温泉スチーム・サウナとオフグリッドで過ごすケニア山奥の宿

アントレさんのビデオインタビューにネット環境がいい場所で対応するためにナイロビに上がってきています。先ほど実施したインタビュー、久しぶりに緊張してしまいました、、、が、自分がこの事業にかける熱心さはお伝えできたかと思います。ありがとうございました!
そしてさすがは起業家のご先輩がた。いただいた質問をもう一度考えてみると、どれも大変鋭いものばかり。。。温泉の効能が詳しくわかるようにネットや印刷物に記載すること、そして日帰りサウナに入る値段も高めに設定し直して価値観を高める(もしくは維持する)ことなどやってみようと思います!
11月にオープンしてまだ数組の人たちしかキャンプを訪れておらず、とてもこれでは事業として存続できないな、、、という現実を見ながら(もちろんまだ広告を出したりビラ配りをしたりということをしていないという背景もあったりするのですが)かといって資金的に今までの体制を倍増するわけにもいかず、、、これまでの村人11人体制でピッチはあげてはいるものの、ほぼ今までと同じペースで工事を続けているという、、、何でしょう?これはジレンマでしょうか。。。

既に観光化されたような場所で実施した方がよいのでは?といただいたご指摘も、この山まで客足を呼び込むことがいかに大変なことか、、、ということを身に沁み始めている今、本当にその通りであると思わざるを得ません。ただし周りにそういった観光客の流れが全くないというわけでもないので、その流れを少しこちらの方に引き込む作業をしていきたいと思います。近くにあるゴルフ場Great Rift Valley Golf Resortにゴルフに来られる方々にプレーの後にサウナに入りにきてもらったり、最近はフラミンゴが戻ってきて観光客も戻りだしているエレメンタイタ湖やナクル湖へ来る観光客は大きな流れです。そこから少しでもこちらにいらっしゃる層が出来れば!
電気や水といったインフラが来ていない山の中。ここで体験できるのは温泉サウナと絶景。これをどう楽しんでもらうか?不便を逆に楽しんでもらうための術と言うんでしょうか。そういう観点から考えるようにしています。
日本でも電気が来ていないことを特化している「ランプの宿」という宿がいくつかありますが、これにいい温泉というマッチングはなかなか魅力的に感じると思うのです。そしてそんなラインでこのケニアの山の中に来てもらうイメージで残りの工事を仕上げていきます。

ランプももちろん使いますが、照明の基本はソーラー電気。そしてトイレはコンポスト・トイレ。水は使わず事後は灰とおがくずをかけることでほとんど匂いもせず、かつ全てが庭木の肥料になるというもの。

この体制を体験していただき、実は電気も水もなくてもかなり快適、いやもしかしたらこちらの方が自然いっぱいの環境だし温泉もあるし、快適?と感じていただければ大成功。

その為にはやはり施設をもう少し完成させなければいけません、、、と言うところに戻るのです。

ここまで手作りで来ているので、あとは仕上げを丁寧に「時間が止まる空間」作りを目指して進めていきます。

明後日から村に戻ります。やることはたくさんあるのですが、一昨日あたりから雨が降っていまして、天気予報によると今週はずっと雨。ここまで降ると宿まで戻る山道がぬかるんでくるので、、、うーむ無事たどり着けるだろうか。。。という年に数回起こる状況になってきました。

いろいろと思い通り行かないことも多く課題だらけですが、諦めず続けていきます。そして楽しい時間を提供する場所を作るという素晴らしい仕事をさせてもらってるので、何より自分が楽しむことを忘れずに!