25周年メモリアルウィーク

1994年のジェノサイドから25年

ルワンダでは、1994年にジェノサイドがありました。
25年前。
4月7日に始まり、100日間続き、その間に80万人~100万人が殺されました。

一言で言うとすると、
少数派ツチ と 多数派フツ の対立の中、
少数派ツチ族の抹殺が掲げられ、
穏健派フツ族も多数殺されてしまった出来事。

“kwibuka”とはルワンダ語で、remember

単純な二項対立では語り切れない

ですが、
元々は生物学的には別ではない二つの民族、
ヨーロッパがルワンダを統治する上で利用された便宜
その中で生み出され根付いた格差
国際社会およびルワンダの権力者の各ステークホルダーの利害関係
当時の凄まじい混乱、扇動、プロパガンダ
etc etc…

単純な二項対立では語り切れません。


あるルワンダ人の知人は、「私は映画『ホテル・ルワンダ』は信じない」と言っていた。
彼女は父親を目の前で射殺されていて、それでも「5人の姉妹は無事だったので自分たちはラッキーだった」と。

皆にとっての一つの真実なんてないんだろうな、とつくづく思います。

ルワンダ虐殺を看過した国際社会

ただ一つ、このブログを読んでくださる方に伝えたい事実があるとすると、
当時の国際社会は、
「虐殺と定義しない、したがって介入できない」と看過したことです。

止められたかったのではない。止めなかったのです。

仲裁に入ることが、割に合わない、と判断したのです。

風化のスピード

ルワンダでは4月の7日から一週間、メモリアルウィークが設けられています。
「25年」という節目から、23とか24よりも特別な感じなのかと思っていましたが、ビジネス運営についての昨年までのような厳しい規制もなく、結構サラッと終わったような印象がありました。

60%がジェノサイドの後に生まれた、つまりジェノサイドを知らない世代。

25歳以下が、すでに過半数。

そしてこれからも、ジェノサイドを知らない世代が、すごいスピードで、圧倒的過半数になっていきます

若い国だからこそ起きることですね。

子どもがあふれる国

子どもが多いことを希望の象徴として使われることが特にアフリカの紹介では多いけど、私は同時に危うさも感じます

子どもの笑顔があふれているというよりは、
子どもが文字通り「あぶれる」という印象の方が正直強い。

この子達が大人になった時、何の仕事で生きていくんだろう?と。
一日道に座って過ごしてる大人の横で、無邪気に走り回るたくさんの子どもを見ると、希望、なんて簡単には言えない。。

今のこの復興がいかに奇跡であるか。
そしてそれを継続できたらそれもまた奇跡。
だけどこれは、必ず実現させないといけない奇跡。
アフリカの奇跡と呼ばれる国でも、現実はシビアです。

この時期は、一番自分の無力感を感じる時期でもあります。
せめて何等か発信できれば、とブログにしたためました。

では、また!

不条理コスト

こんにちは、アジアンキッチンの唐渡です。

3月末


日本は年度末締め、新生活準備に師走よりも忙しいかもしれませんね。
ルワンダでは2018年度の決算申告の締め切りが今月末で、税務を依頼している会計士さんと最中調整中です。


アジアンキッチンの税務は会計士さんにお願いしています。なしでは無理です。

コロコロ変わるルール、
変わったことが特に告知されていない、
担当者によってまた言うことが違う、
ミスしか起きない仕様のシステム、
システムエラーなのに損害をこちらが呑むしかない仕組。

いつも会計士さんは税務署との闘いで心身すり減っています。

不条理な内容なので、せめて写真は癒し系愛妻家スタッフを載せておきます

最近の素晴らしい制度変更

レシートを打ち間違えたら、そのエラーをキャンセルするためには監査と闘わなければならない、というもの。

飲食店にとっては地獄のシステムです、これ。

まずは仕組の基本ですが、店で会計時にレシートを打ちますよね。
その機械が税務局所定のもので、レシートを発行するとその情報がそのまま税務署にいきます。

例えば、カレーランチセット1,000円のレシートを打ってお客さんに渡すと同時に、税務署にも、「今アジキチで1,000円の売り上げが立った」という情報がいくわけです。

で。

飲食店はBtoCですし、インボイスの数は当然多い訳です。
混雑時に、新人が焦りつつたどたどしく打つ場面も結構あります。
0を多く打ってしまうとか、あります。

お客さんはそのレシートにこだわる方は少ないので、もらっていかない人の方が多いくらいですから、打ち間違えても、お客さんへ実際のチャージミスさえなければ、あとはシステム上ミスをキャンセルして対応は終了、でした。これまでは。

これが今度から、ミスを全て整理した上で税務署へ赴き、監査と一つ一つどういうミスか説明の上あちらに修正作業をしてもらう必要が出てきたのです。
あの、ルワンダ税務局と、です。

いやいやいや。
もう想像するだけで倒れそうです。

とある企業は100ミリオン桁を打ち間違え、税務局と死闘を繰り広げていました。笑。いや笑えない。

さて。わが社にもありました、打ち間違え。
曰く、その額、この三か月で10万円ほど、と…

税務署は、記録なしで「10万円分ミスってるよ、払ってね」と言ってきます。言ったもん勝ち。
こちらの手元の記録と擦り合わせようがないのに、なんでこれがまかり通るのか摩訶不思議です。

しかも告知なしの制度変更
告知さえあれば、まだ何か対応のしようがあったかもしれません。

損して得取れ

今回は、闘うコストと10万円を勘案し、払うという判断をしました。

いや全く払いたくないんですが、勝てない闘いに人や時間のコストを投下してもしょうがない。

どうせ勝てないなら、いかに早く損切りできるかがポイントです。

こういう感じで発生する「不条理コスト」、今後アフリカビジネスを検討されている方は是非読み込んでおいてください★

損切りマインドを鍛えておくこともおすすめします。
私は最初の一年何度か憤死しかけました

ではでは!

ベジタリアン・ビーガンの需要

ルワンダはキガリからこんにちは、アジアンキッチンの唐渡です。

アジアンキッチン、今月のニューリリースはCoco-Butternut Curry🍛
バターナッツ・スクウォッシュという長いカボチャを使っているのですが、ポイントはビーガン対応なカレーであること。

Vegan対応バッチリの新作です

「ビーガン」という言葉は、日本でもチラホラ聞かれるようになりました。
みなさんは「ベジタリアン」との違いはご存知ですか?
今日はこのあたりをテーマに書いていこうと思います。

日本の外食文化にないもの

日本の食文化は本当に豊かですよね。
一時帰国の楽しみは何と言っても食、という海外在住者は多いでしょう。
かく言う私も、一時帰国の度に、三度の食事が楽しみでしょうがありません。

高級レストランはもちろん、B級グルメからファミレス、ファーストフードまで、ちゃんと選べば価格に対して十分価値のある食事を楽しめます。

そして圧倒的なバリエーション
日本で食べられないものなんてあるのでしょうか。

ただ一つ、ある方々にとっては、結構厳しい国かもしれません。

それは、ベジタリアン・ビーガンの方々。

日本では飲食店に行った際、ベジタリアン用メニューを置いている店はあまりないですよね。
ベジタリアンの友人も、日本への旅行の思い出を高く評価していましたが、外食には苦労したようです。

ちなみに、ムスリムの方々に配慮したハラール対応もまだまだ進化が必要かと思われます。
アジキチは、豚肉はゼラチンも含め一切使用していません。そして他の肉も、ハラール式の処理がされているものを使用しています。

ベジタリアン対応はグローバルスタンダード

キガリの飲食店では、ベジタリアン用メニューが別途用意されているか、通常メニューに、ベジタリアン対応かどうかの表記がそれぞれの料理に記されていることがほとんどです。

厳密には、アジアンキッチンはローカルレストランというよりは、現地の外国人向け飲食店なので、上記はルワンダスタンダードというよりは、グローバルスタンダードと言った方が正確です。

ベジタリアンのお客さんは毎日のように来店され、ベジタリアンメニューを求められることはもちろん、料理に使われている調味料も結構細かく聞かれます。
また、この調味料は抜いて欲しい、この調味料の代わりにあれを使って欲しいなど、なかなか注文が多いです。
なのでキッチンスタッフのみならず、ホールのスタッフにもトレーニングすることが重要になります。

アジアンキッチンはタイ料理屋なので、フィッシュソースやオイスターソースなしではなかなか難しいのですが、こうしたリクエストに応え、おいしさをなるべく落とさずに再現できるように試行錯誤しています。

ベジタリアンの種類

「ベジタリアン」「ビーガン」と言っても、その内訳は様々。

一口にベジタリアンと言っても、
乳製品、卵、魚、これらがOKかNGかは人によって異なります。

ベジタリアンの中でも、動物性のものは一切とらないのがビーガン
植物由来のもののみなので、乳製品や卵も口にしない、いわゆる「完全菜食主義」です。

現場ではパーソナルカスタイマイズが大切

上記が一般的なカテゴライズなのですが、実際の現場では、お客様のスタイルはもっと様々です。

「ベジタリアンなんですけど」と言われた場合でも、必ず具体的に何がNGかきちんとコミュニケーションします。肉がNGなのは当然ですが、フィッシュソースはいいのか、卵はいいのか、牛乳はいいのか…etc。

よくよく聞くと、
「ベジタリアンなのでカレーにチキンは入れて欲しくないが、固まりでなければよしとマイルールでしているので、ベースがチキンストックなのは問題ない」
というパターンの方にも何度か出会いました。

それは聞かないと分からない…ということが多く複雑ですが、この「マイルール」こそ、お客さんご自身が大切にされていることなので、慎重に対応しないと、なかなかクレームのもとなのです。

他にも要注意点はたくさん

ベジタリアンに関するクレームももちろん避けるべきことですが、
あってはならないのが、アレルギー事故。

主義としてのベジタリアンではないが、オイスターに極度のアレルギーがある、というお客さんも時々いらっしゃいます。
アレルギーは重大事故にもつながりかねないので、例えばオイスターアレルギーという言葉がお客さんから出たら、必ずオイスターソースは当店で取り扱いがあり、この料理には入っていないけれど、同じキッチンで(キッチン一つなので当然ですが)調理している旨は事前に説明します。
残念ながら100%は保証できないので。

また日本ではあまり馴染みがありませんが、「MSG」という言葉も頻出ワードです。
欧米では ” No MSG ” という表記は浸透してきています。

MSGとはグルタミン酸ナトリウムで、その健康への影響について科学的根拠があるかどうかは論争中ではありますが、気にする方がいる以上、飲食店としてはそれなりの対応が必要です。

現ベジタリアンメニュー。鋭意アップデート中!

というわけで、 今現在、メニューブックを刷新中なのですが、こうしたところに万全の注意を払う必要があるので、なかなか大仕事ですが、神は細部に宿る…頑張ります。

Tapas始めました♪

ルワンダはキガリからこんにちは、アジアンキッチンの唐渡です!

一番の閑散期一月

さて一月は毎年、売上が一番落ちます。

お客さんの7割を占める外国人が上旬はいないこと、またキガリにいるお客さんでも、12月のクリスマス出費の後に財布の紐が固くなることが理由です。だいたいどのレストランでもこんな感じのようです。

前年同月よりは売上は伸びていますが、目標として設定している毎月売上昨対〇%については1月は未達…2月巻き返さねば。

閑散期ということは、オペレーション以外にも余裕が出てくるので新しいことにトライできる…訳でも実際ないんですよね。相変わらずトラブルシューティングに追われる日々です。

ディナータイムの売上向上施策

そうは言っても、何か新しいことを続けないと飽きられてしまうのがこのキガリマーケット。この冬新しく、“Tapas Set”をリリースしました。

たまにはアジキチメニューを詳細にご紹介してみたいと思います。

Tapas Set @ Asian Kitchen

ランチのイメージが強いアジキチですが、ディナータイムの客数・客単向上施策として、二人で食べるコース料理のようなイメージでタパスをご用意しました。

  • 揚げナスのチリソース和え
  • タイ風トマトサラダ
  • ガパオコロッケ
  • チキンサテー
  • 豆腐のマッサマン煮込み
  • 牛肉のレッドカレー炒め

以上6品を一度に味わえます。

日本語で書く機会ないんですが、こうやって書いてみるとますます美味しそうですね。手前味噌ですが。

一番人気はチキンサテー。みんな好きな味です。

ポイントは、いつもとは違うシーンでの利用方法を提案することで、来店頻度を上げてもらう&新規顧客を取り込むこと。

そして、利益率の高いカクテルメニューを合わせてご注文いただいて客単をアップさせること。

また、お客様にとっては新しいながら、 実は既存の食材・仕込みの横展開でできることもオペレーション上重要です。

一押しはモヒート

下旬になってから、お客さんが戻ってきたのもあり、タパス、売れ行きは上々です。

キガリにお越しの際は、空港までの道でサクランチももちろんですが、是非是非、ゆっくりディナーでTapasもお楽しみください★

伝統と、生き残ることと。

新年、あけましておめでとうございます★

アジアンキッチン in Rwanda の唐渡です。

アントレの皆様、お客様、従業員、いつも支えてくださる皆々様のおかげで、また新しい年を迎えることができました。

年末には、私が不在の中、ローカルスタッフだけで大型ケータリングを受注から納品、代金回収までやりきってくれました。(原価率後から見てたまげましたが…おいおい伝えていきます。。)

 

サテーは生春巻きに続きケータリングで受けるメニュー入りかも

 

さて今年初回のブログは、新年らしく「伝統」について触れたいと思います。

 

●新規プレーヤーの参入

2018年秋、キガリのタイレストラン業界(超ニッチ。というかうちだけ)に激震が走りました。

 

バンコクの四つ星ホテルで9年修業を積んだ

オーセンティック」なタイ料理を作れるオーナーシェフ、ムハンマド氏が、

満を持して、キガリでその名も”Pad Thai”(←アジキチの看板メニューです)という店をオープン。

ざわつくエキスパッツ(在ルワンダ外国人)。なんだか色々グローバル。

大げさに聞こえるかもしれませんが、エンタメの非常に少ない国なので、実際、ざわつきます。

腕は確か、これぞAuthentic Thai Cuisine!! と盛り上がる巷。

 

この極小マーケットではどんな形態でもパイは食い合うので、

競合参入は日常茶飯事とも言えるのですが、

「タイ料理」というカテゴリではAsian Kitchen一店のみだったのが、二店になるわけです。

 

実際食べてみると…お、美味しい…!

そして安い。

ただし場所は掘っ立て小屋、スタッフも数名しかおらずサービスはまだまだ。

 

味は確かに美味しい。

 

●アジキチとしての対応

今回の件を、どうとらえるか?

 

各国料理店を、各国のエキスパッツが評価する場面には何度も出くわします。

その店の料理がどれだけ本場に近いかについてもよく議論されます。

あれはオーセンティックだ、あれはなんちゃってだ、と。

 

私は、「本場のタイ料理を作る」ことと、「それをビジネスとしてサステナブルに継続する」ことは全く別物だと思っています。

 

物資調達の難易度が高い国では、

本場と全く同じレシピではなく、

お客様が定期的に通える価格帯で提供できるものを取り入れ

かつ絶え間ないオペレーション・味の改善をその上に重ねつつ、

提供し続けられることが肝だとつくづく思います。

 

例えば、アジキチのグリーン/レッドカレーには、ルワンダの主食である芋が入っています。

 

それについて、「タイカレーなのにじゃがいも入っちゃってるよ!」

という反応をいただいたこともありますが、

「ルワンダはお芋美味しいし、カレーとも合ってていいじゃない。地元の食材上手く取り入れて、何より料理としてちゃんと美味しいから僕は好き」

と言ってくださる常連さんもいました。

そして私のお気に入りトッピングは、自家製の豆腐!

王道ではないけど、私はアジキチでカレー食べる時はいつも豆腐入れます。

この豆腐の触感と濃厚スープの組み合わせがすごく好き

 

タイカレーとして本場とそろえるなら、「フクロダケ」というルワンダにはもちろんない品種を缶で輸入して使うとかでしょうか。

コスト的に続きません。

 

またアジキチでは、こぎれいな店内、教育された従業員、提供時間の速さなどのサービスにも力を入れてきました。

 

競合の登場に一喜一憂するのではなく、何で勝つかは冷静に見極めたいところです。

今のところ彼には後ろ盾の存在を感じませんが、彼が誰かと組んだりしたらかなり脅威ですが。。

 

●「伝統」「本物」を追求することと、生き残ること

 

伝統や本物を追求することって、素晴らしいと思います。

日本人が得意とすることでもあると思います。

 

ただ、伝統や本物を追求しても、それが喜ばれるかどうかは、市場が決めることだと、

海外にいると特に考えさせられることが多いです。

 

本物が分かる人だけ相手にすると決めるのも、戦略の一つでしょう。それで生き残れるなら。

例えばここキガリでは、それで生き残るのは無理です。

 

近年日本食ブームが世界を席巻して久しいですね。

Sushi, Ramen, Tempura などなど。

どれも日本人もこよなく愛する伝統的な料理ではありますが、外国で流行っている店を見ると、

例えば寿司だと握りよりもフォトジェニックかつ野菜中心のロールが人気だったり、

ラーメン店も、黙ってすするのではなく恋人たちがワイン傾け語らいながら楽しむオサレ空間になっていたり。

 

流行っているジャパレスを経営するのは、ローカルにうける趣向を凝らした中国人・韓国人オーナー、という例も珍しくありません。

(キガリではない)

 

日本人としては、正直違和感ありますよね。

 

でも、海外で現地の嗜好を取り入れるのは当たり前かもしれませんが、

日本においても、ゆっくりですが着実にその流れが来ていると思います。

 

以前、ポルトガルの友人が日本に遊びに来た際、Sushiが大好き!とのことで、一時間並んで人気の寿司屋へ行き、その日のおススメ握りをたくさん注文しました。

すると、「生魚苦手なんだよね、キューカンバーロール最高」と言われて思わず いやそしたら並ばず京樽おしえたやん。と突っ込みそうになりました。

でもこれが実際のところ。

 

日本食文化に精通していない外国人客を、大将が追い返すなんて場面、テレビで見たことありますが、

それでその店が回っているうちはいいのかもしれません。

でも一時帰国で百貨店を訪れる度に感じる外国人客比率の凄まじい上がり方を見ていると、

時間の問題なのかなとも思います。

オリンピックも控え、日本政府もクールジャパンを掲げインバウンドを増やすのに必死ですよね。

 

(そしてちょっとそれますが、日本での現金決済至上主義は本当にどうにかすべきだと思います。

観光地なのに現金のみとか謎すぎます。)

 

ちなみに。

私がキガリで飲食店をやることにした時、日本食を選ばなかった理由の一つが上記です。

「ジャパニーズレストラン」というだけで引きが強いのは大きな利点だとは思いましたが、

日本人として伝統を知っている、そして追求したくなる気持ちと、日本文化を知る人が少ない市場で求められるマーケットインの間で陥るジレンマが頭をよぎりました。

 

●強いものが生き残るわけではない。適応したものが生き残る。

というのは有名な言葉ですが、

改めて、今年も変化に合わせて最適解を選びつつ、進化して参りたいと思います。

アジアンキッチンをどうぞよろしくお願いいたします!

 

ルワンダ、師走の風物詩

ルワンダはアジアンキッチンの唐渡です、こんにちは!

日本の皆様、師走をいかがお過ごしでしょうか。

 

●クリスマスですね

日本のクリスマス商戦、すごいんだろうなぁ。

クリスマスをお祝いした一週間後には神社やお寺に詣でるというのは、やはり日本人ならではだなと思います。

信仰心のある人からすると、何を祝ってるんだ?という感じでしょう。

最早何もかもコマーシャルですからね。でも景気が良くなるならいいのではないでしょうか。楽しいし。

 

ちなみに “Merry Christmas!” というのはキリスト教のものなので、

アジキチは宗教的に中立ですという立場で”Happy Holidays!” と言うようにしています。

 

ルワンダはほぼ赤道直下なので、クリスマス感がありません。

物資の乏しい国なので、煌びやかなイルミネーションも、季節感のあるデコレーションアイテムもあまりありません。

 

が、アジキチにはイチゴがあります。じゃじゃん★

こういったアイテム一つでQOLの上昇を実感できるのは、ルワンダの良さなのかなとも思います。

 

インターン生のフォトジェニック力に感謝

こうしたビスケットなら手に入ります★クリームもある時はあります★

そんなルワンダにも一つ、クリスマスシーズンの到来を感じさせる風物詩があります。

それは・・・

 

●盗難の増加

やはり何かとクリスマスは物入りなのでしょう。

キリスト教徒が多数派の国なので、エンターテイメントというよりは、一年のうちの大切な行事に、切実にお金が必要になるのだと思います。年越せるか越せないかくらいの。

従業員の不正や、家や職場、車などから物や現金がなくなってしまったりすることが12月に入ると増えます

 

●それでも治安の良いルワンダ

これまで何度も書いてきたように、ルワンダは本当に治安の良い国です。

ただ、外国人を狙った強盗殺人事件が少ないという意味であって、盗難は日常茶飯事です。

車の中に、外から見える状態でカバンを置きっぱなしにすると、5分でも盗られると思った方がいいです。

セキュリティなどがいない場所に車を止めたら、車のパーツがどこか盗まれると思った方がいいです。

 

ただ、多いのはコソ泥・盗みです。

その際に人を傷つけたりするという発想は極めて少ないです。

 

これを良いことととるかどうかは難しいですが、

私はやっぱり、凶悪犯罪が横行しているよりはずーっといいと思います。

国が違えば、「店をクローズして現金とともに車に乗り込むオーナー」としてとっくに射殺されていると思います、自分。

 

今年のボーナス支給

さて、昨年末、2017年度の昨対利益率アップに伴いボーナスを全員に盛大に支給し、

その結果どうなったかを書いたのがこちらの記事です。「インセンティブ」の難しさ

忘年会とボーナス支給で締めくくった2017

これ、来年めんどくさくなるなと当時思ったので、従業員には

「超がっかりした、もう来年はボーナス出さないから、今年もらえたの当たり前だと思って欲しくないから」としっかりと強調しまくっていた私。

なので今年は全員に公に支給ということはしません。

 

でも、いつも頑張ってアジキチにコミットしてくれている従業員には、ささやかながら年末のボーナスをあげたいなと思い、額は様々ですが「こっそり」それぞれに渡すことにしました。

まぁこっそりあげつつも、なぜかいつも

「なんで私には〇〇よりも少ないんですか!」と文句言い出す人が出てくるのですが。

 

そんな年末ですが、デリバリーサイトのjumia foodからの11月分の売上金振り込みが例によって大幅に遅れており、そもそも給与支払いが間に合うか微妙ー!

皆様、Happy Holidays!!

2016年のイブの写真。日差したっぷり。

FAQ:飲食店の経験はありますか?

ルワンダ、アジアンキッチンのからとですこんにちは!

お客さんの7割がエキスパッツのアジキチでは、だいぶ年末年始感漂って参りました。

みな国に帰ってしまうので、クリスマスシーズン・1月が一番の閑散期です。

 

カクテルメニュー増やしました!

 

さて突然ですが、今日はFAQにお答えしたいと思います。

飲食店の経験があって、レストランを開くことにしたのですか?

結論:全くないです。

ただのサラリーマンだったので。

 

特に細かいビジネスプランがあったわけではなく、

日本食ではなくタイ料理を選んだ理由とか、テクニカルなところはそれぞれ一応ロジックをもとに選択・判断していますが、

大枠はノリです。

 

では、どうやって飲食店経営を研究したか?

結論:Google先生書籍・あとは実際のトライアンドエラーです。

 

このご時世、たいていのことはまずググれば出てきます。

色々な先達が丁寧に資料を残しかつ公開してくれています

 

レシピにしても、料理のプレゼンにしても、東京のハイセンスなお店の内装にしても、

なーんでも検索すれば画像つきで出てきます。

 

私はプレゼンとかデザインとかセンスがある方ではないので、

「パッタイ 盛り付け 美味しそう コツ」

とかでとにかくググりまくりました。

画像検索って本当に素晴らしい発明だと思います。

 

書籍については、基本的な飲食店経営とは、といった本ですが、

要は飲食店は算数がすべてかなと思います。

規模にもよりますが、基本的には家計簿がちょっと複雑になったくらいで、

売上がいくらで、コストがいくらで、もうけがいくら、

私は前職の経験から自分に経営センスが特にないことや数字が好きではないことはよく分かっていましたので、

これら見るべき数字を絞って、シンプルな数字をおろそかにせずきちんと見る、に尽きると思います。

 

また、百聞は一見に如かず

行き詰ったらバンコクに行ってレシピ教わってみる、などもしました。

 

あとはトライアンドエラー。

何事もやってみないと分かりません。

Googleや書籍で得た知識通り、定石通りにやれば上手くいくかは、文化・常識・インフラ等なにもかも前提が違う国では疑ってかかる・実際やってみることが大切です。

新しいメニューを考えても、

そもそもオペレーション上難しかったり、

お客さんに出せても反応が悪かったり、

いろいろです。

やってみてダメなら、変えてみればいい。

シンプルですが、この小さなPDCAをいかに高速で回しまくれるかが結構大事だと思います。

 

そんなアジアンキッチンも、この12月で丸三年

なんとかそれなりに続いています。

先月またストロベリーフェアやっていました★

飲食店は夢だったんですか?

これもよく聞かれます。

結論:全く考えたこともありませんでした。

 

でも、それが良かったのかも、経験もなくてそれも良かったのかも、と思うことが結構あります。

理由は、大きく二つです。

①成功体験がない分それに捉われることもなく、前提の異なる環境でフラットに考えられる・取り組める

期待値が低いので、理想通りにいかないことへのストレスが低い

 

逆に成功体験や強い憧れがあったら気が狂っていたかも。。

 

という訳で。

何かアフリカで挑戦したいなぁと思っていることがあったら、まずはやってみることが大事だと思います★

通関という障害。

師走のルワンダよりこんにちは、アジアンキッチンのからとです!

 

今回は、当店大人気メニューパッタイの主原料、米麺について、10月にその輸入手続きをとってから、

11月上旬にはキガリに到着していたにも関わらず、

先週の12月第一週まで空港から出すことが出来ず、

非常に憤ったお話を書こうと思います。

パッタイを楽しむお客さま★

 

陸の孤島ルワンダ

そもそもこの内陸ルワンダでの物資調達の難しさは、もう二年前になりますが、こちらのブログに書いています。

ルワンダでタイ料理屋1 「陸の孤島の物流」編

今回も、いやーなんで私はルワンダでタイ料理やってるんだろうなーと思いながら米麺輸入の準備スタート。

 

前回はタイのメーカーから直接輸入しました。

やりとり自体はスムーズでしたが、とにかく空輸代と税金が高く、

卸値は一袋0.6ドルの麺が、キガリの税関後は5ドル近くになっているという・・・

 

今回は別の方法も試したく、タイからたくさん食材を仕入れている南アのとある卸売り業者から空輸で買ってみることにしました。

発注に際しても銀行間の国際送金の手続きにかなり手間取ったのですが、今回はその手続きは端折ります。

 

届かない、いや実際は届いていた米麺

 

米麺が南アを出たのが11月第一週。

送ってもらった後は、今度はキガリの通関業者とのやりとりがメインになります。

南アの業者から”Air Way Bill” 通称AWBを受け取り、

そこの情報を元に何度照会しても、”Not yet”とのこと。

空輸のメリットの一つである圧倒的な早さ、にも関わらず、まだ届いていない・・・そんなバカな??

 

通関業者の担当者のミスコミュニケーションも多くイライラしながらもプッシュし続けた挙句、

なんと11月も末になり、

米麺は南アを出た数日後、とっくにキガリの空港についていたのに、

・送られてきたAWBが間違っていた

・AWBに記載されている私の電話番号の最後二桁が漏れていて連絡が来なかった

ということが発覚。。。

 

その間も日々お客さんから聞かれる「パッタイまだ?」のお声。

すみません…米麺はすぐそこにあるのに…とても遠い…。

 

ものすごい機会損失です。

この南アの業者にもどうクレームを入れようか考えているのですが、

まずはAWBが間違っていたことを指摘すると、南ア側も卸売業者と発送業者の責任の擦り付け合いで、

かつ一言も謝罪がない

「そうそう、直前で航空会社変わったんだよね~でもキガリ無事到着してよかった!」

といけしゃあしゃあと言ってくる始末。。

いや全然無事じゃないですからー大惨事ですからー。

 

パッタイ不足中に一押しフェアをしていたバミーヌードル。ちなみに私はこっちの方が好きです。

 

地獄のクリアリング

 

荷物のありかを突き止めたらすぐに出せるかというと、そうではありません

クリアリングと言って、通関(関税を支払い税関から許可を受ける)が待ち受けているのです。

 

一言言わせてください。

国内で作ってないものに高い関税かけないで欲しい!

国の重要な財源なのは分かりますが。じゃあ国内で作って欲しい。買うから。他の買い手ほぼいないと思うけど。

 

結局このクリアリングにも一週間ほどかかりました。。

スムーズにことを運ぶために専門のプロである業者にサービス料払っているのに、嫌がらせかと思うほど、税金の計算ミスしてくるし、なかなか空港から出してくれないし、、、

介在価値はなんですか?と聞きたいところですが、

結局利権ビジネス。。これに苦しめられることは、結構多いです。残念なお知らせですが。

関税にしても、通関代行業者に払うサービス料にしても、障害を設けて通行料をとる仕組み、その思想が、ビジネス促進と真逆でどうかと思います。

 

構造上そうなんですが、それに加えてものすごく苛つかせられたその担当者、

その名も”Patience“。

Patienceとは何かを見つめ直す機会をありがとう、Patience。もう二度と発注しない。

 

以上、外資誘致に積極的でビジネスしやすさ屈指の国ルワンダからのエピソードでした★ご参考までに!

 

今、「就職する」ということについて。

ルワンダはキガリよりこんにちは、アジアンキッチンのからとです。

 

11月。日本は冬でしょうか?ルワンダはほぼ赤道直下なので冬感は全くありません。

昼間は年中夏の日差しルワンダ

 

さて今回からは、時々聞かれる、「前職の経験はどのようにアフリカでのビジネスに役立っていますか?」「飲食店の経験があるのですか?」「起業前はどのくらい準備をしたのですか?」

について、数回に分けて書こうと思います。

 

結論から言うと、

・前職の経験→役立っています。

・飲食店の経験→ありません。

・起業前の準備→特にこれといった準備期間はありませんでした。

 

前職で学んだ「仕事の進め方」

前職の経験がどのように役立っているかというと、ものすごくざっくりになりますが、「仕事の進め方」を学べたことかと思います。

 

前職は、どこかのプロフィールとかでも書いてるので会社名も特に隠さず書きますが、2008年に株式会社リクルートに新卒入社し、人材系事業部で営業、企画の仕事に従事しました。

よく「元リク」のキラキラプロフィールの人がいますが、私は特に売れず特に表彰もされず「わーみんなすごいなー」と周りに圧倒されつつ常にパツっていたリクルート時代でした。

 

仕事って、どんなに複雑でステークホルダーの多いプロジェクトになっても、結局は一つひとつの「タスク」を「締め切りまでに」「狙った成果で」「終わらせること」だと思うのですが、5年間で(2015年までいましたが途中子育てで休んだので)

 

・自分なりの「クセ」が見つけられたことと、

(タスク分解が下手で、複雑なことを複雑なまま取り組もうとして途中で行き詰ってしまう等)

・優先順位の付け方について訓練できたこと、

(どれもまんべんなくするのではなく、重要性や緊急度で、最悪できないものを捨てる判断をする等)

・またタスクだけではなく結局はそこに絡む「人」にいかに気持ちよく動いてもらうか、そのためのコミュニケーションのお作法や原理原則、時にはテクニックを学べたこと、

(特に営業職では全然売れず、「人と仕事してるって分かってる?理屈だけじゃ人は動かないよ。」と指摘されることが多かった。。等)

 

これらが大きかったと思います。

 

会社ではなくても身につくか?

会社ではなくても学べると思いますが、私は個人的には企業勤めして良かったなと思うのは、

組織であることと、営利目的であることが大きいと思います。

 

営利目的であること

さくっと終わるのでこっち先に書きます。

当然株式会社は営利目的であり利益を生み続けることが至上命題なので、商売の基本の基をベースに回っています。

 

これって当たり前なんですが、私はサラリーマンの父、専業主婦の母に育てられ、親族も商売人よりは学者や教師が多い家系だったので、私としては新しい価値観に気づくことができました。

 

就活中、コンサルの面接(いやホント見事に脈絡のない就活をしていました)で、コンサルタントに「頭の使い方には二種類あって、学者的・研究的な頭の使い方と、ビジネスをする上での頭の使い方、あなたは前者ですね」って言われたりしてました。今思い出した。

 

勤め人時代の写真が見事にないのでとりあえずアジキチの料理の写真をば。新定番ハーフ&ハーフです

 

組織の中で働く=役割がある程度明確

組織の一員として始める方が、自分の役割がより具体的で明確になっている場合が多いので、スタートし易いというのはあると思います。

 

日本はそれでこそガラパゴスな新卒一括採用という特殊文化で、入社後も明確なジョブスクリプションがないどころかローテーション人事が当然という稀なキャリア形成ですが、それでもある程度「あなたの仕事はこのあたり」と決められることが多いです。

 

ちなみに、日本の新卒採用文化は賛否両論ありますが、個人的には新卒にとっては美味しい話だと思います。

何の専門性もなくても、会社が育てるよ、と採用してくれるのですから。

(その代わり定年まで滅私奉公してね、というシステムだったわけです、当初は。なのでこのシステムの終わりは始まっていますが)

海外だと最初から「であなたは具体的に何ができるの?実際どんな経験積んできたの?」と問われます。

まぁこれも、逆に言うとキャリア教育が高校までで全くなされない、大学も入りさえすれば遊んでばかりという日本独特の背景とのニワトリタマゴではあるのですが。

 

 

話を戻します。例えば私だったら営業職からのスタート。

入社して一応の「研修」を終えると(研修といってもとりあえず民家以外飛び込んで名刺交換する、といった時代でしたが)、ではいつまでに〇〇万円売ってください。以上。くらいの素晴らしいOJT企業でしたが、

それでも商材は決まっているし、

「いつまでに〇〇万円売ってください」と言われた時点で、スケジュールって自動的に決まるんです。

 

受注確率がいくらくらいと過程すると、そのためには何個商談を作らないといけなくて、そのためには何個アポが必要で、そのためには何件電話しないといけなくて、というのは逆算でほぼ自動的に出ます。

それがいつまでとなると、週に使える時間は××で、受注までに最低△回会って、というのも決まってきます。

 

なので、特にスケジュールなんかは全く上司から管理されない会社でしたが、

それでも、「目標」を会社が決めてくれる時点でやることってほぼ決まってくる

あ、もちろん新人時代はそんなこと全く分からずてんぱってパツって「私営業向いてません」とか言って泣き出す典型的なイマイチ新人ちゃんでしたが。笑。

 

まずは与えられた役割を極めてみる

リクルートは人材輩出企業と言われたりしますが、実際本当に多くのすごい方々と働かせていただいたと思います。

 

リクルートのすごさは、

管理型ではないものの実はものすごく型化・体系化された営業集団でありながら、

会社として自分に〇〇円売って欲しいならここをこう変えて欲しい、これ売ることになってますけど、こんなサービス考えてみたんで売りたいです、この仕組みこう変えた方がいいと思うんでこうさせてもらいますね、という人が常に何割かいました。

 

型化された職務で徹底的に行動して成果を出しつつ、自分の頭で考え経営者としての視座も常に持っているようなすごい人たちでした。

多くの人は、一ポジションで終わるところを、ポジションとして極めつつも俯瞰できる人。

歯車としての役割をきっちりとこなしながらも、歯車で終わらないわけです。

 

そして組織としても、そういう人たちを受け入れる器があり、むしろそれをガンガン奨励するような風土でした。

 

マインドの根底には、その会社に入っていれば将来安泰、といった思考は微塵もなく

将来起業したい、いつまでに転職する、これからは変化の時代、こうした前提でまずは与えられた職務を極めることで次にどうつなげるかという意味付けを自分でしている方が多かったんだと思います。

 

なのでノルマも上から与えられるものでありながら、

この四半期この数字を何%で達成することが自分の将来にとってどういう意味をもつかを自分で自分の腹に落としているので、そのコミットたるやすごかったです。景気とか関係なく。

 

一ポジションから始め、いろいろ考えた結果そのポジションでプロになる、という選択をする方ももちろん多くいました。

 

繰り返しますが私はこうした視座を勤め人時代持っていた訳ではなく、

ライフイベントが怒涛に押し寄せ、元来の計画性のなさと相まって、

結果にっちもさっちもいかなくなり辞めて起業、今になって初めて、ああ、そういうことだったんだな、と今書きながら気づいている次第でございます。笑。

 

そんな私にも学生さんから、就職か起業で迷ってますという相談をいただくことが時々ありますが、

というわけで私のおススメは、一旦の期間を決めた上で、組織で働くところから始める、です。

 

組織に利用されるのではなく

あくまでも、自分にとってどういうメリットがあり今この仕事に取り組むのか、そこは常にしっかりと自分でコントロールすることが大事だと思います。

 

自分で事業を始めて強く思いますが、やはり経営者と労働者の利害は当然相反するものですし、

こう使われておく、と自分で決めている場合はいいですが、

劣悪な労働環境で搾取されていたり、いわゆるブラック企業にはまってしまい抜け出せなくなる、なんてことはないように気を付けないと、と思います。

特に日本は同調圧力が異様に強いので。

 

組織に利用されて終わる「社畜」になるのではなく、

組織を利用する、くらいのマインドがいいと思います。

 

こう書くと日本では、何様だといった批判や、どんなに苦しくても三年、といったような根性論が出てきそうですが、

滅私奉公と引き換えに終身が保証されるようなシステムはもう崩れてますし、

一定期間苦しむことが社会からの免罪符みたいなところがありますよね。

「社会」=神様というか、日本って無宗教だけど常に「お天道様が見ている」というのがあり、イコールそれが「世間の目」というある種宗教だと思います。

 

最近ますます大きさに磨きのかかったイチゴ、ルワンダでお買い求めいただけるのはアジキチのみ!

 

組織で働く=身内がいる

もう一つ、組織で働くことの利点。

「組織」と言っても定義によるので、一人でフリーランスで働いていても、お客様なりパートナーなり投資家なりいろいろステークホルダーがいるので、ある意味「組織で働く」になるかもしれませんが、

一つの会社や団体の一員として働く場合、利点として「身内がいる」があると思います。

 

社会人経験が浅い場合、こうした身内の人たちは、厳しくも、優しくも、やはり色々教えてくれますからね。失敗しても、組織に担保してもらえます

新人時代を振り返ると、怒りながらも教えてくれる取引先の方々にも多く恵まれましたが、それもやはり自分のバックに看板あってのこと

 

一人でいきなり始める場合は自分のミスが相手の損失に直結するので、そうしたハードルもあると思います。

 

過渡期にある日本の労働市場

今まさに外国人労働者の受け入れ態勢について日々議論がなされていますが、

上記で書いたようなことも、またすぐに変わってくると思います。

日本で教育を受けて大学まで出ました、という人の価値が相対的にどうなっていくのか

例えば日系企業がケニアに進出したとして、英語堪能、折衝能力も高くインドでインターンしていましたみたいな現地のピカピカ大卒が日本の新卒の何分の一みたいな給料で雇える時、日本人ってどうなるんでしたっけ、といった。

 

これは私も息子の育児でも結構考えます。

何を身につけてもらうのがいいのだろう?と。

でも全然答えが出ません。結局ブログ書くから静かにしてと、マインクラフトを延々やっているのを放置しております。

 

ではでは。

自動車事故@ルワンダ 後編:汚職のない警察組織

ルワンダはキガリよりこんにちは、アジアンキッチンの唐渡です。

 

10月末。

日本はハロウィーンムード一色でしょうか。

アジキチも便乗してハロウィーン商戦と行きたいところですが、

特定の宗教イベントを盛り上げることは、この国ではどうかなと。いうことで。あまり目立ったことはしません。

その観点からすると、日本のハロウィーンは何を盛り上げたいのか、世界からは結構不思議に見えるでしょう。

 

では前回の続きから。

 

その後無事きれいに直りました♪

 

一切汚職のない警察

さて事故の加害者の態度に辟易した私ですが、事故を通して改めて素晴らしいなと思ったのは、警察の汚職のなさ。

 

事故後、警察はすぐに来てくれましたが、もちろん何かを要求されることなどありません

英語よりもフランス語が得意な警官だったのですが、

事故直後の写真とムービーを見せると、

すぐに加害者側に保険の手続きを促してくれました。

相手が権威ある立場だからと言って、それにおもねるようなこともありません。

 

ルワンダの賄賂根絶ぷりはかなり徹底されていて、

例え実際に交通違反で捕まった際に警察にキャッシュを渡そうとしても、頑なに拒否。

銀行でしか振り込めません

 

当日は、警察官とWhatsApp番号を交換し、では明後日警察署に来てね、書類出します、とあっさり終わりました。

 

オーソリティーともWhatsApp

警官に保険の写メを早速送ると、すぐにThanks Broと返信が来ました。(なぜか男と勘違いされている)ファンキーです。

 

こちらではオーソリティーとも、もちろんビジネスでもWhatsAppが浸透している文化なので、

それに慣れると、e-mailでの

 

「会社名

肩書

〇〇様

 

平素よりお世話になっております。△△の××でございます。」

 

というファーストステップが障壁すぎて面倒くさい。

挨拶に何行使うねん。

日本の役所も担当者へはLINE連絡でどうぞ、とかなればいいのに。と時々思います。

 

後日警察署へ行くと、相手方ドライバーとその夫も来ていて、

よっぽど保険会社を通したくなかったのか、警察署の履歴に乗りたくなかったのか、分かりませんが、

修理費を見積もり通りの額面をキャッシュで渡され、示談成立となりました。

修理費があまり大きくなかったので、スムーズにいって良かったです。

 

ちなみに警官は机の上のゴキブリを素手で殺し、鼻をほじっていました。

「お世話にはなったけど、握手はしたくないなぁ…」と思いましたが、

お世話になったので握手をして警察署を後にしました。

 

ちなみに、免許証の交付については、交付の順番待ちにはお金を払った方が早くいくとかいかないとか…

スタッフの一人も免許取得のための交通信号に励んでいて、

「交通標識の勉強」を趣味欄に書くほどです。いやいくらエンタメの少ない国だからって笑。

インターン生が作ってくれたスタッフ紹介ボード。店の入り口に飾っています

 

では和んだところでまた次回!

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