日本AFRICA起業イニシアチブから支援してもらえたら、どうする?⑤
“ガーナを代表する国際的なシアバター石鹸会社へ”という事業テーマで応募し、
どうしてこのプロジェクトを始めたいのか?という経緯を、これまでお話しさせていただきました。
この日本AFRICA起業イニシアチブの素晴らしいところは、
支援金の使い途は、チャレンジャーに任せてくれるところ。
実は、他にも支援金を活用させていただきたいのが、
JUJUBODYでの新しい商品作りにかかる代金です。
JUJUBODYでは、「身体に取り入れるものが身体になる」というコンセプトのもと、
化学物質を使わないスキンケアと、インナーケア(モリンガパウダー)を日本で商品化しています。
中でも、日本の人に知ってもらいたいのが、「モリンガ」です。
モリンガとは、地球上で最も栄養価が高い植物と言われ、90以上の栄養素が葉っぱに詰まっています。
ガーナでは糖尿病などの伝統医療としても使われ、
インドでもアーユルヴェーダで300の病を未然に防ぐと言われています。
2018年4月に、インナーケアとして、
このモリンガの食品、モリンガパウダーを発売することができました。
もちろん、アフリカが絡むとそう簡単には行かず(笑)
それまでの経緯は、とっても長いので、おヒマな方は、こちらのブログをご参照ください。
このモリンガをガーナの生産者から買い取り、
新しい商品を作る資金にも少し充当させていただけたらなと思っているのです。
(ガーナで実際に石鹸を作るのよりも、こちらの商品化が先になると思います)
モリンガの生産者ポールは、とても誠実な人で、コミュニティの発展のために寄与しています。
150人以上の農民にマイクロファイナンスを提供し、
9000人以上に農業トレーニングを行っています。
いわゆる、自前の農協のような活動も、農業と一緒に行っているのです。
より多くのモリンガを買い付けられるようになって、彼の活動に助力できたらと思っています。
現地で自力で立ち上がった現地起業家をサポートして、一緒に組んで成長する方が、日本人(外国人)が単身乗り込んでゼロから始めるよりも、サステナブルではないかと思うのです。
JUJUBODYでは、直接、ガーナの生産者から原材料や製品を買い付けて商品化しています。
国内で調達できる原材料を使って、全て国内で製造する場合と異なり、
新しい商品のリードタイムは、結局、なんだかんだで半年ぐらいかかってしまいます。
(化粧品の場合、容器の受注生産だけで、3、4ヶ月かかります)
商品ができれば、商品を作るのに投資をした資金は、販売することで回収できますが、
その間のリードタイムが長いということは、資金が塩漬けになり、キャッシュフローが厳しいのです・・・
それでも、やっぱり、この事業に意義を感じ、続けたいと思うは、
こういう声をお客さまからいただくからだと思います。
“モリンガを知っただけで、こんなに生活が潤ったように感じるから不思議です。
あの時、モリンガのことを教えて下さり、本当にありがとうございました。”
先日、横浜そごうのビューティールームで行った、「モリンガ」に関するセミナーを聞いてくださった方から、後日、わざわざメールをいただきました。
日本とガーナの人々の生活を同時に向上させてくれるのが、モリンガだからです。