アフリカのスーパー事情 〜タンザニア・ウガンダ・ザンビア〜

海外に行った際、現地のスーパーを大中いくつか回れば、その国・その場所の生活水準や需要の特徴・トレンドがぼんやりと見えてきます。
今回は、アフリカ数カ国を渡航した際に発見したことや経験したことをご紹介します。
 
アフリカのスーパーは、初めて行く方は必ず驚かれる位、普通に綺麗です。
少なくとも、私の滞在経験のあるタンザニア・ウガンダ・ザンビアにおいては先進国のスーパーと比較して遜色ないレベルで綺麗です。
 
スーパーと一言で言っても、食品小売りの業態にはいくつか種類があります。
一つ目は、非常に大きく家電や衣料品、小型農機具など幅広く取扱う「ハイパーマーケット」
仏Carrefourや米Costcoなどが有名ですが、アフリカでは南アフリカの「Shoplite」ケニアの「Tuskys」などがメジャーです。
次に、食料品に加え衣料品なども少量で扱う中堅スーパー。「Budget Mart」などが知られるところ。
最後に、アフリカに無数にある個人商店「キオスク」
 
なお、上記の3つの販売チャネル以外にも、アフリカにはネットワークビジネス的に行商や手売りで販売をする人達が非常にたくさんおり、渋滞を利用して手売りする「渋滞ビジネス」みたいなスタイルが成り立っています。
レストランの席に座っている時に来た、手売りの一こま。

 
今回ご紹介するのは、主にハイパーマーケットです。
 
こちらの写真の様に、店内は整理整頓され、
タンザニア・ウガンダ・ザンビアの順にご紹介していきます。
 
 
タンザニア
 
ハイパーマーケットの「CITY MALL」の外観。

 
店内はこんな感じで、先進国のスーパー同様に商品が綺麗に陳列され、商品ラインナップも充実しています。


 
穀物類は量り売り。

 
タンザニアの名産、コーヒーや紅茶。


 
簡単なカー用品も売られています。


 
同施設内に入っているメイクアップショップ。

コスメアイテムが販売されており、それらを使用して店内でメイクアップしてもらえるサービスを提供しています。
平日の午前中にも関わらず、店内には女性客2人が。
アフリカの女性の美容への関心の高さが伺えます。
 
 
ウガンダ
 
カンパラのルゴゴ地区にある「Lugogo Mall」。

 
南アフリカの大型小売チェーンである「SHOPLITE」が入っています。

 
店内の食料品。果物が豊富。


 
ティラピアやイワシ、タコなども売られています。

 
生活雑貨や文房具の品揃えも非常に良いです。


 
加工食料品。南アフリカ産かケニア産がメインです(ここについては、課題として後述します)。


 
タンザニアのスーパーと同じく簡単なカー用品なども売られています。


 
日本からは電動工具のリョービの製品が売られています。

 
 
ザンビア
 
南アフリカの大型小売チェーンである「Pick n Pay」。

 
Jeepの新車ディーラーが入居する計画となっている様でした。

新車需要も徐々に出て来ている様です。
こちら、施設内に展示されていた新車FIATのピックアップトラック。


 
アップル純正品のみを取り扱うお店。

 
こちらはソニー純正品のみを取り扱うお店。

 
最近破産申請したことで話題のToysRus、BabiesRus。


実際、お客さんは私達を除いて1人くらいでした。
ベビーカーが3万円くらいで売っていたので、あれを購入出来る層はごく一部でしょう。
現地に居住している人に聴けば、外国人(長期出張者である中国人、欧州・中東系、一部日本人)やごく一部の現地の方(大企業や政府関係者など)のみ購入出来る、とのこと。
 
オーストラリアの巨大小売り「WOOLWORTHS」。

 
アフリカの伝統的な模様が施された衣装を販売するブティック。

 
視力低下が進むアフリカ人に需要が出始めている、メガネ屋さん。

 
施設内の巨大チェス版。アフリカらしい遊び心。

 
 
・・・と、こんな感じで綺麗で品揃えも申し分ないです。
そして、こういったハイパーマーケットは都市部にどんどん建っています
(ケニアやヨーロッパ、中国などの銀行の資本が入っています。)
 
 
ただし、問題点もあります。
まず1つは、自国産の商品は非常に限定的であり、南アフリカ産またはケニア産、または中国・中東・インド・欧州系の商品がほとんどである、という点です。
 
例えば、ザンビアは南アフリカのマーケットとなっています。
また、タンザニアやウガンダにおいても、ケニアや南アフリカのマーケットになっているのが現状です。
 
自国産の商品、特に食品の加工品を自国内で地産地消していくために必要なもの。
それは、先日ご紹介した産業用機械です。
http://entre-africa.jp/yo_murofushi/4356.html
 
日本から中古でまだまだ現役の産業用機械を向こうにナレッジごと輸出し、産業化に役立ててもらう。
この仕組みが構築出来れば、ケニアや南アといった大国以外のアフリカ各国が産業確率して自立していくのに大きく寄与すると思うのです。
加えて、日本の高齢技術者知見の活用・生きがい創出および資源の有効活用にも繋がります。
 
もう一つ問題点として、ショッピングモールを建てたはいいものの、家賃が高すぎてテナントが埋まらない、または埋まってもすぐに出て行ってしまうこと。
実際、ウガンダの「Forest Mall」は空きテナントばかりで、建物自体が廃墟みたくなってしまっています。

 
投資熱が高まっているのは前向きに捉えたいところですが、無理のない投資回収計画を作成し、入居企業がある程度見えたところで投資実施する姿勢も今後は必要。
 
 
・・・少し話しが逸れてしまいました。
アフリカのスーパーで売られる、日本の製品はどうでしょう?
タンザニア・ダルエスサラームで、キッコーマンさんの醤油が販売されていました。

 
1本、18,000Tsh(タンザニアシリング)=約900円。日本だと、300円以下で購入出来ます。
販売数の問題からこの価格となるのでしょうが、日本食を提供する業務用であればもっとロットがはけるので単価が抑えられるはず。
 
照り焼きが人気なこともあり、それに使う用のめんつゆとかは売れる気がしますが、実際はどうなのでしょう。
このあたり、テストマーケティングで是非取り扱いたいところ。
 
以上、簡単ですが、アフリカのスーパー事情の一端をご紹介しました。
And Africaでは、テストマーケティング事業を通じて、必要なものが適正な価格で提供される市場の形成に、貢献していきます。

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セネガルの物価

セネガル共和国の物価をざっくり紹介します。

 

【飲み物】

・水500ml 250FCFA(約50円)

・コーラ330ml(ビン入り) 200FCFA (約40円)

・ビール 400FCFA~(約80円~)

 

【外食】

・露店や食堂 500CFA~(約100円~)

・室内のレストラン 1,000FCFA~(約200円~)

・富裕層向けレストラン、外国料理 1品5,000FCFA~(約1,000円~)

 

【レジャー】

・ダンスクラブ 入場料5,000FCFA(約1,000円)

・音楽ライブ 5,000FCFA~(約1,000円)

 

 

【交通機関】

・バス 50~250CFA (約10~50円)

・タクシー 初乗り500FCFA~(約100円~)

 

【電化製品】

・エアコン 150,000FCFA~(約3万円~)

・扇風機 8,000FCFA~(約1,600円~)

・携帯電話(ガラケー) 5,000CFA~(約1,000円~)

・携帯電話(スマホ) 15,000FCFA~(約4,000円~)

 

【生活用品】

・ティッシュ 1箱500FCFA~(約100円~)

・トイレットペーパー 12ロールで3000CFA~(約600円)

・シャンプー 1,000FCFA~(約200円~)

・石けん 200FCFA~(約40円~)

 

いかがでしょうか?

全体的に飲食物は日本より安めですが、お酒の飲めるレストランとなると日本よりも高いのでは、と感じる事もあります。

また、基本的にセネガルでは製造できないもの(輸入品)の値段は日本よりも高いです。

少しでも参考になりましたら幸いです。

なお、コチラで上記よりも広範な商品の物価情報を掲載していますので、ご興味がある方はご覧ください。

 

JAPON COMMERCE SUARL

山田一雅

【WEB】

アフリカビジネスのパートナー アフリカ商会 by JAPON COMMERCE

アフリカ旅行ガイドブック セネガル

ダカールの日本人宿「シェ山田」

ガーナを変えるアイテムに『コスメ』を選んだ訳

 

みなさん、こんにちは!ガーナ発kawaiiコスメ作りに挑戦中の相川香菜です!

今回はいよいよなぜコスメなのか?をご説明したいと思います!

 

その前にみなさんアフリカ諸国ここでは特にガーナについてどんなイメージをお持ちですか?

 

貧困?

紛争?

サファリ?

ライオン?

チョコレート?

みんな裸で生活して、いつも踊っている?

(ガーナ体験談を話しに行った時に実際にこう言った人がいた笑)

 

いろいろと答えが出てくると思いますが、多分アフリカに行った事のない人たちにとって共通のイメージとしてあるのは『貧困』なのだと思います。

確かに日本に比べたら現金収入を得られる方法はかなり限られているし、物質的に無いものがたくさんあります。

 

そして『貧困』と一緒に思いつくのか『かわいそう』とか『粗末』とか『汚い』という言葉だったりするのではないでしょうか。

 

では、ガーナの人々は『かわいそう』で『粗末』なものばかりを身につけて、『汚い』格好をしているのでしょうか?

 

 

実際に現地に行ってみて感じたのは、これらのイメージとは全く真逆のものでした。ガーナの人々は、『貧困』であるからこそ『きちんとした』服装を身につけ、『綺麗で』いようとしています。そしてかなり?結構プライドが高い国民性であると思います。

貧しいから汚い格好でも仕方ないじゃない、お金がないんだもの、ということには決してならない。

 

むしろガーナ国内で活動していたJICA青年海外協力隊の隊員達のほうが、ガーナにいるんだから日本で出来ない格好をしようと思い切った行動に出ている人が多かったです。女性隊員でも丸刈りにしちゃう人とか、日本だったら完全アウトな長髪とのび放題の髭で過ごす男性隊員とか。

かく言う私も砂埃の中バイクに乗らないといけないので、最初はコンタクトレンズを使っていたのがいつの間にか眼鏡になり、ガーナ北部のタマレ周辺ではシャンプーは全く手に入らないので(首都アクラにある外国人向けスーパーでは入手可能)、髪の毛はいつも無印良品の髪切りばさみでめちゃめちゃにセルフカットしていました。

お風呂、というか土壁の囲いの中での行水なので、お化粧という概念すら忘れつつりました。

 

そんな風に日常を過ごす中、私がアイロンがけのされていないしわくちゃのガーナ服を着ていくようなことがあると、学校の先生達に

「アイロン持ってないのか?!持ってないなら生徒達にかけさせたらいいんだよ!」

と生徒の1人を呼ぼうとしたり、私が伸びてきた髪の毛をそろそろ切らないとなーと言うと

「黒くてまっすぐで綺麗な髪の毛なのになんで切るの!?いらないならちょうだい!」と言われたりしました。

また私が日焼け止めを塗っていたりすると、女性たちが「何を使っているの?日本製?それを使ったらマダムみたいに白くて綺麗な肌になれるの?」と興味津々に質問攻めにされました。

 

ガーナで私たち隊員が月額頂いていた生活費は400USドル(日本円にして約4万円)でしたが、ガーナの人々は日常的にアフリカ布で仕立てた服を着ており、それを完成させるのに高いものでは6ヤードの布代4,000円と、仕立て代に1,000円ほどかかることもあります。4万円のうちの5,000円と言えば、日本のお給料に換算すれば、20万円のうちの2万5千円にあたります。

 

服飾費と言えば、日本の人々の間でも個人差がかなり大きい出費項目です。

ファッションにこだわりのある人は無理してでもこだわりのある高い服を買おうとするだろうし、それほど興味のない人にとっては、必要な分だけ数着あれば事足りるという感じだと思います。

 

この着飾るということについては、ガーナの人々はかなりこだわりがありました。女性達が色とりどりのアフリカ布の服を身にまとうのはもちろん、男性達もアフリカ布で仕立てたシャツをおしゃれに着こなしていました。

 

(結婚式に出席した時の写真)

そして美容面では、タマレでも入手可能なすっごく匂いのきついボディクリームや香水などをよくつけていました。

 

私は、昔から入浴剤やボディケア用品がすごく好きだったこと、またそれまで当たり前のアイテムとして使用していたボディ、スキン、ヘアケア用品が全然手に入らない事への渇望から、タマレに行くとしょっちゅう使えそうなアイテムはないかと目を光らせていました。

 

私が見る限り、大半の製品はヨーロッパか南アフリカからの輸入物で、村の人々にとってはかなりの高額(日本円にして500円〜1,000円くらい)で売られていました。

私は危なくなさそうな製品を試しに買ってみては、自分の体で実験してみるということを繰り返していました。輸入物の中にはガーナならではの原材料を使って、使い心地のよいものになっている商品はほぼなく、ガーナには有名コスメブランドが使用しているシアバターやカカオバターなどたくさんのいい材料があるのにもったいないなと常々思っていました。

 

そして、ガーナの女性達の高い美意識、貧するからこその誇り高さを実感するにつれ、

 

ガーナで入手可能な原材料を使った化粧品があればいいのに、

美しく綺麗でいたいと思う気持ちは世界中の女性に共通なのに

 

と思うようになっていきました。

 

今は何を馬鹿な事を言ってるんだと思われるかもしれません。

でも、私はこのガーナ発kawaiiコスメをガーナ人なら誰もが知っている化粧品に成長させ、ガーナを代表する化粧品会社になる、と決意しています。当面は日本での販売を想定していますが、いつかガーナの人たちがこの化粧品を手にして、自分たちの国で作った誇りある化粧品だと、美しく綺麗でいたいという女性達の変わらぬ想いに応えられる日が必ず来ると信じて、私のライフワークとしてこの事業に一生をかけて取り組んでいきたいと思います。

 

次回もなぜコスメなのか?の続きを書かせていただこうと思います!

 

Kana Aikawa

商品の検討

こんにちは!Small Soldeの新保です!

今まで、

お米は1Kg、コーンパウダー、ヤム芋パウダーは800gの商品を販売してきました。

売るにあたり、1回にもっとたくさん買いたいというお客様の声を聞くようになりました。

ベナンは家族が多いので、量が必要ですよね。

 

1パック:5kgの商品を作れないかをここ最近は検討していました。

 

まず、原料は1回の取引が多いほど、安くなるのでこの点はクリア。

問題は、パッケージ。

現在の商品にはビニール製のパック袋を使用しており、

1枚当たりの値段は予算的にも問題がなかったのですが、

5kgのパック袋を買うとなると、高い。

パック袋はフランスの会社から取り寄せているので高いのです。

パッケージに妥協したくないですし。

 

 

そこで、今回紙の材質の袋を採用しようかと考えております。

強度の点で比較検討していました。

 

また、これを機に、パッケージのデザインを刷新します!

 

 

注目いただきたいのが、ここ!!

 

MADE IN BENINの文字とベナンの国の形の絵を入れました!

 

Made in Benin、これが一番発信したいポイント!!

 

簡単にBefore⇒After

Before

After

5kgで検討をしていたのですが、

3kgの商品を販売することで落ち着きました!

乞うご期待!

 

 

量の多い商品を作れる体力をつけて、

将来的にはレストランなどに卸せることを目標としています!

 

インフォーマルな男達4–セネガルの運送業編

インフォーマルセクターで働くアフリカの男達を紹介するこの連載。

今回は「セネガルの運送業編」。どんな男達が働いているのでしょうか。

 

(バックナンバーはコチラ)

・インフォーマルな男達3–セネガルの工業編
・インフォーマルな男達2–セネガルの不動産編
・インフォーマルな男達–セネガルのバナバナ編

 

1.馬車

ナンバープレートも付いている立派な「車両」です

日本人からしたら驚きの事実だと思いますが、なんとセネガルでは、2017年現在も、馬車が現役バリバリで活躍しています。

馬車を率いる男達は、どんな仕事をしているのでしょうか?

 

まず、一番多いのは「荷物の運搬」です。

工事現場、買い物したものの運搬、ゴミの収集、そして引っ越しと、乗用車では積めない量の荷物や、土砂など運搬が難しいものを運ぶ場合、また車では走行が難しい砂利道やぬかるんだ場所を通る場合などは、馬車が大活躍します。

次に、移動手段としての人の運搬です。地方では、馬車やロバ車がまだまだ交通手段としても現役で活躍しています。

 

2.プスプス

職業柄歩くのがとても早いプスプスの男達

プスプスとはフランス語で「pousse-pousse」。押すという意味のpousserから派生した単語で、フランス語で「人力車」を意味します。

人力車と言っても、日本の浅草にあるようなものではありません。

「手押し車」「荷車」「タイヤが大きめの台車」といった方が分かりやすいかと思います。

 

こちらは物の運搬に使われています。特に人力である事から、市街地や市場などの人込みや狭い場所を通りつつまた近くの別の場所にものを運ぶ必要がある際に活躍します。

 

JAPON COMMERCE SUARL

山田一雅

【WEB】

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【ギニアの調理&食事情】お料理は1日1回・昼と晩同じものを食べる!その理由

こんにちは。ギニア、コナクリから、イヌワリアフリカ代表 バー由美子です。

前回は、ギニアの人々の生活に欠かせない食べ物「アケケ」についてご紹介しましたが、今回はギニアの人たちのお料理と食事情をご紹介しながら日々思うことを書こうと思います。

 

ギニアの人たちの生活、日本や先進国の生活とはだいぶ違うなと驚く事は多々ありますが、その中でもすごいなと思うのが「ほとんどの家庭では家族の食事は1日に1度まとめて料理し、昼食も夕食も全く同じものを食べる事」です。

日本の家庭でお昼ご飯も晩御飯も同じものを食べるというのは、カレーやおでんを作り過ぎた日くらいではないでしょうか。でも、ギニアでは毎日昼と夜同じものを当たり前の様に食べます。
何故でしょうか。

朝はバケツやバスケットを持って買い物に行く女性を多く見かけます

一般庶民の家庭には冷蔵庫がないケースが多く、冷蔵庫があったとしても停電があり食材が腐る可能性があるし、明日の食材まで買うお金が無い家庭の方が多いので冷蔵庫も発電機もある裕福な家庭以外は食品のまとめ買いはせず、食事を作る女性たちは毎朝マルシェに行き、その日使う分だけの食材を買います。

米、少量の野菜と魚、カニ、オイル、唐辛子、トマトペースト、マギーブイヨン、オイルなど1回の料理分の食材だけを買います

炭や薪を使い調理をするそういう家庭では、女性は朝マルシェまでその日の食材を買い物に行き、炭の火を起こし、野菜、肉を切ったり、油で野菜や魚を揚げたり、燻製魚の骨を取って身をほぐしたり、ウルニという長い棒と臼でその食材をトントン潰したり、米を洗って炊いたり、水を汲みに行ったりと休む暇もなく動き、調理し終わる頃には4時間位あっという間に過ぎてしまいます。

一般的にこのような炭が使われています

 

お料理の他にも、洗濯板を使って洗濯をしたりと女性たちには仕事がいっぱい、電気やガスを使わない家事はとにかく時間と労力がかかります。夕食にまた別のものを調理するとしたら、昼ごはんを作り終わったらすぐにまたお料理を始めなければなりません。
そんな訳で、ギニアの一般家庭では「お料理は1日一回、昼、晩同じものを食べる」が当たり前なのです。また同じもの食べるの?なんて文句は無し!これが当たり前です。

作り終わったお料理は、ご飯とソースは別々に大きな容器にこの様に入れ、保管します。

ご飯とソースは別々に大きな容器に入れ夜まで保管します。ギニアではご飯を大きな入れ物に入れる時は、山のように丸く盛り付けます。

保温可能なこんな容器もあります。

さて、ギニアの人たちの食事ですが、ギニア人の主食は日本と同じでお米なんです。
ギニア料理は基本白米の上に、スープ状になったものをかけて食べます。お金さえあれば、お米は毎日絶対に食べるもので、もしかしたら日本人よりも昼と晩の両方にお米を食べているかもしれません。

 

炭火や薪でご飯を炊きます

ギニアでもお米の生産をしていて、バラバレ、ホーレなどと呼ばれるギニア米があります。でも、マルシェや商店には、ギニア米よりもインド、パキスタン、タイ、インドネシアからの輸入米の方が多く並んでいます。ちなみにギニア産の米の価格は国で決まっているそうです、輸入米の方が少し高価です。

マルシェのお米売りの女性、ギニア米、アジアからの輸入米などいろいろな種類が並んでいます。

一般庶民のギニア料理

ギニア料理のレパートリーは大きく分けて5つくらい。

1、【カンシーイエ】トマトベースのソースにピーナツペーストを加えたソース

ピーナツペーストが入ったちょっと甘くてしょっぱい味。写真のものは、魚団子は入っています。

2、【ブラガエ】さつまいもや、マニヨックの葉を刻み煮込んだソース

ブラガエ・芋の葉のソースを白米に乗せて。高菜のような味

3、【スープ】トマトベースのビーフシチューを薄めた感じのソース

4、【マーガイン】玉ねぎと魚のソース

5、【マラホロニ】オクラ、スグリがベースになったソース 

マラホロニはケンダーという独特な調味料とパームオイルをかけて食べるのが特徴的。こちらは家庭では毎日は作らない。

米以外にも、フォニョというツブツブ状のクスクスのようなギニア産の穀物があり、それにソースをかけて食べたりもします。とても美味しいです。

ギニアの人たちの毎日家庭で作るお料理のレパートリーは、このくらいしか無いんです。
この1、2、3、4番のソースを毎日順番で作ったり、同じソースでも具を変えたり、毎日同じソースを作ることだってあります。
ご飯以外にもパンや前記事のア ケケ、揚げ魚、揚げバナナなどのおやつ的なものや、スパゲッテイ、焼き鳥、焼肉、サラダなども気軽に買えるので、お金に少し余裕のある人は他のものも買って食べています。

3、ブラガエソースの材料、マニヨックの葉

マニヨックの葉にカニを入れて調理

コナクリは海に囲まれていて港が多く、マルシェでは新鮮な魚介類や燻製魚も手に入ります。
上のご飯の上に乗せるソースに入っているのは、だいたいが野菜と魚で、牛肉、チキン、ヤギ、羊など肉は高価なので、祭りやお祝い事以外は家庭では滅多に調理しません。

コンコエ・ナマズの燻製、ソースに入れると柔らかく美味しくなります。ギニアの人たちに愛されている食材ですが高価なので特別な日だけ。

具が少ない!

そのソースですが、一般庶民の家庭で作るご飯の上にかけるソースは、ビックリするほど具が少ないんです。ほんの少しの野菜と魚が入ってるなという感じであとはただの水というかスープなんです。

材料を買うお金がないから、どうしても質素な食事になってしまいます。ギニアには栄養失調の人もとても多いそうです。誰だって栄養があるものを作りたい、食べたいのに、収入に対し驚くほど物価が高いギニアでは食費にお金はかけれません。私の友人たちもとにかくいつもお腹が空いたと言っています。

友人知人の家に遊びに行くと、ご飯をご馳走になることも多いのですが、とにかく具が入っていないので一体彼らはどうやって栄養を取っているのだろう?と不思議に思ってしまいます。

同じメニューを昼も晩も食べて、毎日ほとんど変わらないメニューを食べる、だからこそ、お祝い事や、祭りがあるときは、思いっきり豪華な食事を作ってみんなに振舞ったり、振舞われたり、みんなで分け合い楽しむという事がもっともっと特別なものになるのかもしれません。

大皿でみんなで食べるのが伝統 もちろん素手で食べる

みんなが栄養のあるものでお腹いっぱいになれる様に

大家族の一人一人それぞれが少しの稼ぎを出し合いやっとの事で生活をしているギニアの一般庶民の暮らしは、本当に大変なものです。
ギニアにはとにかく企業や産業がないので、大人数が働く場がありません。
日本の企業がギニアに何かの加工工場を作ったりしてくれないだろうか、農業も方法によっては絶対にうまく行く土地がたくさんあるし、水源の確保や土壌を整えたり、農業用の機械を提供したりすれば農家ももっと収入を得られるようになる、なんて事をたまにボーッと考えます。

とにかくいつも行き着くところは、ギニアの人たちの暮らしが良くなるには、とにかく働く場と安定した収入が不可欠なのだという事なのです。
もちろんギニアで暮らす私自身にとっても安定した収入は不可欠です。
イヌワリアフリカは可能性が無限大なここギニアの人たちと一緒に力と知恵を合わせ、皆で一歩一歩前進して行ける方法を模索しながら頑張っていきたいと強く思います。

 

Inuwali Africa 事業&サービス  

Inuwali Africa イヌワリアフリカ HP  

Inuwali Africa イヌワリアフリカ ネットショップ

イヌワリアフリカ 代表 バー由美子                             Yumiko Bah / Inuwali Africa Président

ギニアの女性たちは本当に働き者です

 

 

なぜビジネスなのか?ガーナで初めて気付いた経営の神様の水道哲学の功績

みなさん、こんにちは!ガーナ発kawaiiコスメ作りに挑戦中の相川香菜です!

今日は、これまで書いてきたガーナの社会問題を解決する方法としてなぜ私が『ビジネス』という手法を選んだのか書かせていただきたいと思います!

今でこそ、こうして起業家という立場でブログを書かせていただいている私ですが、正直ガーナに行くまではビジネスには全く興味がありませんでした笑。

むしろ、私の事業家に対するイメージはお金儲けにだけ興味のある人々という最悪のもので、金銭的な見返りを求めず国際協力を行っている人々の方が尊いと勝手に決めつけていました。本当に失礼な奴だなぁと今更ながら思います。

そんな狭い視野の中で生きてきた私が、

今まさに起業家になろうとしているのは、なぜなのか?

 

唐突ですが、みなさん経営の神様こと松下幸之助氏(松下電器(現Panasonic)創業者)の『水道哲学』ってご存知ですか?

(各家庭には水道がまだ来ていないので、村に4カ所ほどある水汲み場で毎日水を汲む。

子ども達はみんな手伝ってくれる。)

多分このブログを読んでいらっしゃる皆さんのほうがよほど経営学に明るいと思うのでそんなの常識さ!と言われるかもしれませんが、1932年に松下幸之助氏が発表した「良質廉価な製品を水道水のように世の中に無尽蔵たらしめよう!」という理念のことです。

ガーナに赴任する前の大学時代、この文章を最初に読んだ時、私は(ふーん、そうなんや。で、なんで皆がこれをすごいって言うの?)と感じました。笑

経営の神様に対してなんと失礼な!笑

 

でも、今にして思えば当然かなとも思います。

水道哲学が発表されたのは1932年。

私が生まれたのはそれから53年後の1985年。この年何があったかと言うと、ドル高是正の為にG5(日・米・英・独・仏)諸国がプラザ合意に締結し、阪神が21年ぶりに優勝しました。(阪神優勝はこの話に関係ない笑。)プラザ合意についての詳しい説明は他の賢いサイトにお任せするとして笑、私がここで強調したいことは、日本は1985年には立派に先進5カ国であるG5のメンバーに入っており、世界の為替市場に影響力を及ぼす強い立場を堅持していたと言うことです。

そんな時代に生まれ育った私は、当然生まれた時からテレビ、クーラー、冷蔵庫、洗濯機といった家電は既にすべて揃っており、成長するにつれ、テレビゲーム、ポケベル、スマホと電化製品の性能向上と共に歩んできました。

 

そんなあまちゃんだった私がガーナに行って、苦労しないはずもなく、最初は(いや最後まで笑)

 

洗濯機が欲しいよー、手洗い洗濯するだけで1日が終わるよー泣。

 

クーラーが欲しいよー、暑いよー。でも電気も止まってるよー。

 

中国製のミキサー買ったら、煙が出て逆回転を始めたよー。ミキサーで死にたくないよー。

 

市場で1本10円の乾電池買ったら、1週間でなくなったよー。夏のセミと同じ寿命だよー。また懐中電灯使えないよー。

 

と思うばかりの日々でした。

 

そんな実体験を通して、ある日気付いたのです。

 

自分のそれまでの生活がどれほどの先人達の努力の上に成り立っていたか。

当たり前だと思っていたクーラーも、洗濯機も、ミキサーも、乾電池も、みんなが手に入れられる値段で、安全に使える製品を提供してくれている人たちのものすごい努力があったからなんだと。

 

『分かる』と『気付く』には、本当に大きな大きな違いがあると思います。

それまでの私は、日本語だからもちろん『水道哲学』を分かってはいたけれど、その言葉の背景に全く気付いてもいなかったのです。

 

そしてその2年間の経験を通して、『安心して使える製品を企業が世の中に提供していること自体が既に社会貢献活動なのだ』と初めて気付いたのです。

 

 

そしてその努力が正当に評価され、報酬を頂くことは組織が永続していく為には必要なことなのだと。

 

あまりにモノに恵まれていて、私は本当に何も分かっていませんでした。

いい商品を提供できるという大前提の上に成り立つ表層の競争だけを見て『金儲け』だと勝手に決めつけていたのです。

 

ガーナに2年間住んでみて良かったことの1つにタイムマシンの力を借りずにタイムトリップが出来た事があります。私が経験したガーナでの2年間の生活はもしかしたら1932年の世界に近い部分があるのかもしれません。

そのせいか、帰国後は私の祖父母世代の方々とやたらと話が合うようになり、高齢者には今時珍しい子だとモテるようになりました笑。きっと、そんな生活をしないと未熟な私には気付けないことばかりだっただろうと思います。

 

 

今の日本にはありすぎるくらいモノがあふれています。

『水道哲学』がもはや現実のものになり飽和していること、日本でモノを売ることがどれほど大変なことかも私なりに覚悟しています。

だけど、やはりガーナ発のkawaiiコスメでやりたい事があるから、その商品を通して実現させたい世界があるから壮大な夢を心から信じて、突き進んでいきたいと思います。本気のモノ作りは受け取る側にも絶対に伝わるから。

 

それでは次回はなぜコスメ作りなのか?

私のキャッチフレーズである『ガーナ発kawaiiコスメ〜世界の女性を強く美しく!〜』の意味をご説明したいと思います!

 

 

Kana Aikawa

体の内側から美しく~ワークショップの構想~

こんにちは!Small Soldeの新保です。

 

みなさん、モリンガをご存知でしょうか?

 

モリンガは主にアフリカ・インドに生育する木のことです。

 

透明のポットに入っているのがモリンガの茶葉です。

 

モリンガティーの味は緑茶を香ばしくしたような味ですので

日本人にも飲みやすいと思います。

 

モリンガの栄養価の高さにはびっくりしますので

一度インターネットで検索してみてください。

 

 

下の写真の左側の瓶に入っているのがモリンガの種です。

 

このモリンガの種には浄水作用があります。

人間の体の約60%は水で出来ていますので

この種を食べたら、内側からキレイになれそうですよね。

 

浄水作用を、飲み水にも応用できれば、

たくさんの人の役に立ちそうですよね(どうにか出来ないかな切実に)

 

そんな栄養価が高く、良いこと尽くしのモリンガですが、

 

ベナンでは、そこら辺に生えている木という認識で、

特に、気にも留めないような存在なんです。

 

なので、体にいいから、モリンガを食べようとか、

モリンガティーを飲もうということは、特段思わないようです。

 

また、以前に少しブログにも書きましたが

野菜のレパートリーが少なかったり、

栄養に偏りがあるなとは感じています。

都市部では、市場に売られている野菜の種類は豊富ですので

決して、選べる野菜が限られているわけではありません。

田舎の方に行くと種類は豊富ではありませんが。

 

どうやら、習慣が関係しているようで

いろんな野菜を摂ろうという習慣はあまりないようです。

 

そんなこんなで、

Small Soldeではワークショップを開いて

健康・栄養のテーマで、楽しく学んでもらえる機会を作っていきたいと思っています。

出来れば、家事を担う女性の方に参加していただけたらなと思っています。

家事・育児で忙しい女性が、ちょっと行ってみようかなと興味を持ってもらえるテーマ、

家にある食材で出来るんだけど、食卓がおしゃれになるようなレシピ、、など。

 

ワークショップで学んだことを、

家に帰って家族に話したり、習ったレシピで家族に料理をふるまうことで

家族で健康・栄養について話し合う機会が増えたり、

お子さんも旦那さんも惚れ直したり。

 

いかにも学びに来ましたという座学ではなく、

ちょっと非日常のようなそんな空間に出来たらなと思っています。

ワークショップが家事・育児に追われている女性の息抜きになればと思うんです。

 

例えば、

大人になってからの習い事って、その空間に行くだけで心豊かになれるんですよね。

そんな気持ちになってもらえたらなと思っています。

 

Small Soldeがベナンの特産物・食べ物を取り扱うのは、

ベナンの人々が栄養・健康について考えるきっかけづくりになりたいからと思いもあるのです。

 

栄養・健康について考える余裕なんかないよという気持ちもすごくよくわかります。

私たちは、日々に追われて、自分の体のことは後回しになってしまうんですよね。

よくわかります。だって、私もそうだから。

 

おしゃれ大好きベナン人。

それは、美を保ちたいという表れ!

美のために、食生活を見直して、体の内側から美しく輝く女性になってもらいましょう!

 

 

 

 

インフォーマルな男達3–セネガルの工業編

インフォーマルセクターで働くアフリカの男達を紹介するこの連載。

今回は「セネガルの工業編」。さまざまな分野で働く職人達と彼らを取り巻く状況をごく簡単に紹介します。

 

セネガルには、軽工業の職人たちが沢山います。

靴、サンダル、服、鞄など、様々なものが彼らの手で作られています。

職人が作ったサンダルをバナバナが売る

ゆったりのんびり働く人が多いセネガルにおいて、彼らの勤労さは目を見張ります。

彼らはせっせと手を動かし働き続ける、セネガルでは本当に珍しい働き者です。

繁忙期には徹夜で作業をする事も(例:宗教行事前の仕立て屋さん)。

仕事が終わらなくても終業時間になったらすぐ帰宅するセネガルの人達の中において、彼らの働きぶりは特に目立ちます。

 

しかしながら、近年中国などから大量に安価な製品が入って来る事により、彼らにとって厳しい状況が続いています。

実際彼らの話を聞いてみると、

「中国のものが来て、多くの人達が廃業した」

「セネガルで使われていたものを真似てすぐもっと安いコピー製品を作るんだ」

と、不満タラタラのようです。

 

一方重工業に関しては、少し事情が異なります。

たとえば鉄加工職人に関しては、まだまだ国内で需要があります。

なぜなら、鉄は原料としてセネガルに入って来るものもまだまだ多いからです。

家や建物ごとに、それぞれ寸法を合わせ、好みに合わせて加工する必要があるため、これらの仕事はまだしばらくは無くならないでしょう。

 

JAPON COMMERCE SUARL

山田一雅

【WEB】

アフリカビジネスのパートナー アフリカ商会 by JAPON COMMERCE

アフリカ旅行ガイドブック セネガル

ダカールの日本人宿「シェ山田」

企てる楽しみと起業について

みなさん、こんにちは!ガーナ発kawaiiコスメ作りに挑戦中の相川香菜です!

この10月で私、おかげさまで32歳になりました!といっても、特別なことも何もないのですが笑、ガーナで過ごした2年分の誕生日の過ごし方がなかなか印象深かったのでご紹介しつつ、今回は企てることの楽しさについて書かせていただきたいと思います!

私は、25歳と26歳の誕生日をガーナで迎えたのですが、ガーナ到着後ちょうど4ヶ月後くらいに1年目の誕生日を迎えることになりました。

村の人たちに誕生日はみんなどうやって祝うの?と聞くと、ここでは誕生日の人がみんなをもてなすんだよと教えてくれました。

 

(ヘー!そうなのかー!だったら私が日頃お世話になっているみんなをもてなそう!)と決めるやいなや、近所に住む職業訓練校の生徒達に助けを求め、

「自分の誕生日にご飯を作って、みんなを呼びたいからご飯を作るの手伝って!もちろんご飯いっぱい食べていいから!」

というと、

その中の1人のMemunatu(メムナトゥ)が

「いいわよ。お祝いなんだからお肉も用意してちょうだいね!」というので、

「そっかー!肉だね!じゃあせっかくだし、生きたの買って私が絞めるよ!」と言うと、またトゥンテーヤ(私の現地語の名前)がおかしな事言い出した、

ほんとに出来るの?という顔で

「まぁとにかくみんなでご飯は手伝うから」と言ってくれました。

 

ということで早速、お肉になるホロホロ鳥を売ってくれるようにホストファミリー先のお父さんに頼みに行きました。すると、ここはイスラム教の人が多いから(ガーナ北部の州はイスラム教を信仰する人が約9割を占める)、女性が家畜を殺すことは出来ないし、外国人という事で絞めたとしてもイスラム教信者でない私がするとイスラム教の人たちはお肉を食べる事が出来ないから止めておきなさいと諭されました。

でも、私はいつも頂いているお肉がどうやって出来ているのか知る事が私にはどうしても必要で日本では絶対に出来ない経験だから絶対にさせて欲しいと粘りました。するとホストファミリーのお父さんは、そこまで言うなら2羽買って、1羽は自分で絞めて日本人の友達たちと一緒に食べなさい、もう1羽は息子に絞めさせるから、それを村の人たちで分けたらいいと提案してくれ、その通りにすることにしました。

(これから食べられるホロホロ鳥さんコンビと三男坊のアイザック)

当日、ご飯の準備はばっちりで、後はいよいよ私がホロホロ鳥と戦う番になりました。初めて身近に見るホロホロ鳥。じっと見つめ、(ごめんなさい。)と言いながら包丁をのど元に立てました。当たり前ですが、血が出ています。それを見てビビる私。そしてびびりながら切っているので、全くとどめをさす事が出来ません。それを見かねたホストファミリーの三男坊Issac(アイザック)が「もっと強く!早くしないと可哀想だろ!」というので、余計に焦る私。最後はホロホロ鳥の断末魔の鳴き声よりも大声を出して(うわぁぁーーー!)と叫びながら必死で絞めました。終わった後は手が震えていました。

(そのホロホロ鳥と落花生、トマトなどで作ったスープとケンケ(トウモロコシを水で練って固めたものを葉っぱで包んで発酵させた酸っぱい主食の一種))

 

(誕生日メッセージをみんなに書いてもらった自作ノートとプレゼントのNeat Fufu(ニートフフ)。ニートフフはガーナのカップ麺的な感じかなぁ。またいつか話そう笑)

こうして1年目の誕生日会は近くの職業訓練校の教室を借りて、皆で仲良くご飯を食べて終わりました。

 

2年目の誕生日は現地にもさらに慣れてきたので、よし!日本の文化も紹介しつつ誕生日会を開催しようと決め、日本の夏祭りと夜店を再現する事を決めました。

日本の家族からヨーヨー釣りのためのヨーヨーだけは送ってもらい、残りの出し物の輪投げやボール入れ、くじ引きなどのゲームは夜な夜な1人で作っていきました。そしてタマレ在住の隊員のなっちゃんに浴衣を借りて着付けてもらい準備万端となりました。当日は、子ども達だけでなく、大人達も無邪気に遊んでくれ、とても楽しい誕生日となりました。

(きのこハウスと浴衣。合成写真感満載だな笑)

(誰よりも無邪気に折り紙で遊ぶベテランの小学校の先生笑)

こんな風に誕生日会を企画したり、授業準備でも生徒が登場する教材を作って、生徒達が驚く様子を楽しんだり、私は何かを企てている時いつもわくわくが止まりませんでした。夢中で道具や教材を作っていました。

 

学校での授業は大変で辛い事も多かったけど、部屋で1人で密かにたくらんで(ちょっと怪しい笑)、みんなの反応を想像しながら、何かを作ったりしている時間はとてもとても楽しかったのです。そして、日本に帰ってもずっとこんなことができたらなぁと考えていた時の気持ちを今でも鮮明に覚えています。

起業するということは、自分たちでしなければいけないことのオンパレードなのだと思います。きっと苦労の連続でしょう。でも、多分それは私にとっては、ガーナで1人企んでいたことの延長上にあるのだと思います。

ガーナのみんなや日本のみんなを巻き込んで、楽しい企てを実現させたい。

もちろんガーナで解決したい社会問題もたくさんあります。

でも、やはりワクワクできないことを一生続ける事はできないと思うから、企ててみんなの反応を見て、それを見て喜ぶという純粋な遊び心を大切にしたいなと思います。

 

今、私の頭にはたくさんの企てがあります。早く実現したくて、形になっているところが見てみたくてうずうずするものばかりです。

商品作りにおいても、お客様や従業員のみんなを巻き込んだイベントにおいても、少しずつ楽しみながら形にしていければいいなぁと思っています。

ですので、是非ともみなさんも私と一緒にわくわくしながら夢に参加してくださいね!

 

Kana Aikawa

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