工房を移転します

3月から探し続けていた新しい工房ですが、ようやく良い物件に出会うことができ、本日契約してきました。

(ウガンダの不動産事情ですが、マーケットにいい物件が出ているとものすごいスピードで決まっていきます。こちらが価格の交渉をしている傍らで、「別の人が1年分の家賃を支払ってくれたからごめんね!」と交渉を打ち切られることが多々あったり(こちらは家賃の前払いが基本で、最低でも3ヶ月、長くて1年求められます。大家がかなり強いのです)。世知辛い世の中です涙)

RICCI EVERYDAY3か所目の工房。これからたくさん雇ったとしても、十分に受け入れられるキャパシティがあります。しかも広いお庭付きで激安価格。果物の木も生えているので、仕事の合間におやつの時間に食べたいです。

ちなみに1か所目の工房は3m四方の小部屋でした。私たち(私・スーザン・グレース・ナジュマの4人)が小さなプロジェクトとしてこの事業を始めようとした際、お金が全然なかったので場所を借りるのもどうしたものかと途方に暮れていたところ、それを見かねた知り合いのスリランカ人のおじさんが、「うちの部屋を使えばいいよ」と、差し出してくれた場所でした。そこはおじさんのいわばダイニングルーム。冷蔵庫や食器、炊飯器の横にミシンを一台置いて、サンプル作りをスタートさせたのでした。スリランカ人のおじさんは、ウガンダの縫製産業に長く勤めている人で、今でも事あるごとにアドバイスをくれます。本当に彼なしではこの事業はスタートしなかったと言っても過言ではない。。。ありがたい限りです。

2か所目は、その部屋の斜向かいにあるアパートです。テレビの取材を受けた時はこちらで仕事をしていました。2部屋あるうち、一つがミシン部屋、もう一つは布を切る部屋(革は土台と針と糸さえあればどこでも縫えるので、ベンチを置いて縫ってもらっています)。ミシン部屋には今ミシンが3台あるのですが、今後人を採用して機材が増えることを考えると手狭になること間違いなしだったので、今回移転を決意したのでした。

新しい工房ではどんな歴史が刻まれていくのか、今から楽しみです!ぜひ皆さんもウガンダに来た際にはお立ち寄りくださいね!

Chizu