IGANMU FC のプロジェクト②
こんにちは、IGANMU FCのエバエロです。
前回は、環境整備のグランドについて、少しお話ししました。今回は、選手寮についてお話しします。
現在、選手たちは、それぞれの住んでいる家から練習に通っています。ある選手は、家庭の事情により親戚の家に居候。また、別の選手は、住宅兼店舗で生活。また、別の選手は、IGANMU FCで練習したいために公共交通機関を利用して、1時間以上かけて来ています。そして、選手たちを励ましてくれるよい仲間がいれば、悪い仲間もいるでしょう。実際、サッカー技術は優れていましたが、練習に定期的に参加せずに残念ながらIGANMU FCを離れてしまった選手がいます。寮に入ることでさらに練習に集中することができる環境を作れるのです。
また、ここはなんと言ってもナイジェリアです。食事面では、ヤム芋を押し潰して作るフフやキャッサバ芋から作るガリ、ジャスミン米と一緒に食べるシチューなど、とにかく炭水化物が多く、野菜と言えば、トマトや玉ねぎくらいが続くこともあり、栄養素の摂取に偏りがあります。
※右の写真は、小麦とお湯で捏ねた主食となるお餅のようなもの(フフと似てます)とサバとトマトとオクラのスープ。主食を少しずつ手でちぎり、まとめて、スープにつけながら食べます。
スポーツ選手にとって、バランスの取れた食生活は、よいパフォーマンスをする上で必要不可欠です。選手寮では、規則正しい生活と共にバランスの取れた食事を提供し、選手の心身共により健康な状態で試合に挑み、各々の最良のプレイをして欲しいのです。
そして、サッカー環境を整えることで選手たちの士気も高められることも狙っています。ナイジェリア国内1部リーグ所属のチームでさえ、選手寮がないところもあります。環境を整えるならば、5部のチームであっても1部のチームを招待し、合同合宿を行えます。他チームの選手やスタッフ達にも刺激を与え、ナイジェリアの全体のサッカーレベルを上げられたらいいと考えています。
エバエロ