カンパラに名創優品(MINISO)出店予定

みなさま、名創優品(MINISO)を知っていますでしょうか?

http://www.miniso.jp/

 

日本にも店舗があるので、知っている人も多いかもしれません。日本の店舗はここ数年で出来たようです。恥ずかしながら、私は2013年頃から日本にほとんど滞在していない事もあり、知りませんでした。

数日前、友人のFacebookの投稿で、名創優品がカンパラに店舗を出店する事を知りました。

日本人デザイナーによるブランドと銘打っているのに知らなかったので、調べてみたところ、凄い事が起きているのではないかと思い、本投稿をする事にしました。

(出展予定のモールの場所に出ていた看板)

 

 

ここ5-10年、世界は急激に変化をしています。

最近、上海や深センの変化を記した記事が出ており、思った以上に世界の変化が早い事を実感します。

中国のあまりの変化に、驚きを隠せない〜世界が注目する中国の決済革命〜
https://mirai.doda.jp/theme/global/china/

日本が中国に完敗した今、26歳の私が全てのオッサンに言いたいこと
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53545

上記の記事以外にも、インド、エストニア、イスラエルなど色々な記事が出ていますが、記事の賛否はあるかと思いますが、事実として世界が変わっている事を感じます。

 

そして、この名創のカンパラ出店に私は大きな衝撃を受けました。

Wikipediaによると、名創優品は、

名創優品(めいそうゆうひん、メイソウ、英:MINISO Life)は中華人民共和国を中心とした、雑貨販売を主に行う企業である。

 

かつては公式ウェブサイトに記載されていた日本語の文章がおかしいと日中のネットユーザーに揶揄され、日本に実店舗がないことなどを「とくダネ!」で批判されていたが、名創優品が誤った日本語の記載等を謝罪し、日本での実店舗進出とあわせて国内でのイメージ改善にも力を入れている。

 

ダイソーっぽくてユニクロ風味、それでいて無印良品[4]と評されるように、メイソウのブランディングにはこの三社の影響が強く出ていると考えられている。

 

店舗は2017年5月時点で約1800店舗以上を展開していると公表している

 

との事。

日本品質、日本本社、日本の企業を前面に打ち出し、パクリブランドとして日本では叩かれてきた名創。ダイソー、無印、ユニクロを混ぜて作った企業のようです。
初期の頃(2013年や2014年頃)は品質もサービスも酷く日本メディアの恰好のネタになっていたそうだけど、どんどん改善が進んでいるそうです。

 

「中国のメイソウ(名創優品)に行ってきたけど、もはや日本のパクリとは笑えなくなってきた話。」

http://borderless-world.com/miniso-china/

 

昨年にフィリピン、今年9月にインドに店舗展開しているらしいです。

フィリピンMINISO(名創優品)のクオリティがすごい!

Japan’s Miniso sets up shop in India, eyes Rs10,000 crore revenue in 2 years

 

 

アジアはまだ分かるのです。

南アフリカも、アフリカ大陸(サブサハラアフリカ)ではヨーロッパのような存在なので、まだ分かるのです。

Japenese Fashion and retail brand MINISO takes on SA

ただ、その勢いで、東アフリカ、それもウガンダに展開するとは、驚きを隠せません。

 

パクリ元と言われている、無印良品、ユニクロがいかに海外展開に力を入れていても、さすがにアフリカ、東アフリカ、それもウガンダに来るのは、どんなに早くても5年から10年は先だろうと思っていました。

 

輸入品がメインのため、雑貨が非常に高いアフリカ諸国。『100均はアフリカでニーズがあるよ!』等という声は、5年以上前から多くの日本人が言っております。
でも、日本の100均が東アフリカ、ましてウガンダに来るのは5年以上も先?になってしまうのだろうな。と考えていたのは僕だけではないはずです。

 
そのような中、名創が2018年にウガンダで店舗を開くとは。。。

 

1960年代に日本が欧米の真似をして、クオリティが低いと揶揄され、そこから20年も経たぬうちにJapan brandとして世界を席けんした事を考えれば、
名創が10年も経たずに、当初パクリと言われた企業達をぶち抜いて世界の”名創”になってしまうのか。。

 

そんな衝撃を受けました。

 
ウガンダの購買力は決して高くありません。

隣国ケニアでも購買力が高くないとされていますが、ウガンダはそれよりも一段低いです。

多くのアフリカ進出を検討する日本企業が実際に中々進出に踏み出せないのは、立地の遠さ、商習慣の違い以上に、現時点での市場規模が小さい事、購買力が低い事があります。

その中で、彼らが出店を決定した事、驚きと同時に敬意を抱きます。

(ちなみに、名創がナイロビで人材募集をかけている事から、ナイロビでも近々店舗を開くと思われます。)

 

カンパラ在住者として、品質の高いもの(ウガンダで考えれば日本で多少揶揄されている程度の品質ではとても満足できる品質だと思います)がリーズナブルな価格で手に入るお店が出来る事、嬉しく思います。

 

今回の件は、私に世界の国をもっと見て視野を広げなさい!というメッセージだったと考えています。

ウガンダで起業して4年弱。その大半をウガンダで過ごし会社基盤を作り上げる事に必死で、外の世界を見る余裕がありませんでした。

今年、2年半ぶりにアフリカ大陸外へ出て、日本へ一時帰国しただけでも、多くの刺激を受けました。

まだまだ、盤石な事業でも組織体制でもありませんが、視野を広く持つため、来年は様々な国を見て行きたいと思いました。