イートイン再開 (アジキチブログ)

ルワンダはキガリよりこんにちは!アジアンキッチンの唐渡です。

気づけば5月も末。日本は少しずつ落ち着いてきたのでしょうか?第二波もあるのでスッキリおしまい!とできないのがコロナの辛いところですね。

離任の季節

今月から、ルワンダに住む外国人が集うFBグループに続々家具などの売り出し投稿が出始め、離任の季節の到来を感じている今日この頃。
スーツケースで移住したような私のような人々は、駐在組がコンテナで運んだスペシャルな家具(例えばIKEAはスペシャルな家具です)をここぞとばかりに買います。ルワンダは家具が高いです。ローカルメイドのちゃんとしたのは割高だし、安いのは素人大工です。ニトリはお値段以上です。
ナニーさんなどの、外国人家庭で働く人もマーケットに続々と出てきています。が、今年は離任する人は通常通り、またはそれ以上に多くても、着任する人は少ないのだろうなと感じています。。

つまり、アジキチにとって厳しい環境がまだしばらく続く、ということです。

アジキチのお客様

以前自分の個人ブログにてアジアンキッチンのお客様というタイトルでご紹介しましたが、 アジキチのお客様は、8割がルワンダに住まわれている外国人の方です。

肌感覚ですが、この8割の方のうちの8割が各国に帰ってしまったので、つまりは今顧客層の方は、普段の3,4割ほどしかルワンダに残っていない状況です。これは厳しいです。。

功を奏したデリバリー体質

アジアンキッチンはもともとオンラインデリバリーが売上の4割を占めている状況で、それが利益率の観点から課題でした。ルワンダにもUberEatsのようなサービスがあります。vubavubaというのが一番シェアが高いプレーヤーで、アジキチも利用しています。当然ですが、ここ経由の売上はコミッション(手数料)をvubavubaに持っていかれるので、利益率は低いです。

イートインの場合、お酒などのドリンクで高利益をあげることができます。ただアジキチは立地としては大通りに面していてやや車の音がうるさく、店内も狭いので、ゴージャスな雰囲気の中ワインを楽しむ、といったコンセプトができない、ランチはオフィス需要でにぎわうものの、ディナーは先のデリバリーに流れてしまって利益が少ない、というのが数年の課題であり腐心していました

それがこのコロナ禍でどうでしょう。

イートインが6週間全面禁止され、デリバリーしか許可されない状況で、それこそアジキチができなかった「空間を提供する」タイプのお店は軒並み苦戦し、高い家賃の取り立てに追われ、閉店してしまったお店も出始めました

アジキチは、それこそメニュー開発においてもデリバリーとの相性は前提としてチェックするほどデリバリーへの比重がもともと高かったので、ラッキーだったと言えるでしょう。

5月4日から段階的に外出禁止令が解除されていき(前回のブログ参照)、イートインも許可されたものの、店内のスペースにも限りがあるので、引き続きデリバリーは大事な柱です。

塞翁が馬

このコロナ禍で思うことは、本当に人間万事塞翁が馬失敗や課題と捉えていたことが、環境が変わるとプラスに働いたりするのです。そしてまた環境は変わります。なので今、目に見えている「事象」に一喜一憂してもあまり意味はなく長期的な視点で、我慢強く耐え忍びつつ、強かに未来を描いていくことが大事なのかなと思っています。

とはいえ、デリバリー体質が功を奏していると言っても、それが大当たりしていて儲かりまくりと言うよりは、打撃が少なく済んでいる、という話です。長期的な目線が大事とはいえ、日々は毎日毎日数字とにらめっこして削れるものは削ったり、非常にシビアに営業利益を見ています。次回はこの辺りのオペレーションについて触れたいと思います。

ルワンダロックダウン、段階解除へ (アジキチブログ)

ルワンダはキガリよりこんにちは!アジアンキッチンの唐渡です。

日本はゴールデンウイークですね。
きっとこんなに普段と代わり映えしないGWもないって感じでしょうか…。

ルワンダはどうかって?
もう曜日の感覚すら全くないです。
息子は6週間敷地内から出てません。でも結構エンジョイしてます。
娘に至っては、多分世界に存在するのはママとニイニとナニーさんとガードさんとコイヌ(成犬ですが名前が「コイヌ」)、そして人間より圧倒的に多い鳥さんだけだと思っていることでしょう。
あと時々画面の中に映る男の人(パパ)。

庭から見えるこの木に、たくさんの鳥さんが住んでいます

ついに段階解除へ

そんな中!
ルワンダでは、5月4日(月)から、6週間続いた外出禁止がようやく一部解除となりました。

ここでは個人的にインパクトの大きな3つのポイントをご紹介します。

① 事前許可なしで外出が可能に

3月下旬から、essential service従事者の出勤、一般市民の買い物や通院など以外は全面的に禁止、
一人ジョギングすらNGでしたが、
5時から20時まではその規制がなくなりました

ロックダウン中は外出の度に警察官に呼び止められ、
どこからどこに何の用事で動いているのか説明する必要がありました。

自分はessential serviceのオーナーであり、テイクアウトを営業している自分の店に行くと言っても話がややこしくなることが多かったので、
助手席にオムツ1パックを常備しておいて
“Baby diaper shopping”
で突破していました。
(マジ)

ですが、4月末からは外出オンライン申請システムが爆誕。

例え本当に赤子のオムツを買うための外出でも、事前にオンライン申請をして、かつ許可を得ることが必要になったのです。。
システム自体は思ったよりも問題なく動いていましたが、
でも事前許可制はめんどくさ過ぎる。
ルワンダはもとからそこそこ管理社会ですが、ここまで行くとディストピア。。

なのでそこからすぐにこの段階解除は、
きっとみな安堵したのではないでしょうか。

タブレットで車のナンバーと事前申請をチェック

②レストラン、イートイン再開OK!

こちらは次回詳しく書きます。
再開と同時にガンガンイートインのプロモーションをするというよりは、
基本的にはテイクアウトを促進
しつつ、
イートインをご希望の方には安全安心第一でサービスをご提供する、
というのが基本スタンスです。

③学校の再開は9月に決定

いや、そうなるとは思ってましたよ。思ってましたけども。

よっしゃ9月まで学校ないっ!!と喜ぶ息子

学校からはメールで、

“Children can be feeling scared, confused, sad and angry. there is a deep sense of loss today, and it is important to acknowledge this. Please give your children a big hug”
(「子どもたちは今大きな喪失感の中にいます。抱きしめてあげましょう」)

と来ましたが、big hugが必要なのは私です…あと4ヶ月…白目 。

箱と人をもつこと (アジキチブログ)

ルワンダはキガリよりこんにちは!アジアンキッチンの唐渡です。

外出禁止令が出て丸ひと月が経ちました。
本来なら今日は空港が開くはずでしたが、まぁもちろん、空港封鎖は延長です。
外出禁止令は4月30日まで延長、と数日前に発表がありました。
5月1日から緩まっていくのか、期待を持ちたいような、過度な期待は禁物なような、複雑なところですが、とりあえず安全第一で日々過ごしていきたいと思います。

お店は、許可が出ているデリバリーと持ち帰りのみ営業しています。

売り上げは2月に比べると1/3
ロックダウン直前に見事に各種在庫をフルMAX装備してしまって超ウケる。(ウケない)
なぜ自分は箱と人が必要なビジネスを選んだのだ…
(ちなみにこの問いはコロナ禍に関わらず折に触れ頻繁に湧いてくるものでもある。笑)
日本でも、家賃と人件費が払えず閉めるしかない飲食店もだいぶ出始めているようですね。。

そんな時、こちらでの過去の自分のブログを見つけて納得しました。
当該の記事は、2016年8月、移住してちょうど一年経った時に書いた「開業のいきさつ」。

全体的には、人生詰んだのでルワンダ来てリセットすることにしました的な、
今思えばだいぶ恐ろしいノリでルワンダ来たな、と我ながら思ってしまいますが、
その中でも自分なりに箱と人にはこだわっていたのだな、と。

以下一部抜粋。

場をもつことは、顧客接点をもつこと。現地のカスタマーの声に日々直接触れないと。ルワンダど素人としては。
そして、一度「場」をつくると、人脈とか、情報とかのハブにできるのではないかと。思いまして。
 
そして、現地の人を直接雇うこと。
ってのがどういうことかも分からずに、とりあえずやってみると、これがまぁ苛立たしく、難しく、面白い。
 
現地の雇用創出に貢献!なんて聞こえはそれっぽいけど、
会社の意図と社員の要求のせめぎ合いに、イライラしたり気が滅入ったりしつつ、
とにかく今は、今の社員の雇用を守る、ことで必死です。
「雇用を創出し続ける」 ところまで行きたいと思います。


開業のいきさつ ASIAN KITCHEN@RWANDA
http://entre-africa.jp/chisa_karato/489.html

こだわっていたというか、ほぼ無意識というか、
自分の中では前提になるくらい大切にしている価値観なのかも。

顧客接点を抑えた「場」を持つこと。

現地の人を雇用すること。

やっぱりそこが原点なんだよなぁ、と。

改めて思い返せて良かったなと思うと同時に、
今回を機に世界が大きく変わる中で、特に「場」については
その在り方から進化・変容していく必要があるのかな
と思います。

では。

2016年当時の写真

虐殺から26年。 アジキチブログ

ルワンダはキガリよりこんにちは、アジアンキッチンの唐渡です!

外出禁止令が発令されて早、丸三週間が経ちました。
曜日感覚が分からなくなる今日この頃です。
息子の学校は、このまま夏休みに突入して9月の新学年から再開が濃厚かもなぁ…と心の準備をしています。
ナニーさんも以前のようには来れなくなってしまったので、
日中は息子のゲーム&娘の昼寝時間以外はなかなか作業の時間が取れない状況。
店に行く頻度も最低限にしています。

ルワンダ大虐殺から26年

今日は4月11日。
ルワンダでは4月の7日からの一週間は、ジェノサイドのメモリアルウィークです。

2018年のメモリアルウィークに書いた記事では、
この一週間は自粛モードで経済が停滞するので店の売上が落ちて打撃、と書いていますが、今年は新型コロナの影響が大きすぎて、メモリアルウィークであることがほぼ売上には影響していません
むしろ先週より売上増えているくらい。

毎年この時期は街全体が自粛モードに包まれひっそりとするのですが、
外出禁止令で人がほぼいないので、
例年以上にひっそりしたメモリアルウィークです。

中止になった追悼ウォーク

25年間、毎年続けられていた追悼ウォークは26年目の今年は中止。
いつもは、アジキチ前のメイン通りが封鎖されて、
大勢の人がスタジアムまで歩き、大規模な式典へと続きます。
今年は式典も、大統領など10人のみで開催。

昨年の25周年の時も風化のスピードの速さに危惧のようなものを感じましたが、
今年は新型コロナでそれどころではない感じがしました。


ルワンダでは4月の7日から一週間、メモリアルウィークが設けられています。
「25年」という節目から、23とか24よりも特別な感じなのかと思っていましたが、ビジネス運営についての昨年までのような厳しい規制もなく、結構サラッと終わったような印象がありました。
60%がジェノサイドの後に生まれた、つまりジェノサイドを知らない世代。
25歳以下が、すでに過半数。
そしてこれからも、ジェノサイドを知らない世代が、すごいスピードで、圧倒的過半数になっていきます

25周年メモリアルウィーク
http://entre-africa.jp/chisa_karato/9301.html

早くコロナが収束して、また来年、今年よりもしっかりと追悼できるといいなと思います。

忘れてはいけないこと

去年も書きましたが、
国際社会が忘れてはいけないのは、
94年、国際社会はルワンダ大虐殺に介入しない、という立場をとったことです。

この事実は、94年にルワンダで虐殺が起きたいう歴史とセットで胸に刻むべきことだと思います。

この時期は例年自分の無力さを感じる時期でもありますが、
コロナ一色な中、少しでも多くの人に届くといいなと思い今年もブログを書きました。

家にいる時間が長くなった方、下記映画・本をどうぞ。
(でもヘビーなので精神状態いい時にどうぞ!)

映画「ルワンダの涙」

書籍「生かされて」

Kwuibuka 26.

ルワンダから日本のみなさんへ

ルワンダはキガリよりこんにちは、アジアンキッチンの唐渡です。

前回の記事を書いてから、状況がものすごい速さで展開しました。
いろいろとありましたが、とりあえず今は持ち帰り・オンラインデリバリーに限って細々とですが営業を続けています

普通に経営的にはかなりしびれる状況です。
一年分仕入れた米麺の山が届いた直後にロックダウンが確定し、
ははは!私の生涯の主食は米麺確定かなーこれでリタラリー食ってはいけるな!リタラリーね!ははっ!
と思っている今日この頃です。

詳細はまた落ち着いたら書いていきたいと思いますが、今日はルワンダにいる立場で、日本のみなさんに伝えたいことを書きます。

ルワンダの状況

こちらでは、15日に初めてルワンダでの感染が確定してから、16日から学校は休校。教会での集会も禁止。20日より空港が封鎖され全国際線の出入国が禁止、22日からは食料や薬を買うなど以外の外出は禁止になりました。

いわゆるロックダウン。すごい速さでした。

またここで私は当然、残るか日本に帰るかはなかなか重大な判断を迫られましたが、結論として息子と娘と残ることにしました

ルワンダ市民の暮らし

今のルワンダの状況ですが、3月29日時点での感染者は70名、死者はゼロ。
基本は外から持ち込まれたものであり、
感染者の大半は空港到着時点から隔離されている人たちです。

日本と比べれば抑えられているように見えますが、市民の暮らしは激変です。

例えばアジキチのスタッフ。

公共交通機関であるバス、バイクタクシーは走っていません。見事に
徒歩の外出も禁止なので、歩いていると警察に止められます
とあるスタッフは、先日は警察に4回止められながら、何度も遠回りを重ね、2時間近く歩いてなんとかたどり着いてくれました。
その翌日は、また別のスタッフは証明書があっても警察の許可を得られず、来れませんでした。
普段バスで通っていて徒歩だと2時間以上かかるようなスタッフは、出勤できていません。

選択肢のある日本

かたや、日本で、リモートでできる仕事なのに外出しなきゃいけない事情って何ですか?
こちらはリモートでできる仕事に就けてる人がそもそも人口の数%です。

オンライン会議にしない理由ってなんですか?
こちらはネットインフラも脆弱で、家にwifiがある人なんて少数派です。そのwifiだって不安定です。

家にこもらないといけないからその分かさむ電気代を補填しろというのをネットで見ましたが、
家にこもってる間ちゃんと電気もネットもあるって最高やないか…
停電しない保証あるなら倍払ってもいいと私は思います。

手洗いしない理由ってなんですか?
こちらはそもそも家に水道がない人が多数で、石鹸だってその分食べるものをどう減らすかを考えないと買えない人がいっぱいいます。

なんで買い占めするんですか?
ルワンダみたいに、空港が封鎖されて物が外から入ってこない&トイレットペーパーメーカーがそもそも国内に一社しかない(ウガンダの会社かも)&都市と地方の物流が分断されている&食料品日用品の買い出しに警察の許可がいる、こんな状況なんですか?

ルワンダではそもそも買い占めできるお金なんてもってない人ばかりです。

外出は諦めて家でyoutube観てようなんてノリではなくて、
外出できないと日銭が入らず今日明日自分と家族が食べるものもままならない。

でも国民は政府の方針を信じてじっと耐えています。

一人ひとりが「選択」を

私が言いたいのは、「恵まれない人たちに目を向けるとほら自分ってなんて幸せ」という話では全くありません。

シンプルに、できる人が、できることをやろう、という話。

選択肢を持てる人が、より良い選択をする
代替案に変えられる人が、代替案を試してみる
そういうシンプルな話です。

ウルトラCを全員で死ぬ気になってかませという話ではなくて、
しつこいけど、できる人が、できることをやろうということ。

海外勢は黙ってろというのを見たりしますが、
世界単位でこれを一人一人が実行しないと、人類としてこの戦いに勝てないと思います。
(もうこの状況であの国のせいとか言ってる人は論外)

ここでは、外出禁止令の中出歩いて警察に歯向かった人が撃たれたなどの報道もあります。
政府の力は絶大で、他のアフリカ諸国でも市民の外出禁止に武力を用いる国も出てきています

日本もそうあるべきという話ではなく、
独裁ではなく民主主義の法治国家で民度の高い国民一人一人に判断がゆだねられる中、ちゃんと判断しましょうという話です。

(そして今で言うと、自分が感染してると仮定して行動することが「ちゃんとした判断」だと私は思います)

私は常々、個人が複数の選択肢から自分で選択をできる社会が豊かな社会だと思っています。

日本は豊かです。選択肢があります。国民に選択が許されています。
今後も豊かな社会であり続けられるよう、一人ひとりがより良い選択をすべきだと思います。

以上、ルワンダからの願いを率直に書きました。

なお、平時から脆弱な医療体制、感染爆発の際予測されるパニックを鑑みると、
外出禁止令に従わない国民が仮に射殺されていたとしても、
そして実際自分のビジネスは制限されているけれども、
それでも政府のコントロールの強さには安心感があり、感謝の念を抱きます。
こちらはそのくらいの危機感です。

しつこいですが、私は今巷で話題沸騰中の瀕死業界、飲食店経営者ですが、その経営の話よりも上記の話が優先だと思って書いています。

また状況アップデートします!
Stay home stay safe!


ルワンダ初コロナ感染からの国の対応(アジキチブログ)

ルワンダはキガリよりこんにちは、アジアンキッチンの唐渡です!

ついにルワンダでも感染を確認

さて今日は小話なしに本題入ります。
そうです、ルワンダにもついに来ました、コロナウイルスが。

時系列で追うと、

⚫️3月14日昼、ルワンダで初のコロナウイルス感染が確認
(3月8日に無症状で入国したインドの方)

⚫️3月14日夜、保健省からの発表。
礼拝所、学校のクローズ、大規模集会の中止、仕事はできるだけリモートで、
飲食店の営業については、「営業は続行、ただし顧客間距離は1メートル」

⚫️3月15日、さらに4名の感染者、全員で5名
⚫️マスクや消毒剤などの価格を不当に釣り上げることの禁止、取締り開始を当局より公式発表

⚫️3月16日現在、さらに2名、全員で7名

対応が早い

14日(土)に初の感染者が出て、その日の夜に週明けから学校は2週間休み、が決定。
すごいスピード感。

これは他国に比べて選択肢を検討する時間が比較的とれたことと、
医療水準がやはりかなり劣るので初動で徹底的な封じ込めを図ったこと、
また鶴の一声で決定しやすい国家体制
現場は混乱するが基本的に平時から混乱している(笑)、

あたりがあるのかと個人的には思っています。

強いリーダーシップ

感染確認のニュースから、
やはりすぐにマスクや消毒液などが一気に売れ始めました。

ただ日本のように大衆がスーパーに押し寄せている感じではなく、
というのも、マスクなどは一般市民が買うにはやや高価であるので、
買い占めに走っているのは外国人の姿が多く見らました。

案の定価格は高騰。
消毒液は数時間で3倍ほどになりましたが、すぐに政府から公式発表が出ました。
不当に価格を釣り上げることは禁止、即取締る
、と。

週末でしたが、国のトップが、私が4年半住む中で未だかつて見たことのない速さ・シリアスさで動いているのを感じました。

(一方別案件で、役所からの書類が数ヶ月出ず、キガリにとっくに到着している食材を出せないというデジャブな状況が発生していますがそれはまた別の話)

混乱に乗じる輩

どこにもいますねー。
でもこの雑さは結構すごいと思うのです。



この画像がSNSで出回った際も、
当局権威が即「シメます」と動いていて大変頼もしかったです。

治安の良さはこういう時沁みる

上記の写真のようなことはあれど、暴動が起きたり、奪い合いが起きたり、憎悪の対象が外国人に向いたり、などがないのは、本当に素晴らしいと思います。

もちろん今後は分かりませんが、
今のところコロナによる差別を受けたり、攻撃されたりすることは私はありません
平和に暮らせています。

とにかく状況がルワンダだけでなく、
世界中で日ごとではなく、まさに一刻一刻と変化しているので、
情報を冷静に見極めることが大切です。

日本大使館からも、ルワンダ政府の公式発表に続いてメールが届きますが、
どうしてもタイムラグもあるので、
やはり自分で英語で一次情報に当たれることが大切。

まずは、初動の政府の動きが早かったということでした!

飲食店であるアジキチとしてどう動くのか・・・は、続く!

人を信用できないことでかかるコスト (アジキチブログ)

ルワンダはキガリよりこんにちは!アジアンキッチンの唐渡です。

今ニュースはコロナ一色になっていますね。
アフリカ在住の日本人には、日本に一時帰国すると戻ってこれなくなるので見送る、という風な影響は2月中頃から出始めています
私も一時帰国を春にできたらなと考えていましたが、
帰って来られなくなりそうなので、諦めました。

という訳で今のところまだ平和なルワンダより、相変わらずな日常をお送りします。

とにかく壊れまくる電化製品

2月はとにかく電化製品が次々と壊れました。
この1ヶ月で、
・冷蔵庫の故障
・電子レンジの故障
・電気ケトルが燃える
・フライヤーの不具合
・壁のソケットが複数突如焦げ出す
(いや、意味分かります?日本では見ない現象です)

いやまじで、さすがに冷蔵庫と電子レンジこの速度で消耗品扱いできないっす!
お金いくらあっても足りないっす!!

と頭を抱えました。。

電気技師も呼んだところで「自称」

さすがにソケットからの発火となると、
何か根本的な問題がありそうなので、電気技師を呼びました。
どうやら、もともとの配電が設計ミスになっていた模様。。

日本だと「電気技師」を呼んでお金を払えば、
まさか漏電設計になってるとか、
見積もりの一個一個のアイテムがぼったくり価格じゃないか、
そして持ってきたパーツが偽物じゃないか、
自分の目で確かめたりしなくていいから本当に素晴らしいです
信用してお任せできるわけですよね。

結局こちらでは「電気技師」を呼んだ上で、
“coming”に数日振り回されながら待機して、
いざ来たら捕まえて、
理科の知識やグーグル先生の情報をフル動員した上で、
その自称技師の説明が意味をなしてるか自分で考えて
必ず現場に立ち会って現物を自分の目で見て確かめないと、
何も進まないし搾取しかされないし何より事故るんですよね・・・。

もちろん日本の方が、
例えば呼んだ時のサービス料やパーツ自体は料金自体は高いでしょうが、
ここまで自分がかけないといけない労力
またすぐに壊れてまたお金をかけないといけないことを考えると、
全然割安です。
というかルワンダが割高です。

下の写真は、ソケットが燃えていた原因を説明および修理にかかる費用を細かく書き出してもらった時のもの。
ケーブルをどこからどう通すので何m必要とか、気にしたくない…


人を信用できないことでかかるコストとストレスは甚大

そう、つまり人を信用できないというのは、
ストレスだし管理コストがヤバい
のです。
こうやってネタにしてブログにしてますけどね、
実際定期的に怒りが爆発します。

その点日本はすごい。
例えば荷物を送りたいとき、
全国どこでもコンビニふらっと入って、
中の物が店員にパクられないかとか、
届かないんじゃないかとか、
数ヶ月放置されるんじゃないかとか、
いちいち心配したり、
書面で確約取るために戦ったりする必要ないって、
ストレスフリー!快適生活!!
本当に、すごいことです。

もう一度言います。
本当に、日本のサービスの当たり前基準はすごいです。奇跡です。
そのサービスレベルがここに1/10でもあればなぁ・・・と思うのでした。

ではまた!


ついに、POS導入完了!

ルワンダはキガリよりこんにちは、
アジアンキッチンインターンのじらふです!

早朝、霧がかかる中でのスタート。想像以上の人の数で驚きました。

先日、ルワンダの東部県で開催されたマラソン大会に参加してきました!
7km、10km、ハーフ、フルマラソンどれでエントリーする?
と言われ、もちろん7kmで!と一番短い距離を選んだのですが、
当日、会場に行ってみると、7kmの参加者はほぼキッズ。
この国では、10km以上じゃないと、大人と認められないみたいです(笑)

スタートからみんな物凄い勢いで走り始め、
どうせバテるだろうと予想していたのに、その勢いのまま走り続ける子どもたち。
子どもの体力はやはりスゴイ。。。
結局、私はビリの方でのゴールでした(笑)

7kmの部のトップ集団。みんな早すぎ!

でも、地元でのマラソン大会、
現地の人たちと沢山交流でき楽しかったです!!

アナログすぎる手書きレシート

さて、本日はインターンとして、これまで私がアジキチでメインで取り組んだ事業「POS導入」についてお話しをしていきたいと思います。

皆さん、POSって何か知っていますか?

知っている方も多いと思いますが、わからない方のために簡潔に説明しますと、POSとは、Point of salesの略で、その名の通り、
“どんなお客さんが、いつ、何を、どこで買ったかの販売情報を集めて管理しておくシステム”
のことを言います。

日本だと、ほとんどのお店がPOSが搭載されたレジを使っていて、
というか、最近だと無人レジなんてものが次々と導入されていて、
ただのPOSレジなんてもう古いみたいな感じだと思いますが、
新興国であるルワンダでは今だに手書きのレシートを使っている店も多いです。

実際、アジアンキッチンでも以前までは手書きのレシートを使っていました。

しかし、手書きのレシートだと
・売上情報が残らない
・人為的なミスが起きやすい(特に、合計金額の計算ミス)
など様々な問題があり、その結果、

仕込みどれくらいすれば良いの??
どう商品を売るのが適切なの??
会計ミスどうしたら減らせるの!

みたいなことが起きていました。

いい加減、売上データ欲しい!!

とにかく、まずは、売上データが欲しい。
これがないと、仕入れも在庫管理も仕込みも販売も何も効率化できない。
ということで、POS導入を進めることになりました。

POS導入は以下のような流れで取り組みました。

①現状業務フローの把握
現状の会計作業を見ながら、どのような手順で会計作業が行われているのかを把握していきました。

②課題の抽出・優先順位付け
どんな課題があり、今回のシステム導入で解決したい課題は何なのか明確にしていきました。

③機能リストの作成
課題解決のために必要となる機能のリスト化を進めました。
ここでは、新興国ならではの電気やネットが不安定だからオフライン機能が必要だといった部分は漏れがないよう加えていきました。

④ソフトウェア評価
利用対象となるソフトウェアを洗い出し、機能リストを使い評価をしていきました。
今回は、主にルワンダでよく利用されているPOSと、世界的に使われているタブレットで開くPOSをいくつかピックアップし比較し、評価していきました。

⑤端末決定
ソフトウェア決定後、必要となる端末を決定しました。

⑥業務マニュアル作成
POSの使い方のマニュアルを作成。
業務内容がどのように変更になるのか、スタッフがわかりやすいものを作るよう心がけました。

⑦スタッフトレーニング
マニュアルを参考に、スタッフにPOSの使い方を指導。
初めは、ほぼ付きっきりで見張り、スタッフが躓いたところで逐一説明をするようにしていました。

これが、ざっくりPOS導入の際に取り組んだことです。

システム導入のやり方自体は、日本でやるのと大して変わらない。

これがPOS導入を通して、一番感じたことです。
(日本でシステム導入したことないので、多分なのですが。)
違うのは、新興国ならではの制約が多いのと、利用者の前提知識が私たちとかなりズレてるということぐらいかなと。

実際、今回のPOS導入でもこの2つに大きく悩まされました。

新興国ならではの制約が多い!

POS導入の流れの④ソフトウェア評価・⑤端末決定で大きな課題となったのがこれ。
まず、世界的に使われてる人気のPOSが「アフリカではサービス提供してません。」と、
端末に関しても、ルワンダで売ってるものより、海外で買ったものの方が品質良いしと購入したレシートコピー機が、「ルワンダではBlue-tooth対応していません。」と。
機能的にはベストなのに、そもそもルワンダでは使えないものが多く、ソフトウェアや端末の選定の際に何度もおい!ってなっちゃいました(笑)

スタッフの思考の前提がわからない!

これはPOS導入に限定した話ではないのですが、スタッフの前提知識は私たちとはかなりズレてます。
これは教育がそもそも違うので仕方ないことなのですが、私たちが当たり前だと思っていることを知らないことが良くある。
以前も、大掃除をした際に、冷蔵庫に水をぶっかけ、洗おうとしたことがありました。これも結局は、「電化製品に水をかけたら壊れる」ということを知らなかったようです。

そして、POS導入の際も、初めは、
「手書きの方が慣れてるから、POSより早いし使いたくない。」
ということを言われ、
「売上データもなんで残すの?」
という感じで、
私たちが、当たり前のように、「システム化した方がボタン押すだけで簡単だし、データも全て残るから、それを使って仕入数決められたりして便利!」と考える感覚が、彼らにはなかった。

なので、売上データを残す理由を詳しく説明し、
POSも実際に使ってもらい、簡単さを理解してもらい、
スタッフにPOS導入のメリットを納得してもらうことにはかなり力を入れました。

前提知識が違うからこそ、初歩的な部分から説明が必要となるのはPOSのトレーニンングの際の大変だったことの一つです。

POSレジで会計中のスタッフ

こうして、売上データを手に入れた

そんなこんな、色々なことを乗り越え導入したPOSレジも、利用し始めてから、かれこれ1ヶ月が経ちました。
スタッフもかなり慣れたようで、サクサクPOSレジで会計をしてくれています。

そして、やっと売上データも溜まってきました。
これでやっと、
データに基づいたマーケティング施策や仕入れ・在庫の効率化等ができる!!

残りのインターン期間では、このデータ活用をもっと推し進めていきたいと思います!

安売り競争という泥沼(アジキチブログ)

ルワンダはキガリよりこんにちは!アジアンキッチンの唐渡です。

今日も今日とてネットの速度が遅く、アップロードに何度も失敗して書き直しています。
ちなみにこのインターネットプロバイダーのキャッチコピーは ”Faster than Fast”です。
どなたかFastの意味ご存知でしたら教えてくださいよろしくお願いいたします。

さて前回の記事「リピート命。」で、アジキチのリピート戦略について書きました。

では、どうリピートしていただくか。

・また食べたいと思っていただけるおいしい料理を提供すること
頻繁に利用するにあたってストレスなくご利用いただける
飽きられない工夫

いたってシンプル。
ウルトラCとかないです。
ひとつ確かなのは、「安売り路線ではない」(次回)ということ。

リピート命。アジキチブログ

アジア料理=てんこ盛り激安炒飯というイメージ

キガリでは、特に現地の方からはアジア料理=中華料理店の300円てんこ盛りチャーハンのイメージが強く、
外食の中では安くお腹が膨れる、という認識です。

一方アジアンキッチンは、その価値を「量」にはおいていません

高級な器に芸術的に盛り付けた料理を提供するような店ではもちろんありませんが、
それなりにご満足いただけることは大切にしていて、
日本の方からはボリューミーと言っていただける量ですが、
たまーに、量が少ないのに価格が高い、とおっしゃるお客様がいます。

ですがいかに安くお腹が膨れるか、のみがその方にとって大事であれば、
正直かなり厳しい戦いになります

特にアジキチは輸入食材を多用しておりそもそも食材原価が高いので、
量×安売りの勝負は難しいです。

通称「ガパオ炒飯」美味しいです。いや、美味しいんです。

何に対する「価格」なのか

例えば、「フォー8,000フラン(約1,000円)か〜、6,000なら食べるんだけど。」
とおっしゃる方は、多くの場合6,000にしても食べません

価格以外のところに価値を感じていただけていないからです。

であれば、価格を下げることよりも、
この価格で味・サービスともに満足していただくことにコスト・労力をかけるべきだと思います。

アフリカでは所得が低く価格しか見ていない方が多いのが事実ですし、
そもそも価値を理解する人がマーケットにいるのか?は最低限意識しないといけません。
飲食ビジネスに限らず。

レストランは、もちろん食事をする場所ですが、
五感で味わうというように、
見た目から雰囲気まで楽しんでいただきたいですし、
店内の清潔感、
待たされすぎない提供スピード、
気持ちの良い接客、
全てを総合した「サービス」に支払っていただくものが「対価」です

繰り返しになりますが、
料理・サービスに対する期待が特になく、「価格」という数値のみに相手の期待値が高い場合、かなり難しい状況になります。

常に付加価値を意識

これは日頃からスタッフにも口すっぱく言っています。

食材原価がグラムあたり◯◯フランで重量がこうだからこの値段、という商売ではうちはない。
サービス込みでのこの値段なんだから、手抜きは許さない
お客様が支払った価格に対して満足されたかどうか気にならないなら他の店行った方がいいよ?と。

地の利が悪く産業の育ちにくいこの国で
ICTのみならず観光業にも力を入れているのだから、
付加価値をいかにつけるか、ここに懸けるしかないんじゃないの、と思います。

ランチの客単が1,100円、これは決して安くないですが、
それでもお客様が払いたい、通いたい、と思っていただける料理・接客をこれからも目指して日々精進して参りたいと思います!

リピート命。(アジキチブログ)

ルワンダはキガリよりこんにちは、アジアンキッチンの唐渡です!

日本ではマスクが売り切れ・・・!?
ルワンダには今のところコロナは来ていませんが、空港のイミグレではヒアリングなどでチェックが入るようです。
一般的なルワンダ人の間では、日本がアジアのどのあたりで、島国で、などはあまり認識されていません。
息子の学校(ルワンダ随一の名門)の世界地図では、日本ぽいのが中国ぽいのにくっついていました。
「ルワンダ」と聞いてアフリカのどのあたりか見当がつかないのと似たようなものですねっ。

カスタマーサーベイの結果

さて年末に書いた、アジキチ4周年の記事でも少し触れましたが、
お客様アンケートを実施しました。

・回答数52
・新規様28%、リピーター72
・来店のきっかけ、44%が知人の紹介
・来店の動機に「おいしい料理」を上げる方が76%、「クイックサービス」を上げる方が46%、その他は立地、特定のメニューなど(複数回答)

いかに高頻度でリピートしていただくか

ルワンダの外食マーケットはまだまだ小さく
かつ「アジア料理」で選んでくださるお客様はかなり限られるのが実情。

東京のように、宣伝を見て来るご新規様だけである程度回るマーケットではありません

そう、生き残りはいかにリピートしてもらうかにかかっています。
しかも頻度高く

アジキチは空港からのアクセスも10分弱と良く、
近くにホテルも複数あり観光客の方も訪れやすい立地ですが、
7割はリピーターの方です。
ここは感覚値通りだったという感じ。

お店を知ってくださったきっかけも4割以上の方が「ご紹介」ということで、
これはネット上の情報を知って行ってみようかな、
ではなく、実際にお食事された方が「行って良かった、あなたも行ってみて/今度一緒に行こう」と直接繋がりのある方に広めてくださったということで、
とっても嬉しいです。

シンプルなリピート戦略

では、どうリピートしていただくか。

・また食べたいと思っていただけるおいしい料理を提供すること
頻繁に利用するにあたってストレスなくご利用いただける
飽きられない工夫

いたってシンプル。
ウルトラCとかないです。
ひとつ確かなのは、「安売り路線ではない」(次回)ということ。

ポイントカード始めました

というわけで、リピートしてくださる方にもっとご満足いただきたい!
と、ポイントカードを始めました

まずは最初3回ご来店いただくと、当店の看板ドリンクハニーソーダをサービス。とともに、更なるロイヤリティカード、”Black Card”が贈呈されます!

手前が最初の3回、その次は15スタンプ!

こちらは、YouTube で「繁盛店の戦略」を見てそのまま真似しました。

ポイントカードなどお渡しすると 
“Free honey soda!? Woooooow! I love iiiiit!”
と感想を口に出してくださる方が特に欧米系の方は多いので、嬉しいです。

ポイントカードを始めてからまだ一月ですが、
ブラックカードもかなりのスピードで埋まっていく方もチラホラ・・・!

ゴールドとプラチナ挟むべきだったか。

ではでは!

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