相手を尊重したコミュニケーションで距離を縮める~つかみの大切さ~

商談にせよ何にせよ、人とコミュニケーションを取るのには信頼が基礎になります。その信頼を得るためには相手を尊重して打ち解け合うということが必要だと考えます。特に初めての相手と対する時は「つかみ」が大切だと思います。今回の記事では僕がアフリカでつかみとして使っているネタをご紹介したいと思います。

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●ジンバブエ人へのつかみの鉄板ネタ

僕はジンバブエ人との初対面に於いて30秒で打ち解ける自信があります。100%笑ってもらえるネタを持っています。こんな感じです。

 

「初めまして」

ジンバブエ人「初めまして」

「タニグチ・カツロ-です」(この時点で少し笑う人もいる)

「私は●●と言います」

「僕は、僕の名前“カツロ-”がショナ語(ジンバブエの現地語)で何を意味するか知ってるよ!」

この時点で必ず笑ってもらえます。

 

どういうことかと言うと“カ”はジンバブエのショナ語でSmallを意味し、“ツロ”はHare(ウサギ)を意味するのでカツローとはSmall Hare(小さいウサギ)を意味することになるのです。現地語を知っているということに加えて、小さいウサギという描写が僕と全くあってないのでそのギャップも含めて絶対笑ってもらえます。

現地語を使うということは信頼を構築する上ではとても効果的だと思います。流暢に話す必要はもちろんないですが、少しだけでも挨拶や単語を覚えておくだけで格段に相手との距離は縮まります。

●バントゥー語群

少し本題からそれて東南部アフリカの言語についても少し書いておきたいと思います。

東南部アフリカの現地語はバントゥー語群という言語系統に属し、各言語の発音や単語等が似ています。(もちろん全く近くない言語もありませすが)。発音は日本語と同じように子音+母音で発生することが多いです。欧米言語は子音だけでの発音が重要で、日本人には難しかったりしますが、バントゥー系言語は日本人でも比較的容易に正しい発音をすることが出来ます。ザンビアのニャンジャ語とマラウイのチェワ語はかなり近く、お互いに意味を解することが出来るようです。またジンバブエのショナ語ともそれなりに似ています。東アフリカの雄、スワヒリ語ともマラウイのチェワ語は似ています。例えば数字の数え方はチェワ語はmodji, wiri, tatu, nayi, sanu(1,2,3,4,5)なのに対し、スワヒリ語はmoja, mbili, tatu,nne, tanoになります。ヤギはどちらもMbuzi、カバはMvuuになります。ただ同じ単語でも少し意味が違う場合もあります。例えばKaribuはスワヒリ語ではWelcomeと同様の意味を持ちますが、チェワ語では食事への参加を促す場合(ご飯を食べている所に知り合いが通りかかって誘うような)のみに使われます。

1つでもこのあたりの現地語の文法や発音の基礎を覚えてしまえば他の言語を学ぶ際にも間違いなくプラスになると思います。

●マラウイ人へのつかみの鉄板ネタ

他にも即座に打ち解ける方法があります。それは現地ネームを使うということです。青年海外協力隊でマラウイにいた時に同僚にPhiri(ピリ)という名前を付けられました。チェワ語で丘とか山とか言う意味です。他の協力隊員にも複数人同じ名前を付けられた人がいたので、外国人にはつけやすい名前なのかもしれません。マラウイで、初対面の人に対して「僕の名前はPhiriなんだ」というだけで大うけします。同僚に名前を付けてもらう段階でも同僚との信頼関係も構築出来ますし、その後どこでも使える鉄板ネタになります。

●まとめ

目を見てしっかりと話す、力強く握手をするといったこともとても大切ですが、それに加えて相手の文化慣習を尊重して、その国の言葉を少し使うだけで間違いなく現地の人との距離はグッと縮まります。自分の名前が現地語で何を意味するかということを言えるだけでも十分だと思います。仕事は人との関係性が土台になるのでその為の工夫を凝らすということの価値はとても高いのではないかなと感じます。