交渉を現地スタッフに任せること

マプトでは暑い日が続いています。
そんな先週の金曜日、炭屑の新しい調達先を開拓しました。
町の炭卸売場です。この卸売場では5人の女性がそれぞれの売り場をもち協力して運営しています。

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この炭売場からはゴミ捨て場の4割の価格で屑を買い取ることが出来ました。
また取引量が多いため、一回で約1トンもの量を集めることができ人員コストの面でも効率的です。
現在炭屑は土砂降り雨が降った時にぬかるんだ土道を埋めるために使われる以外特に用途がないそうです。
乾季の間は炭屑の買取先はないので炭の卸売り業者にとっても副収入になります。

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1トンの炭屑を買い取って事務所までトラックで運びました。
初めての成果に嬉しい反面、本格稼働したら毎日この4倍を買い取らないといけないのかと思い一瞬気が遠くなりました。

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ゴミ捨て場『リシェイラ』と木炭卸売り業者からの炭屑調達を2回終えて思うことは”交渉を現地スタッフに任せること”です。
もちろん調達先の様子を理解するために最初は私達自身が出向き、それぞれの人を知る意味があると考えます。

しかし、今後これまで売り物にならなかったに等しい炭屑をこちらの提示価格で売ってくれるように交渉する際に現地スタッフは私達よりはるかに優れた仕事が出来そうです。
買取価格を上げて欲しいというお母さん達をなだめるのも丁寧に分かり易く説明することが出来ますし、
価格を下げる交渉をする時も保管場所から買取場所の距離など現地事情を踏まえたうえで話を纏めてくれました。

お母さん達から原料を買い取るのは重くて大変な一方で和気あいあいとして楽しい仕事なのですが、現地スタッフのみが表に出て交渉する仕組みを作っていこうと思います。
また原料調達にしても販売にしてもマプト市全体にネットワークを拡大していく際に現地スタッフに上手く任せられる仕組みが鍵になってくるはずです。