事業の根底に流れる考え

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一般的な果物加工会社とは全然違うアプローチをしているということに関して、書かせてもらいます。

品質のいいドライマンゴーを作って販売するという事業の母体に、『ケニアのマンゴー農家とマンゴー産業の発展のことを考えて実行する』という血液を循環させていこうと考えています。

5年後、10年後にケニアの半乾燥地域のマンゴー農家から、「収穫後のロス率や収入にいい変化がみられるという声がちらほら聞こえてくる」ことを思い描いています。

つながりのあるグループは、栽培規模・栽培管理のレベル・外部からの支援などで、先頭集団、二番手、三番手にくっきり分かれます。三番手のグループには一番手、二番手の地域の成功事例を紹介して、具体的なアクションプランに落とし込むところまで関与しています。ファシリテーター役に徹していますが、彼ら自身で具体的な行動を決定することにつながるので、大変喜ばれます。泥沼にはまって抜け出せなかったトラックを押し出して、動けるようにしてくれたと言われました。

3つの地域だけに絞っているので、1・2ヶ月毎にミーティングを持つということは可能です。各地域のグループリーダーとのミーティングを重ねるうちに、ビジネスとして新たに挑戦したいことが浮き上がってきました。

地域のマンゴー農家が一番必要としていることは、〈適正価格の安定した売り先をシーズンを通じて確保する〉ことです。弊社にその役割を担うことが期待されていると常々感じていました。これまでは、その個数は今の弊社の製造規模では買い取れないとお伝えするばかりでした。

農家の期待に少しでも応えられればと思い、輸出業者と農家の橋渡し役になる新たなサービスの提供に一歩踏み込んでみようと考えています。

社会的な側面も持ちつつ、企業として存続していくためには利益を出し続けることが最も重要です。ムダを失くすという経営努力を地道にやっています。

 

新聞記事 輸出農家むけの携帯アプリの新サービス

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先週の新聞(Daily Nation)から興味をもった記事のご紹介。

National Horticulture Traceability System(NHTS)という携帯アプリのサービスがケニアで始まったそうです。

輸出用の農産物の栽培管理の記録を農家がより簡単に残すことができ、且つその情報を輸出業者がアクセスできるアプリ。

更に、「消費者が生産者の情報、農場の場所、どの農薬を使用したかを見ることができる」という、ケニアの小規模農家が輸出産業に適合できるようにカスタマイズされたシステムだそうです。始まったばかりで、現在は1,500人の農家と12の輸出業者が利用している規模だが、百万人規模の農家の利用を見込んでいると新聞記事に書いてありました。

弊社も仕入れる原料のトレーサビリティのシステムを整える必要があるなーと考えていたので、関心を持ちました。

「アフリカビジネス」とは?

Proudly African Truly International - GT Bank Ad / Kenya

Proudly African Truly International – GT Bank Ad / Kenya

(英語のあと日本語)

So what is “African Business”? Does it just mean doing businesses in Africa? Is it about targeting African market? Is it about businesses for the base of the pyramid (BoP)? Or is it about creating jobs in the African continent? Is “Africa business” almost equivalent to doing businesses in developing economies where there are less equipped with modern infrastructure and less option for products and services?

Some companies focus on creating jobs in Africa while other companies focus on creating or capturing a new market in Africa. While both factors are a part of our long-term focus, we currently focus on neither of them. We instead focus on creating partnership and platforms to inspire Africans to take pride in what they already have and create new businesses themselves. We are focusing on the very first step of the value chains aka. conceptualization and design and involving Africans in this step.

African business needs to have (black/local) African ownership. African business needs to be reflective of their own cultural and social network. African business needs to be promoted outside Africa. It is important because of their COLONIAL PAST which still remains to this day.

That’s why we continue our intellectual dialogue inside and outside Africa using the power of story and design.

By the way, not many local (Africans) here know that Japan was colonizing other East Asian countries in the past (while some thinks that Japan is a part of China). Japan still politically face challenges with China and Korea while economically the partnerships with these countries have been fairly successful. In the background, I believe that culture and soft contents played a certain role.


「アフリカビジネス」とはなにか。アフリカ大陸でビジネスをするということなのか。アフリカ市場を狙うということか。BOPビジネスをさすのか。アフリカでの雇用創出のことか。「アフリカビジネス」は、近代インフラが未発達で、モノやサービスが多様化していない途上国経済でのビジネスとほぼ同義的なものなのか。

事業のフォーカスを考える上で、アフリカでの雇用創出か、アフリカ市場の開拓や進出という2つの異なる切り口があると思います。どちらも私たちがやろうしているビジネスにおいての、長期的なアジェンダに含まれている切り口ですが、現時点で、我々はどちらにもフォーカスしていません。一方で、私たちが重要視しているのが、アフリカ人自身が、すでに持っている様々なアセットの価値を再認識し、誇りをもってビジネスを創出するための、パートナーシップとプラットフォームの構築です。私たちは、ビジネスバリューチェーンの一番最初の部分であるコンセプトメーキングとデザインの部分にフォーカスし、そのステップにいかにアフリカ人を巻込んでいくかというところを重要視しています。

アフリカビジネスにおいて、(黒人/local)アフリカ人のオーナーシップが非常に重要だと感じています。アフリカビジネスは、彼ら自身の文化的社会的システムを反映したものでなければなりません。一方、そのアフリカビジネスが世界に発信されていくことも重要です。なぜこういった視点が重要かというと、植民地支配の過去に失ったアイデンティティと誇りが、未だ引きずっているからです。

だからこそ、私たちは、物語とデザインを通じて、アフリカ内外での様々なインテレクチュアルな対話を続けていくことが重要だと感じています。

ところで、アフリカで現地人と対話していると、日本が帝国主義時代に、アジアの隣国を植民地化していたという事実を知らない人も少なくありません。(逆に日本は中国の一部という認識も普通にありますが。)日本が、韓国や中国との関係において、政治的に「戦後」から未だに脱却しきれてない事実と、一方での経済面でのパートナーシップ深化を考えると、その背景には、文化面(ソフトコンテンツ)が一定の役割を果たしているのではないかと考えます。

 

熱心なマンゴー農家たち

ケニアの一番のマンゴー産地であるMakueni Countyのグループとのミーティングに行ってきました。協力者のひとりであるこのグループのリーダーの息子さんが、ナイロビから車を出してくれて、片道約2時間、快適なドライブでした。

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アクティブな少人数のメンバーとのミーティングをお願いしており、32名のメンバーのうち7名が来てくれました。

いつも通りグループが抱える問題のヒアリングと各問題に対する打開策の提案を行い、グループの人達が主体的にアクションプランに落とし込む後押しをしました。(一般的な果物加工会社とは違うアプローチをしています。これについては、別の回に。)

やはり、ここでも他地域と同じで、一番の課題はMarketing。ナイロビから他の産地よりも距離があるため、2、3ksh(約6ksh以上が農家が納得する価格)という不当に安い値段で買い付けにくることがあり、他に売るところが見つからなければ、農家は「捨てるよりはましだ。」と安い額で売るということが毎年起こっているということでした。

Makueni County政府はこの問題の解決策として、原料のマンゴーを適正価格で買い取り、ジュースの原料となるパルプを製造する工場を建設しました。稼動するのは来年からです。このグループもその加工工場の原料を供給するCooperative Society(共同組合)のメンバーになっています。

地域のマンゴー農家から工場への集荷場として、写真の建物がWorld Bankの支援で建てられたそうです。農家は加工工場に希望を託していますが、それだけではなく自分たちで加工するなど、他の可能性も求めています。

今回のグループとのミーティングの主な目的は農村部での乾燥加工の弊社との協働に関してでした。次の次のシーズン(2017年12月)から、グループがマンゴーの乾燥加工を始めるという意志を確認し、今シーズンは2名の若者を弊社で預かって、働きながら加工のスキルを身につけてもらうことが決まりました。

約2時間ぶっ通しのミーティングが終わったら、おなかがぺこぺこ過ぎて、昼ごはんに直行。。そして、リーダーの家に行って、新鮮な甘いオレンジをたらふく食べた後、彼のマンゴー畑を案内してもらいました。

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(↑花がたくさんついている樹)       (↑花が枯れている樹、おそらく乾燥のため)

約700本が植えられている広大な圃場のなかには、たくさん花がついている樹・花が枯れている樹などまちまちでした。マンゴー樹は乾燥に強いとはいえども、高温と乾燥が続くと花が落ちてしまいます。農業用の水不足も大きな地域の問題です。

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↑剪定などの適切な管理が行われおり、てっぺんは空いていて光がはいるという理想的な樹冠!

新聞記事 Value additionに巨額の資金投入

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職場でいつもお世話になっている品質管理のプロのケニア人の女性から、『新聞に、10年間で300億ドルがアフリカの小規模農家を対象とした農業のバリューチェーンの発展に使われるって載ってたわよ。凄い額ね~。雇用創出と食糧確保のために、Value addition(加工して価値をつけること)の発展に力をいれるということが決まったんだって。あなたもいいことをやっているから、頑張って、続けてやりなさい~!!!』とカツをいれてもらいました。

その新聞(ケニアのDaily Nation)を見せてもらうと、African Green Revolution Forumが開催されて、アフリカ各国のリーダー達が食料廃棄をなくすだけではなく、食品の輸入を減らすためにValue addition に投資をすることが合意したと書かれていました。ちなみに、現在のアフリカ諸国は食品の輸入額が40億ドルで、2025年までにはその額が1千百億ドルに増えるという予測されているみたいです。

シーズン到来にむけて準備中

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今週もやることが盛りだくさんで動き回っていました。11月からのマンゴーのシーズンにむけて、全力疾走で準備をしています。必要な品質のものを必要量製造できるかは、準備で8割が決まる!と思って、今やるべきことは全部やろうと考えています。人材・原料・設備・製造方法の改良・運転資金の調達etc.

マンゴーシーズンを乗り切るために、食品製造の知識と経験をもった人材をリクルートしていました。ようやくケニア人1名と日本人1名が見つかりました☆ もうすぐ任期を終了する食品加工の青年海外協力隊の方が11月半ばから、3ヶ月間の予定で製造現場の指導と改善に来てくれます~。心強いです。

仕入先の農家の選定も進めており、一部の農家には適切な栽培管理をしてもらうために前金を支払っています。そのうちのひとつの農家に「何個のマンゴーを弊社に売りたいですか?」と聞いたら、「40,000個」と言われました。この数字を聞いて、次のシーズンに加工しようと計画・準備している数量は、1つか2つの大規模農家から賄える量ということに改めて気づかされました・・。小規模農家から買い取っても10~20農家分程度。『ああ、早く100倍、1000倍規模を拡大したい・・・。』

天日乾燥の設備も急ピッチで建てています。ただの乾燥用温室ではなく、より効率のいい乾燥のため、日本とケニアの研究者の方にご協力頂いて、来週から進化させていきます~~♪♪

Made in Kenyaのブランド

ナイロビの鞄ブランドSand & Stormの工房

ナイロビの鞄ブランドSand & Stormの工房

(英語のあと日本語)

I often hear from local Kenyans that Kenyans, especially who grew up in Kenya, don’t really prefer Made-in-Kenya brands when in comes to some design and fashion. Possible reasons for that, according to those Kenyans, include: 1) Kenyans don’t have trust in the quality of locally made products (this is partially due local companies also need to compete with other cheap options including made-in-Asia products and second-hand clothing), and 2) Urban Kenyans do want to be a part of global trend so do not necessarily support local brands.

Nonetheless, there are a number of brands that are leading a new movement of creating and promoting made-in-Kenya / made-for-Kenya brands. I met CEOs of some of those brands and visited their workshops. Let me introduce three here.

1.Vivo – Activewear brand, CEO: Wandia Gichuru

Vivo is sort of like Lulu Lemon. They develop activewear using colorful jersey fabrics and produce comfortable garments for women. I would say they have more dresses and daily wear than Lulu Lemon. They now have 8 retail locations in key malls across Nairobi in addition to their own online retail store.

The founder Wandia is a former international development expert who worked for the World Bank and other organizations in multiple countries including the UK, Mozambique, Sudan, Uganda, and the US before starting her own brand in Nairobi. She sources fabrics mostly from China as stretchy fabrics are not locally available, and houses her own workshop to produce all her garments.

She is also passionate about working with other creative entrepreneurs in the region: She sources jewelry from Kigali while also does capsule collections with young local designers like Wambui Kibue.

2.Sand & Storm – Urban Safari canvas/leather bag brand, CEO: Mark Stephenson

I first met Mark in Ethiopia at an expo/trade fair called Origin Africa which promotes and facilitates businesses around made-in-Africa fashion/lifestyle products. Mark is a Scottish entrepreneur who came to Nairobi, fell in love with the then-safari tent company, and invested his own capital to manage and build this Sand & Storm brand.

I visited his office/workshop and caught up with him in Nairobi. He’s quite ambitious about growing his brand inside Kenya, across the region, and overseas. He also sees potential in the growth of Kenya’s leather industry as there will soon be opening a leather park in the industrial area in Nairobi.

3.KikoRomeo, – High-end fashion brand, MD: Ann McCreath

KikoRomeo is one of the household names in Kenya when it comes to fashion. Founder Ann is a Scottish fashion design professional who was trained in Italy and worked in Spain. While she’s the designer, the brand is really about Kanya and Africa, and she’s been building Kenyan/African brand for the past two decades.

Ann also actively involved in supporting other African designers, and also organizes bi-annual fashion/art showcase events featuring multiple designers and photographers across the Africa continent.

Each CEO has his or her own challenge, but they both have the vision to create globally-renown, successful Kenyan brands, and they not only do that by building their own brands, but by collaborating with other local creative designers and artists. Such collaborative efforts are the key to create a larger ecosystem to build strong brands that represent Kenya and Africa.


ケニア人と話していると、特にケニアでずっと育った人は、デザインやファッションに関してあまりケニア製ブランドを好まないという話を聞きます。その理由は、品質が信用できないというのが一つ。(これはアジアから輸入される安い商品や、大量流入する古着市場との価格競争があるということも要因としてあると思います。)もう一つは、ナイロビなどの都会っこは、グローバルのクールなトレンドをフォローしていたいという理由があるようです。

一方で、メイドインケニアのうねりを、活発化させようと取り組んでいる数々のブランドがあるのも事実です。代表的なブランドの一部の経営者とその工場を訪ねたりもしているので、いくつか紹介したいと思います。

1.アクティブウェアブランドのVIVO(CEO: Wandia Gichuru)

Vivoは、カナダのルルレモンの的なブランドです。カラフルなジャージ素材を使った、女性用の快適なドレスとアクティブウェアを展開しています。ルルレモンより、普段服やワンピースなどの展開の幅が広いかもしれません。現在ナイロビの主要なショッピングモールで8カ所の店舗を構えており、自社のオンラインサイトでも販売しています。

創業者のWandiaは国際開発のエキスパートとしてのキャリアを積み、世界銀行などを含めた様々な団体で、イギリス、モザンビーク、ウガンダ、スーダン、米国などの場所での経験を経て、ナイロビでこの事業をスタートしました。Vivoでは(ジャージ素材は東アフリカでは入手困難なため)基本的にファブリックは彼女が直接中国で買い付けをし、自社内の工場にてパターン、縫製などをしています。

Wandiaはほかの起業家との連携やサポートも積極的に行っており、キガリのジュエリーデザイナーの商品を展開したり、ナイロビのデザイナーWanbui Kibueとのカプセルコレクションも展開しています。

2.都会的サファリをテーマにした革・キャンバスバッグブランドのSand & Storm(CEO: Mark Stephenson)

Sand & StormのMarkとは、はじめエチオピアで開催されたOrigin Africaという展示会イベントで知り合いました。Origin Africaは、アフリカ製のファッション・ライフスタイル商品を紹介し、新たなビジネスや貿易を促進するイベントです。Markは、スコットランド出身ですが、当時サファリキャンプ用のテントなどを製造していたこの会社を知ったことをきっかけに、自ら投資もして、Sand & Stormブランドの育成にコミットしています。

最近、彼らの工場にもいき、Markの話も聞いてきましたが、今後ナイロビの外を含め、ケニア、アフリカ各国、欧米などの展開を積極的に進めていく予定だそうです。ナイロビには皮革に特化した、工業団地も設立される予定で、産業全体の成長にも期待です。

3.ケニアを代表するラグジュアリーファッションブランドのKikoRomeo(MD: Ann McCreath)

KikoRomeoは、ケニアを代表するラグジュアリーファッションブランドの一つです。創設者のAnnは、スコットランド人ですが、イタリアでデザインの勉強をし、スペインでキャリアを積んでいます。彼女がブランドのデザイナーではありますが、ブランド自体はケニアやアフリカを象徴するものであり、Annは過去20年かけてケニアブランドとしての地位を確立させてきました。

Annもまた、アフリカの他のクリエイターたちとの協業や育成に努めており、アフリカ各地のデザイナーやフォログラファーなどをイベントを、隔年開催しています。

ここで紹介したそれぞれのCEOは、独自のチャレンジも抱えていますが、ケニア発のグローバルに通用するブランドを作るというビジョンは明確です。また、自身のブランドだけでなく、様々な地元クリエイターとのコラボレーションに対して積極的なのも特徴的です。こういったコラボレーションは、セクター全体を盛り上げ、ケニアやアフリカを代表するようなブランドを構築する鍵を握っているといえます。

選択肢の有無・多少における諸々の課題

Is this a land of opportunity or...?

Is this a land of opportunity or…?

(英語のあと日本語)

As a part of my high school assignments, I read the book called Illusions: The Adventure of a Reluctant Messiah by Robert Bach, the author of Jonathan Livingston Seagull. While I had to go to Wikipedia to refresh my memory about its plot, I remember one key message that we discussed in the classroom: Life is all about making choices. As much as the statement seems to be an obvious one, I still think that we sometimes forget it, or take it for granted.

More complicated the world gets with multiple layers of globalization, information technologies, connectivity, climate changes, terrorism, and so on, individual choices, as well as business decisions and policymaking (particularly within a democratic society), become more complicated ones. In the context of the international development, the choices around creating a more sustainable society or ecosystem always create tensions between more developed and less developed economies.

Such tensions are almost unavoidable if you’re committed to having your life/career focus in Africa even though you’re not directly involved in the field of international development. And more interaction I have with people in the African continent, more uncomfortable I feel when Japanese people (or other people outside the continent) make blunt statements like, “I didn’t like it when Maasai people were too commercial,” or “Africa should figure out the way to remain as is (e.g. less industrialized/developed).”

I feel uncomfortable not because people express such opinions are necessarily wrong or ignorant. I feel uncomfortable because I also do always hear people like Kenyans saying, “we will/want to become like Japan/US (aka developed economies)” or “It will take another 100 years for us to become like Japan.”

So how can we avoid these tensions without screaming some soundbites and keywords like sustainable development or fair trade? I believe that there are at least three key elements: 1) Education, 2) The economy of quality, and 3) Value chain re-engineering.

Education is about unlearning and relearning. It is about empathizing others instead of sympathizing them. Unlearning part is probably more important yet difficult. When we encounter something new, we always filter it based on our past experiences and make a reference to them. One exercise to overcome might be to question existing filters and values by thinking of a completely opposite situation. What if the poorest we think is the richest in a real sense? What if the ugliest we think is the most beautiful? What if the slowest is the fastest?

The economy of quality is something that we should be discussing more as much as the economy of scale is discussed. The majority of businesses still operate under the principle of making things cheaper and faster. Probably economies of quality can be assessed when we think of a small unit of economies coupled with the sharing economies. How can we create small units of self-sustaining economies that are neither competing with each other nor being silo still allowing the free movement of people and goods?

Value chain reengineering includes any types of innovations around value chains and new business models that challenge existing ones. Shorter the value chain it becomes better the values are communicated. Better e-commerce experience (or general digital experience), logistics, and beautiful design play key roles in this element.

And these are all truly relevant to the strategic choices of what we do and where we do as Maki & Mpho. Our brand is all about education – questioning the existing values and paradigm and presenting something new using designs that tell stories. We are now less focused making physical products which can create short-term economic return because we believe that ultimately Africa’s intellectual property including its long-held philosophical/cultural wisdom and limitless creativity – these elements of quality – are the moneymaker. And we challenge existing ways of doing things including trade shows and fashion shows while seeking an alternative model of born global market creation.

The challenge is that I also need to keep challenging myself from being inclined to follow existing business practices and thinking I’m really stupid…


昔、高校の課題で、「かもめのジョナサン」で有名なリチャード・バックが書いた「イリュージョンー悩める救世主の不思議な体験ー」を読みました(私は原文で読んだのですが、今初めて調べたら日本語訳の集英社のバージョンは表紙や副題の印象が全く違って驚いた)。プロットは正直Wikipediaで復習しないと思い出せないぐらい忘れてしまいましたが、ディスカッションの中で印象に残っているメッセージがあります。それは、人生は選択だというものです。特別なメッセージではなく明白なことですが、我々はこのことを忘れがちであったり、当然のこととして捕えているのではないかと思います。

重層化したグローバリゼーション、情報技術、コネクティビティ、気候変動、テロなどによって、世界情勢がより複雑化することで、個々人の選択肢、そしてビジネスや政策における判断がより複雑化します。国際開発の文脈においては、持続可能な社会もしくはエコシステムの構築における様々な判断は、常に、「先進国」経済と「発展途上国」経済の間での対立を生みます。

こういった対立構造は、例え直接国際開発の分野に携わっていなくても、アフリカにコミットした人生・キャリア設計をする上で、避けられない課題です。そして、アフリカ現地の経験や、アフリカ人との関わりが増えれば増えるほど、日本人などの些細なコメントに違和感を感じてしまいます。それは例えば、「マサイ族の人々が、商業化しすぎていてイヤだった」とか「アフリカは、(工業化・近代化などせず)そのままの姿を残すべき残すべきだ」といったようなコメントです。

こういった意見表明が必ずしも間違っているとか、彼らが見識がないというところから、違和感を感じるわけではありません。違和感を感じるのは、ケニア人などが、「我々も日本やアメリカのような国になる(なりたい)」という意思表示や、「日本のようになるためにはあと100年ぐらいかかるかな。。」というようなコメントも耳にしているからです。

持続可能な開発やフェアトレードなど、キャッチーなフレーズやキーワードを使わずして、どのようにこういった対立構造に向き合えばいいのでしょうか。私は3つの要素を重要視しています:1)教育、2)品質の経済、そして3)バリューチェーンの再構築です。

教育は、リセット(アンラーニング)とリラーニングのセットです。他者に対して感情移入するのではなく(シンパシー)、論理的に相手の立場からの視点で物事を考え、感じることです(エンパシー)。アンラーニングは、重要であると同時により難しいと思います。私たちが新しいものに出会うとき、たいてい過去の経験のフィルターを通じて、それらの経験を参照してしまうからです。一つのやりかたは、既存のフィルターや価値観をチャレンジするような、真逆の状況を考えることかもしれません。我々が思う最も貧しい状態が、実は最も豊かな状態だとしたら?最も醜いと思っているものが、最も美しいものだったら?もっとも遅いと思われるものが、最も速いものだとしたら?

品質の経済は、規模の経済と同等レベルでもっと議論されるべきだと思っています。多くのビジネスは、より安く、より速くといった原則に基づいて成り立っています。品質の経済は、シェアリングエコノミーを伴う、小規模経済における成り立ちを考えるほうが、評価しやすいのかもしれません。どうすれば、自給自足的な小規模のエコシステムを構築しつつも、お互いが競争しあったり、孤立化したりせずに、人やモノが自由に行き来するようなかたちを作ることができるでしょうか。

バリューチェーンの再構築とは、バリューチェーンに関する革新や、既存のビジネスモデルを見直しなどです。バリューチェーンの端と端が短くなればなるほど、よりよい価値の伝達につながります。よりよりイーコマース(もしくは一般的なデジタルエクスペリエンス)、ロジスティクス、そしてデザインがカギを握っています。

ここに記載した3つの要素は、Maki & Mphoが、どこで何をおこなうのかという戦略的判断に、密接に紐づいています。私たちのブランドは、既存の価値観やパラダイムにチャレンジし、デザインとコミュニケーションを通じて、新しい価値を提案するという意味において、教育そのものです。今、短期的な利益を見越した、物理的なプロダクト開発に、あえて注力していないのは、常に存在していた哲学的、文化的な知恵や知見と、限りなき創造性など、アフリカの知的財産(これらの質の要素)こそが、究極的な経済的価値を作り出すと考えているからです。さらに、展示会やファッションショーなどの既存の王道的なビジネスのやり方をチャレンジし、新しいBorn Globalな市場構築を目指しているのです。

(言うは易しですが)一番のチャレンジは、既存のビジネスモデルを疑い続け、自分がただのトンチンカンではないのだと、自分自身を信じ続けるかもしれません。

「アフリカ」は日本をグローバル化できるのか?

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(英語のあと日本語)

At the business conference during TICAD VI, I heard one of the speakers mention that Japan’s investment in Africa means Japan’s next phase of the globalization. Whatever he actually meant by that, that statement itself to me was an interesting one.

So the question is: Can “Africa” globalize Japan?

I put the quotation marks on Africa because it doesn’t refer to the geographic area, specific region/countries, or people. “Africa” in this context is more of a political and economic keyword, a certain mindset or a perspective that can potentially lead to more specific discussions. And “Africa” IS about global and diversity.

To be honest, I personally don’t necessarily want to become a bridging agent between Africa and Japan. I rather want to become a bridging agent between African and the rest of the world. And we do it by creating a globally competitive brand. And we do it by working with other Africans and people from other nationalities creating a diverse team.

And by doing so, by NOT being a Japanese representative, but rather one of the global players, I believe that I may be able to help Japan become more globally minded.

(By the way, the reason why I continue to write every blog post both in Engish and Japan is also because of this belief even though I sometimes feel like giving up as this takes almost twice time and effort!)


TICAD期間中のビジネス会議では、アフリカへの投資は日本のグローバル化の次なるフェーズを意味するといった発言もありました。その真意は分かりかねるもの、個人的には興味深い示唆だと思いました。

つまり、「アフリカ」は日本をグローバル化できるのかという質問です。

アフリカのカギカッコしているのは、これが地理的な場所や、特定の地域、国、人々を示しているのではなく、潜在的にはより具体的な議論につながるであろう政治経済的なキーワード、もしくはマインドセットや視点だからです。そして「アフリカ」はイコール、グローバルであり多様性です。

正直、個人的にはアフリカと日本の架け橋になるつもりはありません。むしろ、アフリカと世界の架け橋になりたいのです。グローバルに通用するブランドを作ること、そしてアフリカ人や他の各国の人々と多様なチームを形成することで、それを実現したいと思っています。

そしてそうすることで、つまり日本代表という感覚ではなく、グローバルプレーヤーの一員として活躍していくことで、日本にもっとしなやかなグローバル感覚を普及していくことができればいいなと思っています。

(このブログを英日のバイリンガルで書いているのもそういった想いからです。意外に手間と時間がかかって諦めたくなるときもありますが。。。変な日本語になってもとりあえず発信していきます!!)

ナイロビ人定点観測記録

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最近できたオシャレショップ – One Hundred Years@The Alchemist

(英語のあと日本語)

So I want to share some stories of 5 different self-employed Nairobians that I met about the year ago and reconnected recently. These micro level cases may give you some more ideas about Nairobian’s lifestyle.

1. Mr. S
S used to work for the Nairobi Stock Exchange, but started to do his own delivery service for small businesses. He now works with the newly-opened burger joint food truck inside Nairobi’s hottest hangout place and plans to offer them a delivery service for them near future. So now he is saving while applying for some grant/loan opportunities for young entrepreneurs. While President Uhuru Kenyatta has recently signed a bill that caps commercial bank lending at 4 percentage points above the central bank’s benchmark rate, which is currently 10.5%, it is unlikely that the bank lending will be an attractive option for small entrepreneurs like Mr. S. Nontheless I can see this hardworking young man will make his way up!

2. Ms. H
H is a make-up artist but she is also an artist and jewelry designer. When I met her last year, she was just starting her jewelry business more or less as a side business, but she now has her own shop/atelier, and now her jewelry business makes up her major part of her income. She’s mostly creating affordable jewelry lines manipulating metals, beads, and fabrics for local markets. But she also recently began working on upcycling jewelry line using discarded plastic materials. This art of recycling, in general, has a good potential in the creative sector here. When done well, I believe that the art of recycling/upcycling could be an interesting identity that Kenyan creators can promote.

3. Mr. M
M is a talented graphic designer and an aspiring brand owner. He has now moved to a new studio where he plans to co-locate a multibrand retail shop that sells multiple Made-in-Kenya / Made-for-Kenya brands. He’s also been working hard to find the right manufacturers that can produce quality garments for his new urban clothing line, which is not an easy task. He is also about to launch a collaboration product with one of the successful Made-in-Kenya bag brands which have multiple retail locations across Nairobi. As a well-connected and active person in the creative sector, he sees that more and more young people are seeing potential in the creative work done locally and he seems to be happy to be the role model for the next generation of the creative youth.


去年出会った自営業・起業家のナイロビ人たち、1年経ってそれぞれいろいろな変化があったみたいです。普通の(?)ナイロビ人のライフスタイルをちょっと感じてもらえるといいのですが。。

1. Mr. S
Sは、以前ナイロビ証券取引所で働いていて、スモールビジネス向けに書類や郵便物などのデリバリーのサービスをやっていました。今は今ナイロビで注目スポット内にある、新しいバーガーショップのフードトラックで働きつつ、将来的にはこういったレストランと提携したデリバリーサービスを開始する準備をすすめているようです。具体的には、バイクなどの必要なインフラ整備のための投資に向けた貯蓄、各種起業家向けのグラントやローンなどのオプションをそれぞれ開拓しています。ウフル・ケニヤッタ大統領が、先月、銀行の融資利率を公定歩合(現在10.5%)から最大4パーセントポイントまでにするというキャップを設ける法案にサインしたことで、ちょっと盛り上がっていますが、実際はクレジットリスクプロファイルの高い彼らのような小さな会社が銀行ローンを受けるのは簡単ではなさそうです。でも彼のような、計画性があって働き者の人物は、コツコツを拡大していく気がします。

2. Ms. H
Hはメークアップアーティストとして生計をたてつつ、ジュエリーデザイナーやアーティストとして活動していました。昨年会ったときは、ジュエリービジネスはサイドビジネスでしたが、今はショップ兼アトリエの場所をオープンしていて、ジュエリービジネスが生計の半分以上を占め、拡大しているということでした。現在は、おもにローカル市場向けて、メタル、ビーズ、と布などを組み合わせたお手頃価格のジュエリーを作成していますが、最近はリサイクルプラスチックなどを活用した商品も開発しているようです。このリサイクルアート系の動きは、クリエイティブセクターにおいて、一般的にも可能性がある動きかと思います。うまく組み合わせることで、ケニアのクリエイティブセクターを特徴付ける武器になりうるのではないかとも密かに思っています。

3. Mr. M
Mは才能あるグラフィックデザイナーで、同時にケニアブランドの構築も進めています。去年の場所から新しいスタジオに移動し、その場所を今後はメイドインケニア・メイドフォーケニアのブランドを集めたショップにしていこうという構想もあるようです。少しずつ展開している自身のアパレルブランドで高品質の商品を販売するために、日々いろいろとメーカー探しに奔走しています(実際情報も少なく、オプションも少ないなかからメーカーを探すのは難しい)。一方、ケニアで成功していて、ナイロビの主要モールにショップを構えるメイドインケニアのバッグブランドとのコラボレーションの商品もロンチ予定のこと。クリエイティブセクターの中心にいる人物として、少しずつ若者がクリエイティブセクターに可能性や関心を持っているうねりを感じているようで、ロールモデルとして活き活きとしている感じでした。

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