西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)とフランセーファの今後

前回の投稿でフランセーファについて簡単に紹介しました。

今回は、フランセーファの歴史、西アフリカ経済通貨連合(UEMOA)と西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)、そしてフランセーファの今後について簡単に記してみます。

 

フランセーファとは(歴史など)

フランセーファ(Franc CFA)は、1945年のブレトン・ウッズ協定を機に創設されました。
通貨の名前ですが、「フラン」はいまは無き「フランス・フラン(Franc francais)」から、「CFA」は「Communaute financiere africaine(アフリカ金融共同体)」というフランス語の頭文字を取ったものです。

西アフリカ経済通貨連合(UEMOA)と西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)

西アフリカ経済通貨連合(UEMOA)は、名前こそ経済通貨連合となっていますが、まだEUのような経済通貨連合にはなれておらず、経済政策は国ごとにまちまち。いわゆる通貨連合にとどまっています。加盟国は前回の記事で記したフランセーファが利用可能な以下の8か国です。

(ギニアビサウ、コートジボワール、セネガル、トーゴ、ニジェール、ブルキナファソ、ベナン、マリ共和国)

 

西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS Economic Community of West African Statesの頭文字 仏語ではCEDEAO)は、以下の西アフリカ15か国からなる機関です。

(ガーナ、カーボヴェルデ、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、コートジボワール、シエラレオネ、セネガル、トーゴ、ナイジェリア、ニジェール、ブルキナファソ、ベナン、マリ、リベリア)

経済共同体とありますが、現在はその理想の実現には至っておらず、実際の主たる活動は経済統合の基盤構築に向けての活動、具体的には政治的安定のための紛争解決などを行っています。先日のガンビア新大統領就任の際の動きは記憶に新しいところです。

フランセーファの今後

現在、上述のECOWASでは「ECO」という域内通貨構想を掲げています。
2020年までの実現予定で動いていましたが、先日ニジェールで開催されたECOWASの会議についての以下の記事を見るに、難しいようです。

 
West African bloc’s 2020 single currency goal fails(Vanguard)

 

まずはUEMOA域外からECOを導入し、その後UEMOAと統合という事になっていますが、仮にUEMOA域外での導入が実現できたとしても。UEMOAとの統合は難しいのではないか、と思います。UEMOAは通貨価値下落の心配が無いこのユーロ固定通貨からの脱却を望むとは思えないからです。

という事で、フランセーファは少なくとも今後10年は無くならないでしょう。

 

 

以上、何かの参考になりましたら幸いです。

 

JAPON COMMERCE SUARL

山田一雅

【WEB】

アフリカビジネスのパートナー アフリカ商会 by JAPON COMMERCE

アフリカ旅行ガイドブック セネガル

ダカールの日本人宿「シェ山田」

アフリカビジネスのキーワード? ”信用”

アフリカビジネスの第一人者とお会いして、お酒を飲みつつじっくりとお話を聴かせて頂く機会がありました。
おそらくアフリカビジネスを志す方は誰もが知るその方は、大企業の組織の中でアフリカで小売を巻き込んだ新たな事業領域を創造した第一人者。
関連書籍なども読んでいたところだったので、お会いして生のお話を聴けて大変嬉しく思いました。

お話をお伺いする中で感じたこと。
それは、「結局人を動かすのは、組織の看板でもなく、その人の名声でもなく、その人の想いと本気度」だということ。
それは国境を超え、その人と対峙した人を動かす。それも、初動だけでなく、結果を生み出すまで。継続的に。

すごーく、シンプルなこと。

外国人である日本人がアフリカにおいてビジネスを展開する場合、勿論こちらからも相手は簡単には信用出来ませんが、相手からしても、「こいつは信用出来るのか?」という目線で見ているはずです。
それがお金が絡むビジネスであれば、なおのこと。

信用は、基本的には時間をかけて培われます。
そして、信用にも段階があって、「この程度のことならリスクをとっても良い」とか「こいつとだったら大きなリスクもとってやる」とか、いろいろなレベルがあります。

小規模のビジネスをやっていく場合、レベル1〜2くらいの信用でも、動かないことはないです。
が、大規模な投資が絡む場合。特に、日系企業がアフリカにおいて合弁企業を設立し、相手側のパートナーにもリスクをテイクさせる必要が有る場合。

その時に求められる信用のレベルは、大変高いものになります。

「そんな大きな仕事をする人達って、どうやって相手を動かすんだろう?」
と素直に疑問に思います。

それも、最初の動き(投資させる)だけでなく、結果が出るまで向こうの努力を継続してもらう。
これが重要だけど、とても難しいこと。特に、アフリカで現地の人と恊働する場合。

その疑問に対して、ヒントを頂きました。

それは、
「そこ(アフリカ)で働く人が持っている想いが、本気のものか。」
というとってもシンプルなもの。

敢えて、誤解を恐れずに言います。
「想い」は正しくても間違っても、関係ないんだと思います。
そもそも、それが正しいか間違っているかなんて、正解はないし、見方によってなんとでも言えるからです。
(勿論、自分たちだけに利がある様な投機目的の取り組みは、「想い」に該当しません。
ここで言う想いは、誰のどんな状況をどんな風に変えたい、とか、そういった類のものです。)

だからこそ、「明確な想いを、本気で持っている人が、そこにいるか」で勝負が決まるんだと思います。
そして、本気で思い続けるのにも体力と精神力が要りますが、自分自身が心から納得しているものだと、それが自然と湧き出るエネルギーで乗り越えられます。

これは、大企業がアフリカで事業展開する場合も、私の会社みたいなスタートアップが事業展開する場合も、おそらく変わりません。

何らかの、必ず実現させたい想いを本気で持っている人がその場にいると、それに伝染する人が出てくる。
そこで、自らリスクをテイクしてスピーディに動く、という本気度を見せると、相手も「こいつとであれば一緒に頑張りたい」となる。

私の想いは何か。
「爆発的な潜在的成長力を持つアフリカ市場で、日系企業のプレゼンスを底上げさせたい」
こう思っていました。
けど、「日系企業」という枠は別に現地の人からするとどうでも良くて、それは私が日本人だから、そう思うだけ。

今は、「現地で求められている製品・サービスを届けるべく、アフリカ進出のプラットフォームを創りたい」
という形に少し変わってきています。

もっと、ここに熱を持たせていきたいと思います。
本当の意味で「本気」になれるまで。

今日も地道に、出来ることを、こつこつと。

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テストマーケティングのビジネスモデル

料理レシピの投稿サイトで有名なクックパッドは、有料会員にならない限り無料でサービスを利用出来る「フリーミアムモデル」を採用してます。
自社のビジネスモデルを考える上で、「何が蓄積していくモデルとするか?」は大変重要な戦略的論点となります。

これは、どんなビジネスをやっていきたいかによって様々になります。
例えば、顧客情報を蓄積させていきたいのであれば、出来る多くの顧客が利用時に情報を入力する仕組みを構築しなければなりません。
人脈がモノを言う、みたい業界であればキーマンと繋がる仕組みを構築し、うまく顧客管理(CRM)していかなければなりません。

私がアフリカ市場を対象にやろうとしているテストマーケティング事業では、
「掲載商品数」
が一つのKSFとなります。

下記の通り、自社のECサイトを構築し、そこでクライアント企業の商品を掲載。
オンラインとリアル(現地ディストリビューター)での商品拡散、FB獲得、顧客情報獲得を図っていきます。

ここで、掲載している商品数がそもそも少ないと、魅力的なサイトとは言えません。
現地の顧客がわざわざ訪れるサイトにはならないでしょう。

なので、商品掲載数が非常に重要となります。

では、クライアント企業は、どうやって名も無いスタートアップである私の会社(And Africa)に商品掲載を許可するのでしょうか?

ズバリ、「無料だから」だと思ってます。
掲載は無料。
掲載されることによって得られる購入者情報の提供も、無料。

もちろん、別でマネタイズはしないと事業は継続出来ないので、具体的な引き合いがあった際は具体的なプロジェクトをご提案し、受注した場合はフィーと頂いて現地市場でのテストマーケティングを実施していきます。

しかし、入りは無料。
アフリカ市場を本格的に検討する前段階で、お試し出来る猶予をご提供する。
それによって、アフリカ市場へ挑戦する日系企業が一つでも多くなることが、私の事業ミッションである「日系企業のアフリカ市場におけるプレゼンス向上させ、アフリカ現地の生活を豊かにするのに貢献する」へ近づくことになります。

これが、私のビジネスモデルとしての現時点の想定です。
(こんなに赤裸裸にお話するのは正直どうかとも思いますが。。)

さて、無料とした場合に発生する問題があります。
そう。
クライアントからプロジェクトを受注して案件化・フィーを頂くまでのランニングコストが賄えない、ということ。
特に、私のテストマーケティング事業では、アフリカ現地のビジネスパートナーを活用していくため、彼らへのインセンティブ提供でも費用が発生します。
現在ECサイトを構築していますが、そこでも投資が発生しています。

元々コンサルであったことが奏し、アフリカ関連ではないコンサル案件に従事することで資金面を得ていますが、スピーディーに事業準備していく上で資金援助は非常に魅力的といえます。
もちろん、テストマーケティング事業における一定の実績・レピュテーションを獲得出来た後は、案件単価の向上や案件数の向上によって回る様なシミュレーションは描いています。
が、その様に「軌道にのるまで」の期間を乗り越えられるか?が第一関門となります。

ここの部分で、是非とも資金的な援助があると嬉しい。
というか、必要不可欠。

今回、アントレAFRICAさんに応募、挑戦させて頂いている背景。
ビジネスモデルやビジネスパートナーとどうやって確実にオペレーションを回すか?などは別の回で触れたいと思います。

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現地にハコを構えたい

最初の方のブログにてお話していますが、現在テストマーケティングサービスの準備を進めております。
このテストマーケティングサービスを利用して、アフリカ現地への進出の足がかりを築いてもらうのを目的としています。

将来的に、ケニアのナイロビやナイジェリアのラゴスの様な、アフリカの主要消費地に、店舗を構えたいと思っています。
その店舗は、日本の優れた製品のテストマーケティングが実施出来るものとなります。

バーチャル(=オンライン)での商品テスト販売+現地のビジネスパートナーによるディストリビューションだけでなく、実際にものを置いておき、消費者が手にとって見れることが重要と捉えています。

実際に店舗でどれくらいのお客さんが買ってくれるかは定かではありませんが、少なくても宣伝広告効果、ECへの送客効果、買わない顧客からのフィードバック情報など、副次的な効果があります。

この様な店舗を創るには、
・信頼出来る現地のビジネスパートナー(共同出資者)獲得
・現地での法人登記
・上記を可能とする(何より)資金
が必要となります。

資金集めのために、現在色んなコンサル案件に関わりつつ、投資に回せる資金を地道に貯めています。
今回のアントレAFRICAさんの助成金などは、私にとっては事業構想をいち早く実現させるためにとても重要な位置づけとなります。

話を戻します。

「リアル+バーチャル。」

これが、今後のマスマーケット向けビジネスのキーになると考えています。
日系企業がアフリカにってもWIN-WINな関係を創るため、頑張ります。

IGANMU FCのプロジェクト③

こんにちは、IGANMU FCのエバエロです。

前回、グランドと選手寮についてお話ししましたが、今回は、進行状況を時系列にまとめてみました。なかなかスムーズに進まなかった土地購入の裏話をお伝えしたいと思います。

 

 

◾️2016年7月 グランドと選手寮に使用する土地下見開始。

IGANMU地域があるナイジェリア、ラゴス州は、かつて首都でした。その為、現在も国内最大都市であり、商業も盛んです。そして、IGANMU地域は、トタン屋根の住宅が所狭しと並んでおり、日本の東京同様、サッカーコートを作れるほどの敷地がありません。その為、グランド及び選手寮を建設するのに十分なスペースを取れるIGANMU地域から車で約1時間離れたBadagryという場所に決定しました。

 

◾️2016年8月上旬 ①海沿いの土地に決定。

ナイジェリアでは、昔からの酋長制度が残っており、土地の売買をする際は、管轄する酋長の許可がなければ、土地のオーナーが取引したくても、できません。酋長の許可の元、土地のオーナーと交渉。契約成立後、書類と共に土地局へ行き、その土地の登記の実態を調査します。

◾️2016年8月下旬 ①海沿いの土地、断念。

土地局の調査報告により、将来ナイジェリア政府による港開発地域であるとのこと。将来がいつであるかは、わかりませんが行くゆく、政府使用地となるため、他の候補地を検討。下見再開。

◾️2016年11月上旬 ②メイン道路より少し離れた土地に決定。

◾️2016年11月下旬 ②の土地、断念。

土地局の調査報告にて一部、湿地様になっていると。購入予定の4エーカーのうちの3エーカーがペタペタ、、、 下見時は、湿地箇所もなく、問題なかった土地でした。長雨の影響だったのか、オーナーが土を売ってしまったのか、または土を盗まれたか、真相は、謎です。しかし、3番目の理由が濃厚です。なんでも売れるナイジェリア。恐るべし、、、

3エーカーの湿地を埋めるのにもかなりの費用がかかるため、断念。下見再開。

◾️2017年5月上旬 ③、①の土地近くのややメイン道路より内陸側に決定。

◾️2017年7月下旬 ③の土地、土地局より調査結果良好にて購入。

◾️2017年9月 整地開始。

 

雑木林と雑草で埋め尽くされていた土地がだいぶスッキリしました。現在は、下見では、分からなかったのですが、伐採したことで一部なだらかに丘陵状箇所があることがわかり、平らにしている段階です。

 

エバエロ梨恵

IGANMU FC のプロジェクト②

こんにちは、IGANMU FCのエバエロです。

 

前回は、環境整備のグランドについて、少しお話ししました。今回は、選手寮についてお話しします。

 

 

現在、選手たちは、それぞれの住んでいる家から練習に通っています。ある選手は、家庭の事情により親戚の家に居候。また、別の選手は、住宅兼店舗で生活。また、別の選手は、IGANMU FCで練習したいために公共交通機関を利用して、1時間以上かけて来ています。そして、選手たちを励ましてくれるよい仲間がいれば、悪い仲間もいるでしょう。実際、サッカー技術は優れていましたが、練習に定期的に参加せずに残念ながらIGANMU FCを離れてしまった選手がいます。寮に入ることでさらに練習に集中することができる環境を作れるのです。

 

また、ここはなんと言ってもナイジェリアです。食事面では、ヤム芋を押し潰して作るフフやキャッサバ芋から作るガリ、ジャスミン米と一緒に食べるシチューなど、とにかく炭水化物が多く、野菜と言えば、トマトや玉ねぎくらいが続くこともあり、栄養素の摂取に偏りがあります。

 

 

 

※右の写真は、小麦とお湯で捏ねた主食となるお餅のようなもの(フフと似てます)とサバとトマトとオクラのスープ。主食を少しずつ手でちぎり、まとめて、スープにつけながら食べます。

 

 

 

 

スポーツ選手にとって、バランスの取れた食生活は、よいパフォーマンスをする上で必要不可欠です。選手寮では、規則正しい生活と共にバランスの取れた食事を提供し、選手の心身共により健康な状態で試合に挑み、各々の最良のプレイをして欲しいのです。

 

そして、サッカー環境を整えることで選手たちの士気も高められることも狙っています。ナイジェリア国内1部リーグ所属のチームでさえ、選手寮がないところもあります。環境を整えるならば、5部のチームであっても1部のチームを招待し、合同合宿を行えます。他チームの選手やスタッフ達にも刺激を与え、ナイジェリアの全体のサッカーレベルを上げられたらいいと考えています。

 

エバエロ

IGANMU FCのプロジェクト①

こんにちは、IGANMU FCのエバエロです。

 

今回は、IGANMU FCが現在、取り組んでいるプロジェクトについて、お話しします。

IGANMU FCの環境整備第1弾、

 

 

それは、、、

 

 

 

 

 

チーム保有のグランド及び選手寮の建設です‼︎

 

 

 

今、選手たちが練習に利用しているグランドは、ビーチから砂を持ってきたようなフィールドです。グランドの隅には草が少し生えていて、土地所有者の牛がいます。のどか、、、

先日までは、コート2面分あった場所も土地所有者の都合にて半分売られ、1面を時間で区切り他のチームと使用しています。※写真の奥に写っている壁の向こう側が売られてしまいました。現在、IGANMU地域にある、このグランドを借りて練習しています。

 

このような砂地では、皆さんも想像がつくでしょうが、ボールをコントロールすることが非常に難しいです。また、練習用のボールもすぐに傷みます。そして、サッカー技術を思うように学ぶことができないのです。選手たちは、それぞれが持つ身体能力の高さで今の環境をカバーしています。この環境が整えば、選手たち一人ひとりのサッカー技術の向上とチームとしてのゲーム戦略のバリエーションも増やすことができるのです。

 

エバエロ 梨恵

アフリカ人の視力、メガネの需要

アフリカ人といえば、「マサイ族の視力は6.0!」といった様に極端に目が良い、というイメージがありませんか?

実際、都心部に暮らさない部族の中では、遠くの獲物をと取るために1km先の動物の動きを見たり、10km先の天気の違いがわからなければ生活ができないので自然に遠視になるそうです。

しかし、最近は都心部の若者を中心に視力の低下が進んでいます。
私のアフリカ人の友達(ナイジェリア、ウガンダ、コートジボワール)に話を聞いてみたところ、アフリカの都心部の平均視力は1.0程度、とのことでした。

実際、日本に滞在しているアフリカの知人・友人はメガネはメガネをかけていることが多いですし、アフリカの都心部を歩いているとネガネをかけている人もちらほら見かけます。

背景には、
「教育の浸透」
「携帯やスマホの普及」
によって近くの文字などを頻繁に見る人が増えたことがあります。

都心部ではその傾向が強い。

そんなこんなで、アフリカでは今、メガネの需要が高まっています。

しかしながら、一部の下町系マーケットを除いて、メガネ(レンズ付き)は日本で購入するより高い。
例えば、日本のJINSやZoffなどではレンズ付きで5,000円なんて価格で購入できますが、ザンビアのショッピングモールなどではレンズ付きのメガネの最低価格は12,000円〜でした。

私もJINSさんのメガネを使用していますが、何ら違和感なく使用しています。
品質面では問題なしでしょう。

今後、スマホが都心部以外の地域でも普及していくと見込まれますし、教育の普及は進んでいくはずなので、視力矯正器具やレーシックなどの視力矯正治療の需要は高まると思います。

供給ルートをきちんと整備して、安く良いものを提供出来る仕組みを整えたいところ。
ただし、当然のことながら彼らの頭の形にあった仕様に変えたり、フレームの志向もローカライズしていく必要はあるでしょう。

メガネのアフリカ供給。
ここは、私も貢献出来る領域があるかと思っているので、頑張ってみようかと思っているところです。

アフリカではフィンテックがアツい?

アフリカでは最近、フィンテック領域のビジネスに挑戦するスタートアップが増えています。

ナイジェリアのスタートアップ、「CowryWise社」もその一例。
https://www.cowrywise.com/

CowryWise社は、誰もが利用できる個人貯蓄・資産形成・ウェルスマネジメントサービスを開始。
彼らの事業目的は、「資産管理と資産管理サービスを民主化し、すべての人が利用できるようにすること」とのこと。

アフリカの裕福とは言えない一般ユーザーの貯蓄・投資習慣を育成すること。それが彼らが目指すビジョンの様です。
裕福な人しか利用できなかった金融サービスを、アフリカの一般的な所得層の人々が自由に利用し、資産形成が出来る様になること。
それは、自力で経済的自立する上でとても意味のあることだと感じます。

同社は、ユーザーが外出時などで手が離せない時でも投資実施が出来る様、AI搭載のチャットボットである「Sisi」もローンチしています。
彼らはこれを、Facebook Messengerのプラットフォーム上で構築し、1800万人以上のナイジェリア人が簡単にアクセスできるようにしています。
(ちなみに同社のビジネルモデルはとてもシンプルで、金融仲介料を獲得していくことでマネタイズを図っている様です)

しかしながらまだまだ同社のユーザー数は十分ではなく、オンラインでの貯蓄経験など無い人々からの「信用」も課題の模様。
この「ユーザー数の獲得」がアフリカのスタートアップが苦手、という話を耳にすることが多いです。
スケールするまでのしっかりした計画がないままスタートしてしまう、というのが問題の根源、という話も聞いたことがあります。
このあたりは私自信も調査中です。

現時点ではアフリカ最大の人口を誇るナイジェリア市場のみ展開ですが、今後はアフリカ全土への拡大も計画中とのこと。

Fintech、AIといった日本でも注目されている先端技術が、アフリカで独自の進化を遂げています。
アフリカのフィンテックビジネスから、目が離せませんね。

パートナー

こんにちは、IGANMU FCのエバエロです。

 

当初、私とバヨで私財を費やし、運営してきましたが、私財にも限界があります。そこで日本人ビジネスパートナーを探しました。

 

バヨは、FA公認コーチングライセンスを保有しています。監督やコーチとして、海外や日本で挑戦しようと考えたことがありました。結果、指導者ではなく、組織を運営する方を選択したのですが、その時に知り合ったのが、株式会社フォワードの加藤氏です。カンボジアのプロ1部リーグに所属するサッカークラブを運営しています。日本いるナイジェリア人のイメージは、決していいとは言えない(ナイジェリアからの手紙やマネーロンダリングなどのよくないニュースが流れています)にもかかわらず、事業の本質を見ようと時間をとって、じっくりと話を聞いてくれたことにまず感謝です。

2016年3月、契りを交わした時の写真↑↑↑  左がバヨ、右が加藤氏、

現在、クラブの環境整備の第1弾を進めています。内容については、また次回。

エバエロ梨恵

 

 

 

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