドローン事業で毎日泣き笑い怒ったりしてる仲間を紹介したいと思います。

 

お洒落大好きシングルマザー・シルビー

彼女はこの会社ができる(2019年5月設立)もっと前、まだ別会社のトライアル部門だった2018年9月頃から働いてくれています。

 

ファッションが大好きで、給与の7割以上は服や髪型に使っています。

 

学生時代はナイトクラブに毎週通うくらいのパリピ的存在だったようですが、学業は優秀で、大学卒業後は政府系の仕事についていたようです。

 

しかし、当時お付き合いしていた男性との子を授かり退社。無事に元気な男の子が産まれたのは良かったのですが、父親が認知をしてくれなかったそうです。

 

それどころかその男性はすでにフィアンセがいたようで、現在もその方と一緒に暮らしており、シルビーはシングルマザーになることになりました。

 

親にお金を工面してもらいながら、子供が2歳くらいになったときに仕事を探していた際に、友達経由でこの事業のことを知り、応募してくれたというのがキッカケです。

 

優秀だったので、事務的な作業や、秘書っぽい動きはとても長けていたのですが、泥臭い営業などができないというか「クールじゃないからやりたくない!」と言い、最初の方はなんども喧嘩をして泣かせてしまったこともありました。

 

何回も辞めてしまうんじゃないかと思っていたのですが、半年くらいしたあたりから急にスイッチが入ったかのように泥臭い営業も自らやり出し、最近では案件が決まるのであれば時間外労働も勝手にやり出すほど。

 

前回の記事でお伝えしましたが、頑張りすぎて先日過労で倒れてしまいました汗

 

「ドローンのことは全然知らなかったけど、今はドローンがベナンを変える可能性に確信があるし、このチームで絶対成功させたい」

 

と、当時の彼女とは考えられない発言をしてくれています。

 

子育ても大変な中、僕と一緒に夢を追いかけてくれて感謝です。

 

激マジメなドローンパイロット・エノック

エノックはこの会社を設立した今年の5月から創業社員として雇わせてもらいました。

 

ベナンではまだまだドローンの認知度が低い状況で、たくさんの募集の中で唯一ドローンを操縦した経験がある方でした。

 

面接の時からマジメな雰囲気は漂っており、発言の語尾すべてに「Sir(敬意を伝えるための言葉)」をつけて話してきます。

 

聞くところによると、彼のお父さんが軍隊の偉い人だったようで、その影響から目上の人には必要以上に丁寧にするようになったそうです。

 

僕は確かにこの会社のマネジャー的存在ですが、あくまでチームとしてやりたいので、

 

「うちに入社したら、基本的にはサッカーチームのような感じで、みんなでゴールを狙い合う仲間だからね!もっとフレンドリーに振る舞ってね!」

 

「イエッサー!」

 

とコントのようなやり取りになったのが懐かしいです。

 

今では適度なフレンドリーさでチームのドローンパイロットリーダーとして(スタッフ全員がドローン操縦可能)、時には地方で車内泊の案件も率先して行ってくれております。

 

彼の夢は「アフリカで大成功したドローン会社を創ること」だそうで、当時は自分でやりたかったそうなのですが、

 

「僕はこのAfric-Droneをアフリカを代表するドローン会社にすることを目指すことにした!」

 

と語ってくれており、彼の夢を叶えるためにもさらに頑張らないといけません。

 

 

他にも、車を運転してくれるドライバーのジョセフさん、先月から「インターンとして働きたい!」と事務所を訪問してくれたバーナベさんも常に一緒に行動しております。

 

私たちの会社は、自社のドローンサービスだけでなく、ベナンのドローン事業者が活躍できることを目的としていますので、必要以上に雇用を増やすという方針ではありませんが、必要に応じて可能な限り、一緒に働く仲間を増やして、それぞれの夢を叶えられるように頑張っていきたいと思っています。

スタッフが過労で倒れたのでドローンで撮った美しいベナンをひたすら紹介します

ベナンでドローン事業をやっている内藤です。

 

なんと昨日、うちのスタッフが同時に倒れてしまうという事件が起きました。

 

倒れたといっても風邪のちょっと悪いバージョンのようですが、お医者さんの診断は「過労」。

 

それもそのはず、ベナンではお昼休憩がだいたい12時頃からなのですが、15時まで休みます。はい、お昼寝時間ですね。

 

もうこれは文化ですので、「科学的には20分以上の昼寝をすると健康リスクやぼーっとするから生産性は落ちるんだよ」と説明しても仕方ないですから、うちもその文化を取り入れてましたが、ドローン紛失事件から先月の売上を取り返すべく、彼らも休憩時間を削って働いてくれてました。

 

どうやらそれが原因でか、皆さん過労で倒れてしまったのです。

 

とにかく各自、家や病院で安静にしてもらっていまして、僕は正直ひとりだとほとんどやれることがないダメ人間ですので、こうしてアントレAFRICAさんの投稿を書いてるわけであります。

 

今日は事業の話はおやすみして、僕らがベナンで撮った美しいドローン写真をひたすら紹介します。

 

アフリカ最大水上都市・ガンビエ

4万人以上が住んでいるとされている、アフリカ最大の水上都市ガンビエ。

 

私もかれこれ20回以上訪問していますが、The異文化といった感じです。

 

家はもちろん、病院も学校もゲームセンターまで水上にあり、6歳くらいの子が自分で舟を漕いで移動しています。

 

ベナンの道路



ベナンは日本と違って、アスファルトの道路は感覚値ですが1割にも満たず、ほとんどが土の道になっています。

 

上記は数少ないアスファルトの道路で、1枚目は日本にはほとんど存在しないサークル型の道路。2枚目はT字路になります。

 

湖に浮かぶ小島

ドローンは水との相性がよく(雨はダメですが)、水が日光を反射して美しい写真が撮れます。

 

ここは湖をボートでちょっとだけ渡ると着く小島です。

 

ちょうどボートが到着したシーンですね。まるで映画のようです。

 

ベナンの市場

私たち日本人はスーパーで買い物したり、最近では通販で買う方も増えてきましたが、ベナンではまだ大半の人々が市場で買い物をします。

 

見えますでしょうか?

 

小道になっているところに、女性が野菜や果物、調味料まで売っています。

 

先ほど道路をご紹介しましたが、ベナンはバイク文化なので、車よりも圧倒的にバイクが多く、バイクもたくさん見えますね。

 

人々がたくさん集まる教会

今回はこれで最後にしておきます。

 

タイトルの通り、人々が教会に集まっている光景ですが、実はとある行事を行なっているのです。一体、なにをしているのでしょうか?

 

正解は、お葬式です。

 

ベナンではだいたい50歳を超えて、事故や事件などで亡くなったりした以外は、お葬式はパーティー形式で行われます。

 

教会で儀式をした後は、パーティー会場でDJなどが爆音を流しながら楽しく行い、「故人はとっても素敵な人生を送った!」と明るくあの世へ送り出します。

 

僕も亡くなったらこのスタイルがいいなと撮影していて毎回思います。

 

ベナンでもっとドローン産業を活性化させて、いろんな美しいベナンのドローン映像が届けられるように頑張ります!

ドローン研修でライバルを自ら作り上げている件。

ベナンでドローン事業の内藤です。

 

田代まさしさんがまたもや覚醒剤所持容疑で逮捕されましたね。改めて薬物依存の恐ろしさを感じています。僕の住んでるベナンでは大麻情報はたまーに聞きますが、覚醒剤などの危険薬物のニュースはあまり聞きません。報道されていないだけなのでしょうか・・・

 

さて、今週はドローンが新しく手に入って最初の1週間となりました。

 

それまでに営業しまくっていた「ドローン研修」の研修生さんも続々と入門コースを卒業することができています。

卒業生の方の名前が読めずに笑われる図
おめでとうございます!!
おめでとうございます!!

なんども記事で書いておりますが、ドローンは今後、アフリカにとって特に重要な農業や建設分野のゲームチェンジャーとなりうる事業です。

 

今も多くの外資系企業が入ってきていて、それにより経済成長は加速するかもしれませんが、現地企業が競争に負けてしまい衰退する未来がみえています。

 

僕たちはこのドローン事業で特にベナンの現地の人たちや企業が競争力を高め、彼らも経済成長の中に入ってもらいたいと考えています。

 

正直、新しいドローン操縦士や事業者を出せば出すほど、僕たちのライバルを作っているのと同じことなので、会社のことだけを考えればやらない方がいいのかもしれません。

 

しかしながら、僕たちはドローンで現地産業に革命を起こすことを目的としているので、そこに取り組みつつ、自社ならではのサービスも作り共に成長していきたいと思います。

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