大切なこと③ Visionを共有する
Visionを共有する、とか、聞こえはとってもそれっぽいけど、実際どういうことなのだろう?
自分が雇われの時にもよく聞いていたこの言葉。
数年後の自分がこの記事を見返して微笑ましい気持ちになっているかもしれないけど、
Asian Kitchenの一年目の私なりに、書いてみようと思います。
Asian Kitchenでは四半期に一度、スタッフとのKick Off MTGを開催。
Asian Kitchenがどういう店でありたいか、今後どういうことをしていきたいか、少し先のことを具体的に語りました。
その一方で、スタッフにも、
将来、それか少し先でも、どうなっていたいか?
そのために、Asian Kitchenという場所で何ができるか?
という問いかけをしました。
その二つが交差するところをそれぞれに見つけてもらう。
そうすることで、日々の業務、自分のポジションへの取り組み方が変わってきます。
要は、
–スタッフに対して、「存在を認めている」ということを示す
-ゴールを共有することで、苦境時や、それぞれの判断が分かれる場合でも、立ち返る場所を作ることで組織としての目的達成からぶれないようにする
この二つがポイントなのだと思います。

まりんちゃんが印刷して見えるところに貼ってくれています
こういう写真、FBにアップするとなんだかリア充に見えると思いますが、
実際のところは、経営側と従業員の利害は基本相反するものですし、いろいろなせめぎ合いは毎日のようにあります。
だし、相手は自分のもつ常識を飛び越えたところから来ますから、もういろいろカオスです。
ただ、こういうMTGの場を持つようになってから(その後月一で全員集合の定例MTGを持っています)、少しやりやすくなったと思います。
私自身、こうした取り組みに半信半疑だったのですが、
インターン生のまりんちゃんが素直な気持ちで、
「やってみましょう!千紗さんの考えてること、スタッフに伝わってないのがもったいないです!」
ときっかけを作ってくれました。
まりんちゃんはちょうど今日が最終出社日だったのですが、
彼女の多大なる貢献の一つが、オーナー社長とスタッフの間で、うまく調整役を果たしてくれたことです。
私は当たり前ですが、 利益の最大化、 それしか考えてないです。考えないようにしています。
利益の最大化、Asian Kitchenの継続、
そのための施策、そのためのカット、そのための新ルール・・・
なのですが、スタッフからは、時として締め付け、としか感じられないときもありますよねきっと。
実際その頃、7月頃の私は、夏季休暇による売り上げ減と、長引くドライシーズンでのコストアップに、正直焦っていたので、だいぶ眉間に皺が寄っていたと思います。
私は正面から逃げ場なく注意してしまうことがあり(要改善)、スタッフの方も はいそうです としか言えず、鬱憤が溜まる面もあったと思いますが、彼らの不満が本格的になる前に、なんらか立ち回ってくれました。
というのもあって、私も安心してバシバシ厳しくできました。(結局厳しい)

マネジメントへの不満をアラファト氏主導で話し合っていると思われる場面。こういうとき言葉通じないっていいですね
ルワンダ人はおそらく近隣のアフリカ諸国と比べると、その国民性はとても穏やかな方だと思います。
多分陽気なケニア人と比べてしまうと陰気なくらいだと思います。
日本に近いところもあるかもしれません。
心では相手を嫌いだと思っていても、それを態度には出しません。笑顔です。
それゆえに、一見従順なんですが、コミュニケーションがやや複雑になることも時々あります。
私は日本にいるときよりも意識的にずっとストレートな物言いをしていると思いますが、
それでも変化球しか返ってこなくて困ったりすることもあります。
うーん。
でも総じて、うちのスタッフはみんないい人です。採用こだわりましたし。
いい人というか、みんな「いい目をしている」っていう表現がいいかもしれません。
バックグラウンドは、本当に様々なのですが。(過去記事:それぞれの1994年と2016年の日常)
先日とある方に事業についてアドバイスをいただく機会があり、
経営者としての私に対しては全部ダメ出しでしたが、
(起業後のダメ出しをいただける機会は、びっくりするくらい貴重です)
唯一褒められたのが「スタッフ、死んでる目の人がいないね」ということでした。
嬉しいですね!
でもやっぱり、このテーマは難しいですね。
まだまだ暗中模索です。
今日も、とあるスタッフの要望を断りましたが、あー。なんかもっとやりようあったのかな?とかとか、夜な夜な考えてしまったりします。
寝ます!
3時間後は息子の起床時間ですが、最近私がベットから起きれなくなりすぎて、勝手に学校に行ってくれるようになりました。
おやすみなさい。

いろいろ紛糾しつつも、MTG後は何かと記念写真をとるとなんだかまとまり感が出てくる