なぜそこ??

 

こんにちは、IGANMU FCのエバエロです。

今回は、なぜナイジェリアで始めようと思ったかをお話しさせて頂きます。

 

一番の大きな理由は、一緒に事業を始めた夫(アバヨミ、以下バヨ)の出身地であったことです。

正式名称ナイジェリア連邦共和国、通称ナイジェリアは、アフリカ大陸の西に位置しており、およそ1億8500万人のアフリカ最大の人口を抱える国です。国民平均年齢18歳と言われ、子供が多いです。平均寿命も年々伸びているようですが、日本には到底及ばず、55歳未満。部族は、500以上もあるとされますが、3大部族がハウサ族、ヨルバ族、イボ族です。余談ですが、日本に住んでるナイジェリア人の大半は、イボ族です。ちなみにバヨは、ヨルバ族。大体、名前でわかります。

バヨが生まれ育ったのは、ナイジェリアのラゴス州にあるスラムです。

スラムでの生活は、決して楽ではありません。日々の生活の中で食費、教育費や家賃など捻出するのに非常に苦労しています。貧しいがゆえに、手っ取り早く稼ごうと薬物の売買や盗みをしたり、犯罪に関わる若者たちが多いのも現状です。犯罪に関わり、若くして命を落としてしまう人もいます。また、何とかして運良く、スラムから出て生活が良くなった人たちのほとんどは、当たり前かもしれませんが、スラムには戻りません。しかし、それでは地域は貧しいまま。未来ある子供や若者たちが犯罪に目を向けるのではなく、健全な目標に向かって過ごして欲しいという理由からナイジェリアのスラムでの事業を決めたのです。

 

エバエロ梨恵