IGANMU FCのプロジェクト③
こんにちは、IGANMU FCのエバエロです。
前回、グランドと選手寮についてお話ししましたが、今回は、進行状況を時系列にまとめてみました。なかなかスムーズに進まなかった土地購入の裏話をお伝えしたいと思います。
◾️2016年7月 グランドと選手寮に使用する土地下見開始。
IGANMU地域があるナイジェリア、ラゴス州は、かつて首都でした。その為、現在も国内最大都市であり、商業も盛んです。そして、IGANMU地域は、トタン屋根の住宅が所狭しと並んでおり、日本の東京同様、サッカーコートを作れるほどの敷地がありません。その為、グランド及び選手寮を建設するのに十分なスペースを取れるIGANMU地域から車で約1時間離れたBadagryという場所に決定しました。
◾️2016年8月上旬 ①海沿いの土地に決定。
ナイジェリアでは、昔からの酋長制度が残っており、土地の売買をする際は、管轄する酋長の許可がなければ、土地のオーナーが取引したくても、できません。酋長の許可の元、土地のオーナーと交渉。契約成立後、書類と共に土地局へ行き、その土地の登記の実態を調査します。
◾️2016年8月下旬 ①海沿いの土地、断念。
土地局の調査報告により、将来ナイジェリア政府による港開発地域であるとのこと。将来がいつであるかは、わかりませんが行くゆく、政府使用地となるため、他の候補地を検討。下見再開。
◾️2016年11月上旬 ②メイン道路より少し離れた土地に決定。
◾️2016年11月下旬 ②の土地、断念。
土地局の調査報告にて一部、湿地様になっていると。購入予定の4エーカーのうちの3エーカーがペタペタ、、、 下見時は、湿地箇所もなく、問題なかった土地でした。長雨の影響だったのか、オーナーが土を売ってしまったのか、または土を盗まれたか、真相は、謎です。しかし、3番目の理由が濃厚です。なんでも売れるナイジェリア。恐るべし、、、
3エーカーの湿地を埋めるのにもかなりの費用がかかるため、断念。下見再開。
◾️2017年5月上旬 ③、①の土地近くのややメイン道路より内陸側に決定。
◾️2017年7月下旬 ③の土地、土地局より調査結果良好にて購入。
◾️2017年9月 整地開始。
雑木林と雑草で埋め尽くされていた土地がだいぶスッキリしました。現在は、下見では、分からなかったのですが、伐採したことで一部なだらかに丘陵状箇所があることがわかり、平らにしている段階です。
エバエロ梨恵