リトリートの重要性

先週末、今年最初で(おそらく最後の)休暇を取りました。

正味24時間でしたが、一切、仕事のメールも電話もせず、ネット環境からも遮断して、ひたすらに頭を解放することに努めました。

 

自分への褒美もかねて、場所もカンパラから50キロ程度離れた郊外のナイル川の中州にあるロッジに籠る事にしました。

(カンパラはここ数年大気汚染も酷くなり、夜中まで喧噪もありますが、地方へ行けば一気に静かな大自然に出会えるのがアフリカの良さでもあります。)

 

 

理想をいえば、1泊ではなく、2-3泊程度は取りたかったのですが、いくつかトラブル対応中であったり、来年から始まる新事業の準備や打ち合わせの合間を調整した結果、今回は1泊は限界でした。

(3泊以上取れるならば、もう少し遠出できたのですが。。)

今年初の休暇といっても、24時間365日仕事をしているという意味ではなく、普段も適宜オンとオフを使い分けています。

日中も夜遅くまで働いた次の日は昼寝を入れたり、夜は友人と食事したり、

日曜日はスポーツしたり、パーティーに参加させてもらったり、友人と会ったり、

などしていますが、一日中、全く仕事にてをつけない日は、5年前に起業してからほとんど記憶にありませんでした。(病気で寝込んだ時くらい?)

 

また、ここ数年、年末の恒例になっている、一年の棚卸や来年度の目標設定のために、自宅・オフィスから離れて、泊りがけで一人で籠る事もしていますが、基本は自分で決めたフォーマットを元に棚卸と思考のプロセスです。

今回のように、”何もしない”という時間ではありません。

 

普段、”何もしないでボーっとする”事が苦手な自分ですが、とても良い時間になりました。

 

今回のように、自発的に仕事の事を考えない時間を設ける事は、おそらく起業以来初であり、この贅沢な時間を取れたことが、精神的にも、思考的にも思いのほかプラスに働いている事に驚いています。

 

リトリートといっても、プロが行う参加費用を払ってのリトリートプログラムに参加したわけではありません。

単に自分で、『仕事やネットから解放して過ごす』と決めただけです。

 

具体的には、滝や川を見ながら、ぼーっとして、ぼーっとしていると色々なアイデアや疑問、観点が沸いてきて、それをノートにメモする。またぼーっとする。眠くなるので居眠りする。起きる、ボーっとする、思考が浮かぶ。の繰り返しでした。

 

一冊だけ紙の本(電子書籍ではない本)を持っていったので、それを読んだりもしていました。

 

たった24時間でも効果が実感できたことから、定期的にこのような時間を設けていきたいと思います。

 

また、たまたま現地で出会った28年ボツワナで事業しているスリランカ人から『リトリートするならば1泊ではなく、最低3日はいたほうがいい』というアドバイスも頂いたので、来年こそは、どこかで3日程度、一切仕事からもネットからも人間付き合いからも離れてひたすら内省する時間を設けるのを一つの目標にしたいと思います。