5日間のファスティング体験と隔離生活

ウガンダで宅配事業をしている伊藤です。

2週間ほど前にウガンダから日本に退避便に乗り帰国しました。ウガンダは3/21から国境封鎖しており、特別の退避便が出た事で国外に出る事が出来ました。

国の方針に従い、14日間の自主隔離生活を送っておりました。

隔離といっても、食料の買い出しや人と接触のないウォーキングなどは可能との事です。

最初の数日間、体調不良などもなく体調も万全でした。

ウガンダに感染者が少ない事(4/19現在でも60名弱、死者はゼロ)、ドーハ経由の飛行機・成田の検疫待ちでもウガンダからの邦人に囲まれていた事から感染の可能性は非常に低いと考えています。

隔離期間中は退屈な日々が続くかと思っていましたが、14日間ずっと意外にバタバタ忙しい日々を送っておりました。

日中は3月末の会計を締める作業に加え、 ポストコロナの世界を考えたり、そのためのインプットを仕入れる時間として有効活用しています。

また、お陰様で、世界にいる色々な知人から声をかけて頂き、毎日1-2回はZoomでおしゃべりしています。

部屋の中でも、いつもより少し多めにストレッチや筋トレ、瞑想などを挟んで気分転換しています。

なぜ、ファスティング?

さて、ファスティング(断食)ですが、特に明確な目的などはありません。

体重も高校時代から変わらず、体脂肪も高校時代からずっと10%前後を保っています。

ではなぜやるか?

好奇心!!!興味です。

ここ4-5年、周囲の友人がやっていて、『やって良かった!』『心身ともに変わった!』という声が多く、本当かな?と自分の身体で試してみようと思った事です。

他、強いて言えば、アトピー持ちであり、身体のデトックスになればと思っています。

今の期間、心身ともにデトックスしていくためのきっかけになればと思いました。(後付けですが・・)

普段、週に3-4回は会食(@ウガンダ)もあり中々踏み出せませんでした。

年に一度の日本帰国のタイミングで、楽しみにしていた美味しい日本食を控える選択肢などなく、日本滞在時は毎食人と会い会食する事がとても重要なため、タイミングを逸していました。

今回、14日の隔離生活(人と会えない生活・隔離先から出られない生活)との事で、ちょうど良いタイミングと考えました。

帰国して数日間、隔離生活で近場のファミレスやファストフード(なか卯、サイゼリア、ラーメン店)でテイクアウトしたり、スーパーでお惣菜買いましたが、一人で食べホテルで食べるご飯は味気ない。。

もちろん、ウガンダから来て久しぶりに食べる日本食。レア感もあり美味しいとは思うのですが、

これらファストフードやお惣菜は、甘いな、味が濃いなと感じる事が多かったのも事実です。

(ウガンダでは基本的に昼も夜もフレッシュな野菜等を使い自炊しています。)

であれば、隔離中、一日に2回、食事を気にするのも手間であり、心身ともにデトックスしたい想いもあり、良いタイミングだなと始めました。

※もちろん、COVID-19への感染リスクがあるからこその隔離生活で、なぜこの時期にわざわざ免疫を下げるような行動をとるのか?とアドバイスをくださる方も多かったですが、

プロのトレーナーに入ってもらい、相談しながら、私の食生活や体調では大丈夫。症状が出たらすぐ止める。という状況でスタートしました。

ファスティング(断食)開始!

本来は3-4日の準備期間(準備食)を経てスタートしますが、時間もなく、最低限の2日の準備期間で始めました。

ファスティング始める前の2日間、甘いもの、カフェイン、グルテン、肉、魚などを控えて、食事の量も徐々に減らしていきます。

準備期間に食べられるものも限られており、中々テイクアウトではないものばかりだったので、スーパーで揃えました。

準備期間2日間+ファスティング5日間+回復期間3-4日の合計10-11日のコースです。

ファスティングは最初の二日間が一番大変と言われています。

今回のファスティングは酵素ドリンクやサプリを併用し栄養補給および血糖値をなるべく一定に保つ事から空腹感はそこまでない形で出来るそうです。

空腹感より大変なのは、砂糖、カフェインなどを抜く事から来る頭痛などの症状です。

私の場合、毎食後のスイーツ、多少のカフェイン(一日1杯のコーヒーとお茶)を常用しており、そこが唯一の心配でした。

さて実際は・・・

空腹感は全くなく、食べたいと思う事もありませんでした。

最初の二日間は朝からオンラインの打ち合わせが続き、物思いにふける時間もないからか、イライラする事もありません。

頭痛は初日の17時頃に少し起こり、30分仮眠する事で収まりました。それだけです。

一日目の夕方。

朝からずっと打ち合わせやZoomでの会議?などがあったこともあり、今のところ、特にイライラなどもないです。

Zoomでお菓子などを見せてくる輩がいますが、まぁ、今のところはそこまで空腹感もなく、普通に生活しています。

ご飯の事を考えない事は中断がないため、仕事にガッツリ集中できて良い反面、

息抜きしていない事に気づき、ハッとして、間に筋トレやストレッチを入れて気分転換していました。

ファスティング中盤(3日目から)

本当に普通です。。思ったよりも普通です。

体調不良もなく、空腹感もなく、本当に普通です。。

酵素ドリンク飲んでいるからなのか、、

初日の夕方に少し頭痛があった程度で倦怠感もありません。

普段から良い食生活で暮らしているからなのでしょうか。

仕事の合間に、筋トレしても、多少ジョギングしても、特にフラフラしたりしません。

大きな身体の変化もありませんが、一つ!

二日目の朝に胸筋や腹筋が縮んでいるように小さくなっているのが衝撃でした!!!

トレーナー曰く

”筋肉の厚みについても変化に即気付かれましたね

(ボディビルダーさんをサポートしたときぶりですw)

筋肉の張りは回復期以降、食べ始めることで戻りますのでご安心下さい。”

一時的なモノで筋力自体が減っているわけではないとの事です。

実際に回復食2日目くらいにはハリが戻っていました。

空腹感はなくても、食欲は多少は出てきます。

自主隔離している宿に籠っている分には、テレビも見ず、インスタなどの食事の写真を見るのを控えているため、食欲は出てきません。

しかし、水などを買いに出かけたところ、吉野家の前を通ったら、プンプンといい匂いがしてくる。

そういうのを嗅ぐと多少ですが、食べたいなーという感情が出てきます。が、すぐに収まります。

5日間のファスティング終了

人生初の5日間のファスティング(絶食)終了しました。

ここから回復食。1週間くらいかけて、徐々に体調を戻し身体を作っていきます。

今はデトックスした状態。ここから何を身体に入れていくか?がとても重要なようです。

現時点では思ったよりも普通です。。

5日ぶりのご飯(おかゆ、納豆)は、味付けなしで食べました。

美味しい!!と思いたかったのですが、、『あー。おかゆだ。。まぁ、味薄いよね。』という印象で、自分でも少しがっかりしましたw

デトックスの効果は回復食を経て数日後に纏めるとして、ファスティング終了後の気づきは以下となります。

メモ

(ここから)

・大食漢な自分にはかなり我慢しないと辛いかなと思ったが、ほとんど我慢せずストレスなく終えた。

ミネラルの入ったドリンクを飲んで、栄養は補給し血糖値を保っているせいか、空腹感は全くない。

・食べ物の匂いや写真を見ると、辛くはないが無性に食べたくなる。 おそらく、空腹感よりは食べられないという制限がかかっている事が大きい。

買物で外を出歩いたときの飲食店からの匂い、インスタ覗くと出てくる食べ物の写真などは気になるのであんまり開かなくなった。

・デトックス的な意味では、良いように思う。

というよりは、これからだ。空っぽになった身体に何を入れていくかが重要だそうだ。

一週間くらいは気をつけられると思う。

僕の目的は、ダイエットではなく心身のデトックス。特にアトピーに好影響があると良い。

腰痛・肩こりにも好転があると良い。

・味覚に関しては、5日の断食を経ても、若干高まった程度で大きな変化はないように思う。

元々薄味好きでもないが、濃い味も好きではない。

久しぶりに帰国し隔離期間のためテイクアウトなどで日本の外食チェーンのご飯を食べたところ、 甘すぎたり味が濃く感じた事が今回のファスティングを後押しをした。

普段ウガンダでふんだんに野菜を使い、昼も夜も(会食以外)は自炊している事もあり、添加物の少ない食生活を送っているからなのか?

そもそも味覚に鈍感なのか分からないw

多少敏感になっている事は確かである。

酵素ドリンクは1日目は味が薄いなと感じたが、4-5日目は飲むにつれて甘ったるくて規定の量を飲み切れなかった。

・一日に食事に使う時間が想定より多きことに気づく。

自炊であれ外食であれ、調理の時間、準備の時間、店を探す時間、食べる時間、片付ける時間、店への移動の時間・・・

そして、何食べようかな?どこに行こうかな?と考える時間が思ったよりも多い。

ただ、料理や食事がリラックス、時間の切り替え、気分転換になっているのも事実。

仕事は進むが、気分転換できない。。

・(今のところ)ファスティングにハマるとかはなさそう。

4日目過ぎると単調さに飽きてくる・・

ファスティング終わったばかりだからか、もう当分やらなくて良いかなとも思う。

少なくとも5日間の長いファスティングは今は乗り気になれない。

空腹感もないのだが食事という楽しみが制限されるのは嫌だ。

2-3日くらいまでならば飽きは来ないのかもしれないが・・

この後、身体に劇的な変化が起こり、めっちゃ調子よくなったら、頻繁にやりたくなるかもしれないw

さて、大事なのはこれから。

数日後から、肉や魚、そして依存している食後の甘いもの、コーヒーを摂取した時に、身体がどう反応するか?欲するのか?

デトックスの効果で体調は良くなるのか?

せっかくの機会で食生活や栄養バランスなどを見直すきっかけになり継続するのか?

愉しみながら回復期を過ごします。

(ここまで)

回復期間5日が過ぎて・・・・

14日の隔離期間が終わり、実家に戻りました。

隔離生活の宿には体重計がなかったため、4日目に体重や体脂肪率を計りました。

元々、高校時代から体重の上下はなく55キロ前後。ファスティング前はおよそ55キロ。体脂肪率は測っていないですが10%程度だと思われます。

回復食4日目に測ったところ、体重は52キロ。体脂肪率は7.7%でした。

痩せ型の割に、3キロも体重が減っていました。。(痩せ型の場合、ファスティングにダイエット効果はあまりない。)

回復食1-2日目はかなり気を付けた食生活を送りました。

白米、少量の野菜、梅干し、納豆、十割蕎麦などを味を薄くして食べる日々。。

2日目の夜になると飽きてきます。味が薄いと美味しくない。。

3日目から魚が加わります。

イワシの缶詰!お刺身!

魚の動物性のたんぱく質の旨味に幸せ感が広がります!

4日目から食べる量がどんどん増えました。

ウガンダでも、人の倍を食べる自分ですが、ここは日本。それ以上に食べてしまいます 苦笑

血糖値を一定に保たなければ!という言い訳を元に、

特に実家に戻り、

朝食がっつり+10時のおやつ+昼もがっつり+3時のおやつ+夜がっつり+夜のおやつ・・・

食事内容は野菜や魚中心の和食です。

揚げ物なし、小麦系なし、油も気を付けオリーブオイルかオメガ3系。

ただ、量が多い。。

これだけ食べても満腹感が得られません。。

ウガンダでは朝食はヨーグルトだけの生活だった頃と比べて1.5倍くらいに増えています。

ただ実家にいるのも2日間のみ。

明日からもっと規則正しい生活に戻します。

デトックスの効果ですが・・・

劇的な変化はまだ感じられていません。

来週1週間、もう少し様子を見たいと思います。