改めて所信表明

昨日、『世界。なぜここに?日本人』というテレビ東京の番組で取り上げられ、たくさんの方からメッセージを頂きました。

中には、幼少の頃から会っていない親戚の方や、小学校の先生からコメントを頂きました。
今の自分がが様々な方の支援で支えられてきたのだと実感します。

私はまだ観てないのですが、数名の方から、『何でウガンダにいるのか分からなかった』とかどうしてウガンダにいるかを勘違いされているような返答も頂きました。

 

番組のタイトルが『なぜここに?』なのですが、尺も限られていますし、長ったらしいので大幅にカットされているかと思います。(2時間以上のインタビューで話したのですが 笑)

 

ウガンダで起業して4年と2か月が過ぎたタイミングですので、自分への戒めも込めて、改めて、ここに来た目的を整理し、記しておこうと思いました。

なぜ、ウガンダで起業?

 

『なぜここに?』という質問には、”どういう経緯でウガンダに来たのか?”という話と、”どういう目的で来たのか?”という二つがあると思います。

一つ目の”どういう経緯で来たのか?”については、過去に色々な記事で書いてくださったりしているので、興味ある方はそちらを読んで頂くとして、今回は”どういう目的で来たのか?”について書こうと思います。

※アフリカで起業するまでの経緯について良くまとまった記事は以下などです。

・日本ギャップイヤー:フロンティアフォーラム(寄稿記事)(2014年8月)
「なぜ今、コンサル辞めてウガンダで起業なのか?」
http://japangap.jp/essay/2014/08/-wbpf-training-20146-12916.html

・アクセンチュアの社内報『スターアラムナイ』(2014年10月)
http://ameblo.jp/bellede/entry-11932920946.html

・ビジネス+IT(2015年4月27日)
アフリカの経済成長に何が必要? アクセンチュア出身の起業家 伊藤 淳氏が語る
http://www.sbbit.jp/article/cont1/29628

 

 辺境の地だからこそ、世界を次の世界へ誘うイノベーションが生まれる!

 

4年前に起業するきっかけであり、今も思い続ける夢があります。
『辺境の地アフリカ発から、世界を持続可能性な社会に導く、プラットフォーム/エコシステムを構築。その仕組みを世界に輸出する事で、既存の古いレガシーシステムをぶち壊す事。』

 

言葉にして書くと子供のような夢ですね。

 

2010年、マサイの村で9か月のボランティアを終えて日本に戻り、20カ国程度の国で働かせて頂く中で感じた事があります。

 

これから20年、30年で世界は大きく変わっていく。これまで続いた資本主義社会は終焉を迎える。東北でも、シリコンバレーでも、シンガポールでも、スペインの田舎でも、インドでも、そしてアフリカでも、そういう息吹を感じました。

 

色んな国で色んな地域でグローバルな社会課題はたくさんありますが、そのほとんどすべてがアフリカ大陸に集積しています。人口爆発も、気候変動も、資源依存も、食糧不足も、食糧廃棄も、貧困格差も・・・

そして、それらの問題に一番直面していて、抵抗力がない。だからこそ、僕は、アフリカが世界で最もイノベーティブなソリューションが生まれる場所の一つだと思いました。

 

主流(メインストリーム)からは世界は変わらない。辺境から世界は変わっていく。

 

日本のように、インフラが整っていて、人口減少する国では、どう考えても既存のインフラを丁寧に整備して使い続ける方が合理的です。

一方、ここでは、インフラもあるにはあるけど、不十分だったり、イマイチだったり。
この制約条件の中で、新たなものが生まれるのかなと感じました。

それは

  • 大量消費大量生産社会ではなく地産地消な社会(情報は世界で瞬時に共有されるけど、モノは地産地消)
  • 地域など、様々なコミュニティをベースにした社会
  • トップダウンではなく、ボトムアップでいろんなものが起こる社会

 

既存の資本主義を追い求めるわけでもなく、単なる原点回帰(伝統的な生き方への回帰)という非現実な社会でもない。
”今は見えていない”次の経済・社会・政治の在り方を模索していく事だと思っています。

そんなイメージを持っており、その種がアフリカから生まれるのではないかと確信しています。

 

地道に一歩から。まずは基盤づくり。

さて、そんな大それた夢みたいなことを想っていても、今の私にはそんな力も、お金も、ネットワークもありません。

まずは第一歩から。

この4年間、色んな事を試してきました。

 

  • 人材育成も『国を変えるプロのサラリーマンを育てよう』 WBPF Training
  • (事業じゃないけど)『内陸国ウガンダで製造業の礎のないところから地産地消のメイカーズを生もう』 FabLab Kampala
  • 物流、宅配、小売の在り方を変えられないか。まずはバイク便から CourieMate
  • 食糧廃棄の解決策としても、非電化なコールドチェーン配送

などなど・・・

 

この中から多くの失敗を繰り返して、そして多くを学び、当初の考えとはまるで変わる部分も多くありました。価値観も大きく変わりました。(これが経験による気付きで、進化なんだと思います。)

 

ただ、振り返って、自分が何をしたいのか?はあんまり変わってないなと思ったので、改めて文字に残そうと思いました。

 

おわり