モザンビークの食べ物

私達のビジネスは調理エネルギーに焦点を絞っているので、現地の食文化とは密接に関係しています。
モザンビークに住み始めて一ヵ月になりますが、食事がとても美味しい国だと思います。
そして、ブリケット(形成炭)を売り出せる手ごたえも十分に感じています。

【朝食】
モザンビークではフランスパンに似たものが人気で、路上ではこのようなパンを売っているお母さんが沢山います。
パンには卵、チーズ、ハム、バジア(豆のコロッケのような食べ物)などから好みのものを挟んで食べます。
豆やマカロニなどの煮込みスープを食べる場合もあります。
パン屋さんも多くの木炭・薪を使うので、営業リストに入っています!

【朝食・夕食】
主食は米またはメイズ粉で作ったシマのどちらかが一般的です。
マプト市では安食堂でも米を食べている割合が7割くらいでしょうか。
私がモザンビーク人の大好きな食べ物を3つ挙げるとしたら…

① Frango Assado ⇒ 鳥のBBQ、ニンニクやショウガや化学調味料で味付けしてあって美味しいです(笑)
② Feijoada ⇒ 豆の煮込み、豚足や鶏足など安価な肉と一緒に煮込んであります。
③ Cariu Ameindoim ⇒ ココナッツ粉とピーナッツ粉を混ぜたシチューで肉や魚を煮込んだ料理です。

この3つの料理どれもモザンビーク人の皆さんは口を揃えて『炭じゃなければ料理できない』と言います。
Frango Assado はバーベキューなので、『炭じゃなければ美味しくできない。当たり前でしょ』という感じです。
Feijoada と Cariu Amendoim はどちらも強い火力で長時間煮込まなければいけないので、
『ガスを使ってたらお金がかかってしょうがない、炭じゃなきゃだめだ』と言います。
特にCariu Amendoim は手間も時間もかかるので一般家庭では週末に調理するそうです。どの食堂にもほぼ必ず置いてある人気料理です。
このような話を聞いていると愛すべき郷土料理だからこそ調理エネルギーにもこだわりがあるのだと感じます。

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(右 Feijoada、左 Cariu Amendoim どちらも1食100円程度です)
一方で誰もが口をそろえて木炭の価格が急激に上昇していると言います。
当社聞取り調査によると一年前に比べると17%程度価格上昇している様子です。(消費者物価指数の上昇率も25%と非常に高いのですが…)

炭じゃなければ作れない郷土料理があるけど、価格は上昇している。
そんな現状にそっと寄り添う商品を届けたいと思う日々です。