自動車事故@ルワンダ 後編:汚職のない警察組織
ルワンダはキガリよりこんにちは、アジアンキッチンの唐渡です。
10月末。
日本はハロウィーンムード一色でしょうか。
アジキチも便乗してハロウィーン商戦と行きたいところですが、
特定の宗教イベントを盛り上げることは、この国ではどうかなと。いうことで。あまり目立ったことはしません。
その観点からすると、日本のハロウィーンは何を盛り上げたいのか、世界からは結構不思議に見えるでしょう。
では前回の続きから。

その後無事きれいに直りました♪
一切汚職のない警察
さて事故の加害者の態度に辟易した私ですが、事故を通して改めて素晴らしいなと思ったのは、警察の汚職のなさ。
事故後、警察はすぐに来てくれましたが、もちろん何かを要求されることなどありません。
英語よりもフランス語が得意な警官だったのですが、
事故直後の写真とムービーを見せると、
すぐに加害者側に保険の手続きを促してくれました。
相手が権威ある立場だからと言って、それにおもねるようなこともありません。
ルワンダの賄賂根絶ぷりはかなり徹底されていて、
例え実際に交通違反で捕まった際に警察にキャッシュを渡そうとしても、頑なに拒否。
銀行でしか振り込めません。
当日は、警察官とWhatsApp番号を交換し、では明後日警察署に来てね、書類出します、とあっさり終わりました。
オーソリティーともWhatsApp
警官に保険の写メを早速送ると、すぐにThanks Broと返信が来ました。(なぜか男と勘違いされている)ファンキーです。
こちらではオーソリティーとも、もちろんビジネスでもWhatsAppが浸透している文化なので、
それに慣れると、e-mailでの
「会社名
肩書
〇〇様
平素よりお世話になっております。△△の××でございます。」
というファーストステップが障壁すぎて面倒くさい。
挨拶に何行使うねん。
日本の役所も担当者へはLINE連絡でどうぞ、とかなればいいのに。と時々思います。
後日警察署へ行くと、相手方ドライバーとその夫も来ていて、
よっぽど保険会社を通したくなかったのか、警察署の履歴に乗りたくなかったのか、分かりませんが、
修理費を見積もり通りの額面をキャッシュで渡され、示談成立となりました。
修理費があまり大きくなかったので、スムーズにいって良かったです。
ちなみに警官は机の上のゴキブリを素手で殺し、鼻をほじっていました。
「お世話にはなったけど、握手はしたくないなぁ…」と思いましたが、
お世話になったので握手をして警察署を後にしました。
ちなみに、免許証の交付については、交付の順番待ちにはお金を払った方が早くいくとかいかないとか…
スタッフの一人も免許取得のための交通信号に励んでいて、
「交通標識の勉強」を趣味欄に書くほどです。いやいくらエンタメの少ない国だからって笑。

インターン生が作ってくれたスタッフ紹介ボード。店の入り口に飾っています
では和んだところでまた次回!