現地スタッフの方が育つということ
モザンビーク南部では1週間ほど雨が降り続いています。
晴天の昼間に比べると太陽の出ない雨天の日は寒く、厚手のパーカーなど必要な気温です。
今週は当社の初給料日です。とはいっても給料をもらえるのは1人のみ。
当社には現在1人だけモザンビーク人のフルタイム・スタッフがいます。
まだ始めたばかりの会社ですが、ポルトガル語の壁もありこの現地スタッフの方の存在が圧倒的に欠かせません。
アイレスさんというこの現地スタッフの方には2年ほど前から実施していた現地プレ調査の際からお世話になっています。
彼はJICA(日本国際協力機構)の青年・シニア海外協力隊がモザンビーク赴任時に受講するポルトガル語強化講座で働いてきました。
アイレスさんは年間2~3ヵ月弱しかこの職に従事しておらず、職に就くために夜間大学に通ってきました。
彼は英語も話すことができ、、日本的価値基準も理解してくれる優秀な人です。
私達は彼にこれまでの短期契約業務や大学に通学する自由のある条件をオファーして当社に入ってもらいました。
一番の決め手になったのは『信頼できる』ことです。
新しい国で自分達の命運を懸けた事業を立ち上げようとしている私達にとってこれはなにより大切なことだと考えています。
アイレスさんには今後Verde Africaの取締役レベルに会社と一緒に成長していって欲しいというのが私達の願いです。
現在、登記中の法人にも株主(0.5%)として入ってもらいました。無料ストックオプションです!
(これにはモザンビーク労働法に企業における外国人1人につき一定数の現地人雇用が義務付けられているという背景もありますが。)
アイレスさんと家族の暮らしがより良くなるように、アイレスさんの今後キャリアが花開くように私達も頑張りたいと思います。