アラサー女がタンザニアで一人パン屋を始めることになった理由①

タンザニアでパン屋を経営しております、松浦です。
いつも「ジャクソン」というかっこいいあだ名で呼ばれています。どうぞよろしくお願いいたします。

私は、2019年1月より、ストリート生活を送っている青年に職をつくるためにタンザニアで活動をしております。パン屋さんとして営業を始めたのは今年の8月です。

今回は、私がタンザニアで一人、パン屋を始めることになった経緯についてお話したいと思います。

話はさかのぼること約10年・・まだ私がミニスカートで街を闊歩していた頃へと遡ります。

マイケルジャクソンに導かれて

東アフリカの伝統的な布「カンガ」

「初めて訪れたアフリカで、貧しいのに目がキラキラした子どもに心奪われて・・」

と言いたいところですが、実は私、そんな強烈な原体験があってアフリカに導かれたのではありません。

私の運命は、マイケルジャクソンが亡くなった日に既に決まっていたのです・・。

彼が亡くなった当時、大学受験を控えていた私はキング・オブ・ポップの死を悼みながら、「Man In the Mirror」を聴いている時に神のお告げを受けました。

「彼の思いを継承するのは君だ」と。

ショービジネスの世界で神と崇められたマイケルジャクソンは、実は、陰で世界の恵まれない子どもたちへの支援を続けていました。そんな姿に感銘を受けた私は、いつか自分も誰か他の人の役に立つことをしたいと願うようになっていました。

天啓を受けた後は、脇目も振らずに国際協力の道を志すと同時に、アフリカの魅力にどっぷりと浸かりました。

ちなみに、なぜアフリカ?と聞かれれば、それは「国際協力→アフリカだー!」という、乏しい知識からなる単純な連想ゲームの賜物でありました。何はともあれ、私はマイケルジャクソンを通してアフリカに出会ってしまったのでした。

大学ではスワヒリ語を専門に勉強し、タンザニアで1年間留学をする機会を得ました。その留学中に、将来はここで現地の人のためになることをしようと決意しました。

ボランティアの限界・・

大学時代は、NGOでの活動に精力的に携わっていました。そこでは、ケニアのHIVポジティブのシングルマザーたちを支援していました。

はじめての国際協力で、私は日本とケニアを繋ぐことに大きな喜びを感じていました。

しかし一方で、ボランティアの限界を感じることも多々ありました。

当時、私たちは、支援をしているママたちの手作りバッグを日本で販売する活動を行なっていました。現地のお母さんたちへの支援方法はというと、バッグの製作代としてお給料を送金するといったものでした。

つまり、日本での売れ行きに関わらず、現地のお母さんたちには一定の金額を送り続けていたのです。

当然、売れ行きの芳しくない月もあるため、そんな時には、泣く泣くマクドナルドのアルバイト代を充てていました。ボランティアのあり方としては最悪です。

また、毎月一定額のお給料をもらえることがわかっている現地のお母さんたちは、新たなインセンティブがないことには一生懸命改善しようとはしてくれず、遠隔でのやり取りは非常に困難でした。

ビジネスをすることを決意!

この活動を持続的に続けていくためには、携わる人が生活をかけて全力で取り組むものに変える必要があると感じました。「支援する人」と「される人」という上下関係ではなく、お互いが対等な立場に立ち、一つの方向に向かって事業を進めていけるような仕組みに変えたいと思ったのです。その時、「ボランティア」という枠組みから離れ、「ビジネス」として事業に取り組むことが将来の志となりました。

当時私たちがNGOで行っていた活動も、きちんとマネタイズし、プロダクトとして売れるものを追求していれば、ビジネスになり得ていたと思います。しかし、当時の私にはビジネスとして事業を回すスキルが圧倒的に不足していました。

そんなわけで、大学を卒業した私は、ソーシャルビジネスを学ぶために株式会社ボーダレス・ジャパンにジョインさせていただきました。ここでは、ネット通販やライティング、店舗設計など、ありとあらゆる分野の業務に携わらせていただきました。本当に貴重な経験をさせていただいたと感謝しています。

そして、2019年1月より単身タンザニアに渡り、「タンザニアで雇用を創出するためのビジネスを始める」という、兼ねてからの目標に取り組んでいます。

次回は、経験もない私が「なぜパン屋さんをすることにしたのか」そして、社員のことをお話したいと思います!

初めまして、タンザニアでパン屋を経営している松浦です。

はじめまして、タンザニアのダルエスサラームでパン屋を経営しております、松浦由佳と申します。

ストリートで生活している青年たちの雇用創出のため、昨年の10月より現地で活動しています。現在4名を雇用しており、日本らしい惣菜パンや菓子パンを中心に販売しています。

8月初旬より社員のトレーニングを開始し、いまはランチタイムのオフィスデリバリー、工房での直販を中心に事業を行なっています。

これから、この事業を始めるようになった背景、現地での活動の様子をこちらで投稿していきたいと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。