とある田舎の牛乳集積所
先日、ウガンダの田舎町にある牛乳集積所を訪問しました。
田舎とはいえ、近くに大手乳業メーカーの工場があり、収集された牛乳は、毎日2回、その工場へ運ばれていきます。
日本の集積所と比べれば規模も小さく、原始的な場所ですが、
日本と同じく、酪農家から運ばれたミルクを検査し、冷却してトラックに積めて工場へ運びます。
バイクにジェリカンを括り付け、牛乳が運ばれます。
ジェリカンから40Lほどのタンクに移し、検査を行います。エタノールによる分離検査と乳脂肪分の検査のみです。日本では抗生剤の検査や体細胞数なども検査するようです。
これでも、ウガンダの中ではちゃんと検査しているところのようです。
さて、集めた牛乳はホースを通り、大きな冷却器に入ります。ここは電気が来ていないため、大きな発電機を回し冷却器を動かしています。(それだけでとんでもない燃料代になります)
ここで冷やされた牛乳は、トラックに積まれて、乳業メーカーの工場へ運ばれます。
ただ、乳業メーカーでの納品時の検査で引っかかると売れません。そうなった場合は自力で他の売り手を探すそうです。先月は、50キロ近く離れたカンパラ市内まで出向き、レストランなどを一件ずつ回り、6000L程度の牛乳を売りさばいたそうです。。
ウガンダの乳業地帯の牛乳サプライチェーンの一幕です。