キーマン二人、同時に退職…
先日平和な記事を投稿した矢先。事態は起こりました。
9月頭、重要ポストにつく三人のうち二人が国を離れる=退職することに。
一人はキッチンコントロールの女の子ジゼル。

ジゼルと。パンチパーマがチャームポイント
大学で農業を学び優秀な成績で卒業した彼女ですが、
いかんせん職のないルワンダであぶれていたところをゲット。
彼女には、キッチンの在庫管理や売り上げとの突き合わせ、仕込み量に合わせた食材の発注などを取り仕切ってもらっていました。
一年半、高く要望し続けましたが、とても頑張ってくれました。
イスラエルに農業を学びに留学するプログラムに受かった、とのことを7月末に伝えてくれ、8月丸々を後任の引継ぎに使えました。
あー引継ぎはある程度できたものの、彼女の退職は痛手だ…と思いながら送り出した翌日。
フロアリーダーのランバートくんから突如、
「あさってウガンダに引っ越すことになりました…奨学金プログラムに通過した連絡がきて。昨日。」

シュッとしたさわやか青年。何頭身?
えええーーーー
あさってぇぇーーーー??
っていうか昨日のあさってで別の国行くーーー!?
国の奨学金プログラム、その段取りあり得なくなーい!?
でもルワンダだったら全然あり得るー残念ながら2,000%あり得るー
ランバートはディナータイムのフロアをほぼ一人で回していたようなもの。
とても頭が良く、最初の集団面接で注文をとるロールプレイングをした際、
正確にオーダーをとれていたのはほぼ彼のみ。
「えーと。レッドカレーのチキン。飲み物はセットの対象外だけどタイミルクティーで。あと単品でナゲット。あっやっぱりカレー、チキンじゃなくてベジにしてください。」
さぁいくらになるでしょう?
っていうのをやると、まぁたいていできない。
リスニングなのか理解力なのか計算力なのか、逆に発想力豊すぎなのか分かりませんが、
いやいやそれ頼んでない・・・というかそもそもメニューにない・・・といった珍回答が続きすぎて、メニューのシンプル化が決定しました。
とにかくお伝えしたいことは、この二人は逸材なんです。
出現率数%なんです。
不正しない。というのがアジキチの採用の第一条件ですが、
その上で計算ができる、さらに「自分で考えて動ける」能力まで備わった人はまぁ本当に見つけるの大変です。
その安定感たるや。
代わりが簡単に見つかるとは思えない。。。
同時にこの二人が抜けるとは・・・
三本柱の二本が抜けるとは・・・
でも二人とも、めったにないチャンスを勝ち取ったわけで、それ自体はとても喜ばしいことです。
不正してクビにしないといけないとか、そういう理由ではない退職も、めでたいことです。
だいぶローカルスタッフに任せられるようになりましたーなんて余裕かましてた矢先。
二年放置してきた息子と、そろそろ和食の夕飯でも囲む日常を送りたいなーなんて密かに思っていたのですが。
母の日にもらった手紙に、
「いつも ごはんとか もってきてくれて ありがとう」
って書いてありましたからね。
「つくってくれて」
じゃなくて。
私、ガパオとか持ってくる人になってる…。
まぁそうね、実際つくってるのはアラファトとかオリビエッタあたりなので、表現としてとても正確です。子どもってよく分かってますよねほんと。
なかなか思ったようには行かないなぁ~。
まぁでも前回の記事、書きながら普通過ぎて特に面白くないなって自分でもちょっと思ってましたから。
いいんです。

スタッフ間にも動揺が広がりつつ一旦記念撮影
さぁどうする!!
つづく