ウガンダ発のブランドを作る意味

私たちがカンパラに直営店をオープンして驚いたことの一つに、「えええ!これウガンダで作られたの?!」と多くの人に言われることです。それも外国人だけでなく、ウガンダ人からも笑。

 

ウガンダはご存知の通り内陸国で、農業が産業の中心。製造業は脆弱で、街中で売られているもの(食料品以外)といえば、隣国ケニアや南ア、中東、中国からの輸入品で占められています。ファッションでいえば、最近はアフリカ布で仕立てられた服を着ている人はたまに見掛ける程度で(冠婚葬祭で着る人が多いです)、女性は道端で二束三文で売られている古着(一説には先進国で寄付された洋服が回ってきているとも。この古着市場が現地のファッションマーケットを阻害しているとも言われています。その話はまた別で)や、中国やタイから入ってきた安価な服を着ていることが多いです。そんな中で暮らしているからでしょうか。自国で高品質なものが作られていることに、本気で疑いの目を向けてくる笑。「日本でも販売しているんですよ」と言うとさらに驚いてくれます笑。

 

ウガンダ人と接する中で感じるのは、自国が大好きな一方で(こんなに食べ物が豊かな国はないと自負しています。東アフリカを色々回った私も納得)、どこかしら自信がなさそうということ。それは周りをケニアやタンザニアなどの大国に囲まれ、そこからどんどん物が入り込んで、自分たちでは何も生み出せていないということを無意識的に見せつけられていることにも起因しているのかも?と思ったり。

 

RICCI EVERYDAYはウガンダ発のブランドとして、ウガンダで作られたものをグローバルな市場で販売し多くの人に認められることで、いつかウガンダの人たちの「ものづくり」における自信・誇りになりたいなーと密かに思います。

IMG_3312 copy のコピー

Chizu