製品試作
ブリケットの試作を進めています。
これまでブリケットの原料となる炭屑を町の炭売場やゴミ捨て場から集めてきましたが、現在はそれらを使ってブリケット(形成炭)を試作中です。
行程としては ①Crush ②Mix ③Compress ④Dry となります。本格生産体制ではすべての行程に機械を導入しますが、現在は少量生産を企業登記や工場建設許可の取得と平行して実施し、顧客ターゲット層から少しでも多くのフィードバックをもらうことに初期目標と定めています。
試作したブリケットを同量の木炭と燃やして比較してみたところ、まずまずの出来具合です。
火力と燃焼持続時間を木炭と比較してみましたが、熱量と火の回りは木炭より優れているようです。一方で燃料持続時間は木炭より短くまだまだ改善すべき点ばかりです。
(2時間後、当社のブリケットはほぼ燃え尽きてしまいました)
一番改善しないといけないのは圧縮度合です。初期の試作ではCompress の部分だけはウガンダから持ってきた機械を使いましたが、他はすべて手作業でした。結果、炭屑が粉砕されていないと圧縮ができず燃えている最中に動かすとボロボロと崩れてしまうブリケットしか作れないことが分かりました。これでは試作品としても扱えないので…粉砕機を現地で購入することになりました。
とはいってもマプトには粉砕機は売っていないので、メイズやキャッサバを挽いて粉にする製粉機で代用します。製粉機はどんなアフリカの田舎の村に行っても必ず一台はある機械なので問題なく見つかるはずとタカをくくっていたところ、町中を製粉機を探してさまようことになりました。
(続く)