物流について。。

どうも、竹重です。

 

今回は、ビジネスを行う上ですごく大切な物流についてです。

 

国際物流の現実。

 

エチオピアでのビジネスを考える上で、国際物流の実情というのは、結構大切かと思います。

 

最近、日本から酪農機材の輸送方法について勉強していますが、実は内陸国であるエチオピア、物流で若干問題が生じるのではと恐れています。

 

1991年にエリトリアがエチオピアから独立していこう、海岸線の土地を失ったエチオピアですが、現在、国際貨物のほとんどは隣国ジブチを経由してエチオピア国内に運び込まれています。

アディスアベバ郊外の街
デブラゼートにある中国資本工業団地
(記事には関係ないですね。。)

 

また、この物流についてですが、エチオピアへの荷物の発送には国営企業である、『Ethiopia Shipping and Logistics Services Enterprise 通称:ESLSE』を利用しなければなりません。

 

で、このESLSEなんですが、不満を持っている外国人投資家も多いようです。

 

通関業務なども遅く貨物がスムーズに届くことというのはあまり無いようです。

これから、この辺りを実体験として学んでいくわけですが、今からドキドキしています。

 

さて、話は戻りますが、物流コストについてですが、実は日本からジブチの港まで運ぶコストとジブチから陸路で首都アディスアベバまで運ぶコストがほとんど変わらないなんて話を耳にすることがあります。

 

最近アナウンスされた、アディスアベバージブチ間の鉄道による輸送という新たなオプションが加わることによって、これまでの陸運コストが下がれば良いなーなんて思っているのが実情です。

まぁ、11月8日に開業ということですが、あまり期待せずに待ってみようと思います。

 

国内物流について

 

続いて、国内の物流についてどうなっているのかですが。

 

正直いって、日本でいうところの日通みたいなメジャーな物流会社というのはイメージにありません。

 

では、どのように物流が行われているのかですが、まだ勉強不足で正直なところ把握しかねている状況です。

 

同じくデブラゼート。
酪農の盛んな地域です。
乾季には草が枯れてしまいますね。

ただ、生活実感として一般個人の場合、宅配サービスなどは利用せず基本的に全てハンドキャリーでものを仕入れているように思います。

 

というのも、首都アディスアベバから地方都市への移動の際などに私は基本的にバスを利用しているのですが、このバスが面白い。

 

おそらく生活消費財が限られる地方から首都に買い物に来て買ったものをまた、地方に持っていく現地の方々を目にします。

 

大きいものでいうと例えばベッドのマットレスなど平気でバスに乗っけて運んでいる人とかを見かけますし、ミニバス(一般的な移動手段でトヨタのハイエースに20人くらいが乗り合っている)でもバスの天井に結構な大きなものを乗っけて移動している光景はかなりあるあるです。

 

そんなわけで、個人向けの物流というより宅配サービスなどは、まだまだ、これからです。

 

一方で、ビジネス側ではどうなっているかというと、いわゆる陸運会社があまり無いこともあってか、街中を走っている貨物輸送社の多くは、製造業社が自前で持っているものと思われます。

 

というのも、箱付きトラックの箱部分が製品の看板になっているものが多いからです。

 

物流会社がちゃんと成立しているのであれば、物流会社の名前や看板などを箱に書いとくのが普通ですよね。

 

そんなわけで、ビジネス側では、自前で運搬車両を持って販売網を作っていく必要があるんだな、なんて思っているわけです。

 

将来的な事業拡大のチャンスになり得るのか。

 

さて、そんなわけで国内のビジネス側での物流ですが、事業拡大のポテンシャルはたかそうだなと感じています。

 

インドネシアでも、やはり食品加工会社から始まる物流会社というのは結構多いんですね。

 

特に冷蔵や冷凍が必要な商品を扱っている企業だと、今後来るであろうコールドロジに先行して取り組む必要があったりするわけですね。

 

意外と各国のロジ、特にコールドロジを見てみると、食品企業からの派生企業というのが多いのに驚くはずです。

 

余談になりましたが、色々と整備が進んでいない国だけあってビジネスチャンスは多そうですね。

 

一個一個実績を積みながら、エチオピアでのビジネスを深く理解していこうと思っています。

では、また。

 

開発途上国の土地について

どうも、竹重です。

 

今回は、開発途上国での土地(固定資産)の権利関係についてです。

 

土地の所有は認められるのか?

 

事業を行う上で、とても重要な土地についてですが、インドネシアで働いていた時、土地の所有が認められないということに少なからず驚きを感じました。

エチオピア都市型酪農家
(記事と関係ありませんが、)

 

ざっくりというと、インドネシアの規制では、土地はあくまでも国のもので、国が保有する土地を使用権や建設権などの権利部分だけ企業や個人に認めるといった規制になっていました。

 

エチオピアでは、どうなのかというとエチオピアの土地も基本的にインドネシアの規制と近いものになっています。

インドネシアと同様に基本的に土地の所有権は、法人に認められない仕組みになっています。

 

事業予定地が決まると企業は、国に対してどこの、どういった土地をどのくらい必要としているのかを説明し借地契約をまくことになります。

 

冒頭の『土地の所有は認められるのか?』の問いに対しての答えは、土地の所有はズバリ認められないということですね。

 

なぜ、土地の所有が認められないのか?

 

続いてなぜ土地の所有が認められていないのかという点ですが、私なりに勝手に考えてみました。

 

理由は色々とあるのでしょうが、もっとも大きな理由は、開発途上国の多くでは基本的に将来的な不動産の値上がり幅が先進国よりも大きくなるわけです。

 

当然ですね。

建物の中はこんな感じ。
(記事とは関係ありませんが、)

 

で、国や地域にもよりますが、将来的な値上がりを見据えた外国人投資家が土地を買い漁ると、国の実情と異なる価格で土地の取引が行われ、その国の現地の方々が住めなくなってしまうなんてこと想像できたりしますよね。

 

最近、日本でも日本人対比相対的に資金力のある中国人の方々による不動産取得が問題になっていたりしますよね。

 

これのもうちょっとやばい系の問題が生じてしまったりするんでしょう。

 

他にも、国が開発途上である中で土地の所有を民間に認めてしまうと、国の開発計画の妨げになったりなんてのもあるんでしょうね。

 

土地に絡む問題点。。。

 

さて、国保有の土地を所有することはできないことがわかりましたが、今後、事業予定地での土地の収容には一抹の不安を感じています。

 

というのも、連邦国家であるエチオピアですが、財源は中央省庁で管理しており、実際に各州での予算決定権はあまりありません。

 

唯一ともいえる地方政府の利権である土地。。。

 

これを政府と交渉して、希望にそう土地をえるって、、、なにやら難しそうな気がしませんか?

 

実際に友人でも、土地をえるために地域住民宛の補償金を支払ったのに、現地住民が立ち退いてくれないなど。。。

 

怖いですね。

 

ぼちぼち、今回の一時帰国も終わりエチオピアに戻りますが、こんな不安と日々格闘しているわけです。

人材について考える。

どうも、竹重です。

すっかり更新が滞ってしまいましたが、久々の更新です。

 

人材って大きな問題ですよね。

 

日本でドタバタしている今日この頃です。

色々と、やらなければならないことは多いのですが、メインは資金送金、機材の調達といった目的での一時帰国ですが、すごく感じること。

 

1人の労働量って限られているなと言うこと。

ゴンダールのお城
(記事には関係ありませんが、、)

 

過去1年半に渡り、法人の設立準備や各種調査を実施してきましたが、日本とエチオピアを行ったり来たりしなければならないことも多く、費用も時間も体力も消耗してきました。

 

ぼちぼち法人の設立目処も立ってきたので、エチオピア国内で現地の従業員を探し初めています。

 

インドネシアに駐在していた時にも、現地の社員の採用面接などを行なってきて経験はありましたが、社員の雇用はすごく難しいです。

 

一方で、会社組織における人材の重要性と言うのは、周知の事実。

 

最近、会社を立ち上げる側の立場として、こんな人がいたらいいな、あんな人がいたらいいなと色々と思うところありますが、実感として、想像以上に人は大切だと思っています。

 

大卒、院卒人材について思うこと。

 

エチオピアで、採用活動を始めた時にまず行なったのが、以前の記事にも少し登場した、アワサ大学のシンタイヨ教授の研究室の生徒との面接。

 

シンタイヨ教授の研究室では、酪農について研究していることもあり、Food for Futureの事業に共感してくれる人も多いのではないかと思ったからですね。

 

また、アワサ大学はいわゆる国立大学で優秀な学生も多そうだぞっと言うことで、面接をしてみた訳です。

 

で、結果として、大卒、院卒の人材にはいくつか致命的な問題点があることに気づきました。

*サンプルの学生さんの数も多いので、一般論としてではなく、私個人の見解としてお読みください。

 

高いエリート意識

結構、邪魔になりそうなエリート意識を持っている人がいます。

これは、すごくネックです。

大学を出ただけで、特別な業務経験がある訳でもないのに、なぜか、威張った人たちが多いと言う衝撃。

新しいことを学ぶ上でネックになりそう。

 

机上の空論が多い

私は、なんでも実践主義的な人間なのですが、エチオピアの大卒、院卒の人たちは経験したことがないことでも結構自信満々に語ったりします。

『えっ、知ってるの?やったことあるの?』なんて聞くと、やったことはないけど知ってるなんて平気でいったりします。

経験してみないとわからないことを避けられてしまうと辛いですよね。

 

どこか人を見下す

これは、日本人にも共通して言えることかもしれませんが、職業差別的な意識を持った人が大卒、院卒の人たちには傾向として多いように感じます。

酪農事業と言うことで、牛の乳を絞ったり、外に出て農作業を行う必要もありますが、そういった仕事を受け入れたくないと言う意識があるようです。

 

少し毒を吐くとエチオピアでは教育水準もあまり高くなく、たとえエチオピア国内の大学を卒業していても、それは世界基準での大卒者と同等の実力があると言うことにはならないと私は感じています。

 

そんな現実があるにも関わらず、変にプライドが高く頭でっかちな多くの大卒者の方々、正直雇い辛いなと感じています。

 

もちろん、会社の立ち上げ段階ということで、知名度なんて皆無ですし、なんでお前のところで働かなきゃいかんのだと言われたら、グウの音も出ませんが、組織において特に会社創業期のメンバーは今後の事業の進捗を左右するので、しっかりと見極めて採用できたらなと考えています。

 

少し愚痴っぽくなりましたが、会社にとって人材ってすごく大切ですね、っていう実感満載の記事でした。

 

 

水か電気か!?(インフラ考察)

どうも、今回はエチオピアのビジネス環境をインフラ面からみてみたいかなぁと思います。

おそらく多くの方々がイメージされる通りエチオピアのインフラというのは非常に脆弱です。

中でも、水と電力については、多くの経営者の頭痛のタネとなっています。

 

水と電気、あなたならどっち!?

 

エチオピアでは、これまで基本的に首都のアディスアベバで生活してきましたが、地場農家のリサーチなどの目的で結構地方にも出向いていたりする僕ですが、みなさんに是非聞いてみたい!

 

水と電気あなたが無くて困るのはどっち??

送電網が整っている
地方都市デブラブラハン

 

どちらも当たり前にある日本では、あまりイメージできないかもしれませんね。

 

では、水はないけど電気のあるホテル・ウォーター、水はあるけど電気のないホテル・エレクトリシティ1週間泊まるならどちらがいいですか?

 

僕は、エチオピアでの地方滞在経験からこの質問に明確な回答を持っています。

 

絶対ホテル・ウォーターを選びます。

 

生活面で、水のない不便とういうのは正直計り知れません。。。

これは一個人としての生活実感ですね。

 

企業として、どちらが。。。

 

一方で、企業としてどちらが深刻な問題かと考えると、電気がない方が困る場合が多い。

 

個人と企業でなぜ、こうした差が生まれるのか?

 

それは、個人と企業で電気に対する依存度が根本的にことなるからです。

変な話、一個人であれば電気がなくても大した障害はありません。

強いていえば携帯電話やPCが使えなくなってしまうことぐらいでしょうか?

一方で、企業の場合、電気がないと仕事にならないことが多い。

これは、企業の生産現場で電気がないと生産活動ができないことが多いからです。

もちろん、水はなくともなんとかなるって言っているわけではありません。

優先度と調達難易度の問題ですね。

 

水の場合

 

水の調達については、首都のアディスアベバでこそ水道網が整っていますが、多くの地方は井戸を掘ってバケツで必要な文だけ運んでいくような生活を現在でもしているのがエチオピア。

 

しかし、企業として、水を大量に要する場合井戸を掘ってポンプで組み上げればなんとかなります。

実際にエチオピアの地方では、水道網自体がないのである意味行政にも頼りようがないというのが現実。

 

井戸を掘ってしまえばポンプの電気代くらいである程度の水の調達は可能になるわけですね。

 

電気の場合

 

しかし、電気の場合、井戸のようなわけには行きません。

電気を安定的に得るためには、エチオピアの国営電力会社に変電設備を設置してもらって電気を引く必要があります。

また、電気を引いたところで、常に電力が安定して供給されているわけでは、ないので非常事態に備えて発電機などのバックアップを整えておくこともすごく重要になります。

そんなこんなで、電気はすごく大事なのですが、大事であるが故にこの電気の利権には、汚職めいた噂も絶えません。

実際に僕の友人で小さな製紙会社を経営している友人は、電気の引き込みのために賄賂めいたお金を要求されたとのことです。

 

ソーラーの活用は可能なのか??

 

そんなこんなで、電気をどのように安定的に得るのかというのは結構重要な話なんです。

エチオピアでの活用は?

引き込み工事の段階も含めて。。。

色々とエチオピアの環境を見て回って僕が今気になっているのがソーラー発電の可能性です。

ご存知の通り、エチオピアは赤道に近く日本よりも緯度が低い。

これは、太陽光発電をする上で、年間を通して日の出から日の入りまでの時間がブレにくいですね。

雨季でこそ、日照時間は減りそうですが比較的安定した電力源になるのではないかと思っているわけです。

 

一方で、、、

 

気象条件的には比較的恵まれていそうなエチオピアですが、ソーラー発電の事例はほとんど見たことがありません。

こう言った国で見たことがないというのは、おそらくなんらかの障害があるのでしょう。

エチオピアの電気は大部分が豊富な水資源を背景とした水力発電によって賄われています。

また、地熱発電の導入を進める動きも出てきている昨今ですが、リモートエリアでの電力需要を賄うために、ソーラー発電はポテンシャルあるのかなと感じています。

地方に行くとまだまだ、バナナの葉っぱの屋根のうちなんかありますが、トタン屋根ではなく、ソーラーパネル屋根の家が増えても面白いだろうと真剣に思ったりしています。

 

いずれにせよ、電力問題については、食品を扱う以上よりコストの安く安定した方法を模索して行く必要がありそうです。

日本の酪農から考える。。

日本の酪農の現状

 

現在、日本に一時帰国中の僕ですが、せっかくエチオピアで酪農家としての人生を模索しているのに日本の酪農の現状ってあんまり知らないよねってことで、日本側の酪農について理解を深めるべく、今回は日本の酪農の現状について勉強も兼ねて記事にしていきたいと思います。

やっぱり情報のアウトプットって自分自身の理解を深める上でも、重要ですからね。

 

数字でみる日本酪農

 

畜産統計のデータから戸数と頭数をみてみましょうか。

 

酪農家の戸数

まずはシンプルに酪農家の数ですね。

畜産統計

農水省が毎年2月1日時点でのデータを畜産統計として出しているので、これでみていきましょう。(*信頼できる統計データがネットでポンッできる日本やっぱり便利ですね。)

 

畜産統計をみてみると、乳用牛、肉用牛、豚、採卵鶏とカテゴリーが分けられて色々なデータがまとめられてますね。

 

僕がエチオピアでやろうとしている乳用牛に絞ってみてみましょう。

 

現在の日本国内の乳用牛飼育戸数はというと、、、

 

16,400戸

 

これって、多いの少ないの?ってことで平成20年と比較してみると、平成20年の24,400戸から8,000戸も減っていますね。

ざっくりこの10年で30%超減っていますね。

想像より急激に酪農家の数が減っているのがわかりますね。。。

 

飼育頭数

 

じゃぁ、次に飼育頭数はどうでしょうか?

 

ここでは、飼養頭数と経産牛頭数で分けられていますね。

*経産牛頭数とは、現在進行形で牛乳が絞られている牛のことです。

 

今年のデータでは、経産牛頭数が852,000頭ですね。

一方で飼養頭数はというと、1,323,000頭です。

それぞれ10年前と比較すると、ざっくり▲15%前後くらいですかね。

 

30%も酪農家が減っているのに牛の数は15%くらいしか減ってないってことは、小規模の方から数が減っているみたいですね。

 

まぁ、想像していた通りです。

 

ちなみに、調査結果のページで乳用牛についてまとめられているのですが、減少トレンドは継続しているみたいです。

 

やっぱり小規模の農家さんは淘汰されてしまうんですね。

日本の酪農は指定団体制という体制が取られており、基本的にその流通はというとこうした団体によって決められた乳価で指定団体を介して販売する仕組みを取っています。

流通量の実に95%はこの団体経由の販路になっています。

まぁ、価格が決まっている以上、規模の経済が働いて小規模農家が淘汰されるのは当然といえば当然ですね。

 

エチオピアでは・・・

 

日本の酪農の現状や他国の事例をみても産業としての酪農が発展する過程での協同組合組織の必要性というのは明白だと思います。

一方で、こうした協同組合組織の終わり方に関しては各国色々な事例があるようです。

日本では現在でも、指定団体制(協同組合組織)によって酪農が成り立っていますが、酪農家の戸数減少と大規模化が進んでいる昨今、そろそろこうした指定団体の役割は終わりを迎えつつあるのかなと感じています。

 

今後、僕が事業体としてエチオピアで進めていこうとしている乳製品加工事業について、日本の事例や先進国の事例を活かしつつ、どのように事業の拡大を図っていくかというのは、結構重要な点なのかなと感じた今日この頃です。

 

 

行政の手続きについて

どうも竹重です。

今回は、行政手続きについて描いてみたいと思います。

 

新興国での行政手続き

 

自己紹介でも少し触れた通り、以前、私は銀行員としてインドネシアに駐在していた時期がありました。

その時のメインのミッションが日本企業のインドネシア現地法人設立支援でした。

主な内容というのは、簡単なFSの補助、データ集め、規制条文の解釈の確認作業、法人設立コンサルをはじめとする実務面でのサポート機関の紹介などをしていました。

そんなこんなで、人生で初めて新興国での法人設立手続きがどうなっているのか、実体験として理解することができたわけです。

日本で、法人設立をしたことはありませんが、起業をしている友人などに聞くと日本の法人設立はガイドラインもしっかりしており、手続きにストレスを感じることは少ないようですね。

 

対してインドネシアでは、法規制の細則もゆるく、A社の事業、これはできるのか、できないのか?といった感じで色々と法人の事業内容について法規制を読むだけでは確認できないこともしばしば。

 

あえて、法規制をガチガチにせずに外国直接投資の増減、既存の外国起業の反応などをみながら指針を随時発表していくといった方法をとっている印象を受けました。

 

別次元のエチオピア

 

そんなこんなで、多少、新興国での法人設立という意味では経験があると自負していましたが、エチオピアの法人設立ですごくやっかいなのが、明文化された規制条文を読むことができないこと。

数すくない明文化された規制条文

 

インドネシアの場合では、細則こそ定められていませんでしたが、法人の設立プロセスや業種ごとのライセンス取得のプロシージャーなど多くのことが法律条文で確認できました。

 

一方で、エチオピアですが法規制の条文自体が全く見つけられないんですね。

 

外国投資を増やそうと政府も注力しているので、外国投資家向けに法人設立のワンストップサービス(実際にはワンストップではない。)が提供されていますが、こうしたワンストップサービスを提供している窓口にいって、法律の条文を要求しても全く取り合ってくれません。

 

担当者A『私がこう手続きをしたらいいと説明しているのになんでそんなものが必要なんだ?』

 

なんて感じで、法律条文を見せてくれることはないんですね。

 

これは想像以上にやっかいです。

 

というのも、担当者Aに言われた通り、書類を準備して持っていくと、担当者Bが『書類Aと書類Bが足りないから、手続きできない。』なんていうわけです。

✴︎同じ担当者Aに再度、担当者Bがこんなことをいっているとクレームしたところで、担当者Aもなんだかんだ理由をつけて追加書類を要求してきます。

 

こんなやりとりが一つの行政手続きにつき複数回発生するわけです。

 

ようやく書類を受理したかと思ったら、『ボスが、これとこれもないと手続きできないといっているから用意してほしい』なんて追加追加、追加の嵐に巻き込まれます。

 

こちら側も当初は、そんな不透明で担当者ごとにいうことの変わるような状況にうんざりして、『根拠を示してくれよ、毎回いっていることが違うじゃないか!』なんて抗議しますが、のれんに腕押し。。。

 

インドネシアの手続きについても日本対比不透明な部分が多くストレスを感じるケースというのは結構ありましたが、エチオピアは別次元だと感じています。

 

結果的に。。。

 

エチオピアに携わり初めて早1年半が経過していますが、結果、学んだのは不条理なことを言われても、淡々とストレスを感じずに準備を進めていくしかないということ。

 

1年半の間に、いくつかスムーズに行政手続きを進めていくコツみたいなものも見つけながら、日々混沌とした手続きと向き合っています。

 

一時帰国。。

どうも、竹重です。
実は、現在日本に一時帰国中です。

今回の一時帰国の目的はというと、資本金の送金と酪農機材の調達です。

中古酪農機器の調達について

 

エチオピアでの乳製品の加工事業を行うにあたり、僕は日本で最近多い酪農家の廃業に目をつけていました。

今回の一時帰国にあたり、在エチオピア日本大使館、農林水産省、酪農機器メーカーなどに問い合わせを行い、こうした廃業してしまった酪農家の方々を探していたのですが、これがなかなか難しく僕の狙っている中古機器にはたどり着けずにいました。

中洞牧場の空と芝生

酪農機器メーカーさんや農林水産省の方々も結局のところ、廃業してしまった農家の方々がどのように中古設備を処理しているのかまでは、知らないということだったわけです。

以前、お世話になっていたこともあり、現状の報告も兼ねて中洞牧場さんに現在お邪魔しているのですが、中古設備探しが難しいという話をしていたところ、何件か情報をいただけたりしたんですね。

実際の調達はまだ先になりそうですが、人と人のつながりの大切さ、ありがたさを改めて感じる機会になりました。

 

秋の中洞牧場

 

岩手県岩泉町にある中洞牧場さんですが、朝露がおりるほど、朝晩の気温は下がっています。

山も徐々に赤や黄色に色づき初めていて本当に綺麗です。

エチオピアの事業予定地の写真や動画を牧場長の中洞さんにみていただき意見をいただいたりと、酪農のお師匠さまと久々に話せる充実した時間を過ごしています。

法人設立まで、あと少し、、、でもないかもしれませんが、着実に前進していることを感じる今日この頃です。

山地酪農を行う中洞牧場さんの牛乳は本当に美味しいので、ご興味のある方は是非チェックしてみてください。

なかほら牧場

https://nakahora-bokujou.jp/

エチオピアのチーズ“アイブ”について

どうも竹重です。

エチオピアのチーズ“アイブ”について書いていこうと思います。

 

アイブ(Ayib)とは

 

エチオピアでチーズというとまだまだアイブと呼ばれる伝統的なチーズが一般的です。

最近でこそ、ヨーロッパ式のチーズの需要がだだ上がりしているのは、すでに過去の記事でも触れたところですが、今回はこのアイブに注目してみたいと思います。

見た目

まずは見た目から。

写真のような感じで、豆腐を荒く潰した感じにも見えますし、リコッタチーズにも似ている感じですね。

袋詰で売られる“アイブ”

また、実際に食べる際には、スパイスや香草類と混ぜてディップみたいになっていたりします。

味は、いわゆる日本人の多くがイメージするチーズよりもヨーグルトに近いです。

よく言えば、ほのかな酸味とミルクの香りがすがすがしい感じです。

悪く言えば、コクや旨味があまりありません。

(スパイスなどを混ぜているのも、このコクの不足を補っている感じですかね。)

スーパーに並ぶ“アイブ”

食べ方

ワインのお供というよりは、インジェラのお供で、肉料理(エチオピア式のチキンシチュー、ドロワット)などに、お口直し的に添えられていたりします。

アイブそのもので食べるよりはインジェラと一緒に食べることを前提としていて、日本人的な感覚で行くと白米に添えられているお新香みたいなイメージでしょうか。

 

 

アイブの作り方とチーズの作り方

 

酪農事業を志すようになってからチーズの製造方法についても、素人ながら、本を読んだり、日本国内のチーズ工房を訪ねるなどして勉強をしてきましたが、アイブとヨーロッパのチーズとの間には製造方法にも結構違いがあることを知りました。

そんな中でも一番の違いは、チーズを凝固させる時の方法ですね。

ヨーロッパのチーズは簡単にいうと、生乳に乳酸菌を入れて乳酸菌発酵をさせてから、レンネットと呼ばれる酵素によって凝固させます。

その後、微生物の働きにより熟成させて行くことで色々なチーズに派生していきます。

一方で、エチオピアのローカルチーズ、アイブは乳酸菌を加えた上で、加熱をして、加熱により凝固させています。

エチオピアのチーズではこの熟成過程はありません。

そのため、コクや旨味が少ないのでしょう。

製造方法もエチオピアの方がはるかにシンプルですね。

 

熟成と保存期間

 

アイブとヨーロッパのチーズでは、このように製造方法に違いがあります。

で、ヨーロッパのチーズは、さまざまな熟成の方法を用いることによって旨味、コク、香りなどを引き出していますが、これって味だけでなく、保存期間にも大きな影響を与えていますね。

エチオピアのチーズ、アイブは生乳よりは保存もききますが、ヨーロッパのチーズのように数週間とか場合によっては数ヶ月とかは日持ちしません。

実は、僕がチーズがエチオピアで酪農を行う上ですごく肝になるのかなと思った理由にはこの保存期間という側面がとても大きいんですね。

というのも、エチオピア人の約40%がエチオピア正教徒で、エチオピア生協では年間200日超の断食期間があります。(エチオピアの断食は動物性の食品を取らない期間)

この期間って、結構、エチオピアローカルの小規模農家さんでも牛乳を絞っても無駄にしてしまっているケースが多かったりします。(もちろん、色々な宗教が普及しているエチオピアでは全てというわけではありませんが。)

現地の酪農家(加工会社)の方に聞いても最長で2ヶ月間あるこの断食期間の間は売り上げが落ちたり加工しても販売先がなくて困るといった話はよく聞きます。

そんな、現状無駄になってしまっている乳をチーズに加工して日持ちさせることができたら小規模農家さんの収入増に繋げられますね。

また、この断食期間を熟成期間に当てることができれば、断食あけに美味しいチーズをエチオピアの方々にもたくさん食べてもらうことができるかもしれませんね。

いずれにせよ、現状、無駄になってしまっているリソースを活用することができる。

この1点から見てても乳製品加工、特にチーズの加工は本当に大きなポテンシャルを持っていると確信しています。

エチオピアの方々もまだまだチーズの製造方法については、伝統的なアイブ以外についてはほとんど知らない状況です。

僕も素人ですが、少なくともチーズの製造方法を学ぶための情報や人脈へのアクセスは彼らよりもはるかに優れている。

そんなわけで、ものすごく奥の深いチーズの世界に足を踏み入れた僕ですが、将来的な利益の創出に向けて実践を持って取り組むのはすごく楽しいですね。

エチオピア、2つの物価について

どうも、竹重です。

今回は、エチオピアの物価事情について、考察していこうと思います。

 

ローカル市場、外国人市場

 

基本的にエチオピアでは、現地人の中間層以下をターゲットとしているローカル市場と現地人の富裕層以上と外国人をターゲットにしている外国人市場の2つに分ける事ができます。

 

この2つの市場というのは、明らかに分断されていて、例えばローカル市場は青空市場みたいな感じだったり、専門店(八百屋、肉屋)といった感じで小さな商店が乱立している感じです。

 

一方で、外国人市場、最近ではいわゆるスーパーマーケットも増えてきています。こうしたスーパーマーケットでは、肉、魚、野菜、日用品など基本的に全部揃います。

また、価格もローカル市場に比べるとかなり割高な印象を受けます。(輸入品が多い影響もある)

 

僕は日頃節約のため、現地の方々の生活を理解するために基本的にローカル市場にいっていますが、野菜や肉などの生鮮食料品については特に価格差が大きい印象で、スーパーの半値くらいでローカル市場では食料品が調達できている感覚です。

 

また、こうした小売店以上に価格差が顕著に現れているのがレストランですね。

看板も無いローカルレストラン

 

例えば、エチオピア人の国民食であるシロ(ひよこ豆の粉末をトマト、玉ねぎ、スパイスなどで煮込んだ料理)ですが、外国人向け(現地富裕層含む)レストランでの価格が60〜80ブル(300円〜400円)くらいですが、現地のレストランでは20〜30ブル(100円〜150円)と半値以下になります。

しかも、安いだけでなく何故か味も現地の方が美味しかったりします。

伝統食『シロ』
@看板の無いレストラン

 

現地の料理を食べるならやっぱり現地のレストランがいいですね。(多少見た目で抵抗を感じる方もいるのでしょうが。。)

ちなみに、欧米料理は外国人向けレストランの方がはるかにクオリティーが高いです。。

 

狙いはどこか?

 

さて、こんな感じでマーケットでの価格帯が明確に二極化しているエチオピアですが、ビジネスとして儲けを取りに行こうとするとやっぱり外国人向けに商売をする方が儲かります。

ターゲットとなるマーケット自体は小さくなってしまいますが、事業立ち上げのタイミング、製品の製造キャパを考えてもマス向けの商売は難しいですね。

そんなわけで、外国人向けマーケットでのチーズの価格を少しだけみてみましょう。

現地スーパーの乳製品売場

 

例えば、スライスチーズ。

日本ではスライスチーズって、7枚入りのパックが一般的なようですが、価格はだいたい1パック200円前後。

一方でエチオピアのスライスチーズ10枚入りで600円超します。

もちろん外国人向けの価格帯ですね。

また、少ないながらも存在する現地企業の製造したチーズの価格は1kgで1,200円とかですかね。。

でも、美味しくない。。

 

この辺りの隙間をうまいこと埋めていこうと思っています。

 

友達からも引き合いが、、、

 

かれこれ1年半くらいエチオピアで暮らしているわけですが、エチオピア人の富裕層、ピザ屋オーナー、ホテルマネージャーなどから、早くチーズ作ってよ、なんて話が舞いこんでいます。

一方で、欧米人の友人からも、バカ高い輸入チーズは買ってられない、頑張って美味しいチーズ作ってくれとせっつかれています。

まだまだ、先進国とは比較にならないほど、いろいろなものが足りていないエチオピア、地道に着実に乳製品加工を始めるべく精進します。

 

 

 

 

新年あけましておめでとうございます。

どうも、竹重です。

新年あけましておめでとうございます。

皆様の益々のご活躍を祈念しております。

(✳︎何故か、画像ファイルがアップロードできないため。文章のみの投稿です。)

 

ということで、

 

エチオピアは、本日9月11日新年を迎えました。

今日からエチオピアは2010年です。

はっ?と思われる方々も多いと思いますが、エチオピアには、まだまだ、独自で不思議な文化があるわけです。

こうした文化は基本的にエチオピア正教による、影響が大きいようです。

エチオピア正教のルーツに当たるコプト教なんかでも、教会暦としてエチオピアと似たカレンダーが用いられているなんて話を聞いたことがあります。

 

まぁ、とにかく新年です。

 

エチオピアのカレンダー

 

エチオピアのカレンダーにはかなり不思議な点が多いです。

そんなわけで、今回は中でも不思議要素を列挙してみましょう。

 

・9月11日に新年がやってくる。(年によって、日にちも多少ずれる模様)

・クリスマスが1月頭にやってくる。

・1年が13ヶ月ある。

 

などなど。

 

特に13ヶ月あるってどういうことって感じですが、エチオピア正教のカレンダーでは、1ヶ月が30日です。

 

で、30日が12ヶ月あると、360日ですね。

1年の日数というのは変わらないので、365日、この端数の5日が13月となって存在しているんです。

 

不思議ですよね。

 

カレンダーについて、これまであまり興味を持つこともなかった僕ですが、エチオピアのカレンダーの不思議に触れてから、なんとなく考えてみた結果。

 

月ってやっぱり月の満ち欠けの周期で決まっていると、だから、月=moonで1ヶ月が表記される。

日ってやっぱり日=sunということで、お日様が地球を回る周期で区切られているんだななんて、月日の基準と実際の尺度としてのmoonとsunの関係に思いを馳せていました。

 

その他、エチオピアでは、時間の区切りも違っていて、もちろん1日は24時間ですが、朝6時が1日の始まり、太陽が登った時を基準に1日が始まるわけです。

 

ややこしさもありますが、太陽が登ったところからカウントを始めるってなんだか前向きな感じがするな、なんて思っています。

 

今回は、エチオピア新年のお祝いと、エチオピア文化の紹介を少しだけしてみました。

では、また。

 

 

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