自動車事故@ルワンダ 前編:特権階級意識

ルワンダはキガリよりこんにちは、アジアンキッチンの唐渡です。

 

さて。先日、事故に遭いました。

と言っても、けが人が発生するような事故ではなかったので良かったのですが、

そこで見えたネガティブな面と、ポジティブな面をつづってみたいと思います。

まずはネガティブ編から。

 

シルバーが私の車。左の車が強引に巻き込んできたことがタイヤの向きから明らか

 

渋滞中に事故

事故は、渋滞中に起きました。

キガリはここ三年で車の量も倍以上に増えた気がします。

と言っても、それでもナイロビやカンパラなどに比べたらまだまだマシな方。

 

10分ほど全く動かずに停まっていると、一台、大きなランクルが、列を無視して対向車線にはみ出しながら進んできました。

いるんですよね、こうやってますます渋滞を悪化させるやから。。

私はそうはさせまいとやや左に寄って停まっていましたが、そこをゴリゴリっとやられました。

あんなにゆっくりかつ大胆に車を擦れるなんて、逆にすごかったです。

 

速攻で降りて、動画、写真を撮りまくりました。

目撃者情報なんてみんないい加減なことを言うし、どんなに自明なことでも、

誰が見ても分かるような分かりやすい証拠がないと水掛け論に終始することを、

この三年で痛いほど身に染みていましたから。

 

その後警察を呼びました。

警察には写真を見せ、一発で相手側の過失と認めてくれました。

が、相手側が食い下がる食い下がる。

よくもまぁ、というような支離滅裂な嘘をひたすら警察にまくしたてています。

どうやらドライバーの女性は、議会で働く、地位の高い人のようです。

 

「特権階級」意識

ルワンダで、好きではないところの一つに、

「相手が自分より格上か格下か判断してからコミュニケーションする」

というものがあります。

どんな時も、自分は相手より上なのか下なのか、みな意識しています。

そして態度の変え方がものすごく露骨です。

私にはとても丁寧でも、自分の使用人をゴミのように扱う人も何度も見てきました。

まぁ無意識に日本人もやってるかもしれないけど、態度変えるのがここまでありな文化は、正直好きになれません。

 

この女性は、自分のことを特権階級だと思っているのでしょうか。

街中で、とっても横柄な運転をする高級車は多いです。

ルールを無視する権限が自分だけはある、自分は他の人より忙しい、そう言った感じで。

 

今回の事故もそんな行動が招いたものです。

 

ちなみに、私の運転するのはPOLOという小さめの車ですが、

たまに友人に借りて大型高級車を運転すると、割り込みに遭う頻度が実際低いです。

そういうところにも出るんですね。

 

相手は警察署に行くことを逃れたい一心で(立場上でしょうか?事故りすぎて点数ヤバいんでしょうか?)ずっと警察官に取り入っていましたが、とりあえずその日はお開き、後日警察署に来て、ということになりました。

 

続く。