はじめまして、Verde Africaです。

はじめまして。有坂(旧姓 村上)純子です。この度はアフリカ起業支援プログラムに参加する貴重な機会を頂きありがとうございます。

自己紹介

私とパートナーは10月にモザンビークに渡り、木炭の代替エネルギーとなるブリケット(形成炭)の会社を設立します。企業名はアフリカをより緑にしていきたいという願いをこめて、Verde Africaと名付けました。Verdeとはモザンビークの公用語ポルトガル語で緑という意味です。

VA_logo(弊社 ロゴ)

アフリカで起業しようと思った経緯

私は2010年~2013年ザンビアに青年海外協力隊として赴任して、零細ビジネスを経営する女性のファイナンスやビジネス支援に携わりました。野菜の小売りや揚げパン売りや食堂などを営むザンビア人のお母さん達と知り合い、私の起業観は大きく変わることになりました。それまでの人生では起業は自分のような凡人には無縁のものという先入観ばかりが先行して、興味を持ったことすらありませんでした。しかし、学歴も頼れる人も資金もない環境で起業し、日々身を粉にして働いた収入で家族を支える姿を見て“自分には起業できない”という言い訳はしないと決めました。

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自身のビジネス経営によりローンを返済し、貯金し、家族を養う彼女たちは貧しくても達成感や自信で輝いているように思いました。彼女たちは援助プログラムの“受益者”ではなく“お客様”だからこそ私にも胸を張って接していて、その姿に力強い希望を感じました。私の中にはいつか彼女達のようにアフリカで懸命に努力する人達が報われる世界をビジネスにより創りたいとの想いが芽生えていきました。

また、当時は零細ビジネスのアドバイスをしていたので、売れ筋商品や利益率や新規事業エリアなど商売の観点から日々現地を観察していました。そのザンビアの田舎町は日本に比べ“高価”で“品質の悪い”商品で溢れていました。貧しい人ほど“品質の悪い”商品に高いお金を払っていて、生活必需品に関しても例外ではありません。『アフリカには現地の人の役に立つ、ビジネスチャンスがある』との確信は私の中で次第に強くなりました。

前職ではザンビアでのBOP事業協力準備調査案件や、東南部アフリカ19ヵ国のマイクロファイナンス機関経営者を対象としたプロジェクト運営に携わりましたが、アフリカで起業したいという思いはゆっくりとかつ着実に強くなっていきました。

そして事業パートナーの存在があります。私は2014年にザンビアの協力隊仲間と結婚しました。結婚したときから“いつか一緒にアフリカで起業しよう!”という夢を温めてきました。モザンビークでの事業は夫と私、そして1年前に出会ったモザンビーク人友人と3人で立ち上げる予定です。

blog1 photo0(事業パートナーの2人)

これから

10月3日に日本を出発して、ウガンダとケニアで同業他社の工場を見学し、モザンビークに渡ります。その後、首都のマプトで会社を設立し、6か月間のパイロット生産販売を実施する予定です。

なぜモザンビークなのか、なぜ形成炭なのかはまたの機会にお伝えさせてください。また、事業の立ち上げの様子をリアルタイムでレポートしていきたいと思います!

 

 

 

持続可能な開発目標(SDGs)との関係性

Sustainable Development Goals_E_Final sizes

(英語のあと日本語)

Recently I came across an article on Sustainable Development Goals (SDGs) on the World Economic Forum website which was coincidentally written by my Master’s thesis advisor at The Fletcher School, Professor Bhaskar Chakravorti. The article was titled, “The 17th Sustainable Development Goal could help us achieve the other 16.

The 17th Sustainable Development Goal is about partnerships for the goals: Strengthening the means of implementation and revitalize the global partnership for sustainable development. Chakravorti provides an example of Unilever and how the company has successfully been operating in the developing economies by creating and managing partnerships with various stakeholders including NGOs and governments.

“Companies have traditionally been optimized around business units that carry out contractual transactions with parties on the outside. The pursuit of SDG 17 raises the bar on what companies need to get better at: managing a diverse network of partners to accomplish sustainable development.”

Partnerships are important for the businesses in the context of emerging markets because there are voids in the value chain. For Maki & Mpho, partnerships with the academia and the government are extremely important. The partnership with academia is important because there is a void in the job market particularly for talented recent graduates in the creative sector. To address the void, we directly work with design students to help them expose their work while encouraging them to be entrepreneurial. We also work with the Department of Arts and Culture in South Africa to help them promote and build a stronger creative economy. These partnerships may slow business processes for the short term, but we believe that they will ensure that our business activities have longevity and will help us achieve other SDGs that relate to education or employment.


米国フレッチャー大学院時代の修士論文の指導教授であったバスカー・チャクラボルティが、世界経済フォーラムのサイトに寄稿していた持続可能な開発目標(SDGs)に関する記事を、先日たまたま目にしました。記事は、”The 17th Sustainable Development Goal could help us achieve the other 16“、というタイトルで、つまり「17番目のSDGがの16の目標達成への鍵」といったような内容です。

17番目のSDGは、パートナーシップについてで、持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化するというものです。記事で、チャクラボルティ氏は、ユニリーバーを例に挙げ、彼らがどのようにNGOや政府関連機関や国際機関などとパートナーシップを構築し、継続することで、発展途上国などのマーケットにおいてビジネスを成功させているかという事例を紹介しています。

「企業は、従来より外部関係者と契約関係を構築する(営業)部隊を中心に、組織を最適化してきました。17番目のSDGは、持続可能な開発を達成するために様々なパートナーとネットワークを構築するという新たなチャレンジを、企業に課しています。」

途上国や新興国でのビジネスでは、バリューチェーンにおける様々なギャップ(void)に対応する必要があるので、パートナーシップは非常に重要です。Maki & Mphoのビジネスにおいては、教育機関と政府機関との連携が重要です。教育機関との連携が重要なのは、特にクリエイティブセクターにおいて、優秀な卒業生に対する国内雇用市場の受け皿の面でのギャップがあるからです。だからこそ、我々は優秀なデザイン学生と直接連携して彼らのワークを国内外に発表する機会を設けるとともに、彼ら自身が自ら独立してビジネスを立ち上げるためのオプションも提示するという目的でのプロジェクトを立ち上げています。同時に、南アフリカの文科省とも連携することで、彼らがよりクリエイティブセクターをより強化することにも貢献しています。こういったパートナーシップは、短期的にはビジネスのスピードを鈍化するかもしれませんが、長期的な視点で継続していくためには欠かせないものであり、まさにこのパートナーシップこそが他のSDGである、教育や雇用の課題に対してもインパクトがつくれるものだと考えています。

ルワンダ人でタイ料理屋3 本場の味への道のり:後編

金銭面から外食、ましてや異国の料理を食べる、という経験などないルワンダ人スタッフが、どのようにタイ料理を習得していったか、についてのお話です。

 

基本的にレシピは全部私が決め、実際に作るのはルワンダ人スタッフです。

彼らからすると、思いっきり異国の料理。タイという国自体、知らなかった人もいるくらい。(それでいうと日本の位置を言えるルワンダ人とか少数派です)

よく見ると日本が大陸と地続きになっているアジアの地図

よく見ると日本が大陸と地続きになっているアジアの地図

 

まずそもそもルワンダの人たちは、どんな食生活を送っているのか?

都市キガリの実感地で言うと、
フルーツや野菜は豊富、収入のある人は一日二回の食事をとれていて、
「飢え」のイメージとは程遠い。

ただ、例えばペットボトルのコーラを買える人はお金持ちだし、外食ができるのも富裕層に限られる

先日インスタでもアップしましたが、
Asian Kitchenの例えばランチセットで一番安価なカレーセットでも、スタッフの日当を超えています。

あああ

日当超えのチャーハン。時給ではありません

地方では、自給自足で暮らす人が多く野菜は各家庭にあります。
でも、塩がなかったり、油がなかったり。

 

WHOで働く方に伺ったお話しだと、

ルワンダの3人に1人の子どもが慢性栄養失調。たとえば芋は畑でどっさりとれるけれども、それだけ食べていても栄養素が十分ではありません。発育不良になったり、脳の成長が遅れたり。

またお肉が食べられるのも富裕層に限られ、一個約0.1ドルの卵は高級品なため、低所得層は「自分で食べるものではなく、お金に変えるもの」という意識があるそうです。

 

ちなみに私はここに来るまで、アフリカの食糧事情といって思い浮かべる、とある一枚の有名な写真がありました。

ハゲワシと少女

「ハゲワシと少女」

この写真にまつわる報道、人道についての論争は当時は知りませんでしたが、
何かの紙面で見たその写真は、遠く離れた日本の小学校低学年の子に、その後20年くらい?そのイメージを植えつけるほどのインパクトが、確かにあったんですよね。
今でも、アフリカ=飢餓のイメージのある日本人は少なくないと思います。

アフリカが一括りになってしまっていることと、全然アップデートされていないことが象徴的ですが。

 

話を戻して、ではルワンダ料理ってどんな料理??

食材は芋、キャッサバなどの炭水化物、
調理方法は炭で起こした火で煮る、
味付けは塩orマギーorトマトソース。

基本的はこれ。だいたいこれ。昼も夜もこれ。毎日これ。
朝はパンでお昼にパスタを食べたら夜は和食か中華が良い日本人からすると、超飽きます。

地元の飲食店のビュッフェはどこもこんな感じです。みんな超大盛り食べます

地元の飲食店のビュッフェはどこもこんな感じです。みんな超大盛り食べます

ちなみにルワンダはお芋が美味しいです!
(そのせいかこちらに来て体重が激増ですがそれはまた別のお話)

うちのスタッフはまかないはルワンダ飯(るわんだめし)です。
人気店のまかないって、ちょっと邪道だけどたまらなく美味しくて、知る人ぞ知る裏メニューがついにメニュー化されました的なやつあるじゃないですか。

あれやりたいんですが結構難しいです。でもイノベーションはコンビネーションから生まれますからね。

これは彼らの要望です。「タイ料理はいらないから芋を煮たい」と。

売上の多い月は、ウガリになることも。キャッサバ粉を練ってつくるものです。

ソースは毎日同じだけど芋がウガリになるだけでテンションアップ!なスタッフ

芋がウガリになるだけでテンションアップ!なスタッフ。ソースは毎日同じです

こんな風にルワンダ人は、割と新しい料理に消極的だと感じるのですが、
それはきっと国民の多くが
他国の料理を楽しむという習慣が金銭面からない点と、
塩味のみの味付けに幼い頃から慣れ親しんでいる点が大きいのではと個人的には思っています。

少ない栄養分からの吸収効率とか実はあるのかもしれません。

アジアンキッチンのお客様の2割ほどがルワンダ人ですが、
話を聞くと海外経験があり、
NYで好きなタイレストランがあったとか、
UKで食べたことがある、
とかそういう人たちが多いです。

そんなこと一つとっても格差を感じたり。

たいていのルワンダ人は、外食で食べたいものはフライドポテトとハンバーガーでしょう。(もちろんマックなどありません)
さてそんな彼らにタイ料理のコックになってもらいます。

トレーニング実技初日。
コック経験者ですからね、座学も挟んだし、一旦ベーシックなレシピを渡してそれ通りに作ってもらいますか…
というヨミがおお甘でした。

・「レシピ」に基づいてつくる
・計量する
・時間をはかる

という観点がない。

ココナッツミルクが1缶にナンプラーが20ml、砂糖が15gで塩が小さじ1、
炒める順番はこうでこうでこう、
全部ルワンダ語で紙に落としてあるのですが。

誰も計量してない!
全部雰囲気で入れてる!
手順も全く無視!
ていうかレシピ読んでない!

すごい全員まったく違うものできた!

トレーニング序盤。この後 壁がマニュアルで埋め尽くされます

トレーニング序盤。この後 壁がマニュアルで埋め尽くされます

何事も準備が大切!
キューピーさん(スポンサー様です!)の3分クッキングだって、全部下準備がしてあるから3分で終わるんです!
とにかく基本の説明をひたすら繰り返す毎日が始まりました。

最初に材料を計量してから調理する、
火をつけるまえに、ココナッツミルクの缶はあけておく、
大匙と小さじはテーブルにちゃんといつもセットしておく、
タイマーはこう使う、
そこ勝手に人参食べるなぁ!
などなど…

前職ではどうやって作ってたの?レシピとかなかったの?

はい、なかったそうです。全メニュー、シェフの気まぐれなんとかってやつでしょうか。

 

それでもどーにかこーにか一緒に作ってそれなりにできたものを試食すると彼らの反応はたいてい

I don’t like this.(真顔)

・・・

ええ、塩味のみ、からの、
パームシュガーの甘味とナンプラーの塩味とスパイスの辛味・苦味とタマリンドの酸味とシーフード系の旨味のハーモニーやー(あの人まだいるのかしら)
ですからね。
とりあえず一旦いいです。
一旦いいんでとにかくレシピ通りにお願いします

というところからスタートして9ヶ月。

やはり「レシピを忠実に守る」
というのがなかなかできず、私も当初はずっと目を光らせていましたが、
今では、ちょっと私が出ていた隙になんじゃこりゃぁ!!みたいなものを作っている、
ということはだいぶ減りました。

どうやってここまできたか、無我夢中過ぎて覚えてませんが、
とにかく、紙に落とす、
写真にして貼る、
やってみせる、
うるさく言い続ける、
これを9ヶ月続けて、
今では彼らの方が私よりもレシピを正確に覚えています。

外食したことも、ましてやタイ料理を食べたこともなかった彼らが、
「ちょっと今日は味がおかしい気がする、味見してもらえますか?」なんて聞いてきたり。

また、手に入るブランドが安定しないので、実際味や食感がぶれますが、
そんなところも調整の提案をしてきたり。

今日は、アジキチのメニューを、社割で買いたいという申し出があり、あら嬉しい。タイカレー嫌いって言ってたのに。

改めて、アジキチスタッフ、毎日頑張ってます!!

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言語から見る東アフリカ (1)ウガンダ

これから数回にわけて、言語の違いから見る東アフリカ諸国の政治・文化・経済について書きたいと思います。私はこれらの専門家ではないため、専門の方から見たら、突っ込みどころがあるかもしれませんが、各国でビジネスや調査をする中で、私なりに感じた違いをお伝えできたらと思います。
第一回目は私の事業拠点であるウガンダ。

ウガンダの公用語は、英語とルガンダ(ガンダ語)になります。ルガンダは、主に首都カンパラのあるセントラルと呼ばれる地域で使われる言葉です。元々、首都カンパラを含むセントラル地域を統治していた(している?)ブガンダ王国で使われていた言葉です。

ただし、このルガンダ。ウガンダ全国隅々で使える言葉ではありません。元々いくつかの王国から成り立つウガンダでは、地域により話されている言語が異なります。アチョリやニャンコレなど、地域により日常会話に使われる言葉は異なります。
全国の小学校でルガンダの勉強はするようですが、地方にいけば、ルガンダが使える人はぐっと減るようです。
以前に、中西部出身(Fort portal)の政府の役人、北部出身(Kitgum)のエンジニアと3人でカンパラ郊外の出張に行った際に、道に迷った事があります。

道端のおばちゃんに、私が調子にのってルガンダ語で聞いたところ、当然ルガンダ語で返答が帰ってきました。その際に、二人に尋ねたところ、『いや、私たちもあんまり分かってない 苦笑』と言われました。

首都カンパラでさえ、教育を受けた人でなければ、英語を理解したり、流暢に話せません。(逆にいえば、高校くらいまで出ていれば、英語でのコミュニケーション、読み書きは全く問題ない。)
もう一つの公用語であるルガンダでも、全国で通じる言葉ではないようです。。

日本のような単一言語の国にいると不思議ですが、ウガンダでは国民の多くが理解できる言語はないようです。
このことが、政治上、経済活動上に不利なのは言うまでもありません。。

※ちなみに、お隣ケニアも多くの民族・言語がありますが、スワヒリ語という共通語があり、全国津々浦々、スワヒリ語で概ねコミュニケーションが取れます。

Kampala

布を調達しにローカルマーケットへ

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今日は資材調達をしにローカルマーケットに。バッグ一つ作るにも、布(表地と裏地)、芯材、牛革、ジッパー、金具など様々な資材が必要になります。私たちはそれらをなるべくローカルマーケットで調達するようにし、持続可能なものづくりができるよう心掛けています。そんなわけで月に1-2回ローカルマーケットに行き、それらをまとめて調達する必要があるのですが、今日は資材調達の中でも、とびっきり楽しい布選びについて書きたいと思います。

カンパラ市内で最大規模のオウィノマーケットの横に、アフリカン・プリントのマーケットが広がっています。そこを訪問し、自分好みの布をセレクトするわけですが、これが至難の技!とにかくたくさんのお店が軒を連ねていますし、どのお店に入ろうかまず迷います。しかもお店の中をよくよく見てみると微妙に置いてある柄の種類が違うので、本当は全部のお店を回りたいところですが、そんなことしてたらいくら時間があっても足りません。そこで私はお気に入りのお店を3-4軒、気分が変われば別のところを覗くようにしています。

そしてお店に入ってからもまた大変!天井まで積み上がった布の山の中から、自分の好きな柄を探すわけです。。。積み重なった布からは、柄はほんの一部しか見ることができません。なので、直感的に可愛いかも!?と思ったものは全て引っ張りだして広げて見てみます。イメージしていたものと違っていたらそれを戻して、また別のものを引っ張り出します。そんなことを続けていると、店番のおばちゃんからは変な目で見られがちですが、何度か通うと顔馴染みになり、長居しても怒られません。

そんな作業を繰り返しながら、私はいつも6 yard (約5.5m)の布を20柄くらい買い付けます。1回の買付の量はそんなに多くはないですが、だいたいマーケットの布の在庫は1か月くらいでガラリと入れ替わるので、次回訪問した際に別の柄を仕入れ、なるべくたくさんの柄でバッグを作るようにしています。

ちなみに百貨店などで催事をする際には、常時50種類以上の柄のバッグからお選びいただけるようにしています。これは私と同じように、たくさんの布の中から自分のお気に入りの一つを見つける喜びと選ぶ楽しみを、お客様に擬似的に体験してもらえたらと思い、時空を超えて再現しているんです。

こういった仕掛けが功を奏し、時にはお客様を惑わせながら笑、お買い物の時間を楽しんでいただいています。

 

Chizu

当社の問題点より考える事

当社の中心事業は、サービス業であり、主に、日本人の顧客を対象としています。

ですので、お客様は、当社に日本のサービスを求めていらっしゃいます。

とは言え、私の感覚も日々アフリカ化してきてしまっておりますが。(苦笑)

近年では、お陰様で様々な依頼を頂くようになりました。

ですが、問題は、当社のサービスにおいて、現地職員でも対応できる業務はほとんどなく、結局、全てを日本人である私が行う必要があります。

また、従業員採用に際しても、ここではまず、現地人の採用が優先となります。

ボツワナ人従業員の特徴として、例えば、掃除、庭の草取り、または、簡単なル―ティンワーク等の業務であれば、トレーニング後、なんとかその分野でのみ、力を発揮してもらえますが、当社の業務のように、状況に応じ、責任感を持ってマルチに動ける人材の育成となると、かなり難しい課題だと思われます。

この国は、アフリカといえど、皆さんが想像されるような貧困レベルとまではいきませんが、定職率は非常に低くなっており、最終的には、国や仕事をしている親類等に依存し、なんとかなってしまうような流れも見られます。

ということから、人々にハングリー精神なるものは、ほぼ存在していない事や、仕事に対する重要性もあまり感じられていないようです。

ボツワナへ赴任された、JICA協力隊の皆さんも、アフリカへの技術移転に大きな志をもち、心底努力に努められていますが、最終的に皆さん共通にぶち当たる壁は、現地人の低い受け入れ意識と、また、興味を持ったとしても、それを持続させる忍耐力と、想像力の弱さにあります。

糠に釘とでも表現致しましょうか。

よって、現地で涙ぐましい努力をされた隊員の方々が築きあげたものも、離任後の継続に繋げていくことは本当に難しい状況になっています。

そして、最大の問題は、殆どの国民は、この事態に対し、全く危機感が無いことです。

このような問題ばかりお話しますと、ボツワナの印象が悪くなってしまうかもしれませんが、このような性質は、アフリカ全体に共通する部分があるのかもしれません。

また、必ずしも私たちの感覚が正しいということではなく、彼らには彼らなりの、もっと大切な部分がありますし、常識があります。

ですが、後々この国から、ダイヤモンドが無くなってしまった場合他、未来の状況を考慮した上でも、自分たちの力で、状況を把握し、考え、判断し、行動するという力は、最も重要な事であると確信しています。

今回頂いた、この大きな機会に、サービス業を中心とした、人材育成の事業を、本格的に立ち上げたいと考えております。

ボツワナという国

 

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ボツワナ共和国は、南部アフリカ中央に位置する、アフリカの中でも、平和な国と言われています。

日本では、以外に知名度が低いのですが、第一産業である、ダイヤモンド資源のおかげで、国の経済は、ある程度安定しており、南隣である、南アフリカと国境を接しているため、殆どの物資は、南アフリカからの輸入に頼っています。

という事から、特に、国境に近い首都ハボロネでは、大抵のものは手に入る環境と言ってよいでしょう。

ボツワナ、第二の産業は、放牧です。

100%自然の牧草で、伸び伸び育っている肉牛は、お肉自体もヘルシーで、味のある赤身が自慢です。

ボツワナ国は、歴史上、戦争を経験しておらず、イギリスの保護領として、平和に国を発展させてきました。このような背景から、ボツワナの人々は、争いを好まず、とても大らかで、フレンドリーな国民性です。

私は何故、ボツワナにいるのだろう?

私は、子供の頃より何故か海外生活に興味があり、ようやく20代後半になってから、先進国での海外生活へ踏出しました。 現地での仕事等から得た体験や、また様々な文化の人々との出会いから、世界での幅広い価値観に触れて参りました。

 

この頃から、海外での事業、特に、発展途上国での事業に興味がありました。

とはいえ、JICAの協力隊や、NGO事業に関わられている皆さんのように、発展途上国の為に何かしたい!というような美しいボンランティア精神は、特別自分には見られなかったように思います。

ただ純粋に日本のクオリティを上手く組み込んだビジネスプランを、何処かで発揮出来ないか、というような望みはございました。

当初、元、ボツワナ協力隊OVの方の、中古車ビジネスのお手伝いをきっかけに、興味本位だけで、名前さえよく分からない国、ボツワナの地を踏んだのが、私のアフリカデビューでした。

ボツワナの首都ハボロネでは、インフラ等がある程度整っており、一時期急速な発展を遂げた街でもありましたので、当初イメージしていたアフリカとは、かけ離れていました。

それでも、街を一歩郊外に出ると、逆に、手付かずの大地が広大に広がっており、限りなく、素のままのアフリカが感じられるこの国に魅了され、現在のボツワナ観光販売に繋がっております。

ここでの生活からは、アフリカ人と日本人の間でのサービスにおける大きなギャップを日々体験していきました。

そのギャップを少しでも埋めるべく、在留邦人に向けた、様々なサービス“これがあったらいいのな”のご要望を元に、日本人流の信頼できるサービスを提供し始め、同時に、日本からいらっしゃる方々の現地手配、アテンド等を中心に、事業を行って参りました。

 

ボツワナから、はじめまして。

私は、ボツワナ共和国在住、Shaft Deep (PTY) LTDの代表取締役、そして、ボツワナトラベルコンサルタントとして、現地手配業務および、日本人向けの現地サービスを、提供させて頂いております。

現在、ボツワナ6年目となります。

 

Yuka Kwhai

 

 

この度は、このような機会を頂き、ありがとうございます!

このような好機を知り、私が兼ねてから考えておりました、“サービス業における、人材育成”の事業を立ち上げたいと思いました。

「アフリカビジネス」とは?

Proudly African Truly International - GT Bank Ad / Kenya

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(英語のあと日本語)

So what is “African Business”? Does it just mean doing businesses in Africa? Is it about targeting African market? Is it about businesses for the base of the pyramid (BoP)? Or is it about creating jobs in the African continent? Is “Africa business” almost equivalent to doing businesses in developing economies where there are less equipped with modern infrastructure and less option for products and services?

Some companies focus on creating jobs in Africa while other companies focus on creating or capturing a new market in Africa. While both factors are a part of our long-term focus, we currently focus on neither of them. We instead focus on creating partnership and platforms to inspire Africans to take pride in what they already have and create new businesses themselves. We are focusing on the very first step of the value chains aka. conceptualization and design and involving Africans in this step.

African business needs to have (black/local) African ownership. African business needs to be reflective of their own cultural and social network. African business needs to be promoted outside Africa. It is important because of their COLONIAL PAST which still remains to this day.

That’s why we continue our intellectual dialogue inside and outside Africa using the power of story and design.

By the way, not many local (Africans) here know that Japan was colonizing other East Asian countries in the past (while some thinks that Japan is a part of China). Japan still politically face challenges with China and Korea while economically the partnerships with these countries have been fairly successful. In the background, I believe that culture and soft contents played a certain role.


「アフリカビジネス」とはなにか。アフリカ大陸でビジネスをするということなのか。アフリカ市場を狙うということか。BOPビジネスをさすのか。アフリカでの雇用創出のことか。「アフリカビジネス」は、近代インフラが未発達で、モノやサービスが多様化していない途上国経済でのビジネスとほぼ同義的なものなのか。

事業のフォーカスを考える上で、アフリカでの雇用創出か、アフリカ市場の開拓や進出という2つの異なる切り口があると思います。どちらも私たちがやろうしているビジネスにおいての、長期的なアジェンダに含まれている切り口ですが、現時点で、我々はどちらにもフォーカスしていません。一方で、私たちが重要視しているのが、アフリカ人自身が、すでに持っている様々なアセットの価値を再認識し、誇りをもってビジネスを創出するための、パートナーシップとプラットフォームの構築です。私たちは、ビジネスバリューチェーンの一番最初の部分であるコンセプトメーキングとデザインの部分にフォーカスし、そのステップにいかにアフリカ人を巻込んでいくかというところを重要視しています。

アフリカビジネスにおいて、(黒人/local)アフリカ人のオーナーシップが非常に重要だと感じています。アフリカビジネスは、彼ら自身の文化的社会的システムを反映したものでなければなりません。一方、そのアフリカビジネスが世界に発信されていくことも重要です。なぜこういった視点が重要かというと、植民地支配の過去に失ったアイデンティティと誇りが、未だ引きずっているからです。

だからこそ、私たちは、物語とデザインを通じて、アフリカ内外での様々なインテレクチュアルな対話を続けていくことが重要だと感じています。

ところで、アフリカで現地人と対話していると、日本が帝国主義時代に、アジアの隣国を植民地化していたという事実を知らない人も少なくありません。(逆に日本は中国の一部という認識も普通にありますが。)日本が、韓国や中国との関係において、政治的に「戦後」から未だに脱却しきれてない事実と、一方での経済面でのパートナーシップ深化を考えると、その背景には、文化面(ソフトコンテンツ)が一定の役割を果たしているのではないかと考えます。

 

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