コミュニケーションの土台作りが一苦労
ルワンダはキガリからこんにちは、アジアンキッチンのからとです。

今度こそこれが最後の雨かな?と思う雨季の終わりかけの時期
先週ラマダンに入りましたね。
ルワンダでは5%ほどがムスリム。(Wikipedia情報)
アジアンキッチンにも現在2名ムスリムのスタッフがいます。(以前宗教に触れた記事はこちら)
ラマダン開始での出来事
そのうち一人が、「明日からラマダンなんで夜働けません」
・・・。
いや、宗教上の理由でのシフト変更は認めますよ。それぞれの宗教をリスペクトしたいですしね。でも、事前に言って?
本人は、「私がムスリムということを知っている以上、マネジメントから便宜を図ってくれる」ものだと思っていたのでしょう。
でも、それは本人が事前にシフトの変更を申請すべきです。
それぞれの宗教のルールを把握し、かつそれぞれの従業員の信仰スタイルも把握し、私が事前に便宜を図ることは、おそらく全宗教に対して平等にはできないからです。
ラマダンは私でも知っているから対応できる、は、他の宗教に対してアンフェアです。
結局夜シフトは他の人でカバーしますが、事前申請がなかったことについては、かなり遺憾です!
甘えすぎ。
ちなみに、論点違いますがよくあるのが、面接の時には言わないのに、後から「宗教上の理由」を持ち出してくるパターン。
「どの曜日も働けます」って言っておきながら、
教育コストをかなり投下し、戦力になったあたりで(ここが味噌)、
「実は日曜は教会に行きたいんです」
など。
後出しな点、かつ「宗教上のルールだから」とこちらが却下しづらい要素を持ち出してくる点で二重に困ります。
なので働き始める際に誓約書を書かせるなど、仕組が必要です。
コミュニケーションのベースがない
さてこの、要望がある際には、事前に通告・申請するなど、当たり前の大人のルール。
なのですが、こうしたコミュニケーションを「当たり前の大人のルール」として一般の従業員に求めるのは、正直この国では難しいところです。
その都度その都度、地道に従業員に説明して、教育していくしか今はない状況ですね!
たまに、「ここは学校じゃねぇぇぇーーー!!」と叫びたくなることもありますが、
そういう習慣がないなら、教えるしかありません。
(書いた後知ったのですが、今そういうドラマあるんですか?)
これは私の仮説ですが、「事前に言ったところでどうせ認めてもらえっこない。えぇいならばイチかバチか直前に言ってみよう!」という心理が働いているのかもしれません。
実際、従業員の要望を一切認めないような経営者も散見されます。
面接のときに、前職での働き方を聞くたびに、そのありえない搾取ぶりに驚くことも多々あります。
やっぱり、健全な思考回路には、健全な環境が必要だと思います。
どうせ言っても無駄な環境だったら、誰も最初からちゃんと筋を通そうとは思わないでしょう。
と、ささいな出来事ですが記事にしてみました。つまんないですね。でも、私の仕事の9割はスタッフや業者とのこういう会話の積み重ねと思っていただいて差し支えありません。
はい、今日も頑張りましょう!

新しくできたクリケット場。うーん気持ちいい!