VERDE AFRICA インターン日記 ⑤ ミキサーの導入

BON DIA! マプトでは年末休暇に突入した学校や企業もちらほらありクリスマスと年越しを少しずつ感じます。とはいえ、毎日30度以上で暑いですし、年末らしいバタバタ感もなく師走を感じる日本の12月とは少し違った雰囲気です。売り上げはクリスマス景気効果か上昇を続けています。年末から3月末くらいまで売り上げと顧客ベースを拡大する一年に一度のビッグ・チャンスなのでスタッフ一同一丸になって頑張りたいところです。今回は生産量を増やすための取組みの一つであるミキサー機械の導入についてお伝えしたいと思います。それでは久保さんのブログをお楽しみください。

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こんにちは、Verde Africa インターンの久保劍将です。現在、以前と比較して生産量が落ちています。理由は2つあり、生産スタッフの退社と機械の不具合です。9月頃には1日700kg前後の生産が可能でしたが、今月は400kg前後で、中々思うように生産量が伸びません。そこで、以前より検討していたブリケット生産の一部分を機械化できないか、先週より試験的に実施中です。まず、弊社でのブリケットを生産する工程は、主に5つあります。

① 粉砕
② 混合
③ 形成
④ 乾燥

現在、機械化を試みている作業は、② の混合です。今までは粉砕された炭屑とつなぎとなるキャッサバ粉を手で混ぜていたところをコンクリートミキサーを使用して様子を見ています。のコンクリートミキサーは、もともとは敷地の大家さんの私物でしたが、無料で使用することを許可してくれたため、ブリケット専用ではないこのミキサーを試験的に使用しています。実際に約1週間使用してみてコンクリートミキサーでも十分混ぜることが可能であることが分かり、現在は効率の良い作業方法を模索中です。この混合の手作業を機械化することができれば、当然生産スタッフの負担が軽減されるとともに、手が空き他の作業に時間を割くことができます。また作業時間を短縮することができれば、生産量が1日1トン近くまで伸ばすことできるのではないかと考えています。個人的には、このように機械化のメリットを考えるとワクワクしますし、それを実現することができれば非常に嬉しいです。

しかしながら、この試験運転は順調とは言えません。コンクリートミキサーでも混ぜることが可能であると分かっても、ただブリケットの原料(粉砕された炭屑とキャッサバ粉、水)を入れて機械を動かせば綺麗に混ざるというわけでもありません。どのようにすれば原料を上手く混ぜ合わせることができ、どのようにすれば人を多く割かずに時間を短縮できるのか、まだまだ手探り状態です。生産量が少し伸び、機械を使用することの可能性を感じた翌日に電気が止まってしまい、全く生産をできない日もありました。

とは言いながらも、12月に入り、着々と販売量が増加してきているので、機械を上手く活用して生産量も伸ばしていきたいと思います。

(従業員がミキサーを運ぶ様子。手伝わず、写真を撮っていたら少し文句を言われました。)

(ミキサーの試運転を少し渋い顔で見守る有坂さんと生産マネージャーのRoberto。)