ジェノサイドメモリアルウィーク 2018

ルワンダの首都キガリからこんにちは、アジアンキッチンのからとです。

さてもう4月も半ば。

初旬のタイムラインは桜と入学式の写真で賑わっていましたが、ルワンダで4月と言えば、ジェノサイドメモリアルウィークです。

 

 

ジェノサイドメモリアルウィークでは、

国全体が「喪中」モードになり、飲食店は営業していても音楽は禁止。

雨季とも重なり、街全体がいつもより少しひっそりとした雰囲気になります。

 

ビジネスの面で言うと、経済が停滞するので打撃です。

4月7日は、お店は原則営業禁止、一週間、午後は地域ごとにジェノサイドについて語り合う集会が開かれ、ルワンダ国民はそこに出席する義務があります。

営業日、時間が減るので当然売上は減ります。

アジアンキッチンの顧客の多くを占めるエキスパッツの人々には、イースターと合わせて長期休暇に入り国外に行ってしまうケースも多いです。

 

去年はレストランと一般顧客を結ぶデリバリーサービスのjumia foodも、集会が行われる14時から16時は営業止まっていました。ただ今年は、止めると通達がありつつも、結局通しで営業していました。

Asian Kitchenでは、お店のスタッフを一人代表で送ることで、14時16時の間も通常通り営業が可能になるというルールに則って営業していました。(今年知ったニュールール)

 

相変わらず行政のルールが人レベルで言うこと違うので本当に正しい情報が分からないのですが、

センシティブな事柄なので、アジアンキッチンはジェノサイドメモリアルウィークをリスペクトしています、というのを前提にオペレーションには気を配っています。

 

94年のジェノサイドから24年。

なんとなく、徐々に緩くなりつつあるのかな?というのが今年の印象です。

”Kwibuka24”と掲げられた旗を今年も見ましたが、去年より減っているような。

息子の通う学校は大多数がルワンダ人ですが、今年は授業再開がメモリアルウィーク中の4月10日で結構びっくり。

何事も風化は避けられないのでしょうか。(うーん自分で書きながら表現がとってもチープ)

 

ンタラマ虐殺記念館

先月友人が遊びに来てくれたので、一緒にンタラマの記念館に行きました。

キガリから車で30分ほどで行ける場所です。

ここはカトリックの教会で、助かると思って殺到した一般市民が、数日の後にほぼ全員殺されてしまった場所です。

その数は5,000人ですが、名前が分かっている人はほんのごく一部。

写真、壁全体を撮っておくべきでしたが、壁の圧倒的大部分が、文字が刻まれず空白のままです。

虐殺の100日間の最初の週に起きた出来事で、ここに親族の遺体を探しに来れた人はまれでしょう。

一族全滅に追いやられた場合、誰にも身元が分かりません。

犠牲者の方の名前

教会の中には、頭蓋骨などの遺骨、犠牲者の方々が着ていた衣服、調理道具など様々なものが残され、

壁には、子どもたちが次々とたたきつけられて殺されていった、その血の跡も残されています。

 

入場自体は無料で、ガイドの方が説明してくれます。

この日私たち(日本人の友人と、聞いて確認はしていませんが、おそらく少数派、つまり94年で標的とされた側の民族であるルワンダ人の女の子)に説明してくれたのは、自身もサバイバーである女性。私と同い年で、当時10歳。

どんな気持ちでこの仕事をやっているのだろう、、、と思いました。

訪れて、気も滅入るし、凹む場所です。

が、彼女のような人が語り手として働いている、そのことの重みだけでも、訪れる意味のある場所なのは確かです。

 

Ntarama虐殺記念館

 

もう24年なのか、まだたったの24年なのか分かりませんが、

24歳以上なら誰でも、アジアンキッチンのスタッフも、経験したジェノサイド。

(ちなみにスタッフのエピソードを通じてジェノサイドのことに触れている過去記事はこちら

 

平和な日常に感謝。

最近の販売と生産

Boa noite! (ボア・ノイチ、こんばんわ)Verde Africaの有坂です。

最近のマプトはからっとして過ごしやすい天気が続いています。雨も週に2回くらい降りますが、降水時間も短く生産作業が滞ることも少なくなってきました。

一方で、木炭の高値プラス低品質供給は今も続いていて、弊社の注文は引き続き好調です。この時期何故木炭が高くなるのか。雨で生産者と仲買人の接触がうまくいかないからとか、木炭生産ライセンスの発行が限られているからとか幾つかの噂がありますが、いつか真相解明の調査をしてみたいです。

この高需要のあおりを受けて、12月から3月まで毎月売上額は最高記録を更新し続けています。これはとても嬉しいです。販売スタッフの業務遂行スキルが上がってきており、仕事をある程度任せられるようになってきたことを頼もしく感じています。

一方で、悩みが尽きないのが生産です。弊社の生産規模ではまだまだ赤字なので、高需要の波に乗り生産量を伸ばし、営業利益を出したい!と切実に願ってきたにも関わらず、なかなか生産量が伸びないからです。注文してくれたお客さんに謝って、商品を待ってもらう日々が続いているにも関わらず。

 

(スタッフミーティング、毎日数分間の朝礼と夕礼をしています。)

 

昨年末に1日1トン生産できる生産の流れを確立して、それに必要なスタッフを揃え、1トンを達成し盛り上がったにも関わらず、毎日安定して目標生産量を達成する難しさを痛感しています。

どうしたら、この状態を打破できるのか。最近はずっと工場に張り付き、スタッフの動きを観察し、細かい修正と改善を積み重ねていく日々が続いています。でも、主な課題は2つあります。

まずは機械保守です。機械が壊れないように日々しなければいけないメンテナンスについての知識もついてきたのですが、メンテナンス中に機械が使えず生産量が伸びません。機械は最低2台はいるという、すごく当たり前のことに今更気づき急いで2台目を購入しました。

 

(最近、2台目を購入したブリケットの形成機。)

 

そして、スタッフの働きを管理することです。1月以降の私はスタッフに今までより怖いと思われている気がします。怒鳴ったりする訳ではないけれど、必要な注意は繰り返ししなければいけないし、会社の方針はキチンと行動で示さなければいけません。でも、長期的にはこの仕事ができるモザンビーク人管理職を育成したいと考えています。

自分で書いていて、恥ずかしくなってしまうくらいどちらも当たり前のことだと思います。弊社の商品の注文が増えているのは、とても素晴らしいことです。このチャンスをしっかり掴むべく、今週もかんばります!

エチオピア新首相決まる!

どうも、竹重です。

 

先日、というか先月の突然の首相退任劇の続報です。

 

なんだかんだで、1ヶ月以上もかかってしまいましたが、新首相がようやく決まりました。

 

首相退任劇の直後から、周囲の友人の間できっと彼だろうと言われていたDr. Abiyさんが新首相に任命されたようです。

 

色々な課題が山積しているエチオピアでは、ありますが、彼が新たなリーダーとしてエチオピアをどういった方向に引っ張っていくのか注目が集まります。

 

主だったエチオピアの課題

Dr. Abiyさんが今後直面、解決を求められる問題について少しおさらいをしつつ、今後のこの国の行く末を考察してみたいと思います。

 

民族間・地域間格差による不満

前首相ハイレマリアムさんの退任の理由にもなっていた、民族間・地域間格差による不満をどのように解消していくのか、国内情勢について言えば最大の課題ですね。

 

周囲の友人曰く、民族間の問題に関して言えば、エチオピア国内で最大の人口を有するオロミア人のアビー新首相は、民族融和路線で成功するだろうとのことです。

 

一方で地域間の格差の問題はどのように解決していくのか、今後の再分配の仕組みがオロミア州により傾倒していったりするのかなどは注目ポイントですね。

 

首都アディスアベバを中心に急速な開発が進むエチオピアですが、首相退任劇にも繋がったアディスアベバ拡張のお話を少し振り返ってみます。

概要としては、2年ほど前に急速な開発が進むアディスアベバの土地が飽和状態になってきているのを受けて、隣接するオロミア州の土地をアディスアベバに一部割譲するという議論が持ち上がった際に、土地の利権を奪われることを嫌ったオロミア人が怒り、デモなどを起こしたという事態ですね。

最大の人口を有するオロミア人ですが、これまで、中央政府で優位なポジンションは取れていなかったのですが、この事態を受けて、次第に政府に対する不満を強くぶつけていくようになった印象です。

ハイレマリアム前首相の退任の原因に繋がった反政府活動もオロミア州とオロミア州につぐ人口を有するアムハラ人の暮らすアムハラ州で多く起きていましたが、オロミア人のリーダーということで、オロミア州に暮らすオロミア人の方々は好意的に今回の新首相について受け取っているものと思われます。

 

外貨問題

僕を含めたエチオピアでビジネスを行う多くの方々にとっての最大の関心事が外貨問題だと思います。

近年の急速な開発・経済発展に伴って国内消費が伸びるのとともに深刻度をます外貨問題ですが、エチオピア国内ではしばしば外貨不足が深刻な問題となっています。

輸出品目がコーヒー豆などの一次産品しかないエチオピアにとって国内消費の伸びは、ダイレクトに輸入の増加→貿易収支の悪化に繋がるのですが、最近は本当に外貨が不足しているようで、度々通貨切り下げの話が出たり、輸入する際に必要となる銀行からの企業に対する外貨の割り当てを半年以上も待っているなんて話も珍しくありません。

 

現状、外貨不足の解決策というの明確なものがありませんが、おそらく中国を中心に外国直接投資(FDI)の呼び込みなどで外貨の獲得をしているものと思われます。

 

一方で、深刻な外貨不足がある中で外国直接投資の増加路線にしっかりと舵をきっているかというと、国内産業保護の観点から手放しに外国投資を呼び込む政策を取れずにいるのが現状です。

 

この辺りの政策は、僕を含めて外国人ビジネスオーナーにとってはすごく重要な話ですね。

僕としては、現在の高い参入障壁をある程度は維持してもらえた方が、ありがたい部分もあったりしますが、外貨不足はなんとか解決してほしいものですね。

 

なんだかんだ、頑張って前進あるのみ!

 

周囲の友人の多くが期待を寄せているDr. Abiy新首相ですが、なんだかんだ難しい局面を今後どう乗り切っていくのか、民族対立、外貨問題ともに僕にも大きな影響があるお話なので、どのような舵取りが行われていくのかしっかりとフォローしていきたいと思います。

 

いずれにしても、エチオピアの地方部の農村に暮らす農家の方々と乳製品加工事業を成功させ、エチオピアの乳製品が世界市場を席巻する未来を創れるように精進していく、彼らとともに一歩一歩前進あるのみですね。

 

では、また。

 

ギニアで観る映画 ”Black Panther”

  

 

こんにちは。西アフリカ・ギニア、コナクリからイヌワリアフリカ代表バー由美子です。

 

ネットで見た映画のポスターの登場人物がなんかカッコよくて、それだけで観たいって思っていた映画「BLACK PANTHER」、でも日本を離れて9年目、ここにはちゃんとした映画館が無いんだもの、最新映画を観るなんてことは無理と決めつけていました。

 

ギニアには今まで映画館があるとしたら、ちょっと怪しげな絶対入れないよという場所でした。
やっている映画も、インド系もしくはいつの時代のどこの国の映画かわからないもの。。。

 

そしたら、先日息子が帰ってくるなり
「今日俺 “BLACK PANTHER” 観てきたよ、もうすっごいかっこいいんだよ」て言うんです。

 

息子に聞くと、なんと新しく映画館ができたんだっていうじゃないですか!知らなかった!
早速娘と一緒に映画館へ。

我が家でも利用しているケーブルテレビ会社CANAL PLUSが展開する映画館 中はギニアとは思えない空間でした。

 

ハルクやスパイダーマンのアメコミのマーベルだからアクションだろうというのだけは知っていて内容は全く知らずに映画が始まってビックリ!

 

まずアフリカが舞台じゃないですか!

 

しかもしょっぱなからアフリカの伝統とバリバリなテクノロジーとの組み合わせ
UFOみたいな乗り物まで登場してしまい予想外なことばかり凄すぎました。

 

あれ?アフリカンプリント布の素敵な服を着てるじゃないの!

 

アクションは全く興味がないのでもうどおでもよくて、とにかく予想していなかった”お!っ”と思うものばかりが出てきたその意外性が面白かったです。

 

ギニア伝統のものとも共通する薬草での治療
薬を飲む前にお願い事を言い聞かせてから飲むところ
わたしの夫の体にも入っているものと同じ皮膚に入れた呪術的な要素のある傷
登場人物が身にまとう服がとにかく細かくアフリカを意識しているもので素敵
アフリカンマスク
女性たちのかっこよさ
ギニアでよくあるふとした拍子にカツラが脱げちゃうところ
音楽

 

挙げたらきりがないワクワクさ

 

そして内容も、貧しい国と思わせておいて本当はすごいテクノロジーをもっているアフリカのとある国という設定、隠された資源、テクノロジーについて。。それは金、ダイヤ、鉱石など豊かなアフリカの資源を思わせるものだったり

 

親の代から続く国やテクノロジーをめぐる人間関係

王の世継ぎ問題

鎖国的な状況を続けるか、他国にテクノロジーの技術を分け与えて人類皆で共存していくか

 

ブラックパンサー党の地 オークランドが出てくるところ

もう書ききれない・・

 

アフリカで観るブラックパンサーは本当に深すぎる、凄すぎました。
これ多分日本で見るのとアフリカで見るのは気分的に全然違っただろうなと思うのです。

本当にいろんなことを感じながら観ました。

 

日本での肌の色による子供の差別いじめ問題というのをよくみますが、ラッキーなことに、日本で暮らしていた頃、普段の生活では我が家のギニア×日本ミックスの子供達に対する他人からの偏見を感じたことはほとんどありませんでした。

 

彼らは街ゆく知らない人たちから意地悪をされるというよりむしろ可愛いという言葉をかけてもらったり、褒めてもらう事がとても多かったのです。

 

学校では、ズバリ「黒いね」とは言われたこともあるそうですが意地悪で言われているのではなく、子供って思ったことを口に出すので、褐色の肌を単純に見たまま[黒」って言っただけで、そのことで意地悪をされるということはなかったようです。

 

周りの人たちが本当にあったかい人たちだったことはもちろん、子供達が愛されキャラだった、マイペースでいちいち気にしない性格だったということもあるかもしれない、でももしかしたら、夫=彼らの父親がギニアの伝統舞踊のダンサーで、アフリカンダンスを教える仕事やコンサートで踊ったりとギニアの文化を広める活動もしていた事を学校のお友達たちが知っていたということもきっと大きく影響していたかもしれないと思うのです。

 

お友達たちも、あの子のお父さんってアフリカ人でギニアっていうところの踊りの人なんだって!カッコイイ!とか、面白い!とか良い意味で興味を持って接してくれていたと思うのです。

 

この映画ってそれと同じで、アフリカ、アフリカ人へのネガティブなイメージを変える事にかなり貢献していると思うのです。

 

差別ってダメって正論をかざしても差別をしてる人には伝わりずらいものです。だって差別することが悪いって根っから思っていない人たちだから。
でも、こういう映画でいろんな人種がいてそれぞれカッコイイというのを見せてくれたら自然にゆっくりかもしれないけれど確実に差別も少なくなっていくのではないかなと思うのです。

 

そして、自分の肌の色にネガティブな思いがあって気にしている子供たちがいたとしたら、アフリカ人ということにネガティブな感情を持っている子がいたらこの映画を観たら「カッコイイ!みんな自分と同じだ!」って自分に誇りを持つ、勇気を持つことに絶対繋がるだろうな、と自分の子供たちのことを考えながら映画を観ていました。

 

ギニアでは差別のせいではなく、日本人が褐色の肌に憧れて日焼けサロンに行くように
無い物ねだりか白い肌に憧れる人がとても多く、皮膚の漂白作用のあるクリームがとても人気があります。

 

最近では息子も「俺もママみたいに白くなりたい、白くなるクリームを買いたい」と言い出したのですが、漂白クリームは肌に悪いから絶対にやめさないと言い聞かせていたところでした。

 

良いタイミングにこの映画がやってきてくれました。
息子はこの映画を観たことで、黒い肌であること、アフリカ人ってすごいカッコイイじゃん笑というのを感じたらしいからです。

 

映画を観終わって家に帰り息子に会うなり、興奮気味で「映画本当にみんなカッコよかったよね!あんたもアフリカ人でよかったね!あんたのその肌の色もほんとカッコイイんだよ!」言うと、息子は照れながら「うん」と答えました。(息子はこの映画がよほど気に入ったようで2回も観に行っています)

 

ジャンベの修行中の息子(真ん中)が同じような境遇の10代の仲間たちと結成したパーカッショングループ /     写真:HIDE OLIVERさん

 

 

こういう形で彼が素直に「俺の肌、俺がアフリカ人であることがかっこいい」って思える機会をもらえたこと、親としてとても嬉しかったです。

 

この映画を作ってくれた人たちに本当にありがとうと言いたいです。絶対これはただの映画ではなく世界を変えるきっかけになるものだなと思いました。

 

 

それにしても、日本を離れた時は3歳だった娘はこれが初の映画館、真っ暗なのと画面が大きすぎるのが怖かったようで、怖いから出たい出たいと泣いていました笑
大きい部屋でみんなで電気を消して大きなテレビを見ているだけだよ!となだめて10分くらいはアタフタしました。
かなり恥ずかしかったです!

 

 

イヌワリアフリカ 代表 バー由美子                             Yumiko Bah / Inuwali Africa  Président

料金がとても安いせいか若者たちが沢山見に来ていました。映画上映中は拍手喝采になったり大声で叫びながらブラックパンサーを応援したりと、日本では考えられない熱い盛り上がりを見せていました。

落ち着かなかった2週間

無理やり笑わせた時のテーラーさん

 

ハラハラの2週間

 

ギニア、コナクリからこんにちは。イヌワリアフリカ代表 バー由美子です。

 

こちらは、イヌワリアフリカの新しい商品の制作をお願いし「明日には終わるよ」と言われたもう2週間以上前の、通称”怖い顔のテーラー”さん(私が勝手につけさせて頂きました)のアトリエでの写真です。

 

いつもはこういう表情なのです。滅多に笑わない 笑

 

マルシェの中の野菜売り場を過ぎ、細い細い道を1本入っていくとこのテーラーさんの小さなアトリエがあります。1mほどの軒先きに足踏みミシンを置き、一人で外でミシンをかけてお仕事をされています。

 

偶然知り合ったこの”怖い顔のテーラーさん”、なかなか良い仕事をしてくれるんです。
最初に試しにワンピースと巻きスカートをお願いしたら、思っていた通りのものが出来上がって来て正直驚きました。
通常思い通りのものが出来上がる確率はとっても低く、テーラーさんが自分なりの創作を加え全く別物になっていたり、肝心な何かが微妙に違って何度もやり直しをしてもらうことになったりと、けっこう手間がかかるのです。

良い仕事をしてくれるテーラーさんというのが分かったので、早速またまとめて布を渡して服の製作をお願いし、上の写真の日に「明日出来上がるよ」と言われたものの、2週間以上このアトリエに行くことが出来ませんでした。

品物が出来上がっているのにアトリエに行けない日々が続き、このテーラーさんは電話を持っておらず連絡が取れないので、「行けないけど、ちゃんと行くから品物をちゃんと取っておいてね!他の人に売らないでね!」と伝えることができずハラハラ・ドキドキな日が続きました。

だって予想不可能なギニア。
貧しさゆえに、こういう時には他の人に売ってしまうなんてザラにあるのです。

 

また別のハラハラな理由が

 

2週間以上このテーラーのアトリエに行けなかったのにはまたハラハラな理由がありました。

ギニアでは随分前から、公立学校の教員の給与未払いの為に教員組合が起こしているストライキにより、学校で学べない状況の学生たちがデモを行い、それが当人の学生以外の人たちが起こす暴動も加わり、死者が出るほどの危険なものになってしまっているのです。

先週までの2週間もそんなデモ、暴動が相次ぎ、そんな時は私立の学校も”なんでお前たちの学校はやっているのだ!”と襲われる危険があるので休校となり、我が家の娘の学校もずっとお休みでした。

ようやく先週末に大統領が来月教員の未払いの給与を支払うという声明を出した為、暴動は収まるだろうということで、娘の学校も2週間ぶりに通常通りとなり、今週1週間は問題なく通学することが出来ました。

ギニアではこういったデモや暴動が、インフラ、職がない、貧しい、物価が高い、などのいろいろな生活不満から民族闘争にまで発展してしまうので、どんな民族も争わず仲良くしようというメッセージが、テレビやラジオ、ミュージシャンの歌詞、FBなどに頻繁に出て来ていました。

 

疑ってごめんなさいと反省

 

そんなハラハラの2週間だったので、このテーラーのアトリエにも行けなかったという訳です。

娘の学校が2週間ぶりに始まった月曜日に、夫に運転をしてもらい、一緒に”怖い顔のテーラーさん”のアトリエに向かいました。

 

”怖い顔のテーラー”さん。アトリエにいました!

 

「お願いした服たちが売られてたらどうしよう」と不安な気もちで到着したアトリエに”怖い顔のテーラー”さんがいました。

私がお願いした服は全てちゃんと作ってくれてあり、しっかりと奥の部屋にしまわれていました。

服を一点一点見せてもらいながら、私のお願いした服たち売られちゃってたらどうしよう。。なんて思っていた自分が本当に恥ずかしくなりました。

 

ごめんなさい、と心の中で謝りました。

 

このテーラーさんに作ってもらったワンピースと巻きスカートは、イヌワリアフリカの新作として5月に日本に輸送予定です。まだまだ引き続き新しい商品を作ってもらう予定です。

袖やフリルの付け具合や、ふんわり感、小さな部分の自分の好みと言いますか、そういった部分をわかってもらえる作り手さんを見つけるのって至難の技なので、そんな小さいけれど大切なポイントを理解してもらえるテーラーさんに出会えたことがとても嬉しいです。

イヌワリアフリカの新しいテーラーさんが1人増えました!

 

このワンピース買わないかい?と、こんな感じで勧められました。

 

自宅に戻りホッと一息したのも束の間、出来上がった新商品を一つ一つチェックしていたら、ワンピースの両脇につけてもらったポケットが小すぎて手が入りませんでした !
直してもらいにまたあのアトリエまで行かなければいけません!

これくらいのことは当たり前なので今はもう全く動じません 笑。
こういうことが多々あるギニアでのモノつくりです。

 

 

しかしいつになったらギニアの政情が安定するのでしょうか?

時には人々は家から出ることもおろか、仕事をすることも出来きません。

学費を払って子供を学校に行かせようと親は必死に頑張っても、子供らはこうして学校に行けないこともある。

いつも同じところを行ったり来たり、止まったまま経済の発展もありえません。

日々それを本当に実感しています。

 

Inuwali Africa 事業&サービス  

Inuwali Africa イヌワリアフリカ HP  

Inuwali Africa イヌワリアフリカ ネットショップ

イヌワリアフリカのギニアツアー2018専用 HP

イヌワリアフリカ 代表 バー由美子                             Yumiko Bah / Inuwali Africa  Président

 

この足踏みミシン一台で生計を立てるテーラーさん達、本当にすごいです。

エチオピアへ行ってきました

ルワンダからこんにちは、アジアンキッチンの唐渡です。

今週開催されているAU総会の影響で、キガリはかつてない道路封鎖…主要道路が全て封鎖され、アジキチ前の道路も封鎖され、お客さん来れない…そして私帰れない…

エアポートまでのメイン通りの路面店!が強みですが、こういう時に確実に封鎖されてしまうのが玉に瑕、そんなタイ料理屋ですがキガリにいらした際は是非。

アディスの街の様子。ここだけだとちょっとルワンダに似てる

さて、先週初めて行ってまいりました!エチオピア。

友人がルワンダに遊びに来てくれたので、他の近隣諸国も行ってみようということになり。

アフリカは、ルワンダとケニアしか行ったことがなかったのですが、この度三か国目!エチオピアへ。

 

感想は、

  • 物価が安い(生ビール50円とか…ルワンダは100円はする)
  • 人々がシャイな印象(写真をとってると勝手に入ってきて決め顔してくる知らないおじさんとかがいなかった)
  • 街が汚い(ルワンダが異常にきれい説)
  • インジェラとコーヒーが美味しい(本当にインジェラをインジェラで巻いて食べていた)
  • 街の大きさがキガリより全然大きい、都会
  • 車線がキガリより全然多い
  • 涼しい(さすがの標高)
  • 活気がある(ルワンダ比較)
  • 飲食店にて、サービスのレベル高い!(対ルワンダ比)でも全然安い!(対ルワンダ比)人件費まで安い!出てくるのが早かった。街を歩いている人のスピードもルワンダよりなんとなく早い。

subway的サンドイッチ屋さん。美味しいし、店員さんテキパキ!!

と、いろいろあるのですが、一言で言うと

独特

 

でした。

なんというか「他に媚びずに自分たちはわが道を行くぜ」、みたいな気概を感じました。

 

アフリカで唯一、これまで一度も植民地化されたことがない歴史的な文脈や、

エチオピア正教などユニークな文化の面でも、

企業設立のハードルがものすごく高いなど、外国企業誘致策といったビジネスの面でも、

ルワンダとの違いをすごく感じました。

周りをあまり気にしてない感じ。(ざっくりした主観)

逆に改めて、ルワンダ政府は対外発信・見せ方がとても上手だなと思いました。

学校帰りの学生がごちゃごちゃ群れていたり、ヨーロッパの威厳ある感じとはまた全然違っていて、それでいてすごく落ち着く教会

 

といっても、アディスアベバでインジェラを食べたり、ルーシーを見たり、インジェラを食べたり、軽い高山病になったり、インジェラを食べたりしていただけなので、実際のところは分からないのですが。

きっと田舎の方でもまた全然違うでしょうし。

 

ただ一つ、確信をもってお伝えできること、それは、

竹重さんの、エチオピアを愛する心。

私が小人に見えますがそうではありません

  • アムハラ語で待ち行く人と会話しながらずんずん歩く
  • 基本的にアムハラ語を話す
  • 道端に倒れている人に声をかける(そしたら死んでいたことがあるらしい)
  • 会話の端々でエチオピアへの愛を感じる
  • 普通に馴染んでいる
  • やたらと子どもがついてくる
  • 見事な天然パーマを街ゆく人が羨望のまなざしで見てる

 

とても刺激を受けました!

スケールの大きい事業、今後の進み具合が楽しみです!次のステップに行ったらルワンダにも遊びに来てくれるそうなので、楽しみにしています。

そんな竹重さんのクラウドファンディングはこちら

改めて所信表明

昨日、『世界。なぜここに?日本人』というテレビ東京の番組で取り上げられ、たくさんの方からメッセージを頂きました。

中には、幼少の頃から会っていない親戚の方や、小学校の先生からコメントを頂きました。
今の自分がが様々な方の支援で支えられてきたのだと実感します。

私はまだ観てないのですが、数名の方から、『何でウガンダにいるのか分からなかった』とかどうしてウガンダにいるかを勘違いされているような返答も頂きました。

 

番組のタイトルが『なぜここに?』なのですが、尺も限られていますし、長ったらしいので大幅にカットされているかと思います。(2時間以上のインタビューで話したのですが 笑)

 

ウガンダで起業して4年と2か月が過ぎたタイミングですので、自分への戒めも込めて、改めて、ここに来た目的を整理し、記しておこうと思いました。

なぜ、ウガンダで起業?

Read more

新しい加工所に移転して

ティカ近郊の新しい加工所に移転して、3月9日から加工を始めました。廃棄を最小限に抑えるために、製造キャパの1~2割くらいの製造規模から始めました。今は13名が働いています。昨年、設置した大型乾燥機を使い始めたばかりで、変色等の廃棄がでていますが、試行錯誤を繰り返しながら安定していくと思います。

新しい加工所に移って、これまでの製造キャパの約8倍増加が見込めます。一日も早く、取引先に十分な量を毎月供給できるオペレーションに到達したいです。現状は、取引先が必要な量の10%も供給・販売できていません。昨年後半からずっとこのような状況で、いつも笑顔で接してくれていた取引先のマーケティングや販売担当者の表情が商品の話になると険しくなるようになった頃に、事の重大性を感じるようになり、何とか現状を打破しようと取り組んできました。自分たちで何とか現状打破できるという考えが甘かったと身をもって知り、周囲のケニア人の食品加工の経験者の方々に積極的に相談しています。ここを乗り切れれば、月々の売上はアップ♪ 急ぎ過ぎず最適な製造コストで製造量を上げていきます。問題点を日々改善していくことにより、製造が安定していくと希望をもっています。

電気代の請求書が来たけれど・・

遠い遠いギニアまで来てくださったお客様方に感謝です

 

約1ヶ月ぶりに自宅に戻りました

 

ギニア、コナクリからこんにちは。イヌワリアフリカ代表 バー由美子です。

先月の頭から4週間オーガナイズしていたギニアツアーが無事終了し、参加下さったお客様方も皆さん元気でお帰りになられ、わたくしたちも滞在場所から自宅へ戻り「やっぱり我が家はいいなー!」
とホッとしたのも束の間、持って帰ってきた物の後片付けや、約1ヶ月自宅を空けていたので溜まっていたもろもろの事に終われてましたがようやく何とか落ち着きました。

ギニアツアーで滞在していた場所のネット環境が悪かったことも重なりこちらの記事の更新も滞ってしまいましがこれからガンガン更新していきたいと思います。引き続き宜しくお願いいたします。

 

自宅に戻るなり電気代の請求書が

 

ギニアツアーの様子も後ほど少しずつお伝えさせて頂きたいと思っていますが、本日は自宅に戻ってからの事からを書かせて頂きます。

自宅に戻って掃除をしていたら電気代の請求書を持ったお兄さんが来ました。
ギニアの各家庭には住所もなく郵便ポストもないので、電力会社から派遣されたお兄さんが請求書を持って各家庭にやってきます。

 

こちらが我が家に届いた電気代の請求書

この請求書、2ヶ月に1回やってきます。

 

電気料金の決まり方はけっこうアバウトで、電気を通したかったら電力会社の人に来てもらい、
その家庭で使用される電化製品を聞かれたら、エアコン、扇風機、冷蔵庫、テレビが何台ある、ということを自己申請し、その電化製品の量と住居の大きさで電気料金が決められる方式です。

でも、さすがここはギニア、電力会社から来た人との交渉しだいで(賄賂作戦だったりします)なにかしらの値引きをしてもらえたりします。

ちなみに隣のお宅では冷蔵庫3台、エアコンも数台あるのに、電気代は我が家の2分の1だそうです笑

そんなアバウトな電力会社ですがなかなか厳しくて支払いを怠ると速攻電気の線を切りに来られます。
少しの間の滞納は認められるものの、ペナルテイとして延滞料は電気代の10パーセントを取られるそうです。

以前こんなことがありました。請求書が来たので料金を見ると、いつもの1.5倍!

電力会社のオフィスに原因を聞きに行ったところ、請求書をもってくるお兄さんの仕業だったことが判明。
私たちは請求書をもってきてくれるお兄さんに電気料金を渡していたのに、お兄さんが私たちが支払っている事を会社に隠していてネコババしていたから、そのペナルテイが数回追加されていたのです。

そんな事件も多発してるそうで、それ以降は電力会社に直接出向き支払いをするようになりました。

 

電気代を支払ってるけれど停電ばかり

 

我が屋の発電機

幸いギニアツアーの開催中は、夜に停電だった日は数日のみだったのでとても助かりました。
夜に停電だった時に大活躍だったのが、自宅から持って行ったこの自家用発電機です。

自宅に戻ってからも電気があるのは1日12時間くらい、パソコンや携帯電話を充電しなければならないなのでこの発電機が活躍しています、でもガソリン代がけっこうかかります!

 

発電機の修理中。移住後発電機を買い替え続けてもう何台目でしょうか。使い過ぎですぐ故障します。

 

電気代をちゃんと支払っているものの、停電が多いと電気代をその分安くしてくれ!という気持ちになってきます。電気があってもなくても同じ電気料金を支払うっておかしくないですか?

ギニアでは地域ごとに電気も水も、他よりも来ない場所もあるのでその為の抗議暴動も起きることも多々あります。特に停電ばかりなのに最近電気代が上がった為にみんな怒っています(私も含め)。

他のアフリカ諸国では電気事情ってどうなんでしょうか?
ギニアは水力発電だから乾季の今は電気が少ないということですが、他のアフリカの国ではどんな発電方法なのだろう?と気になっています。

ギニアではまだまだ電気を通していない家庭も多いし電気を通していたとしても停電ばかりの地域が多い状態です。

水と電気って本当に大切だなとギニアにいると実感することが本当に多いです。

 

Inuwali Africa 事業&サービス  

Inuwali Africa イヌワリアフリカ HP  

Inuwali Africa イヌワリアフリカ ネットショップ

イヌワリアフリカのギニアツアー2018専用 HP

イヌワリアフリカ 代表 バー由美子                             Yumiko Bah / Inuwali Africa  Président

 

青空キッチンで遠くから運んできた水と薪を使い調理し皿や鍋を洗うギニア女性たち、本当に逞しいです!

農業用ドローンフィールドリサーチ

先週は農業分野におけるドローンのフィールドリサーチを現地企業、農家と協調して実施しました。

今回は作物の生育状況等を把握する為、マルチスペクトルセンサーをドローンに搭載し、主にNIR(近赤外線)の作物への反射から、NDVIデータを作成するという事を行いました。

要するに今まで人の勘に頼って行われていた生育状況の把握を科学的に行い、ストレス状況などの問題の特定をピンポイントで示す事により、リソース・時間・コストの最適化を図るというものです。

 

 

殊ザンビアにおいてはコマーシャルファーマー向けのコスト削減以外にも、国民生活の重要課題である飢饉にも活かせると思います。

FAW(ペスト)の早期発見、不作地域の早期特定、食料供給の最適化をUAVで行えば、飢饉から解放された世界も十分実現可能でしょう。


今回実施してみた感想としては、精緻なデータを取る上では、多少試行錯誤する必要があるなと思いました。ただ課題は多いが、カイゼンを続けることで解決可能と考えます。

とにかく目の前の事に真剣に取り組み、結果としてベーシックインフラ(緊急の食料・医療物資供給を自動的に行うシステム)の構築が出来ればいいなと思います。

 

最後に余談ですが、今回のリサーチを通して強く印象に残ったのは現地の子供のドローンに対するリアクションでした。

普通の可愛い子なのですが、ドローンのモニタリングを始め(150秒あたりから)、大人がドローンの空中の位置を子供に指し示すのですが、それを発見したあたりで一気に鋭い眼差しに変化し、その後完全にドローンに没入していく様は、子供と言えど畏怖の念を抱くほど力強さを感じました。

その後は打って変わってあどけない表情を見せ、皆を和ませますが、なんか凄いなと思ってしまいました。

 

こういった子供がドローンを当たり前に感じながら大人になった時、きっとユニークな発展をアフリカは遂げるだろうと思います。

1 2 3 42