選出いただき、ありがとうございます!
キガリからこんにちは、Asian Kitchenのからとちさです。
この度は、第二回日本Africa起業支援イニシアチブの支援先として選定いただき、深く感謝申し上げます。
ここで改めて、事業のこれまでの変遷と、今後の見通しをご紹介します。
2015年8月、ルワンダへ。
7月末に会社を退職し、8月頭にはルワンダへ。
右も左も分からない状態で、とにかく借り始めた場所(ほぼ廃墟。)をなんとかレストラン開店にこぎつけようと毎日現場で奮闘していました。
施工業者が、私が支払った手付金を自分の家の改築に使い込んだり、
電気施工担当が全然電気の知識がなくて火事になりそうだったり、
自称プランバーがただの無職のおっさんでデフォルト水漏れ仕様が完成したり。
いやーいい経験になりましたね!当時は毎日怒り狂ってましたけどね!

壁すらなかったキッチン。小窓の位置も何度言っても全然違う。
ソフトの方も、
もちろんタイ人コックなどいないので、自分がバンコクへ飛んで修業したり、
毎晩夕飯は赤いグリーンカレーだったり、
レシピという概念のないルワンダ人シェフへタイ料理を猛特訓したり。
2015年12月、オープン。
今思えば、全然未熟なままオープン。
クオリティとか全然イマイチ…
これはですね、完璧になるのを待たずして、市場に敢えてさらすことでサービスを高速で磨くという手法をとったわけです。敢えての戦略です。
キガリというマーケットは実に小さいので、唯一のタイ料理屋がオープンするとなると、それなりに皆さま期待してくださいます。
なので、
「ここしかタイ料理屋ないんだから、トムカースープ、もっとハービーじゃなきゃ困るわっ頑張んなさいよ!!」by40代アメリカ人女性(推定)
なんてコメントを真摯に受け止め、とにかく高速でABテストを回しまくった結果、今があると思っております。
(ちなみにタイ人によるタイ料理屋がひっそりとオープンしてひっそりと潰れていったのはまた別のお話)

まだまだシンプルな外観
2016年9月、改修&メニュー大幅バージョンアップ
2016年の4月にインターン生としてジョインしてくれたまりんちゃんの多大なる力も借り、とにかくひたすら毎日小さい改善を高速で積み重ね。その締めくくりが、内装メニューともに大幅リニューアルしたこの時期でした。
このころから最低ラインとしてのですが、売り上げが安定し始めました。

リニューアル後の外観!だいぶ賑やかに。
その直後…
2016年11月、アジキチ危機。
一時期ブログが滞っていた時期がございます。
実はもう閉めるという判断を下す、というところまで行きました。
大揉めした大家が倒産、という事件に端を発し、経営継続が困難との判断を当時はしました。
長くなるので別途。
実はこの状態は、2017年春にもう一度続けてみよう!と決めるまで続きました。
そして決めてからは、お客さんの数も、前年度よりも大幅に高い売り上げも安定してきました。
オープン前もドタバタでしたが、続けるって大変ですね。その後も、毎日毎日、細かいトラブルシューティングに追われつつ、一つひとつ潰していって、小さな改善を積み重ねて、今に至ります。

直近の危機は二大肝スタッフの突然の留学
今後。
まず年内の目標は、ローカルスタッフだけで回る店にすること。
その兆しが見え始めていることを前回のブログでもお伝えしました。
そして、私がオペレーションから離れられるようになったら、
他複数企業とコラボし、タイ料理が食べられる、だけではない、地域のワンストップセンターになれるよう仕掛けていきます!
チャンスを二度与えてくださったアントレ関係者の方々およびサポーター企業の皆様、
ブログを読んでくださっている皆様、
アジキチ・私&息子を応援してくださるすべての皆様に感謝いたします。
いつもありがとうございます!!
5歳の時に来た息子も今では7歳。
先日のイベントでは、自ら最後売り歩きをする成長を見せてくれました♪
たくましく育っておくれ!

ナゲット売り歩き中