私たちのものづくりPart1- 完成度を高めるために-

RICCI EVERYDAYでは、カラフルでプレイフルなアフリカン・プリントを使用し、旅先で便利なバッグやアイテムをデザイン・製作しています。カンパラ市内に直営工房を構え、日々5人の女性たちが工房に通い、ハンドメイドしています。

お店で立っててよく言われるのは、「ちゃんとした商品になっている!」ということ笑。アフリカで作られたものだと期待値も低いのかもしれませんが汗、うちではまずテーラーとして高い技術力を有した人を採用しています。その人が仕上げるものは完成度で言えば、75%。すでにかなり高いです。もともとテーラリングの学校で働いていた人が主要メンバーなので、技術的には申し分なし。ただ残りの25%は何かというと、例えばバッグのサイズが1cm違うとか、まっすぐ縫えていないとか、ボタンがちゃんとはまらないとか、シミがあるとか、日本のマーケットの基準に照らし合わせた部分です。そういったところをまずスタッフが検品し、次に私が検品し、二度の検品を経る中で指摘していきます。

ただこういう細かいところを彼女たちに理解してもらうのも、また一工夫が必要です。ウガンダ人の特性として怒られるのを嫌がる(特に人前で)ため、失敗を責めるのではなく、「今度はもっとこういう風にしてほしい、そうしたらお客様に喜ばれる」とか「二度同じミスをしないように気をつけて」となるべく建設的に、相手のモチベーションを下げないように伝えることが重要だと学びました。彼女たちも職人魂があるのでしょう。伝えたらすぐに「やり直す」と言って黙々と直してくれます。

こういったプロセスを経て、完成度が100%に程近くなっていき、製品が店頭に並べられるようになります。

彼女たちには店頭や展示会でのお客様の反応を逐一フィードバックするようにしています。そうすると、「忙しくなるね!」「頑張らなきゃ!」とみんなの士気が高まります。そしてまた高いレベルのものが生み出されるという、いい循環ができてくるのです。

 

最後にそんな工房の風景を写真でお届けしますね!

ちなみにうちのスタッフの紹介は以下リンクよりご覧下さいませ。

http://www.riccieveryday.com/artisans

NR8H1420 のコピー

バッグの検品を行うStella

 

Chizu