日本AFRICA起業イニシアチブから支援してもらえたら、どうする?②
JUJUBODYでは、現在、モリンガ、シアバターを中心とした10商品を日本で販売しています。
ベストなクオリティの商品を作るために、生産者はそれぞれ異なり、
全て私が選んでいます。
モリンガオイルも、シアバターも生産は、ガーナで行なっています。
最後の仕上げだけを日本で行なっています。
包装に包むところまで最も完成させた状態で、日本にやってきているのが、シアバター石鹸です。
ガーナでは、ハンドメイドソープには、全部シアバターが入っています。
石鹸を作って売る個人もいますし、
こんな田舎のこんな環境で作っている石鹸がアメリカに渡っているの?なんてケースも見かけます。
現在、ガーナで最もシアバター石鹸を輸出しているのは、
あるシアバター会社が出している石鹸かなと思いますが、
そこの石鹸は、シアバターを使っているので、
まあ、市販のものよりは全然いいし、悪くないけど
って感じが正直な私の感想でした。
感動はしないのです。
その石鹸を使った人の中には、ちょっと肌当たりが強いという感想もあり、おそらく、ココナッツオイルの配分が多いのではないかな?と思います。
石鹸は、原材料にどんなオイルを使うかで、その仕上がりが変わります。
ココナッツオイルは、泡立ちを出すのに石鹸には重要なオイルですが、
ココナッツオイルに含まれるカプリル酸、カプリン酸は、肌刺激になる場合があるからです。
ちなみに、シアバターは、石鹸に保湿力を与え、また、最後まで崩れない固い石鹸にしてくれます。
ガーナで暮らしていた時に発見して、
「これ、すごくない?」
と感動して愛用していたのが、今、JUJUBODYで商品化している石鹸です。
「俺はおまえと違って、肌が繊細なんだ」
と、豪語するカールが、旅先でも持ち歩く石鹸でもあります。
JUJUBODYを始めると決めてからは、他のメーカーが作る石鹸もたくさん試しましたが、
やっぱり、良いと思うものは、消去法ではなく、使ってすぐにハッキリとわかるものです。
実は、この石鹸に関しては、他のルートからも話を聞いていました。
米国でVCをやっているガーナ人にオランダで会う機会があり、
その際に、すごく良い石鹸を作る人がいると聞いたのです。
話を聞いてみると、私が使っている石鹸だということがわかりました。
私だけでなく、他の人も、その質の良さを実感していたのは明らかでした。
「前に、資金繰りについて相談されたんだけど、彼女のあのやり方だとなぁ・・・
典型的なガーナ人というか、オールドファッションなんだよね。
インドで買いたいっていうバイヤーがいるから紹介したのに、サンプルも送れなかったんだよね。
マネージメントが違ったら、今頃、もっと伸びていると思うんだけど。
あれでも、年2万個輸出しているからね」
当時は、リーテルの一顧客だったので、彼のいう意味がわかりませんでしたが、
その意味が、あとになって嫌ほどわかるようになるのでした・・・