騒音問題に悩まされる
5月下旬に新オフィス(兼自宅)に引越ししたわけですが、新居で騒音問題に直面しています。
5月までは少し街はずれの一軒家を借りていたのですが、スタッフの増加に伴い引越しをしました。
現在のオフィスは、カンパラの一等地であるにも関わらず、非常に広い敷地で、建物自体も倍以上の広さになりました。
本来ならば、非常に高い家賃にも関わらず、相場の1/3で借りています。
家賃が低い理由については色々と聞かされておりましたが、実際になぜここまで低くなるのか、明確な理由は引っ越してみるまで分かりませんでした。
悩まされる騒音問題
現在の場所は、クラブやバーが密集する繁華街の裏側にあります。
引越しした当日から、2軒隣にあるバーからの爆音およびDJの叫び声が聞こえました。
ウガンダではバーや教会が大きなスピーカーを使って爆音を流し、良く問題になっています。ただ、大体週末のみ、夜中の12時か1時には収まるのでそこまで気にしていませんでした。
しかし、この隣のバー、平日も含めて毎日毎日朝5時頃まで爆音を流しています。
私自身、多少の音では気にならないので、最初のうちは、まぁ、うるさいなー。くらいに思っていたのですが、
さすがに、毎日毎日、そして、明け方5時までだとイライラが募ります。
5月下旬に引っ越してから日本へ一時帰国するまで10日ほど住んだのですが、その間一日も欠かさずに明け方まで音楽がなっていました。(非常にうるさい日もあれば、多少静かな日もありますが・・・)
大家さんも引っ越す直前に、
『ここはバーがあって、夜中うるさいから、子供のいるファミリーは出て行ってしまう。しかし、場所もよく敷地も広いため外国人エキスパッツの家族以外に借りるニーズもない。
レストランとしての引き合いはあるが、今はこのまま家を残したいから、家を取り壊してレストランに改修されるのも困る。
オフィスとして昼間借りてくれるのが一番いいのだけど。。』
のような事を言っておりました。。
カンパラの騒音被害
さて、自分が騒音問題に悩まされるようになり、カンパラの騒音問題について調べるようになりました。
この地域、ここ10年位でバーが多くなり、騒音の問題が深刻になっているようです。
バーが夜中まで音楽を流して騒ぐこと自体はいいのですが、大半のバーが建物の外、またはオープンな空間の庭にスピーカーを置いて運営しています。
本来であれば、クラブの運営は防音設備を用意して室内で行うべきもので、ウガンダの法律上もそうなっています。が、ここでは守られていません。。
昨年の12月に度が過ぎたバカ騒ぎが連日続いたようで、付近のホテル、アパートや一軒家の大家さん、および住民が訴訟を起こしました。裁判の結果、7件のバーのうち2軒が閉鎖となりました。
こちらの記事:KCCA closes bars in Kololo over noise pollution
高級住宅な事もあり、大家さんも力のある方も多いようで、テナントから人が出てしまい家賃収入が入らなくなるという深刻な被害が出ているようです。
ホテルについては、お客が寄り付かなくなっていると、より深刻なようです。
閉鎖を免れたバーも騒音対策をするなどして営業をしているところもあるそうですが、私が悩まされているバーはそういう事もせずに営業を続けています。
ウガンダでも街中での騒音を取り締まる法律(条例)はあり、その時期により多少の変更はあれど、
最新の記事では、
住宅街での騒音は、日中は60db以下。夜間は40db以下に抑える事。となっています。
または、こちらの記事:Bar owners in Kampala face arrest over noise pollution
改善しない騒音被害
ウガンダに戻ってきてからも、毎日毎日騒音被害を受けているため、管轄のKCCA(カンパラ区役所)へ苦情を出しています。
手元のアプリで騒音を計測したら、酷い時は庭で深夜23時に70dBを超える事もありました。

カンパラ区役所では、騒音被害のためのホットラインなども用意しており、通報をすれば深夜でも毎日、電話には出てくれます。
ただ、毎晩通報を繰り返す中でも、大きな改善は見られません。
どうやら、2-3名の担当者が毎晩、カンパラ中の騒音被害に対応しているようです。
先週、通報後の担当者2名が弊社まで来てくれ、状況を確認しました。
その際に、毎日、何度も大変なので、当該のバーのマネジャーを呼びつけ、弊社での騒音被害を確認させ、対処をするように指示を出しました。
が、その後5分くらいは音が小さくなったのですが、KCCAの職員がいなくなった後は音が酷くなりました。
その夜、数度、KCCAの担当者に立ち寄るように伝えましたが、一時的に小さくなるだけでした。
どうやら、バー側も真剣に対処するつもりがないようです。
根本的な解決に向けて
大家さんにも相談し、KCCAやNEMA(環境改善の政府団体)に苦情を入れてもらったのですが、うちだけではなく、周辺のマンション、ビルの大家さんなど各所から苦情が出ているようで、閉鎖を検討しているとの事でした。
ただし、ここはウガンダ。実際に実行に移るまでには時間を要します。
大家さん曰く、2月の2軒のバー閉鎖の後も、さらに4件のバーが騒音問題で閉鎖になり、当該のバーも時間の問題だろう。との事でした。
実際に大家さんがKCCAへ苦情を入れてから、ここ数日は、以前よりも大分良くなりました。(朝5時くらいまでやっているのは変わりませんが。)
多少なりとも改善されたこともあり、マシになりましたが、いずれにしても長期間改善が見られないようでしたら、再度引越しをする事も視野に入れています。その前に解決する事を願っています。