イベントでの出会い
日本滞在中は様々なイベントに出させていただき、ブランドのコンセプトやアフリカでのものづくりのこと、ウガンダの食文化やファッションのこと、アフリカへの支援の仕方などなど、多岐にわたるテーマでお話させていただく機会を持つことができました。
①andu amet鮫島さんとのトークショー@西武渋谷店
andu amet鮫島さんといえば、言わずと知れたアフリカ起業のパイオニアの一人。私は前職時代、空いた時間を使ってandu ametでプロボノをしていた時期があり、彼女から直々にファッションビジネスのいろはを学びました。そんな「師匠」のような存在の鮫島さんとのトークショーは、相変わらず新たな気付きをいただくことができて、有意義な時間でした。アフリカの中でもビジネス環境が厳しいエチオピアで事業回されているのは本当にすごいこと(私には到底できない)。そこで得られた知見を惜しみなく私や周りの起業家に提供し続けてくれる姿を目にすると、私もいつかきちんとお返ししなければといつも気付かされます。
(友人Nさんのお写真を拝借)
②恋するウガンダ〜アフリカンファッションx未来を変えるものづくり
こちらはテレビを見ていただいたライター小林さん主催のイベントにスピーカーとして呼んでいただき、ブランドのことやウガンダの食文化、ファッションについてお話させていただきました。このイベントのすごかったところは、5感でウガンダを感じられたということ!当日はウガンダを旅したことのあるシェフにケータリングをお願いし、かなり上品な(笑)マトケ(バナナを蒸してマッシュしたもの)やサモサなど7-8品を提供いただいたり、途中Skypeで現地の工房と繋いで、参加者の方々とうちのスタッフが交流したりと、新しい試みにチャレンジしました。ただ単に一方的に話をするのではなく、食べたり、映像をみたり、ディスカッションしたりといった、相互に動きのあるイベント作りを今後も心掛けたいです。
(co-baさんのお写真を拝借)
③プロジェクト共創〜ウガンダへ希望と尊厳を、日本から
私が尊敬する経営者である渋澤健さんと鬼丸昌也さんとのクロストークイベントを開催させていただきました。渋澤さんの相手の心の奥深くに鋭く切り込んでいく質問力や、鬼丸さんの場を一瞬にして引き込むパブリック・スピーチ力。それを目の前で感じられただけで、私は大満足でした。
またその場で聞いて印象に残った”Collective Impact”という言葉。私はお恥ずかしながら初めて聞いたのですが、前職NGO時代から感じていたことをズバッと言い当てた言葉で、すごくしっくりきました。途上国における支援の現場で感じるのは、各セクター間のコミュニケーションが圧倒的に足りておらず、情報やモノ、お金、人の流動性がないということです。NGOも政府も民間企業も、自分の役割に注視しすぎて、もっと互いに協力できるところがあるんじゃないの?、もしそこがちゃんと繋がっていたらより大きなインパクトを出せるのにと感じることが多々ありました。
私は今のブランドでまさにCollective Impactを生み出していきたいと考えています。つまり北部に生産拠点を作る際には、テラ・ルネッサンスさん(NPO)で自立支援を受けた元子供兵の人をうち(民間)で雇用できるシステムを作り、彼ら・彼女たちがスムーズに持続的な生活向上につなげられる土台作りをしようという取組みです。今年中にローンチできるよう、準備を進めたいと思います!
(鬼丸さんのブログから拝借)
Chizu