第一回アフリカ起業支援イニシアチブ(アントレAFRICA JAPON) 当選者の発表
本日の発表会にて、「アフリカ起業支援コンソーシアム」の支援プログラムであるアフリカ起業支援イニシアチブ「アントレAFRICA JAPON」の最優秀賞および優秀賞の当選者を発表いたしまた。
まず、今回、応募いただいた15名の起業家の皆様に心より御礼を申し上げます。動機が善であり、目的が明らかであり、意欲のある起業家の皆様の選考プロセスにおいて、全員を応援したいという気持ちは選考委員の共通していた正直な気持ちでした。
ただ、「支援」というものの、コンソーシアムが関与することによって、起業家がそれぞれのレベルから次のステージへと飛躍できることに最も貢献できる可能性を判断基準といたしました。今回、ご支援に至らなかった起業家の皆様に、是非とも、再チャレンジしていただきたく存じます。
初めての試みであり、選考において難しい場面もありました。しかしながら、今回の経験則を活かして、今後のプログラムの選考および運営に反映させたいと存じておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。本プログラムの実践に不可欠なスポンサーの皆様のご理解、ご協力に心より御礼を申し上げます。
第一回アフリカ起業支援イニシアチブ(アントレAFRICA JAPON)が支援する起業家は下記になります。
おめでとうございます!
【最優秀賞】
仲本千津さん(ウガンダ)
カラフルなアフリカ布を使用したトラベルグッズブランドとして、世界に発信します。ウガンダに直営工房を有し、製品は全て、現地の女性たちの手で作られています。本事業を通じて彼女たちの生活向上を目指します。
【優秀賞】
有坂純子さん(モザンビーク)
モザンビークの有坂純子です。首都マプトで木炭の代替燃料となるブリケット(形成炭)を製造販売する事業に挑戦しています。モザンビーク製の安くて品質の良いブリケットを沢山の現地の方に使ってもらえるよう頑張ります!
山本歩さん(ケニア)
ケニア産のマンゴー等の果物の加工・販売を通して、ケニアの半乾燥地域の果物農家の収入向上に貢献していきたいです。製造規模の拡大と高品質の商品を製造する仕組みづくりに取り組んでいます。
また、10月28日に開催された選考委員会で決定した優秀賞の当選者から、発表会の二日前にご辞退の連絡が入りました。予期できぬ事情により、選考委員会が討議した事業を断念ざるをえない状況になったことが理由でした。コンソーシアムの支援金が喉から手が出るほど必要とされる、ひっ迫した状況において「筋が通らない」と辞退されるIntegrityと英断に心を打たれました。再出発の際に、是非とも、再び応募にチャレンジしていただきたいと存じます。
更に、12月に優秀賞を受賞されたセネガルの野口哲正しさん、2017年1月にガーナの丸山ちさとさんからも審査されたときの事業展開と異なる事情により、支援金のご辞退がありました。
当選者の皆様、およびアフリカ起業支援イニシアチブを通じてご縁をいただいた皆様のますますのご活躍、ご発展を心より祈願しております。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
以上。
アフリカ起業支援コンソーシアム
<選考運営委員会>
黒川清(委員長)
グローバルヘルス技術振興基金 代表理事・会長
佐藤芳之
オーガニック・ソリューションズ 会長
池亀美枝子
NEPAD総裁特別顧問
永山妙子
経営コンサルタント
渋澤健(事務局)
シブサワ・アンド・カンパニー 代表取締役
<モニタリング・ボード>
小野傑
西村あさひ法律事務所 代表パートナー
大久保和孝
新日本有限責任監査法人 経営専務理事